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MotoGP/WSBK/Rebel250/台湾/音楽。Tech3チームマネージャーのニコラス・ゴヨン様を爆推しする。

22/10/4 Underworld/サカナクション 有明ガーデンシアター(初日)

Underworldサカナクションの対バンのライブを見てきた。人生で見た全てのライブの中で一番最高の回だった。(座席が最高だった)

 

チケットはファンクラブ先行でS席を確保しておいた。Underworldにはファンクラブというものが存在しないので、公式サイトの無料メルマガ会員に、先行チケットの通知メールが来たという形。サカナクションは有料のファンクラブというものが存在しているようなので、それに合わせてアンダワファン用にも先行枠を作ったものと思われる。

 

2階 XB 5列目」とイープラスのスマチケには書いてあった。この有明ガーデンシアターという施設に初めて行ったが、XBというのがステージ真前ど真ん中の最高エリア。なお「1階席」というものは存在しない。

その上、現場に着いてみたら……13列目というものが存在しなかった。

最前列が4列目。

非常にわかりにくいことに、「2階 XB 4列」が最前列席となっている。

したがって、私の席は2列目。指定席でこんないい席当てたの初めて!!周りの客も「え???本当にここ?」って首を傾げながら座ってて草w「実質2列目だねーっ!」って、5列目のソロ客と喜びあったw付近はソロ客が多かった。2万円のファンクラブ先行を申し込むレベルのガチ勢だものね……

 

というわけで、2列目からUnderworldを拝めた(感涙)

しかもこの会場は最前列からステージまでが結構近いこともあり、今までのライブで一番良い位置で、快適に演者を見ることができた。指定席式でアンダワを見るのは初めてだけど、スペース確保されてるから押し合いへし合いにならず、自分のスペースで踊りながら見れるのは快適だった。もー、踊り尽くしたわ………。

 

なにしろ、ファンクラブ先行だったためだろう、超絶マナーの良いファンしか周りにいなかった。(服装からして、周りの多くがアンダワ勢)ほんと最高。私、エブエブ以来20年以上ずっとリアタイしてるガチファンだけどさー、こんなアンダワのライブ初めてなんだけどwww

 

アンダワのライブで唯一嫌な点、騒ぎたいだけのマナークソ悪パリピ客が前の方に来ること。ほとんどがマナーの良いファンなんだけど、頭の悪そうなパリピが必ずいる。毎回すごく嫌。こういう人達、なぜかライブ序盤に後ろにはけていくんだよなあ……あれなんなんだろ

 

今回はS席が2万円とかいうフジロック1日分の強気価格+ファンクラブ先行のおかげで、バカがフィルタリングされたからありがたい。価格が上がるとこういうメリットがあるのか。もう今後もずっとこれにしてほしい。精神の衛生を金で買いたい。

 

なお、ネットを探ったらやっぱ後ろの方の民のマナーは泥酔、動画撮り続ける、ポイ捨てなどなど、いつも通り最悪だったようで、呆れてるサカナクションファンが散見されている。こうなるだろうなって思ってたよwただでさえサカナクションのファンって邦楽の中でもトップクラスにマナーが良さそうだし、目に余るでしょうね。邦楽ファンは知らなかったでしょうが、アンダワ客の一部は、洋楽の中でも最低レベルのやばい観客がいるんだなーw ちな、今回は指定席だから、まだ少し、いつもよりはマシだったほうなんやでww

洋楽でもニューウェーヴプログレオルタナは、こんな悪くないです。ちなみにアンダワよりケミカルのほうがなぜかマシです、当社比。ブラックミュージックは私は詳しくないから比較できず……ブラックミュージックの現場って、どうなのか、興味あるね。サマソニでチラ見したかぎりは、ちゃんとしてた印象だけど。(メタルは詳しくないけど、1回だけラウパー行ったら、サークルピットとかいうローカルルールがあって怖い…)

 

クソファンを内包しつつも、アンダワ自身は最高なんで、毎回見に行っちゃうんだよね。というわけで、素晴らしいUnderworldのパフォーマンスについて。

 

