前回、Motosanに上がっていたインタビューはキャミアさんの言うことコピぺ状態で「上の人たちに洗脳されきってるなあ…」と思ってたんだけど、他所に本人の人柄を窺えるようなインタビューが上がっていたのでメモ。
ーー
-WSBKのHRCで新人となるチャビ・ビエルヘは、旧ペトロナスヤマハチームがスポンサーの問題に遭遇していなければ、初のMotoGPシーズンに向けて準備を進めていたはずだ。このスペイン人は旧ペトロナスヤマハ(現WithUヤマハRNFチームのオーナー)のラズラン・ラザリに、2022年のMotoGPライダーの候補としてチェックされていた。しかしチームがペトロナスをスポンサーから失い、Moto2とMoto3のプロジェクトを続けないことがアナウンスされた時に、この機会は即座に消失した。ビエルヘ自身は、昇格するための「よいプラン」があると話したが、スポンサー問題が判明すると、MotoGPだけでなく、Moto2からも離れることが明白だった。こうして彼のチームHRCとの契約の確度が強まったのだった。チームは、その時点で既に脱退を確定させていたアルバロ・バウティスタと、レオン・ハスラムの後任となる若いライダーを探していたからだ。
MotoGPへの昇格が近いものになっていた頃を振り返り、ビエルヘは話した。
97「シーズンの半ばに、将来のための非常に良いプランを持って、あのチーム(ペトロナスヤマハ)で昇格する可能性があったんです。でもその後、全てのスポンサーが入れ替わるという問題が彼らに起きて、将来計画が完全に変わってしまいました。だからこの問題を踏まえてそのプランには乗らないことにして、HRCとの機会を持つことを始めました。
俺にとっては、ホンダのようなファクトリーチームに加入することはもっとずっと良いことでした。バックにメーカーがいて、勝利して、タイトルを獲るための全てを与えることを目的としているのです。
だからライダーとしては、ただMotoGPのグリッドに行って、そこに存在することだけを目的とするよりも、ずっと好ましいことですよ。こんなことは俺にはよくないことだから、ホンダのワークスライダーになることを選んだんです」
-WithUヤマハRNFチームの第一希望であったラウル・フェルナンデスとトプラック・ラズガットリオグルとの契約に失敗した後、ラザリが率いるチームは最終的にMoto3のダリン・ビンダーと契約をした。この驚くべき昇格には、率直なことで知られているMotoGPライダーのアレイシ・エスパルガロが、かなりの反発を示した。
しかしそれでも、Moto3からMotoGPへの直行昇格は過去にも行われており、今回だけではなかったのだ。ジャック・ミラーがこのやり方で成功を収めている。
しかしながら、ミラーと同じように、ビンダーには適応するための時間が与えられる必要があると、ビエルヘは考えている。これは若手ライダーに十分与えられないこともあるのだ、ホンダでの彼の新たなチームメイトであるイケル・レクオーナはその犠牲者であったと見られている。
ビンダーがMotoGPでどうやっていけるかに関し、ビエルヘは付け加えた。
97「過去にジャックがそれをやったのを見てきたわけですが、今ジャックはファクトリーチームにいて、優勝とタイトルを争っていますよね。彼には十分な時間が与えられたことは事実ですから、ダリンにも同じように時間が与えられるなら、このカテゴリーに適応するでしょう」
---
◆補足:ビエルヘHRC入りまでの周辺の流れまとめ
7月夏休みシーズン:
・ペトロナスが二輪のスポンサーを降りる話が出始める
・7月なかば、KTMがフェルナンデスとの契約を強行したことが噂レベルで報道され始める
8月スティリアGP:
・フェルナンデスのTech3入り正式公開=レクオーナの契約更新不可が確定。
これにより、レクオーナが「ここの他にもチャンピオンシップはある」とSBK行きを匂わせる(真っ先に「Moto2の行き先は不要」とマネさんに伝えていたことも後に判明)
8月オーストリアGP:
・レクオーナのSBKでの行き先の噂が具体的に報道され始める。当時はHRC、カワサキのサテライト、BMWの名前が上がっていた。
・ダリビンはペトロナスと契約済であった都合、RNFへ残留するしかないと報道される。RNFはMoto2、Moto3からの撤退が確定していたので、飛び級昇格がほぼ確定となる。
8月シルバーストーンGP:
・ビエルヘが「将来のためにならない」という理由で、翌戦アラゴンでのMotoGP試乗会を断る
・スポンサーの手前、RNFはイタリア人ライダーを必要としていることが報道され、ダリビンのチームメイトはドヴィで確定の空気になる(正式確定はミサノ2だったと思う)
9〜10月アラゴンGP〜エミリアロマーニャGP(ミサノ2):
・レクオーナがレースウィークごとにインタビューで「2022年の所属先を言いたいけど、まだOKが出ない」という旨の発言を繰り返す。
・ミサノ2翌々日にレクオーナとビエルヘのHRC入りアナウンス
→考察:
・7月中にはもうHRCはレクオーナとビエルヘにオファーを出してたのだろう。
・レクオーナは夏休み後から明らかに成績が向上したけど、それを見ていない状態で、ホンダはレクオーナにオファーを出していたことは間違いない。(すごいね…先見の明が…)
・ビエルヘは、スポンサーがどうなるか不安定だったMotoGPのヤマハサテライトより、経済的に安定しているSBKのHRCをさっさと選んだ様子。もしダリビンが契約を遅らせていたとしても、ビエルヘはRNFに入らなかった可能性がある。
・HRC入りをほぼ自分の中で確定させていたから、アラゴンでのMotoGP試乗会には参加しなかった様子。
・いつかHRCでSBKチャンピオンになってからMotoGPでレプソル入りという将来設計もあり得るので、むやみにMotoGP試乗会に参加して、自信を失ったり、戦力不足の烙印を押されたりすることを回避した??
・今回は言及されてないけど、HRCを選んだ理由には、2022年のMoto2のシートが激戦区で、強豪チームのシートが品切れだったのもあると思われる。ビエルヘはHRCの他はMoto2のダイナボルトも候補にしていたらしいから。
---
・次のSBKのテストは1/26〜27らしい
「ホンダは1/26〜27に、カワサキファクトリーチームのレイとロウズと共にテストを行う」と書いてある。このテストについて、レクオーナは「まず手がどう動くのかと、バイクがどんな感じかを確認してみるよ」と言っている。
新規絵が出てくるのが楽しみ。そろそろ2022年度のレザースーツと、ヘルメットのデザインが出てくるかな?あ、キャミアさんの新規絵もよろしくね🤗
---
・おまけ
RNFチームの話題が出たので。
2018年〜2021年にTech3でSNSとかメディア関連の仕事をしていのがマリアさんという人(どうもドイツ人っぽい)。よく中継映像でTech3のボックス内にいるのが映っていた、茶髪のロングヘアの女性。(金髪のほうはポンシャラルさんの娘のマティルドさん)……なんだけど、2021年バレンシア戦を最後に、RNFに転職したらしい。本人のインスタでそれを知った。ヤマハサテライトに出戻りということになる。(ちなみにTech3に加入する前は、Moto2フォワードレーシングにいた模様)
どうりで……って思った。明らかに、バレンシア戦の後から、Tech3のインスタのおもしろみがパワーダウンしていたから。お蔵出しの撮り下ろし画像、かなり期待していたのだけど、なかったんだよね…。マリアさんの時代はオフシーズンであっても、いい仕事していたのに…
というわけで、マリアさんのいい仕事集、大厳選。
これめちゃくちゃいい写真…。シャーリンの奥様、めちゃくちゃ美しいよな…。シャーリン嫁とオリベイラ嫁(ポルトガル版萌音ちゃんみたいな子)がツートップで好き。
いいものだ、いいものだ………。ニコさん最強にスタイル良すぎ……見てよこのウエストと筋肉……これでインテリでエンジニア職とか、強すぎ……。(ニコさんしか目に入ってねえ!)
これ動画で見ないとわかんないけどバチくそに尊いやつ
これもそんな感じ
こう……イケルとニコさんの新規絵がSNSに上がるたび「マリア様!!女神よ!!!!!」つって、もんどり打ってた2021年……楽しかったっす…。(イケルのインスタ垢にこういうのが上がった場合は「ゴルカ神!!!!!」つってのたうち回る)
やっぱこれよな。マリア女神、Tech3での最後の最高の仕事を飾ったね!!有終の美、おつかれ!!!
後任が誰かは知らないけど、Tech3のクルーの情報を、たくさん出してくれたら嬉しいな。2022年のTech3は私にとっては、ニコさんとガルソだけが目当てだから。
(ゴルカ兄のほうにはイケルとキャミアさんの新規絵を大期待)