本当に長くなったので、レクオーナの去就については3つ目に分けた。
◆レクオーナの去就どうなる問題。
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・ペトロナスはレクオーナを拾うしかないんじゃね?ってspeedweekの記事(KTMの息がかかりまくり)
内容をかいつまむと…
VR46はアカデミー生のベッツェッキを入れたい。
ペトロナスのMoto2/3の現行ライダーはトップライダーと呼ぶにはまだ早い。
ヤマハは500,000ユーロでフェルナンデスを買い取ろうとした。だからKTMは大急ぎでフェルナンデスを昇格させた。
KTMのCEOは、ペトロナスに人が足りない件については「レクオーナ持ってってええで」と言っている。
ヤマハのジャービスさんはMoto2かスーパーバイクからひっぱってくると明言している。
でもカワサキで六連覇してるジョナサン・レイがそのポジションを捨てるとは思えない。
ペトロナスはどこかで妥協しないとね…。
ヤマハのサテライトに相応しいのはもうレクオーナしかいなくない?21歳だよ?
30歳のペトルッチと35歳のドヴィはなかろう。
ドヴィについては、VR46に入るってこともまずない。ドヴィとドゥカティはもう終わった仲なんだ…。本人が「またドカに乗る機会は0以下」と言っている。
というわけで、ペトロナスはレクオーナおよびギャレット・ガーロフと契約、アプリリアはビニャーレスと契約すればいいんだよ〜
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→KTMが厄介払いとばかりにレクオーナをペトロナスに押し付けようとしてて草。まあこれでレクオーナの行き先が決まれば、叩かれる要素が3分の1になるからねえ…。(でもペトルッチファンとフェルナンデスファンには許してもらえないと思うよお?)
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こっちも「レクオーナにペトロナスってアリかもね」みたいな記事。
https://the-race.com/motogp/were-tech3-ktms-sacked-motogp-riders-harshly-ousted/
かいつまむと
・レクオーナはシーズン始めはあかんかったけどKTMみんなそうだったし、Tech3への改良シャーシの提供が遅かったしね
・レクオーナに足りないのはスピードではなく一貫性。コケすぎやぞ。
・コケるのはそのうち治るよ。でもKTMは上手くいくだろう子と添い遂げることより、新しい才能に興味が強いんだね…
・ペトロナスに空き出たから移籍の可能性出るかも。
・ヤマハのM1はルーキーでも乗りやすいから、もし移籍できたら彼にとっては完璧だし、来季の大穴になるかもね。
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→基本、いつもThe Raceはレクオーナに優しい…。(そしてオリベイラに毎週厳しいw今週もオリベイラガチ勢が暴れてて草)
◆で、うちのイケルちゃまは来年どこに行きますの??
今、最高峰で空きがあるチームはペトロナスだけど、Moto2/3からの昇格者しか考えてない、とラザリさんが公言したってニュース記事は結構前に見た。(それに対して妥協しろやwと上記speedweek、アリじゃね?とThe Race。)
アプリリアはビニャーレスでほぼ確定済みに見える、とリンスが語るニュースを見た。
VR46??入れるわけない、よっぽどのことがない限り、イタリア人以外入れないでしょ…。
というわけで最高峰のシートは実質もう空いてないようなもの。
(ペトロナスは……実現したら興味深いけど、私はあまり実現を期待していない。ラザリさんがTech3放出当時のシャーリンを守らなかったのに縁もゆかりもないレクオーナを拾うだろうか?とか思って。この件は当時の状況知らないんだけどさ。タイミングの問題もあったのかもだけど)
本人は嫌がってるけど、Moto2に戻って修行し直して欲しいというのが私の本音だよ。
本来2020年にやるはずだったMoto2のチャンピオン争いを、やり直したらいい。今ガードナーがやっていることは、本来レクオーナがやるべきことだった。
(最高峰上がってみない?って2020年度のオファーを、ガードナーは修行を優先して断り、レクオーナはAJOのシートを捨ててまでホイホイ誘いに乗ってしまった。結果、今となっては「うさぎと亀」になった。)
公式実況も多くのファンも「レクオーナはMoto2戻るやろ……」と、思ってるわけだけど、レクオーナ本人がそれを嫌がっている。
その理由としては、下記のインタビューで話す通り、カレックスシャーシのトラウマで、躊躇しているんじゃないかなあと私は思う。。。
ここのインタビューは永久保存版。2020年4月なんで、コロナでカタール戦が中止になった頃か。
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https://www.crash.net/motogp/interview/937713/1/exclusive-iker-lecuona-interview
内容抜粋(もし気が向いたら全訳しようと思ってる)
・2017年はカレックスに乗っててたくさん転んだけど、カレックスだとどうして転んだのかわからないんだ。それってすごく自信を打ち砕くんだよ。ましてや17歳だったらさ。。。
・でもKTM機ではすごく速くなれたんだ〜。
・MotoGPに行くのが早すぎるって言われる。同時に、Moto2にはオレよりすごいライダーがいっぱいいるのに、最高峰クラスに上がりたくても行けない人は多いという意見もある。
・でもオレまだ若いからMoto2に戻ってやり直そうと思ったらそうするだけの時間があると思うんだ。
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これを見るに、せっかくMotoGPでトップ10に入るなどで付けてきた自信が、また17歳の頃の状態に戻ったら嫌だと思ってるんじゃないかなあと予想している。
とはいえ2017年のMoto2 カレックスシャーシと、現行のものは、全く同じ特性だとは限らなくない?とか私は思ってるんだけど…当時と今とでエンジンのメーカーも違うしね?(今はトライアンフ製。当時は…ホンダだっけ?)
