長くなったんで3つ目にわけた。
◆インタビュー記事pt2
長い記事は後回しにしがちなんだけど、Motosanが一番詳細だし、母国語だからレクオーナの素直な気持ちが表れている印象。一番重要なソースと化した。
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・レース後インタビュー(ソースが同じなんだろう、speedweekはこれの短縮版。内容一部重複)
ークレイジーなレースのまとめ
27「素晴らしかったよぉ。スタートしてす雨が降ると予測してたんだけど、最後の数周だけだったね。嵐が来た時、オレは9〜10あたりにいたよ。先頭のライダーたちはピットレーンに行っちゃったけど、オレは距離を見て、差を詰められないと思ったんだ。彼らは速かったし、あと7周くらいはあれば追いつけたと思うんだけど。最善の選択はこのままトラックを走り続けることだと思ったんだ。でも周回ごとに難しくなっていって、最後2周はバイクに乗れるような状態じゃなかったよ。バイクにブレーキかけたり止めたりすることもできなかった。最後にはスピードも出なくなってた。最終的に、クレイジーなレースだったね」
ーMotoGPクラスで自己ベスト、6位について
27「P2にいるのを見た時、とっても嬉しかったよぉ。でもいとも簡単にミスれるような状況でもあった。最終コーナー2つで、レインタイヤに履き替えたライダーたちがオレを抜かして行ったよ。これは当然だよ、彼らの前に出ることは簡単なことじゃなかった。オレとっても嬉しいよ、MotoGPクラスでの自己ベストだもん。すごくリスクを負ったけど、それもいい感じだと思わないとね」
27「今回はオレの自己ベストでレースをフィニッシュする機会となったね。オレのベストな週末だったよ、マネージするのは難しかったよ。来年、オレはこのチームにはいられません。でも集中してチームと一緒に働いたよ。全体的に、自分のメンタルを保つことが難しかったけど。チームのみんなはオレを信じてくれてるんだ。あと残るレースは7回、結構あるね」
ーロッシやマリーニと表彰台をかけて闘った
27「第一コーナーでロッシさんとマリーニさんと止まった時は、クレイジーだったな。ブレーキも手も使えなかったんだ。ブレーキもアクセルも使えないからバイクを保つのがすごく難しかった。スリックタイヤではオーバーテイクするのが難しいし、こう言う状況ならもっと簡単に転倒しやすくなっちゃう。最後にスリックタイヤでオレたちがフィニッシュできたのは素晴らしいことだったよ。ロッシさんとマリーニさんにもおめでとうって言いたいな、とってもいいバトルができたもんねぇ」
ー中上さん
27「オレ…中上さんとバトルしてた時に、表彰台を逃したんだと思う。あの時3〜4秒ロスしちゃったんだ。ミックスコンディションでかなり苦戦してたよ。彼をオーバーテイクした時、彼はまたオーバーテイク仕返そうとしていたよ。最終的に、レースも、週末全体もとてもよかったよ。予選でバイクを替えて、とてもよく機能したんだ。オレのチームと家族に感謝してるよ。あと、ソーシャルメディアなどで送ってもらえたサポートのメッセージにもね」
ー週末通して満足
27「先週はかなり苦戦した、でも今週はFP1からバイクのセッティングを始められた。バイクはすごくいい感じだったよ。チームとの雰囲気はとってもいいんだ。すごく上手くやってこれたし、オレは来たるシルバストーンでも経験を積むのが楽しみだよお。全体的にいい気分だし、今回も、ワークスの2人にも、Q2にも接近できたんだ、とっても嬉しいよ」
ー最終周
27「すっごい難しかったんだよ。あんな風に乗ったことなかったんだよ、多分、ルマンでフラッグトゥフラッグする1周前くらいかなあ、3周くらい雨量がすごく多かったんだけど。バレンティーノとマリーニさんと、テンション上がっちゃって、バイクの上でオレたち笑っちゃったよ。世界の終わりみたいだった、バイクの上で、クレイジーな気分だったよ、第3コーナーでバイクを止めたらもう動かなかったんだ。アレイシをオーバーテイクした時、交差しちゃったんだけど、オレの有利な点として、いつもこういうことがあるんで、技術的に準備ができていたんだ、上手く安全に対処する方法をよく知ってるんだ〜」
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…予選でバイクを替えてよく機能していたようには見えなかったのだが?ニコさんとの雰囲気がいいように見えなかったのだが?
でも、本人のコメントを信じて解釈すると、
1台目は完全にトラブってて、替えないより2台目のほうがずっとマシだったのだろう。それをささっと用意したメカニックチームすご〜❤️そしてニコさんに慣れ親しんだせいで、気を遣わず正直に振る舞えるようになっちゃったのだろう。堪えきれずナーバスをぶつけていたのをカメラに抜かれたのだなwでも全部終わってみたらはっぴいえんど❤️
ってかんじかな、ああ、スッキリした…!
海外でいろんなファンの意見見るに、
「ポンシャラルさんはフェルナンデスの契約を事前に知っていたけど、スティリアのレース後まで通知はしないようにした説」と
「ポンシャラルさんは契約のことも通知のタイミングもKTMから何も知らされていなかった説」の両方ある。
仮に後者だとすると、ポンシャラルさんはフェルナンデスがMoto2残留すること≒レクオーナかペトルッチのコンペになることを信じていた、ということ。ボスがそうなら、レクオーナ/ニコチームの面々だってもちろんそう。だからクルーはみんなレクオーナの残留を信じていたんだと思うんだよね…。Tech3はもともと基本的には若いライダーを育てることをミッションとして来たのだし、ペトルッチが重すぎるのはどうにもならなかったし…。
そう思うと、めちゃくちゃ哀しい…。速さをチラホラ見せ始めて、そりゃ転びまくるけど、それはそのうち直るだろうし、そんなヒヨッコが少しずつ成長していくのを支えていこうとしていたのに……来年はナシだからな、なんて………。言ってみれば、今、世界一レクオーナ推しなのは、ニコチームなんだから…。彼らの心情を想像すると切ない…考えたくない…。
まあ、私は前者だと思ってるけど。ポンシャラルさんは、さすがに知ってたでしょ??発言の内容的に、私はそう読解している。ただ、クルーにどれくらいその情報が行き渡っていたかは全くわからない。……憶測でしかないけど、スティリアFP4の公式発表まで、知らなかったんじゃないかな…レクオーナとペトルッチだって知らなかったんだから。
いずれのパターンにしろ、クルーの心情を想像すると、辛いものがある。
だから、レクオーナがニコチームへの信頼の気持ちを表すたびに、私は辛くなる…。
◆おまけ。Tech3オフィシャルから借り。
ギーさんがレクオーナ(画像にレクオーナ自身は写ってないけど、ボードがレクオーナ用のやつである)にサインボード出してる…!そんな若手メカニックがやるような端仕事を……御大自ら…!(ほんとTech3って人手ないっていつも言ってるよね…)