MotoGP2023 フランスGP観戦旅行記その5(5日目)

◆ 旅行5日目　5/14(日)

・MotoGP 日曜

土曜9時台のトラムが激混みだったので日曜は8時少し前のトラムに乗った。ちらほら椅子が空いてるくらいに空いてて、明らかにMotoGP勢だらけだった。

現着後、時間に余裕があったので、ライダーパレードの時に使われるヒーローウォークのあたりとかを見てみた。朝8時台で、既に最前3列分くらいは張り付いてる人がいた。最前でサインもらうのって、すげー大変そうだな。何時から張ればいいんだろう。一人ではきつそう。…ライダーガチ勢だったら、推し活スタイルの選択肢が多くて迷うだろうな…。WUP含めスタンド席の確保を取るか、ヒーローウォークで接触チャンスを取るか。もし万が一、イケルがルマンでマルケス代役してたら、脳が破裂するほど悩んだと思うし、ニコも見たいし、何を選んでも後ろ髪を引かれただろうから、マルケスさん完治して出場してくれてありがとうって本気で思ってる。まあヘレス週に一瞬「ルマンでイケルを見れるかも」と期待したことは否定できない。一瞬だけな！？

スタンド席には9時前に到着したけど、時すでに遅しという感じで、無料スタンド席は完全に埋まってた。まあ、キャンプ勢はそうするよね…。

WUPはボックス前でニコの現場監督ぶりをがっつり見れた。ニコによる閉店作業も見れた。

(ﾆｺ ò ◽︎ó) < 閉店ガラガラ！

・Moto3(歩夢の表彰式)

席が空いてないから、通路で立ち見するしかないが、通路でさえも激戦区。この日のレースは全部ちゃんと見えないかなあと諦めかけてたら、Moto3レース終了直後に、グリッド12番(アウグストのチーム)を見るのにベスポジである位置の通路の一番前がなぜか空いて、キープできた。これはめちゃくちゃツイていた。

おかげでMoto3の表彰式をちゃんと見れた。2位の歩夢が、誰よりも早くオルガドのクルーチーフに駆け寄ってシャンパンを掛けてたんだよね…どうやら歩夢のTech3時代に担当していたクルーチーフである様子(髪がないメカニックは見分けがつかない病が発動するので自信がない。しかし歩夢の当時のクルーチーフも髪がなかったのは間違いない)歩夢はTech3時代に表彰台はあれど優勝はしていなかったので、ここでシャンパン(ry)を掛けてあげるなんて、数年後の恩返しってかんじで熱い。過去の恩を忘れてない歩夢の姿勢に泣ける！！

ちなみに、日曜はネットがマジでつながらなかった。茂木並み。人が多すぎ。eSIMで貧弱なせいもあるか…。

・Moto2レース

いいポジを取れたおかげで、Moto2をいいコンディションで見れた。いつも誰がどの辺なのかわからなくなるが……今回はやっとアメリカンレーシング勢とラミレスをはっきり視認。ポイント圏内に入ったと思ったら多重クラッシュで赤旗になって、リスタートで結局ポイント取れず残念だったが…。

リスタート時にピットクローズに間に合わず、ロウズがポールポジションをフイにしてピットレーンスタートになったの草。ジルビゴーが「まじかえ……」みたいになってて草。ロウズもう…ネタ枠すぎる…。ロウズ間に合え〜！みたいな空気の時、現場実況が「アレアレアレアレー！」って言ってて、「Allez」がGo!って意味なのだと、ここで初めて知ったプログレオタ。(Heldonの「Allez-Teia」ってアルバムは邦題が「真実」になっているリリースがあるらしいが、実際の直訳ではなんて意味なんだろうか？私が所有しているキャプテントリップの紙ジャケは普通に帯に「アレー・テイヤ」と表記されており、日本語解説にはタイトルについて触れられていない。ググってもまったくわからなかった)

で、ロウズのチームメイトのアルボリーノが優勝したので、VDSのクルーが表彰式に出てて、終わった後にTech3の前を通っていく時に、ニコとエルベ(メカニックのほう)がジルビゴー達におめでとうの世間話してるの見れた。そういえば、ロウズが土曜にポールとった後も、ギーさんがわざわざボックスから出てきてジルビゴーにおめでとう言ってた。元同僚同士のレジェンドの絡みが熱い。カメラに映らないこういうのが現場の醍醐味だわー。クルー推しのヲタクは大いに現場を楽しめた。

