2つに分けた。
◆興味深い記事
・ちょっと珍しい土曜のインタビュー
https://www.speedweek.com/motogp/news/181481/Iker-Lecuona-(KTM13)-Habe-mich-verbessert.html
27「土曜の結果はかなりハッピーだよ。強さを感じられたよ。FP3でちょっと向上できた。それからオレ達はレースの準備をした。ペースがあって嬉しいよ」
27「(後追いではなく)1人で走ってて、ユーズドのタイヤで速くて一貫性があったよ。予選1ではミスしちゃった。2回目にグリーンラインに乗っちゃったんだ。その後はブラッドを追いたかった。着いていけるだろうと思ったんだ、彼はとても速かった。最終セクターではかなり離れてしまった」
27「12番手で、今年一番いいポジションからレースをスタートできます。上位を闘わない理由は見当たらないね」
27「最近、オレとっても向上したでしょ。かつてはプレッシャーがすごくあったからね…オレとダニロの間に、と思ってるけど。夏休みの後、オレのシートはラウル・フェルナンデスに行くことになった。ひたすらもっとリラックスしようとした。最初のレースではかなり転倒した。最近は自分のスタイルで乗って、ひたすら楽しむようにしてきてるよ。バイクへの感覚も向上してきたね」
--
・レース後インタビューby Motosan
ーレースのまとめ
27「いいスタートができたよ。クアルタラロとビンダーと何人かを抜けた。マルティンまでの距離を詰めるのもよかった。マルティンに迫って行った時、第8コーナーでミスしてしまった、ほとんどハイサイドしそうに後ろが動いていたよ。それからオレは肩の問題が出てしまった…(今も)少し痛んでるんだ。取り戻すのに4周かかって、それから中上さんとまた闘った。いいレースだったよ、6位でフィニッシュできただろうけど…自分のせいでミスしちゃったからね。オレは嬉しいよ。たくさんメッセージをもらったよ、たくさんの人たち、家族、マネージャー、オレのチームから」
ー最近のレースは今までで一番いいバージョンのレクオーナ
27「オレ、自分のレベルを上げてこれたよね。ここ3〜4戦で大きく進歩できたよ。今週末の感覚はすごくよかった。予選もよくなってきた。オレは表彰台を獲得して、MotoGPにとどまれるだけのレベルだ。でも今はこういう(シート埋まりきってる)状況だから。楽しんで、向上していきたい。それが嬉しい」
ーMotoGPクラスで一番よかったレースは?
27「現時点では、2つある。オーストリアでは週末通してパーフェクトだったよ。あれは失敗じゃなくて、そういうバイクの動きなんです(多分、雨のスリックでP2逃したことを指している)、あれで肩を痛めてしまった。ペースを上げるまであれが罰金みたいだった。
シルバーストーンは速かった。予選でちょっと失敗したけど(レースでは)ミスをせず前の方に行くことができた。今週末は(予選が)もうちょっと更に良くなった。この2つのレースは全然違う内容でだけど、それぞれの価値があるね」
--
・珍しくMotosanとちょっと違う内容のspeedweekレース後インタビュー
https://www.speedweek.com/motogp/news/181534/Iker-Lecuona-(KTM11)-Ich-kenne-meine-Zukunft.html
27「全体的に、強さを感じられた週末だったよ。ブラッドとファビオを抜いてから、マルティンまではちょっと距離があった。その後ブラッドがまた前に行って、オレは第8コーナーでミスしてしまった。それからグループの最後についた。この脱線の後に、肩が痛くなっちゃったんだ、つい最近打ってしまって。それからタカを捕まえられるようプレッシャーをかけて、あとほぼ2秒ってところだった」
27「TOP6には入れただろうなと思う。でも残念ながらミスしちゃった。色んな人達から、とても嬉しくなるようなメッセージをもらったよ、友達や家族やマネージャーや…。今はもっとリラックスできてると思う。ここ3〜4戦で進歩して、ポテンシャルを示したと思う。予選ではまだ向上が必要だね。シルバーストーンでは18番手からスタートして7位でフィニッシュした。週末、たくさんのことを学んでいる。集団をリードするのは初めての経験だったよ。ポジションを守るために、タイヤを見つつ走る必要があった。こことシルバーストーンでたくさん学べたね」
27「それ(SBKホンダにバウティスタの後任として移籍すること)については、まだ何も言えないんだ。でもオレは自分の将来のことをもう知っていて、その内容についてはとても嬉しく思ってるよ。オレ達、まだ最後の微妙な点について話し合う必要があるんだ。契約はほとんど成立するところ。まだいくつか確認することはあるけど。来週に何かお伝えできると思うな」
→やっとタイヤマネジメントを学んだイケルくん!
