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MotoGP/WSBK/Rebel250/台湾/音楽。Tech3チームマネージャーのニコラス・ゴヨン様を爆推しする。

SBK記事(HRCミサノプライベートテスト)メモ

鈴鹿8耐合同テストを見てきた。

が、メモのまとめは順を追う。

ドニントンパークテストと鈴鹿テストの間にやっていたのは、ミサノでのテストでした編。


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SBK HRC公式

https://wsbk.hondaracingcorporation.com/report/a-constructive-misano-test-for-hrc-rider-lecuona-hrc-test-rider-nagashima-and-a-special-trackside-observer/


7「先週1日ドニントンパークでテストして、すごく有用だったよ、このきれいで、たのしくてでもすごく困難なトラックを経験するチャンスだったからね。それからミサノに2日ちょいのテストをしに来たよ。物事の進み方がすごく嬉しかったよ。テストプランに沿って作業をして、全部問題なくスムーズに進んだね。チームはすごくいい仕事をしてくれた。もう一方のチームに、チャビとテツ・ナガシマと、日本からの何人かのメーカーのエンジニアも、彼ら自身で見るために来ていたよ。テツをここに迎えることはすごく重要なんだ、彼は日本のHRC公式テストライダーだから。それで彼自身でテストに参加して、オレや他のSBKライダー達と一緒にトラックに出ることができたんだ。こんな暑くて蒸したコンディションはキツかったよ、でも、オレ達向上し続けてるって、オレは思えたから、満足できたね。2回ロングランをやって、暑い天候でのバイクの感触はすごくいいと感じられたよ。直近のここでのラウンドと比べると、レースペースはよくなってた。全体的に、この2日間ちょいでオレ達はすごくいい仕事をできたと思う。今はもちろんちょっと疲れてるけど、オレはハッピーだし、2週間後に控えるドニントンパークラウンドでの、次のステップの準備ができたよ」


97「複雑な気分ですね、もちろん自分で乗りたかったですが、最近手術をしたので、あらゆるリスクを避けることがベストだと考えました。それでもとにかく俺も参加しました、これがSBKでの初年度で、トラックサイドからアクションを見る機会は今までなかったですし、それはとても興味深いものになりますからね。そうして参加を決めたのですが、テツとイケルの意見を聞くことはとても興味深かったですね、彼らそれぞれが試しているセッティングの違いを理解することも、彼らや他のライダーのアクションを見ることも。向上し続けるために理解を深めるために。だからここミサノに来てよかったです、天気を生かして自転車トレーニングもできましたし。日に日に俺の状態はよくなっていて、とてもポジティブです。それにもちろん、チームとガレージで過ごすことはいつも素敵なことですね、自分が通常の役割にない場合であっても」


45「僕にとって本当に良い機会でした、バイクと、ピレリタイヤと、ミサノでの本当にいい経験でした。バイクと、ピレリタイヤと、ミサノでのCBRの感触を理解するチャンスを得られましたからね。今日はイケルと走行しました。彼に着いて走ったことで、バイクに向上すべき点をより理解できました。僕は日本でCBRのテストをしており、その経験を役立てて、正しい情報を集めることができましたし、イケルとチャビと意見交換もできました。2日間、多くの作業を行いました。最終的にラップタイムは悪くないですし、レースシミュレーションも期待できるものです。僕達は日本で作業を続けますので、チームと、チャビとイケルの2人の助けになるといいですね。この素晴らしい機会を得られたことに、ホンダに感謝したいと思います。ここにいることを本当に楽しめました」



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SBK公式

ドニントンパークテスト、ミサノテストについて上記HRC公式との差分抜粋

https://www.worldsbk.com/en/news/2022/Who%20has%20been%20testing%20and%20where%20ahead%20of%20WorldSBK%20action%20at%20Donington%20Park

7「ドニントンパーク戦を前に、何週間か忙しくしてるよ。先週は1日ドニントンパークでテストしたよ。すごく嬉しかった、だってすごい難しいトラックなんだ。面白いんだけど難しいんだ。いい感じで、すごく上手くやれるね、素早く学べたからね。レースの時になったら、トラックを学ぶことじゃなくてバイクに集中できるよ、時間の無駄がないね。

