公式サイトで転倒レポート記事が複数出ていたのでメモっておく。転倒王、授与式かーい!
・イケル、まさかの全クラス断トツ転倒王であったことが判明。
https://www.motogp.com/ja/news/2021/12/12/転倒レポート-最多転倒は26回のイケル-レクオナ/403622
プレミアクラス2年目のイケル・レクオナが全クラスを通じて最多となる26回を数えた。
→マーシャルの肩を借りてヨロヨロ歩く痛々しいレクオーナの姿がサムネ…。これは多分ミサノ1のFP2。
なお、全クラス共通転倒ランキングは、画像での提供で、コピペできるようになってないようなんで、勝手に文字で書き起こした。ついでにメーカーと参戦クラスと、はっきり要因がある人は、その点も書いてみた。名前表記は公式サイトのまんまなんで、タピオカみたいになってるし、初めて聞くような名前の人もいる。(多分公式サイトの中の人は、伸ばし棒を使えない国の人…?)
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1. イケル・レクオナ: 26回(KTM。MotoGPクラス2年目)
2. マルク・マルケス: 22回(ホンダ。MotoGPクラス。昨年の大怪我、長期欠場からの復帰)
3. アロン・カネト: 21回(カレックス。Moto2クラス2年目)
4. ポル・エスパルガロ: 20回(ホンダ。MotoGPクラス。乗り換え初年度)
同着5. アレックス・マルケス: 19回(ホンダ。MotoGPクラス2年目)
同着5. アルベルト・アレナス: 19回(カレックス。Moto2クラス初年度。なお前年度Moto3チャンピオン)
同着5. 鳥羽海渡: 19回(KTM。Moto3クラス。今のチームへの移籍初年度)
同着8. アレイシ・エスパルガロ: 18回(アプリリア。MotoGPクラス)
同着8. エクトル・ガルソ: 18回(カレックス。Moto2クラスのレギュラーは2年目)
同着8. 鈴木竜生: 18回(ホンダ。Moto3クラス)
同着11. キャメロン・ボビエ: 17回(カレックス。Moto2クラスのレギュラー初年度だったはず、うろ覚え)
同着11. ソムキアット・チャントラ: 17回(カレックス。Moto2クラス)
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クラス2年目の人が半分近くを占めている。2020年〜2021年頭に、コロナのせいで、テスト回数もレースウィークも、例年より少なかった影響を強く感じる。それでも求められることは初年度より多くて、本当不利だったよなあ。
一応メーカー名も書いたんだけど、まあMoto2は大多数がカレックスだ…。
(なんか2019年以前の過去レースとか見ると、Moto2のシャーシコンストラクターが今より多くて、考察すべきポイントが多くて楽しいんだよね…。Tech3がKTMのせいでMoto2撤退させられて、Moto3に行かされてKTM機使わされてるのはもったいないし、つまんない。ミストラルはニコの手作りシャーシだったのに。あと来年はNTSまでいなくなる。超つまんね…。まあ少数派シャーシには、乗りたがるライダーがあんまりいないのかもwスピードアップだけは例外に見えるけど…)
・これはMotoGPクラスのライダーごとのまとめ。
https://www.motogp.com/ja/news/2021/12/13/転倒レポート-ファビオ-クアルタラロの転倒リタイアは1度だけ/403626
→ビンダーのレースでの転倒リタイヤ数の少なさが光る。MotoGPクラス2年目で、レクオーナとアレマルの同期にもかかわらず…。しかもKTM機で。これはすごいことだと思う。いつかビンダーをKTM以外のまともなメーカーに乗せてあげてほしい。あっさりチャンピオンになったりして。(なお、speedweekの記事表題しか見てないけど、「誰も2023年のシートは確定してない」とバイラーが発言しているようなので、ビンダーの能力がピークのうちの移籍は、あり得ない話ではないのだと思う。ビンダーだけ3年だか4年だかの長期契約ではあるけど、契約破棄という前例があるし…)
他に意外だったのはマリーニが転倒リタイヤ0回だったこと。ルーキーだったのに。これが来年、バスティアニーニより優遇されて最新版ワークスマシンを供給してもらえる一因なのかも?
