レクオーナのMoto2時代(2016年代役+2017〜2019)のクルーチーフ、Matthieu Grodecoeurさん(名前が読めない…ただ、愛称はMattになるようだ)のインタビュー。MotoGP公式のフランス語版にあったものを英語翻訳して読んだ。
フランス人の方だったのね。つまり、レクオーナは2016年以来、クルーチーフがずっとフランス人。ただし、Mattさんはスペイン語がペラペラみたいで、スペイン語でインタビューを受けている動画がレクオーナのインスタに上がってたはず。
抜粋
・Moto2のチームとしてライダーをMotoGPに昇格させてあげることは目標だったけど、トム・ルティが昇格したらスイス系のスポンサーが離れてしまい、2018年は財政難だった。
・幸運にも2015年に若くて才能あるイケルを発見できた。MotoGP界に入れる前に、2016年はCEVを走らせた。2017年は厳しい一年だったが、2018年はサム・ロウズとも一緒にがんばって、エンジニアとしての技術面でもチームの競技の結果としてもうまくやれた。
・感涙した場面ベスト3は「2018年バレンシア戦で雨なのにイケルが初表彰台とったこと」「ビンダーに接戦できて新鮮な空気感が出た2019年のウインターテスト」「4年間のイケルとの仕事を締めくくったタイ戦の表彰台」
・2019年はハッピーな一年だった。簡単なマシンではなかったが、シャーシを変えず、いいと思える方に進化させていって、シーズン終わりにはKTMで最高のパッケージを持つことができた。
・2019年はビンダーがMoto2で1番のライダーだったと見ている。チャンピオンこそ逃したが並外れた才能を示していた。
・2019年はイケルと一緒にたくさんのことを学んだ、技術面でも人間的にも、競技としても。MotoGPデビュー週(オリベイラ代役の2019年バレンシア)を例にとっても、イケルは成熟した。
・2020年はマルコス・ラミレスのクルーチーフとしての仕事に集中する。Moto3でトップライダーの1人だったライダーを担当するというのは始めてだからプレッシャーが大きい。彼はMoto2に大志を持っている。かつて最高のルーキーであったビニャーレスやマルケスがしたことを参考にする。目標はマルコスに可能な限りたくさんのトロフィーとポイントを取らせることだ。
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2018年はルティ恐慌もそうだけど、そもそもロウズとレクオーナとかいう転倒が多い2人組でチーム組んでたんで経済的にマゾとしか言いようがない。でもレクオーナを育ててくれてありがとう…。
ちなみに、2019年最後にレクオーナがMattさんはじめチームに向けて送ったメッセージがインスタで見れるが、なかなかキュンとくる。
Mattさんは2021年、ラミレス担2年目。すごい似たような画像あった!w左が2018、右が2021。