◆セトリ

客入れBGM:And I will kiss (……だとおもってたのだが、Caliban's Dreamだったらしい。どっちの曲でも使われる主題の部分が流れてたの…)

  1. Juanita (2022remix)
  2. Two months off
  3. S T A R
  4. Border Country
  5. Push Upstairs
  6. Why Why Why
  7. Jumbo
  8. 8ball
  9. King of snake
  10. Rez/Cowgirl
  11. Dark Train
  12. Born Slippy NUXX

 

私はJuanitaのアルバム版が、アンダワの全曲の中で一番好きなんで、(いや………アンダワに限らず世界中のありとあらゆる音楽の中で一番好きかも……)バージョン違いとはいえ、イントロからテンション爆上がりだよ!!

2022年版はエブエブ版がベース。これはこれで好き。………でもアルバム版のクールで硬質な感じはもっと好き

 

最新作(と言ってももう4年経ってる)Driftシリーズからは2曲。

やはりそれより前のアルバム曲はやらなくなる……Oblivion with Bells」「Barking」「Barbara, Barbara…」からの曲はセトリに定着しないScribbleが定着するかと一時期思ったけど、最近やってない。今回はS T A Rと被るようなややドラムンベース調の曲であるせいかもしれない。

Driftシリーズの曲も今回限りかな。いい曲多すぎて、やってほしい曲は尽きないからしょうがないけどね。個人的にはLow burnがアンダワ史上ベスト3くらいに好きなので、いつまでもやってほしいんだけどなあ。(歌詞もいい……カールが抽象画を描くときの風景を現しているね……)

 

ガチ勢が驚愕したのはWhy Why Whyをやったこと。今となってはiTunesでポチすりゃあいいし、物理リリースでも「1992-2012 anthology」に収録されているけど、それまでは入手しづらいレア曲だった。昔は確か、ダブノーの国内盤初回限定2枚組を中古で根気強く探すとか、そういう手段だったか。そんな曲、今更ライブでやるなんて思わなかったよー!嬉しいよー!

 

8ballVJで雨の渋谷スクランブル交差点の映像が流れてたんだけど、この映像上で流れていたニュース字幕に「フジタの社員が釈放」とか「ホンダがハイブリッド車」とか出ていて、前者をググったら前者が20109月末日のニュースであることがわかった。201010月のBarkingツアーの頃の来日で撮影した映像を材料としたものと予想している。

 

終盤、「蛇王、レズカウ」って来たので「あー、次ボンスリで終わる流れだわあ……」って思ったら、Dark trainを挟んできたのが嬉しかった。近くの男性ファンもガッツポーズして喜んでた。わかるよwwこの曲はわりとセトリの序盤に据えられることが多い印象なので、ガチ勢なら終盤に来ることを期待してないからね。これも私の好きな曲のベスト5に入る。

 

アンダワはリアルタイムミックスでちゃんと「演奏」をしている。DJセットみたく単純に「音源を流している」のではない。そのため、リックの作業が大変で、過去はダレン・エマーソン(こっちは正式メンバー)やダレン・プライス(こっちはサポートメンバー)がリックの演奏をサポートしていた。が、今回は技術進歩によりリックのワンオペ。(……武道館もそうだったっけ?もう思い出せぬ…)

 

2人だけでステージに立つようになって、また絆がいっそう強まったのか、おじいちゃん達の仲が良すぎて超ほっこり。かわいすぎる。

トラック製作のメインであるリックのことをカールが大いに信頼していることは、各種インタビューで明言されている。一方、リックはインタビュー数が少ない。(「そういうのはカールにおまかせだ」とSNOOZERクロスビートで昔言ってた覚えがある)過去からあまり多くなかったリックのインタビューを総合すると、私の解釈では、リックはカールを「インスピレーションを与えてくれる存在」であると見ているように思える。芸術家をインスパイアするミューズというのは、芸術のジャンルにおいては古今東西に存在しており、だいたいが若い美女なんだけども……アンダワにおいては、おじいちゃん同士が、お互いをインスパイアし続けているんだと思う……。

