初日も2日目も、全クラスFP形式だったので、映像で中継があるのかと思いきや、ライブタイミングだけだった。SBKはライブタイミングが無料の様子。太っ腹である。(MotoGPは有料だし、ビデオパスとは別料金)
今回は二日間、ひたすら数字が並んでいくのを、飽きもせず見てたw
見てて気がついたんだけど、SBKベテラン勢は、トラックに出て2周くらいでほとんどその日のベストに近いタイム出しちゃうんだよね……MotoGPだと、それってセッションの最後の方にやることだと思ってたから驚いた。それをやってるのは主にレイ、ラズガットリオグル、バウティスタというチャンピオン争いの主役トップ3が目立つけど、ガーロフ、バズ、ラバティetcのサテライトにいるベテラン勢もやってるんだよな……。SBKとMotoGPはなんか文化が違う……。
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・イケル初日インタビュー(恒例、メディアによる転倒いじり付き)
https://www.speedweek.com/sbk/news/190186/Iker-Lecuona-(9Honda)-Sturz-ohne-Folgen.html
ーイケル・レクオーナはMotoGP転倒王として2021年シーズンを終えた。彼の新しい雇い主であるホンダは、SBKでは転倒をやめさせたがっている。しかし12月のヘレスにおけるCBR1000RR-Rデビューで、既に彼は転倒し、左手小指を骨折した。アラゴンのテスト初日は、転倒したが無傷であった。
月曜朝の最初のセッションは見送り、FP2では1:50.762分、最終セッションでは1:50.586分と少し向上した。この日のベストタイムはジョナサン・レイ(カワサキ)による1:49.394分で、約1.2秒遅れである。
7「最終的には強さのある日だったよ。最初のセッションはやめておいたんだ。ちょっと寒すぎたから。それでもみんなトラックに出てたから驚いたよ。でもオレはタイヤを取っておきたかったし、快適ではなかったから転倒するリスクを負いたくなかったんだ。2回目のセッションは、初めてアラゴンでホンダに乗る機会になったよ。
ハードタイヤしか使ってないけど、いい感触があった、まだたくさんやらなきゃいけないことがあるとは言え。
午後は上手く進んだよ。時々、他の人の後追いもしたけど、だいたい自分1人で走れてたね。セッションの終わりに、初めてもっとソフトなタイヤを使ったよ。なんか変な感じがして、トラブルにハマっちゃって転倒したんだ。第7コーナーのブレーキ中に前輪がスリップしたんだけど、このスリップでは無傷だよ。バイクも無傷のままだし。それからチームでそのことを話し合って、火曜日の計画を立てたんだ。願わくば、お天気も快適になるといいんだけど」
ーバルセロナでレクオーナは3位であり、アラゴンのテスト初日は9位だ。これについて自身はどう考えるか。
7「どっちのテストも現実性を表していると思うな。バルセロナでは2日目に自分のベストタイムを出せたけど、あそこでは何周もできた。ここアラゴンでは3セッション、45分づつしかない。急速に向上するのはオレ達には難しいよ。全てを理解してバイクの準備をするには、オレ達はもっと時間が必要だよ。それでも遥かに離されてるってわけじゃないって思うよ」
→ちなみに初日、ソフトタイヤを使って早々にコケたので、最後は更新ができずP9となっているけれど、タイヤを変えるまではFP2も3もずっと上位3〜10位の間にいるような状態だった。ここ数年のHRCの成績を考慮すると想定された範囲内でのいい仕事をしていると思う。イケル偉いイケルかわいい。まあ転んだ時は「ああ、いつもの…」とは思ったけど…。
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・骨、折れてるのに無理くり参加するビエルヘ(発言部分だけ抜粋)
https://www.speedweek.com/sbk/news/190203/Xavier-Vierge-(Honda)-Schmerzhafte-Testkilometer.html
97「バルセロナで転倒して以来のテストで、かなりキツかったですが、乗ることはできますし、かなりマシになりました。肋骨は折れてて、まだ痛いですし、思ったようにバイクを動かせませんが。このアラゴンでのテストは重要だったんです。数日でシーズンは始まるし、俺はスーパーバイクに少ししか乗れていないし。バイクを、とりわけ電制をもっとよく理解するために、俺はシンプルにもっと何キロも乗る必要があります。しかし怪我のせいで、月曜はかなりのことを控えました、この状況で俺に何ができるかを見つけるためにですね」