それから2日間ミサノでテストして、とても嬉しかったよ。すごく向上できたんだ、チームがいい仕事をしてくれた。あとここでは2日目に長島哲太が、もう片方のチーム側に参加してくれたよ。メーカーからたくさん日本人が来てくれたよ、向上し続けるために、バイクに何をするべきかを知るためにね。ここに長島さんが来ることはオレ達にとってすごく重要なんだ、彼は日本のテストライダーだから。そして今、彼はオレ達が何を必要とするかを知っている。2日目のことは全体的にハッピーだよ、日本の人たちについても、自分のことについても。オレ達は頑張って仕事して、たくさん周回したよ、2回ロングラップをやったね。レースと比較してすごく速くて、とてもポジティブだったよ。今はドニントンパークに完全に集中だね」


・チームメイト比較データ

https://www.worldsbk.com/en/news/2022/HEAD%20TO%20HEAD%20how%20do%20teammates%20stack%20up%20against%20each%20other%20in%202022

各ワークスのチームメイト同士の戦績比較。MotoGPではこういう記事は出ないんだけど、SBKは頻繁にこういう記事を出す。

で、HRCだけ抜粋すると

スーパーポール:イケル3-1ビエルヘ

レース:イケル7-5ビエルヘ

レース12に限定すると:イケル4-4ビエルヘ

なおドカ、カワサキヤマハはエース側が圧勝。ホンダだけチームメイト同士で拮抗している。まあホンダだけが「ルーキー2人組」なんで、他メーカーとは比較しづらい。

またBMWはファンデルマークが未だ万全な状態で出場できていないから比較不可能。




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・ここだけMotoGP。同じHRCなのに明暗別れたポルの嘆き。

https://www.motorcyclesports.net/articles/the-fear-of-being-wrong-influences-honda-a-lot-pol-espargaro


44「中断(夏休みのことか?)がホンダが対処する助けになると思いますよ。ボクの視点からいうと、ボク達の全ての問題の中で最大のものは、対処の遅さです。ボク達はすごく遅いんですよ。問題があって、それがどういうことかわかっている、でも新しいパーツを作ってテストすることはできない。そのレベルで、中断が助けになることを願います。でも、こんなやり方は、MotoGPみたいな競技のレベルではないと、ボク思うんだよね。注意してほしいんだけど、それって意思とか努力とかの問題じゃなくて、本当に対処する時間の問題なんです。

ボク思うんですけど、日本って間違いを恐れる文化があって、それが日本人を制約し過ぎていると思います。彼らのプライオリティは安全性で、ライダーを危険に晒しうるものはなんでもテストしたがりません。それは劇的だし、ライダーとしてはありがたいです。でも物事が間違ってる時は、新しい物を試している時のリスクよりも、うまくいかない物でいい走りをしようとする時の方が、ちょっとリスクが大きいものなんですよ」



    → 少なくともヤマハ、ホンダと仕事をし、8耐優勝経験もあるポルによる「日本人観」が興味深い。一番詳しい記事がspeed weekに出てて、こっち上記のは抜粋版なので、気が向いたら完全版も訳すかも。ポルとイケル、MotoGPSBKという違いはあれど、元KTMで現ホンダワークスのスペイン人で、真逆の流れにいるのが興味深い。

まあ早くTech3出戻りを公表してほしいな!でも、8月の後半戦開始までなにもなさそうかな。Tech3GasGas看板になるのは、KTMのお膝元、オーストリア戦で公表されるとメディアでは予想されている。ポルの契約発表もそれくらいだろうか?…………ワクワクしてるんだけど、ここまで来て、ポルの担当はニコじゃないよ、だったらマジで耐えきれないですが


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◆おまけ 24時間で消させない編

ミサノテスト中のHRC公式。

(7   ) < クフフッ


シンプルにかわいい……………


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次回エントリーは鈴鹿8耐合同テストのレポみたいなやつ予定。