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MotoGP/WSBK/Rebel250/台湾/音楽。Tech3チームマネージャーのニコラス・ゴヨン様を爆推しする。

MotoGP2023 タイまとめメモ

◆Tech3公式 ニココメ翻訳メモ。

 

・事前

https://motogp.tech3racing.fr/index.php/newsgp2023/thailand-gp-2023/final-stop-of-october-as-gasgas-factory-racing-tech3-settles-in-buriram-for-or-thailand-grand-prix

 

ニコ「サワディクラップ、タイランド!ORタイランドグランプリで、10月の3連戦の最終ラウンドを始める時が来ました。タイ北東部の県、ブリラムに位置するチャーン・インターナショナルサーキットは、ヘルマン・ティルケによってデザインされており、新しいサーキットの一つです。モビリティリゾートもてぎと似たレイアウトになっていて、ハードブレーキングが必要とされ、インドと同じようなタイヤを使うことになるでしょう。それら2つのサーキットで素晴らしい対応を示したので、アウグスト・フェルナンデスには、快適に感じられる演習となるはずです。我々のルーキーは彼自身のライディングを向上させているが、別の理由で、それが最近のレースリザルトに反映されていないと、チーム内で我々は感じています。シーズンも終わりに近づいてきましたので、ブリラムのレイアウトは、彼が到達しているレベルを証明するのに最適の場所になるはずです。ポル・エスパルガロは前戦でスピードの速さを見せましたが、メインレースでのタイヤ選択の間違いで、トップ10達成となりませんでした。彼はここまでこのバイクをもっとよく知っていき、自由な気持ちでライディングをしています。彼が1周を速く出来ることを我々は理解していますが、GASGASファクトリーレーシングTech3にとっては、高ポイントを稼ぐべき時です。みんな、頑張ろう!」

 

→ニコの現地語挨拶が入るのは初です。

 

・土曜

https://motogp.tech3racing.fr/index.php/newsgp2023/thailand-gp-2023/gasgas-factory-racing-tech3-looks-forward-to-sundays-main-race-following-disappointing-tissot-sprint

 

ニコ「GASGASファクトリーレーシングTech3チームにとってトリッキーなタイでの土曜となりました。ポル・エスパルガロは今朝の予選でQ2への進出ができませんでした。最後のフライングラップで、最終セクターまで進んでいましたが、最終コーナーでややワイドになり、全てダメになり、予選はP17となりました。6列目からスタートするとなると、展開が違ってくるものなので、非常に残念です。彼はスプリントではいいスタートをして、良いリズムがありましたが、タイヤの使い始めのグリップがなくなるやいなや、バイクにひどく不快感を感じ始めました。そして正しいペースで乗ることができませんでした。明日に備えて状況を正すためには、何が起きたかを正確に理解する努力が重要です。なぜなら今日の結果はチームとポル双方の期待を反映したものではないからです。アウグスト・フェルナンデス側について、Q2に直行できたことで、今日が少し容易になると思っていました。しかしQ2は競争力が激しく、予選はP12という結果になりました。彼はスプリントではトリッキーなスタートを切って、快適なペースに落ち着くまで苦戦し、最終的にはフロントを失ってクラッシュしました。安定を必要とするルーキーにとっては、今日から学ぶべきことが多くあります。同じバイクでブラッド・ビンダーが最高の仕事をしていました、それは我々のモチベーションをあげてくれます、だから今夜はパソコンの前に戻り、メインレース用の改善策を見つけましょう」

 

・日曜

https://motogp.tech3racing.fr/index.php/newsgp2023/thailand-gp-2023/gasgas-factory-racing-tech3-duo-fernandez-espargaro-complete-difficult-thai-gp-in-p17-and-p18

 

「10月の3連戦を両ライダーともに0ポイントで終えることになりました、大変残念なことです、我々の目標からかけ離れています。アウグスト・フェルナンデスは強力な金曜を経て、Q2に直行するという彼の目標の一つを達成こそしましたが、良いレースをするために、グリッド順12番手の恩恵を受けることができませんでした。彼は週末中ずっとブレーキの問題に遭っており、それによって今日は1周目の最終コーナーでワイドになりました。それからは、前方集団に追いつくことは困難でした。ラップタイムは良かったのですが、ポル・エスパルガロオーバーテイクすることに手間取りました。とにかく、彼にとって全体的に残念な週末です。もっといい順位を闘いたいのであれば、彼の次の目標は明確に、レース1周目を改善してオーバーテイクを素早く行うことです。

もう一方のポル・エスパルガロは週末の間、グリップ問題に苦戦しました。タフな時間を過ごしており、ライディングを全く楽しむことができていませんでしたが、もうすぐに解決策を見つけられるように彼は努力していました。チームは、今は困難な時を過ごしています、しかし再び、ブラッド・ビンダーが同じバイクでしたことを見ると、我々全員のモチベーションは上がります。この3週間を分析するための1週間のブレークがあり、間近に迫るセパンでは解決策と共に臨みます。マレーシアでお会いしましょう!」