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・HRC公式。コメントだけ抜粋。
7「アラゴンでの2日間のコンディションは、早い時間帯はすごく寒くて、午前のセッションは乗らないことにしたんだ。初日はハードタイヤで作業して、いい感じだったよ、これがアラゴンで初めて乗るってことを考慮すると。学ぶことはもちろんたくさんあるけど、とてもうまく事が運んでいたね。2日目もセットアップの作業をして、全体的にまあいいって感じだった、それまでのテストほど良くはなかったけど。正直言って、もっと期待してたんだよね、このバイクならもっと速くなれるってポテンシャルがあるってオレにはわかるから。でもここではソフトタイヤで苦戦してたし、高速ラップを試してる時に第2コーナーで初めて転倒までしちゃったんだ。ラッキーなことにオレは無傷だから、それについては問題ないけど、オレ達はこのトラックでもう一歩必要だということは確かだよ。だから明日から2日かけて、オレ達はデータを全部確認して、週末に備えるよ。オレ、シーズンが始まるのがほんとに楽しみだよ、このバイクで向上して、新しいチャンピオンシップに落ち着いて、新しいシーズンを楽しむことが待ちきれないよ」
97「今回のテストでまたバイクに乗れてよかったです。週末に控えるレースに備えるという点で、このテストはとても重要でした。俺にとってはバルセロナで負傷して以来のバイクでしたし。状況は理想的というわけではありませんでした、恐らくレースの日にそうであろう状況よりも、寒かったんです。しかし作業は終えました。俺は特に2日目が嬉しいです。昨日やったことを続けていました、あまり周回せず、ただ何をどう向上させるかを理解し、電制を週末に向けて調整するだけで十分でした。俺達は進歩を遂げ、俺はそれがとても嬉しいです。そして週末をいいベースで始めるためのデータもとれました。肉体的にはもちろん痛いですけど、どれだけ自分のライディングスタイルを合わせなきゃいけないのかを理解するためには、乗ることが重要だったんです。というわけでこの2日間でデータを得られました。あとフィジオセラピーを継続することも大切ですね、レースウィークに適した状態になれるように。チームのみんなのハードワークとサポートに感謝します。ここにいられること、またバイクに乗れることが嬉しいです」
→やっぱり、イケルがストイックに成長している…。去年まではもっと能天気だった。
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・動画
https://www.worldsbk.com/en/videos/2022/2022%20WorldSBK%20Aragon%20TEST%20Intw%20TOP%20QUOTES
上のコメント群との差分だけ要約すると「ユーズドのタイヤで苦戦した。すごい速い転倒だったけど、転んだだけで体はなんともない」と言っている。
こんな感じで終始、渋顔してるのは珍しい。
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・SBK公式記事。マルケス、HRCのヤング2人についてコメント(抜粋)
93「SBKを見るのは好きですよ、以前は経験豊富なライダーが多かったですからね。でも今は才能ある若手がSBKに参入するようになりましたね。例えばチームHRCのイケル・レクオーナとチャビ・ビエルヘです。2人ともプッシュするでしょうし、彼らはいいライダーだと僕は思います。そのうち僕達にもわかるでしょうが、このプロジェクトに最適の人選ですよ。彼らが必要としているのは、いい結果を達成するためにハングリーなライダーですから」
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・おまけ マルケス先輩とイケルくんの思い出編
イケルのFB見ると、中学生くらいのイケルと、既にレプソルでチャンピオンになってたマルケスの写真とかがある。
14歳くらいなんですかねー。イケルの小さい頃の写真、ファンボーイっぷりがかわいいw(他にはロッシさんとかイアンノーネさんとかメランドリさんとか…色々ツーショしてもらってるw)
ライダーとしての初絡みは、情報が残る限り、2019年フィリップアイランドの木曜プレカンが最初か。
このプレカン、めちゃめちゃ可愛いの…。
要約するとこんな流れ。(妄想補足を含む)
インタビュワー「あなたの一番最初のMotoGPチャンピオンシップの思い出はなんですか?」
