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MotoGP/WSBK/Rebel250/台湾/音楽。Tech3チームマネージャーのニコラス・ゴヨン様を爆推しする。

MotoGP2023 マレーシアGP観戦旅行記(その1)事前〜木曜

セパンに行ってMotoGPを見てきたので、ニコヲタによる個人のニコ活日記。

◆スケジュール

1日目(木)午前の便で成田からクアラルンプールへ移動。ホテルに行くだけ

2日目(金)サーキット。パドックツアー参加

3日目(土)サーキットで指定席から終日観戦

4日目(日)サーキットで指定席から終日観戦

5日目(月)市内観光。夜の便で帰国

6日目(火)早朝に成田に着いて、午後仕事🤨

 

◆事前手配

今年のル・マン行きを手配した頃に、年間の観戦計画を立て、セパンのチケットもまるまるおさえてあった。この観戦旅行は、JGC修行の一環であったため、計画的にチケットの手配をした。元々は、どちらかといえば、修行がメインの目的になっていた。

 

MotoGPのチケット

公式のプレミアプランを利用した。

https://motogppremier.motogp.com

 

プレミアチケットおよびVIPチケットは、各種存在しているが、私が買ったのは、土日のK1グランドスタンドの席(エリアだけ決まってて、その中で自由に席に座れる)と、パドックツアーという、ドルナの人の案内に着いて回るだけの、パドック見学ツアーがセットになっているチケット。日本円に換算すると47000円ちょいくらいの価格。セパンインターナショナルサーキットの公式サイトでは、3日通しのK1グランドスタンド席を7000円程度で購入できることを考えれば、かなり割高。独占イベントの価値が馬鹿でかいということだ。

日本と違い、VIPチケット以外では、パドック内に入れるチケットの販売はない。中にいたのは、多分関係者のツテでパドックパスを手に入れてる人達なのだろう…。パドックツアーだと、日本のパドックパス個別売り1日3万円と違って、パドック内を自由に行動して推し待ちできるわけではないので、非常に割高。だが純粋に、どんなものなのか体験してみたかったので(=これをニコ活の勝ちパターンとできるのかの確認をしたかったので)、購入に至った。人柱活動。

 

お値段が割高なだけあって、その分、グランプリの数週間前にプラスチック製のパスと粗品が事前に空輸で送られてきた。

粗品MotoGPのロゴ入り保温マグボトルと、ウエストバッグ。このとおり、黒くてメンズ向きのデザイン…。同梱されていたインボイスによれば、これらに20ドル近くかかってるようで……いらんから安くしてほしいわw

プラスチックパスも、座席に入るためのものではなくて、プレミアムイベントのためだけのものだったし、あんま意味ねー!

 

なおグランプリ直前の木曜になって「おまえのプラン、アプグレしてやったから金曜夕方にVIPビレッジでのオリベイラとのサンセットレセプションに参加していいよ」とメールで通知が来た。このレセプションとパドックツアーの両方に参加して4万なら、まあアリな値段かなあ…と思う。

しかし、私はパブリックピットウォークと時間が被ってしまったので、レセプションには参加できず!オリベイラとの接触はすごく魅力的だったし、レッドブル時代のTech3グッズにサインをもらいたかったな。しかし招待メールを見てからピットウォークでのニコチャンスを取る決意を固めるまで、数秒とかからなかった。我ながら、ガチガチのニコガチ勢だなと思ってるよ…。

(どうでもいいけど、オリベイラとニコは今年はあんまり髭はやしてないけど、本当は2人とも髭あり版のほうが好きです。イケルは髭なし版のほうが俄然好きです。そこ交換して?)

 

ちなみにVIPプランの、サテライトチームボックス訪問プランは、セパンではRNFで開催されるようになっていた。チームのホームだからか。

来年はスケジュールを調整できそうなら、Tech3のボックス訪問プランのあるグランプリに遠征して、推しにお金を落としたいものだ。(それをやることでドルナではなくチーム側にどれだけ旨みがあるのかはわからないけど…)

 

・ホテル

TuneホテルKLIA2に、木曜夜から月曜朝まで4泊した。

https://www.agoda.com/ja-jp/tune-hotel-klia2-airport-transit-hotel_2/hotel/kuala-lumpur-my.html?cid=1844104&ds=bF%2BMCEPVulblwH0U