ところで、セッションの合間には、茂木と同じように、宣伝動画がモニターで流れてるんだけど、スコット・レディングが出演するSharkのCMが何度も流れており、大変かっこよかった。もう1回見たいんだけど、ネットで見当たらない…。

・MotoGPレース

ライダーには完全に金網がかかっちゃったけど、ニコがフォルガーチームとアウグストチームを行き来するのを見れた。ニコが土曜と違うサングラスを販促している。……ウェリントンのほうが絶対似合うが。誰か言ってあげてほしい、ウェリントンかけてるニコはオシャでセクシーでクールなイケオジだと。まじでイケすぎててやばいの……。

あと、ジリブオラさんとニコとアレクサンドルが会話してるのも見れたので嬉しい☺️(この写真、あまりにもフェンスが邪魔すぎる……フェンス透明になってくれ…)

ニコは今年Tech3担当になった、このWPの技術者とも仲良さげだった。ニコが肩揉んでたwwwオジ友だ！(ちな前任者である、シャーリン期から4年間ニコチームにいたWPのトーマスさんは、今年からKTMワークスのミラーのチームにいるようで、出世した様子。モレイラのボックス内にもいるのが映るんで、2クラス分仕事あって忙しそうね)

こんなかんじで3日間、ひたすらニコを撮影して、失敗作含め1000枚くらい撮れていた。半年分のニコを自給自足した。今後もシーズン前半にニコ画を調達しに現場に赴きたいと思っている。なにしろ仕事次第だけどなあ。(私のアメリカ行きの説も立ち消えてはないらしいし、なんなら南米の可能性まで出てきたが…)

ニコばっか見てたから、去年みたいにレース前にグリッドでフレンチカンカンやったのかどうか、見てねえわww覚えてないから多分やってないんだと思うけど、ニコしか見てないからわからんwww

レース前のライダー紹介アナウンスは覚えている。それに対する観客の反応が興味深かったから。マルケスは、人気もアンチも凄まじくて、名前を紹介された時、マルケスだけは大ブーイングが上がるんだけど、同じくらいに大歓声も上がる。面白い。なお観客の反応を土日分、聞いた結果、フランス勢とイタリア勢とミラー以外のライダーの人気は、ざっくり日本の3分の1に減少しているような印象を受けた。ミラーはフランスでも人気。ビンダーが案外人気なさそうだった。もっと白人社会で人気なんだと思ってた。白人社会なのではなく英語圏とドイツ語圏で人気なのかも？と予想し始めてる(根拠なし)

あとMoto3では歩夢への拍手喝采もすごくあったことが印象的。

レースは、脱落者続出で、なんとアウグストが4位。クルー大喜びで、ニコも超嬉しそうで、みんな笑顔で幸せそう。よかった、それを見届けることができて、現場に来た甲斐があった、よかった…。

その他に印象的だったこととしては、マルケスが2位から転倒した時。会場では大いに落胆の悲鳴が上がったが、直後に「でもその分ザルコが表彰台だ〜！」みたいなアナウンスがされて、観客が週末一の大熱狂してて草。近くにマルケスガチ勢の子供達がいたがガッカリの後に大喜びしてたwみんな落胆からの変わり身が早過ぎだったw

この週は、プラマックもTech3もホームレースで成功できてよかったな！！

・ニコグラス

レース後、Binocleの物販に行き、ニコグラスを買ってみた。

こんなふうにフレームと、レンズと、ツルを選んでカスタマイズできる。特にツルのデザインが多くて、Tech3ロゴ入りのツルとか、ルマン24時間のバージョンとかがある。組み合わせで4000通りにできるそうで、フランス語わからない族は、注文に手も足も出ないのでは……と思ったが、サンプルの指差しで注文できるので簡単だった！この注文紙には店員さん1号がチェックを付けてくれるので、それを持ってレジに行くと、店員さん2号がグラスのはまったフレームに、その場でツルをペチンとはめ込んで売ってくれる。

ここのレジでとうとう「Çava?」って聞かれた。「さば！」と答えた。(声に出して言いたいフランス語ナンバーワン)