 

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◆動画

・RCBによるニコ動みっけ!!!!!!これいい!!

https://youtu.be/eyqHBQM1Amo?si=rGayyqKKqzhTSlAp

 

ニコ「数年間、RCBとTech3チームはパートナーシップを結んでいます。RCBは我々がバイクに使うパーツを供給して下さっています。例えばこのレバーガードです。ブレーキレバーと他のブレーキシステム全体との干渉を防ぐものです。MotoGPにおいて、これは不可欠なアイテムです。レバーガードは、過去のレースで見られてきたような接触時の、意図しない前輪ブレーキングを防ぎます。ライダーとブレーキが接触してしまうこともありますから、危険なものなんですよ。

 

RCB製品としては前輪と後輪のバイクスタンドも使わせてもらっています。このスタンドはバイクを自立させます。チタン製です。楽にバイクを持ち上げられるので、チタン製のスタンドを使っているんですよ。最終的に、鉄製と比べると軽い重量でこのポジションを保てます。

 

この立派なトレーもRCBの製品ですね。この数種のトレーを、我々が日常的に使うツールの保管に使っています。RCBからカーボンのトレーの提供を受けていますが、その軽さのおかげでとても便利です。皆さんもご存知のとおり、我々は世界中で開催されるMotoGPのレースに参戦し、我々のすべての備品は空輸されます。これはより軽量化された遠征を実現してくれます。こういった理由から、カーボンファイバー製のトレーを使うことにしています。

 

クラッチレバーはMotoGPでは非常に重要なものです。ライダーごとに特有の形状になっており、RCBにはそれらのレバーを開発する能力があります。レバーの形状をライダーごとの要求に従って修正していくことは、パフォーマンスのために必要不可欠なことです。

 

RCBとは数年間、共に仕事をしてきました、我々の関係が必須のものであるからです。彼らの製品クオリティと対応の早さはMotoGPにおける我々にとって重要なものです。我々がパーツを要している時は、すぐに生産されたものを入手する必要があります。変更が必要な時は、すぐに変更を行う必要があります。ですからレベルの高い人々と働くことと、同じく、高クオリティの製品を持つことが、非常に重要なのです」

 

 

→3分近くみっちり、ニコのフランス語を堪能できる至高の動画。かっこよすぎる。今年こんなにニコ摂取できて幸せなんだけど………幸せすぎて怖い(推しの大量供給に不慣れ)

RCB自体はマレーシアのパーツメーカーなんだけど、ニコヲタの観察眼によると、この映像はカタルーニャで撮影されたものに見える。(トレーラーがあって、ポル椅子がヨーロッパ内用のいい椅子なので、確実にヨーロッパ内。ニコの髪型が切りたてのタイミング。ボックス内の天井近くにある黒い鉄パイプのデザインが特徴的)

 

SBKのチームHRCはイケルとビエルヘが2年更新だよー

https://www.worldsbk.com/en/news/2023/TWO+MORE+YEARS+Lecuona+and+Vierge+renew+with+Team+HRC+for+the+next+two+seasons?utm_source=newsletter&utm_medium=Email&utm_content=Oct26_hondalink&utm_campaign=Traffic

SBKの個別インタビュー映像は安定的にかわいい………んだけどイケルはヒゲがないほうがいいぞ!速やかにやめるんだ!

ビデオパス民は動画付きで、ヘレス戦、来季契約更新、来年の展望などについて話している。来季契約について

 

7「ホンダのファクトリーライダーとして2年の契約を締結しました、それが目標でした。嬉しく思います。そしてファクトリーがオレの場所を決めて、オレをまたSBKに据えます。彼らがライダーを選ぶんです

 

というような言い方をしている。やっぱり、MotoGPに行く可能性があった(交渉をしていた?)けど、ホンダに却下されたということが窺える。ニュース読む限り、ホンダというかレプソルと赤べこなのだろうが、最終決定権はHRCだし…。

………まあ、まずはイケルにはSBKで1勝してほしい。ちいかわが草むしり検定5級に受かるのと、イケルが1勝するの、どっちが早いだろうってずっと思ってる。

 

なお、スーパーポールで実況が言っているのを耳にしたんだけども、来年はイケルの担当クルーチーフが交代し、ビエルヘ側は変更なしとのこと。現イケル担当クルーチーフのピート・ジェニングスさん🌝がHRCに留まるのか転職するのかは今のところ不明。

不明だけど、インスタのアカウント名は「無職のクルーチーフ」に変わってるwwwwwがんばれwwww

 