 

セパンインターナショナルサーキットは、クアラルンプール国際空港の真横という超絶神立地。グランプリの週末は、ターミナル2とサーキットの間をシャトルバスが運行している。アクセスのよさ大優勝。レース目当ての海外客に便利だし、敷地が広々してて国内の車ユーザーも駐車エリア広いだろうし、公共交通機関も発達してるし、騒音をここに集約させられるから住民にも優しいし………winwinwinwinじゃないか。全世界、空港の隣にサーキット作ればいいと思う。

というわけで、ターミナル2の真前にあるトランジットホテルに宿泊した。↑の画像(空港ビルの廊下からホテルを見た図)の通り、こんなに近い。

ターミナル1内には、マレーシア入国なしで宿泊するタイプのトランジットホテルもあるようなので予約時には注意が必要そう。このホテルはちゃんとマレーシア入国が必要なエリア。出光アジアタレントカップのライダー達が泊まったりする様子。

お値段がリーズナブル。私は半年前に予約して、1泊1万円2千円だった。ル・マンのホテルに1泊3万円払ったことを考えると、激安に感じられる。ちなレースウィークでなければ、このホテルには2000円台から泊まれる日もある模様……。

空港に行けば飲食店もコンビニもあるし、サーキットまでの移動方法も確立されているので、現地のお店や交通事情などは、さほど事前確認もせず、ユルく現地入りできた。海外観戦初心者には安心。

 

でもなんだかんだ、空港からサーキットのゲートまで毎回1時間はかかった。宇都宮泊で、もてぎに行くのと大差ないという事実に驚愕している。

 

・航空券

JGC修行のために、JALビジネスクラスで行くとかいう贅沢をした。どちらかといえば、ビジネスクラスに乗りに行ってFOPを稼ぐことを目的にして、MotoGPは「運が良かったらニコれるかもしれない」程度の期待にとどめておいた。たとえニコれなくても、修行を解脱できるからよいという、負け惜しみを用意して臨むことができた。

 

・持参品

ル・マンとほぼ同じ。新たに買ったのは、5日分のeSIMをiPhone2台分用意したくらい。eSIMはサーキット内で土日にも十分つながったが、マルチキャリアで、一番早いNWに自動で繋がるタイプのものだったため、なんかやたらどこにも繋がらないタイミングとかもあって、それはたまに困った。2種類用意したのに結局どっちも同じキャリアに繋がってたし。

ル・マンとの大きな違いは、暑い国なので上着が不要な点。冬に東南アジアに行くのって、いつも出発時の服装に困るんだけど…今回は11月だというのに今年は日本が暖かいので、Tシャツに薄手のパーカーを羽織って空港〜家を移動するだけで済んだ。

現地での暑さ対策に、夏フェスの必需品、体を拭くひんやりシートを持参した。今年の鈴鹿8耐ほどではなくても、現地はかなり暑かったので、これは本当に持って行ってよかった。

あとはこれまで通り、推しへのファンレを仕込んだ。そして初の試みとして、推し活グッズを仕込んだ!!(金曜編で後述)

 

 

◆木曜 成田空港第2ターミナル〜クアラルンプール国際空港第1ターミナル

今回も例の如く、夜勤明け休に有給を足して連休にさせてもらっての出発。

 

今回はビジネスクラスなので、JGC未達成状態でもサクララウンジを使えた。「カレー内らっきょう」で飲酒するとかいう、くりまんじゅうムーブを朝イチでキメた。

 

くりまんじゅうリスペクトでカレーにしたけど、他にも色々あったので、次回以降はそっちを試すつもり。

 

ラウンジ内は2階建てになってて、2階のダイニングは結構人がいたが、1階のスペースはガラ空きだった。ご飯食べたらすぐ1階に行って飲み物を飲みながらゆっくりするのがよさそうだ。

 

ビジネスクラスのシート。

ボタン一つでフルフラットになってゴロゴロできるので快適。ふかふかスリッパ(国内線ファーストクラスと同じやつ)と、耳栓やアイマスクなどの、アメニティをもらえる。100均グッズを持参しなくて済むので、機内持ち込み荷物が減る。移動中の携行荷物が減れば肩こりが軽減される。というわけで助かります!ここでもらった耳栓とふかふかスリッパは、行きの便では持ち帰り、ホテル内で大活躍させた。いいものだったので帰りの便でももらっとけばよかったかなと、今更後悔した…。

