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MotoGP/WSBK/Rebel250/台湾/音楽。Tech3チームマネージャーのニコラス・ゴヨン様を爆推しする。

MotoGP2023 マレーシアGP観戦旅行記(その3)金曜後半

◆プラクティス

この写真かっこよすぎる…!

カニックの作業と、彼らを監督するニコのかっこよさを見にわざわざマレーシアくんだりまで行っているわけだが、その価値をビンビンに享受できた。

 

シーズン後半戦になってから、ポルかアウグストどっちかはQ2に行けてることが多かったけど、今回は直行も進出もできなかった。暑いコンディションだといまいちかな。メディアからは暑さによるポルの体への負担も大きいと見られているようだし、ニココメからもそう読み取れる。

 

なお、イケルとバウティスタを見ることも、この遠征での棚ボタ目的だったけど、金曜だけはメイングランドスタンドで全力でニコ達を見たので、彼らの画像がない。それでも金曜だけで1000枚近く撮っていたw暑さのために、カメラの電池切れが今までより早いのに、枚数が過去よりも多い。セパンは天井の高さとボックスからの近さによって、撮影がしやすかったので、たくさん撮っちゃった。

 

イングランドスタンドの裏手には、飲食売店がたくさんある。観戦とイベント参加で忙しいことに加え、かなりの蒸し暑さでまったく食欲がなく、ランチにはとりあえず「フラペチーノ」を頼んでみた。RM20。水がRM3で買えることを考えると、飲み物としては結構するな………?と思ったら、こんな500mlくらい入ってそうなドでかいの出てきたwフラペチーノって名前だけど、なんか……カフェモカだった。本当に正しかったのか??「フラペチーノでーす」って言われて渡されたけど??マレーシアではカフェモカのことをフラペチーノって呼ぶのかとも思ったけど……帰りの空港ラウンジでカフェモカを飲んだら、私の知ってるカフェモカだったので……今思えばあやしいなw

 

ちなみに、サーキット内の売店でも空港内のコンビニでも、550mlの水のペットボトルはRM3だったので、セパン・インターナショナルサーキット様は、ル・マン・ブガッティサーキットと比べると、大変良心的な商売をなさっている様子。ただし温度はぬるかったけど…。キンッキンに冷やして欲しいっ……!

 

◆パブリックピットレーンウォーク(ニコ生pt2)

 

18時〜18時半の開催。

ラクティス終了後に少し休憩してから列に並んだ。前回の茂木で理解したとおり、「早めに並ぶ→早く中に入れる→滞在時間が長い」なので、1.5時間くらい並んだ(ピットウォークガチ勢)

パドックツアーに参加していた中国人カップルの彼氏の方が声をかけてきたので、待っている間、情報交換をしたりした。中国のパスポートだとマレーシア入国にはビザが必要だと言ってたな。そんな雑談をしていたのだが………彼はサンダルを履いていたので、入場直前で追い出された。安全上の理由で、靴の着用が必要らしい。そういえばそんな話、8耐で聞いたことあるな……忘れてたわ、あぶねっ……!

 

重要なことなので2回書くね!

 

ピットウォークには靴の着用が必要!!

サンダルだとつまみ出される!

マジでこれ注意な!!

もう今後一生、靴でサーキット行く!!

 

パドックトンネルを抜けて、ピットレーン出口で入場待機をしていたら、ちょうど小椋藍を始めとしたチームアジアのライダーたちが帰ろうと通りがかって行った。小椋くんがんばってねーッ!と叫んだら、振り返って手を振ってくれた。セパンでは79グッズを身につけた日本人ファンの姿を結構見たので、応援してるファン達が日本からたくさん来てることが伝わってるといいなと思う。(日本人ファンは清潔感のあるカバンと靴で判別できる)

入場は茂木と同じくピットレーンの出口側からで、順番に各ボックスを眺めながら、奥の方にあるTech3ボックスを目指して歩いていった。LCRはついたてで仕切られてしまっていた。その後も見に戻らなかったので、イケルのバイクは間近で見れなかった(MotoGPクラスのライダーは全員、同時間帯のサイン会のほうに行っていたので、イケル本人をピットウォークで見ることは期待してなかった)

イケルくん、ボックスが古巣のお隣でよかったね〜。仲良しのマルコスくんのお隣でよかったね〜。

バウティスタのボックス前は、すでにこのようにバイクの展示をしてあったので見ることができた。他のファンが「これSBKのバイクなの?」とメカニックに聞いていた。もちろん中身はMotoGPバイクであるとのこと。でもちゃんとカウルのデザインがSBKのほうと同じデザインにしてあるの偉い!