 

TMOの間奏部分で、ハグし合う2人の背後のスクリーンに「❤️❗️」と表示されたので笑った。

なお、TMO間奏においては、過去は、顔を寄せ合う2人のドアップ映像が流れた時期もあった。

なんでいつもTMOはこうなのかって言うと、この楽曲の製作エピソードとして、カールが「リックが作ったトラック聞いて、あまりにも素晴らしくて、自然とyou bring right inって歌詞が浮かんだ」ってなことを昔話していた。ちょっと詳細忘れちゃったんだけど、総合するに、どうも、TMOの歌詞は、カールによるリック讃美歌のようなのだ。この曲のカールの歌唱における「you」はリックのことを示している模様。折りしも、この曲はダレン・エマーソンが脱退して2人組になった直後に制作された楽曲であり、2人の絆を示す象徴になったと思われる。

 

しょっちゅう肩組んでハグしてほっぺにちゅーするのは、まあ過去のライブからずっといつものことなんだけど、今回は他にも、背後にいたカールの背中に、リックが背中を持たせかけたりしてふざけてたwあとカールのお立ち台にリックが乗って、カールが卓に向かったのも草。役割交代w

とにかくリックがノリノリだった。すげー曲に合わせて歌ってたw

ガチ勢の目には、今のリックは昔よりもリラックスしてるように見える。もしかしたら、ワンオペでもラクできるくらいに技術が進歩してるのかなあ。

リックの演奏はたまにミスったりするけど、他のミュージシャンと比べればわりと安定している。楽器を弾くわけではないから。

カールのパフォーマンスも、目を見張るほどの安定性。今、カールは65歳よ???来日公演するごとに、「もう2人ともトシだからなあ」と心配しながら見に行くわけだが、毎回「何の劣化もない!」って言って帰ってくる。今もまだ声質の劣化がなく、声しっかり出てて、踊りまくり。もう超人だよ……。なおBarkingツアーごろだったか、海外メディアのインタビューで、カールはライブ前のルーティンとして「バナナ食べる、朝鮮人参のドリンク飲む、Cowgirlの一番低いラインを歌う」って言ってた覚えがある。朝鮮人参が若さの秘訣なのかなwなお、同じインタビューで、ライブの直前は、「完全にリックとカールの2人きりになって、思考をコネクトする」とも言ってた。それで息が完璧に合うのだな(ソース失念だけど、ネットのどこかに多分まだあるのかも)

 

MCは年々少しづつ増えている。カールのちょっぴり休憩タイムか。あんなちょっぴりで、65歳が動くのがすごい。(トークで体力回復する速度が、Perfume30倍くらい速そう…)カールが「英語で話しかけてるのに反応してくれてありがとう」とか言ってたの草。そんなこと言う?w

 

あとカールについて気になった点としては、以前TMO演奏時にやってた、カールがギターでボコーダーの音程操作するの、やらなくなっちゃったな。これも技術進歩の結果なのか?

 

まとめると、アンダワって本当に安定している。楽曲の質、パフォーマンス、2人の仲。一生2人でやっていくんだなって安心して見ていられる。この永遠性が好き。アンダワ、一生推す。

 

アンダワの演奏は1時間45分。単独公演並みで満足。

 

アンダワの前に、サカナクションの「DJセット」という名目の演奏が1時間あった。そういう名目であっても、メンバーによるベース、キーボード、ギターの演奏も見られた。インスト中心だが、メンバーが歌ったり、ボーカルラインの音源を使用したりする場面もあった。4曲目がよかった。女性メンバー2人が女学生のようにキャッキャしてるのがかわいらしかった。

 

1回、ボーカルの体調不良により、公演が7月から延期になっているのだけど、やはりどうしても復帰できなかったようだ。これ以上、延期できない!という判断で、ボーカル抜きでの公演に踏み切ったのだろう。レアなステージが見れたのだと思う。

演奏がバンドセットではなくDJセットになったためなのか、延期になったお詫びのためなのか、元々7月からの予定だったのか、わからんが、来場者にアンダワとサカナクションのロゴ入りトートバッグが配布された。布がしっかりしていて嬉しい。よく見たらマチ付いてる!有能!