ランチは洋食の牛フィレステーキを選んだ。メゾンカイザーの丸いパンが美味しかった(それ飛行機でなくても食べれるやん)周りの席では和食が人気のようだった。

 

機内エンタメに期待していたが、6月の羽田〜台北松山便で最後まで見れなかったブルージャイアントはもう配信されていなかった。そのかわりウォーリーは配信されてた。あの時…見る順番を逆にするんだった…今年一番の後悔(レンタルしろ)

 

クアラルンプール国際空港(以下KLIA)

JALはターミナル1。どうもフルサービスキャリアが1で、LCCが2の様子。

その1タミ………ひっろい!!降りる順番が早かったので、「日本人達についていけばいいや」ではなく、自分でイミグレを目指して1人でスタスタ歩かねばならなかったのだけど、広すぎる初見の地を半信半疑で進むという、RPGのダンジョン攻略の気分だった。到着ゲートからイミグレまでの間にバスにも乗った。

 

空港や駅やホテルの案内は、マレー語と英語が併記されていた。ぱっと見で全く理解不能で、よく見ると下に英語で併記してあるので、それを見ればいいんだけど、なかなか慣れなかった。マレー語はぱっと見で「これ英語じゃない」と判別できないからだ。フランス語だとè、ドイツ語だとë、スペイン語だとñの存在によって、ぱっと見で「英語脳で読まなくていい」と瞬時に脳が判断して読み飛ばせる。が、マレー語はそういう特殊文字がなくぱっと見で判別できないから、1回脳みそが文字を読み取ってから「私の辞書にありません」とエラーを返してくるという、タイムロスが発生して、脳のパフォーマンスが劣化するなあと感じた。

なおTaxi=Texiみたいな英語似の単語も多数存在するようだった。だからマレーシアの人達は結構楽に英語を習得できてるんじゃないかなと予想。

 

Moony VR46のTシャツを着ているファンがいたから、吸い寄せられるように普通のレーンを使ってしまったが、実はビジネスクラス民は入国審査を優先レーンで受けられるらしい……使ってないし、案内の紙を捨てたので詳細はわからない…。

今回は、入国審査で「ここに来た目的はなんですか?」と聞かれて「MotoGP見に!!😁」と言えた。自然と満面の笑みが出てしまった。係員のお姉さんは「あーMotoGPね(はいはい)」と反応。この日、うじゃうじゃこういう外国人を入国させているのだろう。

前回の海外遠征では、トランジットのヘルシンキ空港で期せずして始まった審査に動揺し、「さ……さいとしーいんぐ……」としか答えられない雑魚だったので、リベンジ達成。

バゲッジクレームで早速、MotoGPの広告に遭遇。テンションが高まる。

ミーティングポイントに至っては、このようにデカデカと映像広告。ビンダーがセンターなんて珍しいなあ……って思ってたら、なんと、マレーシアグランプリのメインビジュアルがこれだった。ビンダーがマレーシアグランプリのどセンター!!激渋人選。理由は不明。(今回も、現地で爆発的に人気があるってわけでもなかった。KTMだと断トツでミラーが人気。私は現レギュラーライダーだとビンダーに一番魅力を感じるんですけどね…)

 

このミーティングポイント周辺に、ATMが3台あるので、クレカのキャッシングで現地通貨を入手可能。マレーシアリンギットも、台湾や香港同様に、両替窓口よりもクレカキャッシングのほうがお得な様子。(逆に、ユーロは日本で両替窓口や銀行を使うほうがお得だそうな)

…………このATMを使う時、どこかのラグビーチームのガチムチ集団とタイミングが被ってしまい、結構長く並ぶ羽目になった…。しかも、列が一番短そうに見えたから並んだはずのATM列の消化が一番遅いとかいうアンラッキー……目測誤った。でもそれでいい。木曜のうちに軽くアンラッキーを消化しておき、翌日以降に備えている(`・ω・´)

 

◆TUNEホテルKLIA2

JALはKLIA1に到着。ホテルはKLIA2隣接。KLIA1と2の間は、成田空港と同じように無料シャトルバスが約10分ごとに運行されている。歩きでは無理そうな距離だった。シャトルバスに乗った時も道路脇にMotoGPの大きな看板が出ていた。さすがペトロナス様という国営企業がスポンサーをするだけあり、宣伝レベルが日本のそれとは全く段違いに感じられた。