ニコとおんなじウェリントン+オレンジミラー+赤Tech3のツル。ニコを遠景でしか見れなかったけども、きっと完コピ。うれしい。

でも、後から知ったが、Binocleさんの公式ネット通販は、私が断念したGlorifyさんと違って、日本にも発送してくれる。

https://www.binocle.com/fr/68-lunettes-soleil-tech3

しかもTech3のロゴ入りケースに入れてくれる(泣)きっと現地にもあったんだろうが、私が日曜夕方に行った時には、Tech3仕様のケースはもうなかった(号泣)ケース欲しさに、通販でもう1個買おうかなあとか思ってる！日曜にニコがかけてたほうの黒くて四角いフレームに青ミラーのニコグラスを！

なにしろこれ、現時点で一般人の購入可能な赤Tech3グッズとしてはこれだけのはずだから…。はよレプリカウェア売ってほしい。…あれダサいからファッション的観点からは心底着たくないんだけど…赤一色で中学の芋ジャーぽい…でも、いいんだ……クルーに「ワタシTech3のファンよ」ってダイレクトに伝わるところが機能的だからしょうがないんだ…。あーでもやっぱ青レッドブルが至高だった…。やっぱエナドリスポンサーは良い。

・ホテルへの帰路〜夕飯確保

この日、サーキットで7時間立ちっぱなしだったわけだけど、普段は座りっぱなし生活の私にはしんどすぎる…。ニコグラスを買ったら、とっととトラムに乗って帰った。トラムはすごい列になってて心配したけど、単純にまだ発車時間になってないから入場規制してただけで、簡易改札を通って、普通に乗れたし座れた。ルマンでの観戦は最後まで本当に快適だった。海外観戦初心者に最適だと思った。サーキットへのアクセスがよく、雨も降らず、暑すぎず寒すぎず。(アクセスに関しては、やっぱ最寄駅にホテルを取れるかどうか次第だけど…)フランス語も挨拶しかわかんなくても意外といけたwボンジュー、ボンソワー、エクスキュゼモぉ、メルシー、オルヴォワ〜　をニヤッと言うだけで、あとは台湾同様に、カタコト英語で突っ切れるね。(よだれかけカスタムは失敗したけどな！)台湾一人旅ができる行動力があるならルマンもいける。まあ最終日にパリで、台湾ではありえない痛い目にあったんだけど。

ただしサーキット内は喫煙が当然なので、喘息持ちとか気管支の弱い人は絶対やめたほうがよい。逃げれないレベルで煙い。まあそうなるよね、フランス映画とか、煙草吸うものね。。。

日曜はフランスでは飲食店含めお店が休業するというので、サーキット内で夕飯を食べようかと思ってたんだけど、レース後はもうキッチンを閉じちゃうそうで、飲み物しかないと言われた。

前日に、カルフールシティとモノプリの間に小さいガレット屋があるのを見つけたので、行ってみたけど、やってなかった。Googleマップの営業日情報は当てにしてはいけない(戒め)

当然、モノプリもやってない。カルフールシティもなぜかやってない。日曜はほんと店がやってない。日曜は、カジノミニだけは営業してたので、閉店前に駆け込んで水とクローネンブルグのビール買った。(3日間クローネンブルグのビールを飲んだが、飲みやすくてスルスル入った)やっぱ他の人達も飲食難民化してて混んでたw

モノプリとカルフールの間の通りは、ガレット屋の他にケバブ屋が多くあって、日曜日も複数営業していた。MotoGPレース後の食事難民を救うエリア。この近辺で最も評価の高かったLa Pyramideという店に入った。

私は食べ切れなかったりペースが遅くなったりするので、日本でも台湾でもどこでも、できる限り持ち帰りしたい派だけど、飲食スペースもあるのでその場で食べてる人たちも結構いた。

「なんかパンにステーキという名の形成肉っぽいやつと野菜が挟まったものに、てんこもりのポテトがついてるやつ」の持ち帰り、6.5€。価値ある出費と感じた！MotoGPの会場なら、こういうのは12€する。お店の中で注文が入ってからポテトを揚げてるし、肉も焼いている。ジューシーなのにこってりし過ぎず、味もしょっぱ過ぎず、薄すぎず、美味！フランス感は低めだから最初はケバブ屋に入るのはやや抵抗があったけど、もっと早くくればよかった！ステーキサンドの他にも、ノーマルなケバブとか、鶏肉とか、ハンバーガーとか、ピタパンサンドとか色々ある。