そういえば、金曜朝イチから熱烈なバウティスタファンの姿が現場で見られた。MotoGPでバウ見れてよかったね〜って、こちらも勝手に嬉しくなった。

 

というわけで、Tech3のボックス前で張り付き開始。

今回、旗を自作して持参した。

なんか…してるみたい、変色っ…。

Amazonで手持ち旗と、アイロンプリント紙をポチって、web上の画質アップツールを使ってチームロゴを印刷した簡単DIY。茂木で知り合ったヲタに自作Tシャツを作った猛者がいたので、なるほど、布モノの自作っていいな!と勉強させてもらった次第。

旗の威力絶大で、アウグスト側チームのストラテジーエンジニア(今年加入の、スキンヘッドの恐らくイタリア人)が気付いて、みんなに声をかけてくれた。あざすw複数クルーが手を振ってくれた。それどころか、エルベ(メカニックのほう)が電話を取り出して「ニコ呼ぶよ!」って言ってくれて、作業中に電話をかけて呼んでくれた…!ありがてえ!!ありがてえ!!ボックスの前を歩いていたら島袋さんにもがんばってください〜と挨拶できた。

 

10分くらいしてニコ登場。夕方なのでサングラスをしていなかった。透明なオリーブ色の目が美しくて、いつも見とれてしまう!(オリーブ?マロン?フランスのパスポートには瞳の色を書く欄があるので、ニコのパスポートはどれなのか、来年本人に聞こうと思う。でも緑みがあるように見えるんだよね…)

というわけで、忙しい中、15分くらいニコを拘束させてもらえた。

 

・日本から直行したの?海外のサーキットはどう?って聞かれた。なんか色々違う……くらいのことしか言えなくて私の説明能力の低さがひどすぎた。

 

・旗見て「自分で作ったの?」というので、いえす、これにサインください!と言ってサインをもろた。このために持ってきましたわww目的パート2達成!!

 

・今週の調子はどうっすか?と聞いたら、

「………( ' へ ' )……( ・᷄ὢ・᷅ )……(´-ω-`)…悪くないね」

という反応だった。眉毛でしゃべっていたwまあ言いたいことはわかる。悪くないけどもっと期待してたんだと思う。私もだ。

 

ここで「そうっすか、幸運をお祈りします」って言ったら

(ニコ ; ò v ó )「…終わり?!」

って、シメだと思われてしまい、英語で咄嗟にどう言えばいいかわからなくて、うーーん(まだ話したいんだけどどう切り出せば…)ってなってたら、隣に来た白人男性のファンが「質問いいですか?」とニコにWPのサスペンションについて聞いていた!おじさん、ナイスパスさんきゅー!!便乗して「私もたくさん質問ありますッ!!」と話を聞かせてもらった。

 

・いつもボックス内でつけているヘッドフォンは音は聞こえてるんですか?と聞いたら

(ニコ  ò v ó )「2チームのトランシーバーの音声が混合しちゃうから、今は音はなくて、耳を守ってるだけなんだ。来年は音声を使う予定だよ」

とのこと。その状態でメカニックとコミュニケーションしているのを見かけますが、どうやってるんですかね?と聞いたら、ただジェスチャーでやってると言う。まじか……。ジェスチャーだけにはとても見えないんだけど??クレしんの書店店員並みかよ……。

 

・よくアレクサンドルと話してるのを見ますが、先生と生徒みたいな感じ?兄弟みたいなかんじですか?と聞いたら、

(ニコ  ò v ó )「ただテクニカルな情報を聞いているだけだよ。私は把握しておく必要があるからね」

とのこと。クルーチーフ歴の長い先生として教えたりしてるのかと思ってたけど、そうではないのだな…。

 

・チームで仲良しなメンバーは誰ですか?エリックですか?と聞いたら

(ニコ  ò v ó )「エリックはいい友達だけど、フランス人はみんな仲良しだよ」

とのこと。他のメカニック達から聞こえない位置にいたのだが、完璧な模範回答っすね。

 