隣接ホテルとはいえ、KLIA2ターミナルのビルからホテルまでの通路は、初見ではまったくわからない難易度。ネットでホテル名を検索すると、行き方の説明がたくさん出てくる。その情報のお陰でホテルに到着できた。ちゃんと通路には立て看板も出ていた。1回ホテルに到着して建物の仕組みを理解すれば以降は簡単なんだけど、初見だと中2階の存在に惑わされる。

 

着いて早々、出光アジアタレントカップのロゴの入ったTシャツを着ている少年達を見かけた。本当に泊まってるんだ!!と感動した。

 

ちなみにチェックイン時に外国人観光税?みたいなのを1泊につきRM10支払う必要がある。

ダブルベッドの部屋。

このホテルはLCCの雄、エアアジアによる経営だそうで、つまり安かろうシンプルかろうです。アメニティ類が最低限に絞られており、壁もそこそこ薄いし、シャワーの水圧が弱い。事前に調べてあったので、色々持参した。少なくとも、ティッシュ(部屋にトイペはあるが箱ティがない)、スリッパ(飛行機でもらったやつ)、マイ歯ブラシセット、耳栓は必須。

部屋にコップが存在しないので、うがい用に紙コップを持っていけばよかったと思う。(ペットボトルの水を使ったから、なくてもまあ大丈夫ではあった)

 

耳栓が本当に必須。なぜなら、ホテルの前の木に凄まじい量のトリが居住しているらしく、チュンチュンピーピーと24時間、ものすっっっっっごいうるさいw知らなかった…トリって夜中でも起きてるんだ…。さえずるなっ……!入り口もフロントも廊下もずっとチュンチュン聞こえていたので、部屋の位置の問題ではなく、このホテル全体の問題と思われる…。

 

そういえばテレビが映らなかった。初日になんとかしようと色々操作してみたがだめだったので、時間の無駄だと思って、そのまま放置してしまった。部屋ではiPadでひたすらK-POPかけてた…ちょっとでも異国感出るかなと思ってw

 

色々書いたけど、MotoGP開催中に、サーキットと空港からのアクセス抜群の場所に1泊1万2千円(しかも朝食無料)で泊まれるんだから、すべて許されるよ!!!しかも毎日ペットボトルの水を2本もらえるのが助かる。

 

「清掃は3日に1回な」と通知されている。確かにシャワールームの排水溝に、日に日に抜け毛が溜まっていっていた。アメニティ補充とタオル交換とベッドメイキングとゴミ捨ては、毎日してくれていたので、基本的には特に問題なかった。日曜に1回、トイペの補充を忘れ去られたときは絶句したけど……(翌朝、清掃員が通りかかった時に新しいやつをもらった)「トイペ切れたらWhat's upで呼び出してね」って部屋の案内に書いてあったけど、平均的な日本人はWhat's up使ってないのよ…

 

すっっっごい当たり前だけど、このホテルのシャワー室には湯船がない。

湯船という発想が完全に欠落していて、無駄にかさばる入浴剤を持って来てしまったwそのまま持ち帰って次回の旅行のお楽しみにした。

ホテルからのお知らせに、MotoGP開催中はホテルからのシャトルバス無料だよ、って書いてあるけど、金曜の朝に聞いたらすでに予約でいっぱいと言われた。埋まるの早いよ…。それはそうと、使われている写真がアウグスト!!!知らない国に初めて着いて、疲れてて、心細い時に、予期しないところでTech3要素が目に入ったから、すごく気持ちが軽くなって、翌日以降が楽しみになった。

しかし、そこはクアルタラロとかマルケスとかじゃないのか。ビンダーをセンターに据えるメインビジュアルといい、チョイスが単に「ファンが大量なライダー」ではないところに好感が持てる。

 

この日は疲れて外食しにいく気になれず、KLIA2内のファミマで買っておいたおにぎりを夕飯にした。買う時に、おそらく「おにぎり温めますか」と聞かれていた。マレーシアの人もおにぎりを温めるのか…。

パワーオニギリ……いや…オニギリじゃない……これは…オニギラズだ…。

 

<以降、長々と続く>