(27* °▽°)「タイで3位とったこと!」
インタビュワー「……いや、最初の…」
(43  ̄^ ̄)「最初の、やで」
(20 `∇´)「一番最近の、じゃなくて一番最初の、やぞ」
(27 〃ω〃)「ああっ…」(アワアワ)
(93`・ω・´)「ペラペラ(スペイン語でなんか助けてあげてる)」
(27 *´∀`*;)「うん!…オレが覚えてるレースと言えば…マルクが一番後ろからスタートして優勝しちゃった回」
(93・ω・;)「いや俺の話じゃなくて…君自身の話を聞かれてるんでない?」(と多分言ってる)
(27 ゚д゚)
(5 о´∀`о) (ほのぼの)
(46 ⌒▽⌒) (ほのぼの)
(04 °〜° ) oO(こいつ大丈夫か??)(と言わんばかりの顔)
(43 ̄∇ ̄)「あー、彼はまだベイビーだったから覚えてないんだよ!」
(27 //∇//) 「キャハッ」
_( ┐ノε:)ノ ズコー
周りのライダー達の反応も可愛いしあたふたするイケルが最高に可愛いwwwスペイン語でサッとアシストしてあげるマルケス見て、そういえばマルク・マルケスって弟持ちの長男なんだった…と思い出した回。このイケルへの質問の他に、「マルケスさん、ロッシさん、クアルタラロさん、イケルへアドバイスをどうぞ」ってプレスから質問する場面もある。ちなみにマルケスは「エルベ達Tech3には経験があるから大丈夫」的なことを言っているし、ロッシとクアルタラロは「Moto2とMotoGPは全然違うからね」みたいなことを言っている。あと、ザルコの「話してる人をジッッッ( <●> ω <●> )と見る」癖(なのかな?)が発揮されてて、その熱視線が笑える。
ちなみにプレス席前列でバッチリTech3のポンシャラルさん、マリアさん、マティルドさんがイケルを見張っている。草。このプレカンにTech3のライダーは出演していないのに現場にいるのは、わざわざイケルを見にきていたものと思われる。翌年から自分達のチームに入ることが土壇場で決まったからね…。
ちなみにこの2020年度ライダー土壇場確定について。2019茂木でアメリカンレーシングチームのピットボックスが、MotoGPのTech3の真横だった。Moto2のTech3チームではなく、なぜかアメリカンレーシング。茂木でTech3のクルーがイケルを観察してたものと、私は予想している。素行とかクルーへの態度とかを。それで合格と判断したから翌週、フィリップアイランドで採用を決めたんじゃないかと思う…。妄想だけど…。
・おまけ2
HRCのインスタだけど、面白い絵だったので。バウ先輩と後輩達。バウティスタは本当にかわいいな!行動もコメントもチャーミングだ。
……イケルもかわいいよ!!
(19 'ω' )👉 <おべんと、鶏むねとパスタしか入ってないっしょ
👈(`∀´ 97) <それな
( ´ ∀ ` ;7) <だよね…
ーー
ようやく開幕間近。
新規絵もSNSでたくさん見れて楽しいな!SBK公式のSNSが結構多くイケルの撮り下ろし画像を流してくれるのが嬉しい。MotoGPでは少なかったからねえ……。タイミング的にしょうがないことだけど、12月以後は皆無になったしねえ…。MotoGPのオフシーズン用のSNSメディア(「2021年を絵文字で表すと」「10歳の時の自分に伝えたい言葉は」みたいなインタビュー動画とか、誕生日おめでとう写真とか)は、イケルも9月に撮影されてたのだけど、全部お蔵入りした…!まぼろしー。他のライダーのそれがインスタに流れてくると、むなしい気分だった…。今朝、MotoGP公式から「なんで今年ビデオパス更新しなかったんや?アンケート答えてや」ってメルマガが来てた。「レクオーナは不当(unfair)に追い出された。私ができることはMotoGPの不買しかない。なおWSBKのビデオパスは買った」ってアンケートに書いておいた。まあ、Moto2のチームからのオファーを蹴ったのは本人だから、unfairって表現は的確ではなかったか……unjust…wrongfully……うーん。いずれにしろ主張するには文字数が足りなかったし、書いて何かが変わるとも思わないが。私の溜飲が少し下がるだけだ。
まあとにかく、私は21MotoGP閉幕から22SBK開幕までの4ヶ月間を頑張って耐えたわ……耐えた甲斐あって、イケルの新規絵がかわいい!!わああああい!!
実はまだ2021バレンシアの、mortorsport imagesの画像と、KTM画像庫(zipでDLだけしてある。あの便利さだけは本当にKTMを評価する)を見れてない……………ww結局、ラストニコの覚悟がキマらなかった…。