・クルーチーフの仕事が恋しいですか?と聞いた。

(ニコ  ò v ó )「いや。…でもたまにはね。今の仕事は全然ちがうものだからね。人をまとめる人がいなくてはいけない」

みたいなこと言ってたかな。前回のファンレに私の仕事の話を書いたのだけど、それにまつわる話なんかもした。(ちゃんとファンレ読んでくれてることがまた確証取れて嬉しい)

 

・去年あなたが膝を怪我した時にギー・クーロンが代役をしましたが、何かあったらあなたがクルーチーフの代役をしますか?と聞いた

(ニコ  ò v ó )「いや、しない。必要になったら他の人が代役をやるよ」

ときっぱり言っていた。まあマネージャー職は重要だから、そっちを空けられないものな…。

 

・パーソナルな質問をさせてほしい。好きな食べ物は?って言ったら

(ニコ  = ω =)「………特には……パスタとか…ペストリーとか…ピザとか…普通にポピュラーなやつかな…」

炭水化物連打w 45歳であの体つきで、このチョイスは意外としか言いようがない。ささみとブロッコリーとか食ってそうなのに(偏見)

 

・オールタイムで好きなライダーは誰ですか?と聞いた

(ニコ  ò v ó )「昔はドゥーハンのファンだったよ」

とのこと。すごくなんとなくだけど、ニコはドゥーハン派だろうと思ってたので、予想が大当たりして嬉しい。ニコは1978年生まれなので、10代の頃にずっとドゥーハンの活躍を見ていたということになる。(………やっぱTech3の人達ってホンダを敬愛している感じがする。LCRがホンダのサテを抜けようとしてるという噂がずっと囁かれているので、そうなったらTech3がホンダのサテになってほしい。まあ、バイクをまた昔のように常勝マシンにしてもらったうえで、だけど……)

 

・では一緒に仕事したライダーの中では?と聞いた

(ニコ  ò v ó )「クラッチローだね。非常にナイスガイで、速い」

とのこと。これは自然な選択かなと思う。ここ10年でニコが担当したライダーの中で、一番非の打ち所がないと感じる。

 

好きなメシなに?と好きなライダーだれ?はいつか絶対に聞きたい質問だったので、それを今年のうちに達成できたことに感激した。

 

ニコを拘束して色々話してる間、ちょいちょい他のファン達が一緒に写真撮ってくれというのに応えていた。他のファンと推しの絡みを見るのが最高に楽しくて幸せ。あなたはスーパースターですね、と言ったら

(ニコ  ò v ó )「(なぜだかわかるかい?)」

と小声で言うので、「うーん????(激烈ハンサムだから?いやむしろ日本以外ではいつもこうなのか?日本人はジャパニッシュを恥ずかしがって話しかけないから…)」と首を傾げていたら

(ニコ  ò v ó )「(私はシャーリンと働いてたからだよ)」

と、ひそひそと教えてくれた。なるほど、シャーリンの当時のクルーチーフとして、マレーシアでは認知度が高いのか。その日のFP1でも、このように

シャーリンがボックス内に顔を見せに来ていた。この様子はTech3のインスタなどでも見ることができる。シャーリンはSBKに行った後、これまでにもセパンでテストがあった時など、Tech3のボックスを訪れていた。シャーリンは、Tech3がヤマハからKTMに乗り換えたことによる、最大の被害者だと思うのだけど、それでもクルーとは良好な関係であることがわかる。(ちなイケルはSBKに行った後は、ヘレスでMoto3のテストをしている時にボックスを訪れていたがMotoGPクラスは未訪問。ホンダで代役をたくさんやるポジションに収まったので、もう訪問の機会はないだろう)

 

面白かったのは、ニコと写真を撮りたがる現地民ファンが「ジャポネも入れよ!」みたいな感じだったので私も入ったりしたwあと、ニコ待ちしてる間、オフィシャルのおじちゃんが「一緒に写真撮ろう」と声をかけてきたwソロ遠征している日本人女(しかもクルーガチ勢)が珍しいのだろうかwなお私は今回、ものすごく日本人バレしまくった。ジャパニッシュのせいなんだろうけど、やっぱわかりますぅ?w

 

ピットウォークの終わりの時間が近づいてきたので、恒例、最後に写真を撮らせてもらった。

(ニコ  ò v ó )「君のコレクションね」

と言われたので「あなたの顔がすごく好きで……w」とガチンコの本音を言ったwwなんかポーズをとってくれと言ったけど「やだ」って言われたのでwそのまんまの姿を撮った。まあそのまんまでもなんでも、かっこいいからいいよ!!