 

私は「Sakanaction」ってアルバムまでは全部買って聴いてたくらいには、サカナクションの楽曲が好きだった。今回はボーカル不在→DJセットということから、原曲の良さを捨ててEDM寄りのリミックスを流す方向に舵を切った模様。ダンス系に寄せて、アンダワとタイマン張りに行くという勇気ある行動。カールもMCで「サカナクションの勇気をリスペクト」って言ってた。(これはフロントマン不在でもやりきるという勇気を讃えたのだと思う)普通に「アイデンティティ」のCD音源でも流しとけば、普通に盛り上がっただろうに、そうしなかったのは本当に勇気があると思う。

………個人的には、最近のサカナクションを聞いてなかったこともあり、なにやってんだかよくわからず……。既存楽曲をベースに演奏しているっぽいんだけど、原曲がわからんっていう。予習が足らずすみません。でも私が好きな曲はやってなかった風。私が好きなのは「表参道26時」「なんてったって春」「インナーワールド」「モノクロトーキョー」……ま、この辺はDJセットでなくてもやらなかったんだろうなって気はしてるw

当初の予定通りにバンド形態だったなら、アンダワよりNew Orderと対バンした方が親和性が高いだろうと思っている。次はバンド形態で、NOと対バンしてはいかがでしょうか(どうしてもNO来日させたいマン)

 

終演後の様子。(ここは写真撮ってokだった)

リックの卓に、未だにレシートみたいなやつがピロピロと何枚も貼ってある。そこは技術進歩しても20年以上ずっと変わらないねw良席で観察しててわかったのだけど、このレシートにはラミネしてあるような固さがあり、たぶん磁石が仕込んでありそう。スッと手にとって、卓にピタッと貼ってた。(レシートみたいな紙に、どこのキーにどの音を仕込んであるかのメモがされていて、曲が変わるごとにレシートを卓に張り替えてる)

 

あと気になった点は、水ボトルは、過去はずっとペットボトルだったんだけど、今回はマグボトルだった。カールもリックも、2本づつ。あっ、SDGs的な?w

こういう形状のやつ(同じものではない) https://item.rakuten.co.jp/zakka-marbles/10001120/?scid=af_sp_etc&sc2id=af_117_1_10000782

 

このステージ転換の画像だとわかりやすいか。ステージ転換、15分で完全に終わってた…。機材載せた卓を動かすだけだから早い。

 

有明ガーデンシアターへの感想としては、ちょっと会場サイズがでかすぎる。音の反響が気になった。JumboDark冒頭など、音数が少なくてバスドラ4つ打ちの時に、背後からバスドラが反響してくる。幕張メッセとかでライブする時のかんじ。これが発生するということは、音質は物足りないと言わざるを得ない。

トイレの機数が超大量だったことはよかった。商業施設が併設なので、時間を持て余して早めに来ても時間を潰せるのがいい。今回は時間がなくて1秒も見れてないけど

 

2日間の公演のうち初日だけ見た。基本、ツアー日程の前の方に行きがち。そうすると、もう1回行きたくなったとき、後の日程に当日券で行くことができるから!まあ今回は普通に仕事忙しくて行けなかった

  →その後知ったのだが、大阪はCups、東京2日目はLow burnという、私の好きな今日ベスト5入りの演目をやったそうで…………両方羨ましい…羨ましすぎる…せめて2東京日目、行けばよかった…

 

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もてぎでニコ活から翌週アンダワライブとかいう最高コースだった。直近1年間、推し活が超充実してて、現5大推しの内4件見れたーー。

21/11:King crimson

22/78:8耐でイケル

9:MotoGPでニコ

10:アンダワ

 

これで2月のNew order来日がもし中止になってなかったら私の推し活がパーフェクトになってたんだよなあ……NO来日してほしいなあ……。イギリスでやってるPSBとの対バンライブ映像をつべで見ては、歯軋りしてる……