そーいえば…

Moto2時代にイケルのクルーチーフだったマット・グロードクールさんは、実は今年もアメリカンレーシングにいて、クルーチーフではなくデータエンジニアに戻っている模様。過去このチームがSIIと名乗っていた年にサム・ロウズの担当をしていたクルーチーフが戻ってきたため、席を奪われた様子。

MotoGP時代のクルーチーフだったニコは、ご存知の通りチームマネージャーにご昇進され、活躍されている。

そんでSBKで2年担当してくれたジェニングスさんは無職化の疑いが…。

うーん、クルーチーフの席も激戦区なんだなと思いますね…。

 

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◆画像

・Moto3のFP2。

「私は公式にはMoto3の仕事はしていないんだ」とは茂木での本人談だったが、今回初めてニコがMoto3のボックスの奥にいる姿が見られた。恐らく、ここぞという場面でポンシャラルさんが現場にいない週は、ニコの本来の職務に影響の出ないレベルでMoto3チームのケアもするようになったのだろうと、勝手に予想。今年のチャンピオンを輩出するかもしれない重要な時期だからな……。仕事がふえるよ!やったねニコヲタ!

今回、オルガドがインシデントに巻き込まれなかったら絶対優勝してたペースだったよなあ……。

 

・プラクティス。アウグスト、初のQ2直行

後ろ側にMotoGP公式のインタビューを受けているニコがチラ見えしている。その音声インタビューが公式映像で流れた。Moto3の実況とかを担当しているジャックというインタビュワーに「新シャーシが投入されたことが大きい進歩と素晴らしいパフォーマンスにつながったようですが」というようなことを言われて

 

ニコ「我々は今シーズンのパフォーマンスを非常に嬉しく思っています。我々のメインの目標は金曜午後を良くしてQ2圏内に入ることです。とてもタイトなことです、本当にタイトですよ。全員が接戦ですから。我々はラストラップでマルクの後追いをすることにしました。あれはいい考えでした、我々の弱点であったセクター4を改善できました。このトップ10入りがとても嬉しいです」

 

と言っていた。

完全に先週のQ1の仕返ししてるじゃないですかw

先週からの連続した物語性があることと、「毎週、土曜より日曜がいい」ということに現れているアウグストの学習能力の高い性質が、先週と今週とで再現されているのがとてもいい。面白い。(あそこまでの煽り運転はしてない)

 

MotoGPの醍醐味はこのように、1年間ラウンドが連続することによって、ノンフィクションのストーリー性が垣間見えてくることだと、常々思っている。しっかり見てないと理解ができない、適度な難易度の高さもいい。単発でわかりやすくて面白いコンテンツを求めるのであれば、映画見るかフェスに行くほうが手っ取り早いんで……。そういうのとは全く違う面白さが魅力だと感じている。

 

そしてニコの口からこういう舞台裏の話が聞けるのは貴重だし、普段なら知り得ない情報なので特に面白い。(まあ推しは何言っても面白いんだけどw) MotoGP公式はどんどんニコに質問してほしい。すごい久々だったんで。(確認したところ、ポルティマオでのポルの大クラッシュの時以来でした)

 

・ニコをさがせ! (難易度:⭐︎)

簡単すぎた。プリケツの存在感がごまかせなかった。

 

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◆個人の感想

・チャーンインターナショナルサーキットのレイアウトは、ボックスの向かいに観客席がなく、スタンド席はピットビルの上にあってボックス内を見ることができないようになっている。現状、ニコヲタは現場入り候補からタイを除外することに決めている(ニコヲタ専用情報)

ちな、このサーキットの冠に付いてるチャーンってビールメーカーだったんすね。ティーヌンで飲める。

 

・今週は結構多くニコを見れたので個人的には充実した。とは言え、結果として3週連続完全ノーポイントはへこむわ……チームチャンピオンシップでとうとうレプソルに抜かれてしまった。

 

SBKはなんかあっさりと1年が終わっちまったなという感想。チャンピオンが誰になるかっていうワクワクが薄かったし、HRCが去年より弱体化していたせい。HRCつーかイケルか。イケルヲタの目線でも面白味がなく、存在感もない…。ビエルヘはまあ頑張った。

今年のSBKで最も魅力的だったのは、強力なドカ勢に食らいつくラズガットリオグルの奮闘だったと思う。SBKのバイクって市販車ベースなのでMotoGPより重いだろうと予想してるけど、それであんなに軽やかにストッピーを披露したりするのもすごい。超弩級ライダーなんだと思う………。

来年、レギュレーションが変わるらしいし、超弩級ライダー達の移籍でどれくらい変化が出るか楽しみ。楽しみではあるが、ラズガットリオグルだけは、本当にそれでいいのか……って気持ちが未だ拭えない…。しかもその移籍に着いていく、クルーチーフのフィル・マーロンさん、いいのか………そんなにラズガットリオグルが好きなのか……あるいはBMのお給料いいのか………というよりマゾなのか……なんなのか……。