NOZOTOWN

MotoGP/WSBK/Rebel250/台湾/音楽。Tech3チームマネージャーのニコラス・ゴヨン様を爆推しする。

22/1/14 Motosan レクオーナインタビュー訳

1/14付けで一気にインタビュー記事が上がったんだけど、なんかホンダのイベントに絡んだのかな?前回の他のメディアの記事とも差分がある。

 

https://www.motosan.es/sbk/lecuona-tendre-que-empezar-de-cero-olvidar-que-fui-piloto-de-motogp/

 

7「オレ大きいバイクがすっごく好きなんだ。でもSBKのホンダ機は、MotoGPマシンと完全に別物だと言わざるを得ない。次のテストでがんばらなきゃいけないし、トラックでは自分のラインを直していかないといけないから、たくさん見直すべきことがあるね。いくつか考慮していかないといけない側面があるよ。タイヤとか。ミシュランのとは違うね。だけど次のヘレスでのテストでは、できる限りたくさん周回したいと思う、楽しみながら、オレに必要な全てのことを学ぶという目的を持ってね」

 

-レクオーナSBKのシャーシが大きな違いの一つであると強調する

7MotoGPではプロトタイプ機を使う一方で、ここWSBKでは、市販機を使う。それからタイヤだね。初テストで、ピレリのタイヤはグリップがすごく早く消耗しちゃうことに気が付いたよ。ミシュランと違って、ストレートでスライドする傾向があるね。それに加えて、SBKのシャーシは柔らかいんだ。その結果、動きを多く感じるんだね。オレにとってはMotoGPよりSBKの方が手強いと思う。ブレーキングもエンジンパワーも」

 

-ホンダはタイトル獲得の準備はできてないけど改善ができる

7「バイクはまだチャンピオンシップを勝てるだけの準備はできてないけど、オレたちは絶対に改善して成長していけるよ。チャビもオレも若いライダーで、自分の経験をこのプロジェクトに捧げる大志を持っているんだ。最初のステップはCBRに速やかに適応すること。MotoGPとは全然違うから。だから次にマシンに乗る時には、自分の全力を出して、向上できるように、オレは自分自身にフォーカスしていかなきゃいけない。もちろん2022年はキツいだろうと予想はしているよ、WSBKでは週末を通して3回もレースがあるし」

 

-全く違う新しいステージが始まった

7「このカテゴリーではオレは最も若いライダーの1人なんだと思う。可能な限り最短時間でたくさん学ばないといけない。ホンダでは、ファクトリーチームにいるということが何を意味するのかを感じたよ。オレはMotoGPライダーであったということは忘れて、ゼロから始めないといけない。MotoGPでは、例えば電制がかなり使われるんだけど、ここでは全然違ったものなんだ。でもオレにはすごいポテンシャルがあるって気が付いてるし、オレがよく知っているトラックでのレースもある」

 

-ワークスライダーであることの利点

7「ホンダでは、ほんもののファクトリーチームにいるってことがどういうことなのかを理解することができた。KTMでは単純に、ファクトリーのサポートがあるってだけだったから。ガレージに入ったら、エンジニア達が側にいて、オレと対峙して話を聞いてくれるんだよ。特別な感じだよ、今まで経験したことなかったんだぁ」

 

-ケガは良くなって次のテストの準備万端

7「もうよくなって、あと1週間でバイクトレーニングを再開できるんだ。休暇の間、体調を保って、次のテストの準備を整えるようにしていたよ」

 

-マルケス代役の可能性について

7「それについては何も言えないな、なんにも知らないから。その可能性についてはオレのマネさんから何も言われたことないんだ。メディアで色々言われているってことは知ってるけどね

 

--

Speedweekのほうはちょっと差分があったので抜粋。

https://www.speedweek.com/sbk/news/186950/Iker-Lecuona-ueber-Superbikes-Schwerer-und-langsamer.html

7「ユーズドタイヤを使うと、MotoGPマシンのほうがちょっとスムーズに乗れるよ」

7MotoGPではウェットコンディションでもカーボンブレーキを使うんだ。このブレーキは格別なものだよ。SBKではスタンダードなブレーキだね。これもいいものだけど、同じではないよね。オレにとってはスーパーバイクは手強いと思う。バイクはより重く、ブレーキ効果はより低く、スピードは同じくらいだ。オレはまず適応していかないといけない。ゼロから始めないといけない。徐々に自分のペースを築き上げれば、進歩できるだろうね」

 

--

・ちな、ビエルヘのHRC加入後初のインタビューも上がってたんだけど、キャミアさんがすでに説明していることで網羅済みの内容なんで初めて聞く内容は皆無でいまいち面白くなく訳はしない

 

https://www.motosan.es/sbk/vierge-honda-queria-dos-pilotos-jovenes-y-con-talento-lecuona-y-yo-deseamos-emprender-esta-nueva-aventura/

 

ここから伺えるのは、ビエルヘは上の人に飼い慣らされそうなタイプであるということ。キャミアさんを始めとしたホンダ側の言いなりになりそう。

 

ご自分の感じたMoto2との違いとか、ご自分の感情とかを聞きたかったね。今回のイケルの「スーパーバイクってMotoGPマシンとこういうところが違う。でもオレ、なんかワークスライダーって感じぃ!わあい!クリスマスに太っちゃったてへぺろ(雑な要約)」みたいなコメントは、かなり興味深かった。率直だから。やっぱイケルって正直者なんだろうな。しかも自己肯定力が鬼強そう。はからずもビエルヘとイケルの性質の違いが、また浮き彫りになった

 

--

・動画

このSBK2人組がどれだけホンダのイベントに絡んだかは知らないが、2022年のホンダのレーシング体制発表会の動画はこれ


https://m.youtube.com/watch?v=a5uHgQwBlDo&t=2913s


まだ全部は見てないんだけど、動画の36分台で、2輪レースのライダー紹介コーナーになっていて、とうとうHRCの赤いチームウェアを着ているレクオーナとビエルヘが見れる。完全に新規絵!

マルケス元気そうやん。セパンテストも参加するってニュース出てたし、大丈夫だな。


→発表会の内容はこのページにまとまっている。

https://www.honda.co.jp/news/2022/c220114.html?from=topbanner

非常にきれいで見やすくてわかりやすくて、まさしく日本の一流企業という感じ。そんな中に自分の推しの名前が、しかもSBKのファーストライダー扱いで(筆頭に名前があるので)連なっているのは感動しちゃう……。


---

・おまけ

イケルとビエルヘって過去に絡んでる所マジ見たことない……と思ってたんだけど、ここでバルベラさんも交え軽く会話してる様子が見れる。

 

https://mobile.twitter.com/movistar_motogp/status/971874211311575042

 

f:id:nozoko250:20220116051843j:plain

2018年のMoto2のヘレステストの様子。スペイン人同士、井戸端会議をするくらいの関係はあった様子。

 

f:id:nozoko250:20220116051926j:plain

もうね……18歳イケルがはちゃめちゃに可愛いな………

 

動画では当時のチームメイトのサム・ロウズとの絡みも見れる。イケルはサムとアレックスを見分けられるのか、聞いてみたいw