その辺、旧チームメイトのルティ兄さんとロウズ兄さんにご意見受け賜れないものだろうか…。2人ともMotoGPからのMoto2再挑戦も経験してるわけだし、特にロウズ兄さんはMoto2でカレックスもKTMも経験してるし。
(他のインタビューで、この2人はチームメイト時代、色々教えてくれて優しかったとレクオーナは話していた。ただ、ルティ兄さんは当時、初心者のレクオーナに対して遥かにレベルが高すぎて参考にできなかったとも言っていたw)
レクオーナ、去年も今年も速くなるポテンシャルをそこそこ見せているんだよね。それでもKTMがもっと未知数の若手を優先して、他のチームもMoto2からの昇格者を優先しているのは、各メーカーはマルケス、ミル、クアルタラロ級の宝くじをMoto2から引き当てたいんだろうなあーと思う。経験者を育てるより、いきなりドッカンと当てたいという。
同様にドルナは速さにプラスして、ロッシ並みのカリスマ性、集客力のある若者を早く打ち出したがってるとも思う。残念ながらこれは急務になってしまったね、、、。(ペトロナスにダリビンの飛び級昇格とかいう特大博打の噂が出てるのは、ドルナがブロンドの白人であるビンダー兄弟をもっと打ち出したいせいなんじゃね?って思う)
でもまあ興行主が何をどうしたって、ロッシさん並みに、1人のライダーに突出して人気が集中することは、もう難しそう。インターネットのおかげで、何もかもが広く浅く、多様性があっても許される世界になったから…これはMotoGPに限らない話。
中継で観客が映ると、絶望的なまでにロッシさんのグッズを身に付けている人だらけだから、すごいよね。ヴァレンティーノ・ロッシは、一ライダーというより、もう「文化」だと思う。来年VR46で走らないことを選んだのは、外野としては単純に残念だ。でもマネージャーとしてパドック内に留まるのなら、それは素敵な選択だと思う。
レクオーナの話に戻る。
ポテンシャルがあれどMoto2での優勝未経験という点がマイナスポイントであると、関係者に捉えられているように見える。だから私はレクオーナにMoto2で修行し直してほしい。。。表彰台のてっぺんでレクオーナを見たい。見れたら私はもう死んでもいいw
でもSBKとかで1からやり直すのも、本人にとっては悪くないと思う。よく知らんのだが、SBKって和気藹々してて、ファミリ〜〜な雰囲気らしいね?末っ子気質で、優しい性格のレクオーナには、殺伐としたMotoGP界よりも向いている気がする。
MotoGP界からSBK界に移籍して成功した人と言うと、アンドレア・ロカテッリがいる。Moto2時代、LecとLocが2017年カレックス時代、たびたび同じ辺りの成績で走っていた。非常に紛らわしいから、レクオーナファンとして、ロカテッリのことはやたら印象に残っているw
2018年にLecはKTMに乗り換えて成績がドカンと上がったので、LecとLocは違う道を歩むことになった。カレックスで同レベルの成績だったLocがSBKで成功したというのは、Lecにとっていい参考になりうると思う。
(ただ、私はSBKが全く未知の世界なんで、追うのが大変そうでいやだなあと……めんどくさくてさ…wあとMotoGPと中継日程が被る日があるならいやだよなあ…片方に集中したいよ…)
いずれにしろ、レクオーナ本人が満足できる進路になることを願ってやまないよ!
レクオーナに幸せになってほしいよ!
推しの幸せがオタの幸せなんだよ!!
でもスペインの中だけで完結する系のチャンピオンシップはやめてほしいけどね!日本から見れない!
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◆BBAのお説教
切れるべき縁とか、やめるべきこととか、人生には絶対あると思う。
その時、切れるべきとは思ってなくて、失ったことにショックを受けたとしても、後になってから、あの時、決別しておいてよかったって思う対象は、私自身の人生においては、いくつもあった。人間も、習癖も、仕事も、居場所も。
そして縁が切れてぽっかりと空いたスペースに、「新しい何か」が入ってくるんだよね、不思議と。
「新しい何か」が先に来て、その後に自分の意思でスペースを作るのが理想ではあるけど。人生、毎回そう上手くいくものではない。
プラスして、悪いことのあとには、いいことしかないってことも、経験上、断言できる。(落ち切ったらそれ以上落ちられない……)
努力と運も必要だったけどね。
……はあ、どうしてもレクオーナを見てると、説教おじさんと化しちゃうw私、歳とったなあ…って思うね…(我、ペドロサ世代)
なんかレクオーナは説教したくなる雰囲気あるんだわ!wその要因がなんなのかはわからない。ああ、かわいいからか!w
…側から見てる外野がそうなんだから、ニコさんとか理詰めでレクオーナを説教しまくってそう…妄想だけど…(ニコさんのインタビュー、色々読んだけど、自分にも他人にもすごく厳しくストイックで、どエンジニア思考な印象。シンパシー感じる…。でも同時にジェントルマンでもあるのが萌える…)
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カレックス乗ってた頃。17歳イケル!
Moto2レギュラー初年度。シーズン前のヘレス公式テストで大怪我して、アメリカ戦でやっと初登場した時の姿。超絶かわいい……