明日以降はピットウォークもパドックも来れないので、これがあなたに会う最後のチャンスですと言ったら、「じゃ、楽しんでね!」と言われたので、今週と今年全部の幸運を祈ります!と伝えて解放した。その後、ニコはアウグスト父と話してからバックヤードに戻って行った。

 

色々しゃべったけど、実は暑さと低血糖で頭痛が発生しており、脳があんまり回らなくて、ニコからの質問に対して、適切な良い返答をできてなくて反省した。やっぱ暑くても、ちゃんとご飯を食べなきゃだめなのか…?水はかなり飲んでたつもりなんだけど…。

 

エルベ(メカニックのほう)がピットレーン上に出てきて、「なんかモニターとかついてて、ポンシャラルさんが映像見ているあそこ」(名前わからんw)にカバーをかけにきたので、話しかけに行った。ニコを呼び出してくれたお礼に、手元にあったちいかわのチョコをあげようとしたが………デロデロに溶けていることが感触でわかったので、それはやめたwお礼を伝えて一緒に写真を撮ってもらった。挨拶を終えたところで、ちょうどピットウォークが終わった。

なお、エルベがカバーかけた後の、「なんかあそこ」(正式名称存じず)

 

予定では18時30分までだったのだけど、それより5〜6分は遅かったが…。マレーシアは日本ほどカチカチに時間を守らない印象だ。リスバン配布も、ピットレーン入場も、数分早く開始していた。台湾でも見られるような、南国の人ならではの柔軟性を感じる。よく言えばおおらか、悪く言えば仕事が粗い。

 

このマレーシアのおおらかさと粗さが、日曜日は私に超特大のハイとローをもたらすことになるのだった。(フラグ)

 

◆ホテルへの帰路〜夕飯タイム

頭痛に苦しみながら帰路についた…。

サーキットの観客席エリアからKLIA2までは1時間くらいかかる(じゃ、茂木でいいか感)。サーキットは地図上は空港の真横だけど、広いし、道の構造上、回り道するからこうなるみたい。行きと帰りとでルートが違っており、行きは空港の北側、帰りは南側のルートとなる。帰りはバスの中からKLIA2の滑走路を眺めながら帰ることになるので、夜だと照明がキラキラで壮観。飛行機と並走する場面もあったりしてとても良い。バスの右側の席だとそういういい景色が見やすい。

 

頭痛が辛いので、夕飯はまたビニ飯にすることも考えたけど、いいかげん、できたての温かいものが食べたくなったので、「Day one Day one noodle」という台湾料理店に入った。KLIA2の2階の手前の方には、台湾料理店、香港料理店、タイ料理店などいろいろある。カジュアルできれいでオシャレで入りやすい雰囲気があって、日本人も安心。例えると、ららぽーとに入ってる飲食店みたいなカジュアルさと清潔さ。入りやすいね!

担仔麺ともちょっと違う…やわめの麺に、鶏肉そぼろが載ってるヌードルと、雞排のセットを頼んだ。量が、多い!!でもすごく美味しかった。雞排の揚げ方がうまく、サクサク感は本場台湾と同じレベルで美味しかった。鶏ももを使っているのでジューシーで最高(本場台湾と日本のジェネリックは、通常は鶏むねを使う) 味付けはほんのりいい具合に台湾のスパイスを感じる。各地で雞排ばっか食べてる私も、これには超大満足。麺の方もおいしくて、醤油+砂糖で味付けしてそうな日本人に馴染みのある感じで、食べやすくて絶妙。これでRM28.9?!このレベルでこの値段は安すぎって思う!!この店は次にマレーシアに来ることがあればリピしたい。

 

なお、店内ではATCのライダーとスタッフが10人くらいでご飯を食べていて微笑ましかった。やっぱTuneホテルに泊まるなら、空港内で飲食するんだw彼らのところには、ガストで稼働してるようなロボット配膳機が食べ物を持って行っていた。私もワクワクしてロボを待っていたのだが、普通に人間が配膳をしに来た……。えー……(´・ω・`)

 

<まだまだ続く>