--
・週次のThe Race ライダー評価ランキング
https://the-race.com/motogp/aragon-grand-prix-2021-motogp-rider-ratings/
→レクオーナ8.5点で2位。ミスったのに!甘ぁーい!
まあ「来期MotoGPのシートがない。まだ21歳。他カテゴリも他チャンピオンシップ含めロードレース経験値が一番浅い」という前提を踏まえると、そうなのかもね。
今週は他ライダーの点数、バニャイア以外は辛口だな。「来期シートがないイケルくんが奮戦してるというのに、契約あるお前らは何やってんだ!」って感じだろうか…。
--
・最近見るのサボってたreddit。(だってどうせ「レクオーナ若いし結構乗れてるのに来期シートないのかわいそすぎ、シートを与えるべきだ」「どこが?今までパフォーマンス出せてないのが悪いんじゃん」の応酬の繰り返ししかないなあと思って😅)
でも今回は興味深い投稿見つけた。
https://www.reddit.com/r/motogp/comments/pfobgg/does_iker_lecuona_still_have_slight_chance_to/
この10年でSBKからMotoGPにレギュラーライダーとして転向した人の一覧。
- Savadori: 2020 Italian SBK (Aprilia) —> 2021 MotoGP (Aprilia)
- Abraham: 2016 WSBK (BMW) —> 2017 MotoGP (Ducati)
- Baz: 2014 WSBK (Kawasaki) —> 2015 MotoGP (Yamaha Forward)
- E. Laverty: 2014 WSBK (Suzuki) —> 2015 MotoGP (Honda)
- Melandri: 2014 WSBK (Aprilia) —> 2015 MotoGP (Aprilia)
- Elías: 2014 WSBK (Aprilia) —> 2015 MotoGP (Yamaha Forward)
- Parkes: 2013 Australian SBK (Yamaha) —> 2014 MotoGP (PBM)
- Aoyama: 2012 WSBK (Honda) —> 2013 MotoGP (FTR)
- M. Laverty: 2012 British SBK (Honda) —> 2013 MotoGP (PBM)
- Staring: 2012 WSBK (Kawasaki) —> 2013 MotoGP (FTR)
- Pesek: 2012 German SBK (Suzuki) —> 2013 MotoGP (Suter)
- Petrucci: 2011 WSTK (Ducati) —> 2012 MotoGP (Suter)
- Silva: 2011 Spanish SBK (Honda) —> 2012 MotoGP (BQR)
- Ellison: 2011 British SBK (Honda) —> 2012 MotoGP (Aprilia)
- Crutchlow: 2010 WSBK (Yamaha) —> 2011 MotoGP (Yamaha)
別メーカー間の移籍あるんだなあと、初めて知った。あとサバドーリさんってWSBKじゃなかったんだ…知らなかった。(サバドーリさんはそろそろ怪我治ると思うけど、テストライダーに就任なのかな?)