・これはコース別の転倒数カウント
https://www.motogp.com/ja/news/2021/12/11/転倒レポート-ルマンで3年連続して最多転倒数を記録/403621
→ルマンは毎年転倒が多い印象が確かにある。なんか、5月辺りのルマンってまだ寒いらしくて今年は「この時期のルマンはよくない」という声がライダー達から出ていたのを、当時のニュース記事で見た覚えがある。時期変えれば…?
個人的にはカタルーニャでの転倒者が多い印象なんだけど、4位とのこと。今年、派手にレクオーナが散々コケてたから、その印象が強すぎるのかなあ…。カタルーニャはテストが頻発してることもあり、FP転倒は少ないのかもしれない。ただしレースは荒れがちな印象だ。
カタルーニャで無惨にズタボロになったバイクちゃん……↓
・この記事は、どのセッションで転倒が多いのかの集計。
https://www.motogp.com/ja/news/2021/12/10/転倒レポート-21年転倒数は950回/403620
→総合して、寒い時はバイクで攻めるべきでないということはわかった。
パンピーも公道で気をつけようね〜。
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◆おまけ
カタルーニャの話題が出たので。
2021カタルーニャでのレクオーナは……結果としてはFPでも予選でもレースでもコケまくって、見てて脱力したことを覚えている。
予選で転倒しなければQ2進出できてただろうポジションだったし、レースでは走り切れてたらP9だった。転倒しなければトップ10入り、ということは2020年後半からよく見られた。これが、プーチさんをはじめとしたホンダ陣営が、レクオーナに目を付けた理由の一つかもしれない。なおカタルーニャでレクオーナが転倒した理由は明らかに「どこまで攻められるかわからなく、なんの予兆もなく転倒する」というポンコツKTM旧シャーシのせい。新シャーシを使っていたオリベイラが、このレースで優勝した。
私は、圧倒的な待遇の差に怒りを燃やし、その時点で、「KTMのプロダクトは買わない」と誓ったのだった。「それも、一生な」というダメ押しが入ったのが、ミサノテスト2日目。
えー………、当時はそんなかんじだったんだけど、後から振り返ると、なんかレクオーナとニコさんの距離感が、みっちりむっちり縮まっていたことがはっきりと判明した回で、私の中では萌え回として伝説になったのである。もう結末を知ってるから萌え豚になり下がり、かわいさだけを愛でれば良い。ブヒブヒ。
ムジェロあたりからその傾向はチラチラ見えていたのだけど、多分当時、先行き不透明で、ニコさんを頼るイケルの気持ちが強まったのだろう。そしてニコさんもそれに応えて、いい成績出そうとマジになったのだろう。「転ばなきゃイケルは行ける!」と思ってたかもしれない。
ニコさんのことは前年度からルックスがお気に入りではあったが、私の中での存在感が爆発的に大きくなったのが、2021カタルーニャ…。おかげさまで2021年は100倍くらい面白かったです。
↑この画像は当時、イケル本人インスタでも使われていて、本人も気に入ってそう。いくらでもある自分のピン画じゃなくて、肩を並べる画像を投稿していたことに、イケルのニコへの信頼感を勝手に受信した。(マネさんかゴルカ兄による投稿であった可能性は無視しようw)
やべえ。尊い。かわいい。その他の語彙を失うくらいに。ブヒー!
2枚目のQ1、立ったまま水分補給しているのに、新鮮さを感じて、その後2020年の全セッションを2周目し、画像も検証したんだけど、やっぱ2020年は、予選のタイヤチェンジで座って給水してるっぽいのよね。ほとんど中継映像には映らなかったのだけど。
2020年の予選ピットボックス内の中継はこのミサノ2だけだった。
座っていますね。座していますね。
2021年は、前のめりすぎて、タイヤチェンジの間、座ることもできなかったのだろうか……w