レクオーナがSBK行って数年でMotoGPに戻ってこれるかはわからないけど、やはり年齢という有利さはある。まあ今年でも来年でもどこでもいいけどとりあえず1勝しないと話にならない…と私自身は思ってるよ。今回残留に至らなかったのはそれがかなりのネックだったように見える。
現MotoGPクラスで別カテゴリ含めて優勝未経験者なのはアレイシ、レクオーナだけらしい…。(アレイシは弁が立つとか商売してるとか可愛い弟がいるとか、ユニークな才能があるから…特殊枠。他の人が目指せる枠ではない)
優勝数カウントのソース→ https://racingmuppett.tumblr.com/post/651185137699176448/heres-a-recap-of-the-victories-the-2021-motogp
テキストでコピペできなかった…
ってかredditのMotoGPコミュでは「ホンダワークスならいいね!」って意見が多いけど、SBKコミュでは「レクオーナをSBKで見れるのは最高だがホンダってのは最悪だな」みたいな意見が散見されたんだけど…wえっ…ww
ホンダアンチの仕業か、今年の成績が奮ってないせいか…FIREBLADEのプロジェクトがまだ始まったばかりで、チャンピオン争いをできるレベルではないってことか…よくわからんけど…。
https://www.reddit.com/r/motogp/comments/pf5rvy/whats_causing_oliveiras_confounding_motogp_slump/
ネット上のオリベイラのファンは超熱狂的で、オリベイラ以外は褒めちゃダメな空気、とポルトガル人達がリークしている。やっぱり……w今は、「KTMはオリベイラに嫌がらせして追い出そうとしてるでしょ?!」みたいな暴れ方をしてるらしいw
この前提として、過去にオリベイラが不遇な目に遭いがちだったせいもあると思う。だからガチ勢は全力で不当から守りたいィ!と思うんだろう。気持ちはわかる。あと大いにナショナリズムも絡んでいそう。スペインイタリアに負けるか!的な。
……でもまあガチ勢なら疑いたくもなる状況だとも思う…。まずKTMのホワイトカラーは信用ならない。私だって、Tech3への新シャーシの提供が遅かったのはレクオーナを切る理由付けを作りたかったんじゃないのかと疑いたくなるもん。事実、新シャーシに小慣れてきたらレクオーナ乗れてきちゃってるし…。
そしてオリベイラについては、オーストリアのハイサイドの原因は明らかに電制の異常(トラクションコントロールが効かなかったとかなんとか)だし、ドーハでは「異様なロケットスタートしたと思ったらモニターが全部消えた」ってこともあった。ビンダーにはそんなの起きてないし、ビンダーのチームよりオリベイラのチームの方が、エース担当のベテラン勢のはずなのに。嫌がらせとはさすがに思わないが、データエンジニアの業務レベルに疑問が湧く。
…そう考えると、ニコチームって仕事が正確なんだろうな。レクオーナはTech3に入ってからはレース中はマシントラブルでピットインしたことはない。FPと予選では技術トラブルはあったけど、レースは絶対ない。レースでピットインしたのは熱中症の1回だけw
電制おかしい系ハイサイドは、FP含めて、してない。というかレクオーナはMotoGPクラスではハイサイドで吹っ飛ばされたことはないと思うなあ。いつもズザーーって感じの転倒。だから大した怪我をしていない。Moto2ではけっこうハイサイド起こして吹っ飛んでた印象、そっちの原因は知らないけど。
ニコチーム優秀説。各種インタビュー見る限り、ニコさんはかなり丁寧に神経質に仕事してる印象。(その話をしてるインタビュー、ちゃんと和訳しよっと…今年やらなきゃもうやらないだろうし…)
ニコさんもそうだし、そのニコさんを新卒から育てたTech3の土壌がそういうものなんじゃないかな。Tech3は老舗だし、仕事への心構えやフィロソフィーが他所と違うのかも、と勝手に思った!
(あ、でもシャーリンのヤマハ期はレース中にメカトラブルあったっけな…昔のことを掘り返すとキリがないんで、レクオーナ期のことだけでいいやw)
--
おまけ:
そのニコチームのデータエンジニア、キリアンさんと談笑するの図。Moto3のWUPディレイ中と思われる。
2人とも!!超かわいいよ!!!