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MotoGP/WSBK/Rebel250/台湾/音楽。Tech3チームマネージャーのニコラス・ゴヨン様を爆推しする。

MotoGP2023 マレーシアGP観戦旅行記(その6 完結編)月曜〜帰宅

◆ホテル〜観光出発

この日の朝食。

このホテルの朝ごはん、どうも時間帯が遅くなると、イモ枠がベイクドポテトからハッシュドポテトに変わるようだった。揚げたイモが大好きなので嬉しい。(とうとうニョニャクイへのチャレンジを諦めたことがわかる図)

 

この日は昼間に観光をして、23時前に離陸のフライトで成田に帰る予定だった。ホテルのチェックアウトの締め切り時間は11時なので、時間に余裕を持って支度ができた。(日本だと10時がスタンダードよね…)

余裕あったから、今回の遠征コスメ晒しときますね。

Diorスノーの下地はSPF値が高く、カバー力もあり、ボトルサイズが大きすぎないので、レース観戦遠征に最適だと思っている。色補正能力はないけど、そこは私は重視しない派。モロモロが出にくいところがよい。クッションファンデはDiorのツヤ肌じゃないほうのタイプ。カバー力はあんまりないが色がしっかり補正されて崩れ方がきれい。プライマーはセザンヌのYSLジェネリックみたいなやつで、適度な硬さがあるので、毛穴落ちしにくく、YSLのプライマーと遜色ない気がする。持ち運びによいサイズ感も値段も優秀。プレストパウダーは、アッコちゃんコンパクトの中にキャンメのマシュマロのライトオークルを入れてある。本当はパウダーはミラコレを使いたいが、かさばるので遠征時はキャンメで妥協している。過去は毛穴を埋めるべく資生堂のファンデブラシでスタンプのようにして粉を塗っていたものだが、今はYSLのノベでもらった大きめのブラシでふんわり載せるようにしている。その方が毛穴落ちしにくい。トシで毛穴が広がっているので「崩れ方が汚くならない」方向性で研究を重ねた結果こうなった。

 

私のクマ力は53万ですので、コンシーラーにはこだわりが強く、ボビイブラウンのコレクターのライトピーチ(唯一無二。最高)で色補正をした後に、ザセムのライトベージュでしっかり明るさを出し、YSLのラディアントタッチの2番でハイライトとして明るさを追加し、イプサの粉のハイライトで目の下を馴染ませる。ついでにTゾーンとCゾーンにもハイライトはたく。という感じで、4段階の対策をしている。まあ、それでもクマ消えてはいないんだけどね!フリーザもびっくりのクマ力!

 

イプサのパレットはハイライトとチークとシェーディングとなじませ粉が入っていて、薄くて軽くてこれ1つで多機能なので遠征に最適。数年前に友達に誕プレでもらって以来、大切に愛用している。ブラシと大きめの鏡が付いているのに、この軽さは素晴らしい。

 

眉メイクは印象を大きく変えるので重要視する。セザンヌの2色パウダーを混ぜて、雑誌付録のブラシ(アディクションジェネリックみたいな形状のもの)で全体を描いてからデジャヴュの赤みブラウンの眉マスカラを塗り、最後にKATEの繰り出し式のペンシルで、眉山と眉尻など、足りてない部分を描き足す。眉山を作るのが最近のマイブーム。日本のメイクトレンドには逆行しているんだけど、私の顔は眉山があるほうがシマリが出ると思った。安室様が太眉ブームの時代でも細めを貫いていたので、私も眉毛は流行りに完全には乗らずに、自分に似合う形をベースにしていこうと思っている。

 

アイメイクは比較的適当。荷物の重量を軽くしたいのでパレットは持って行かず、単色を持っていくというポリシーがあるくらい。Twiceのツウィちゃんが使ってたことで有名なマジョの「ゴージャス姉妹」を瞼全体と涙袋に塗り、目尻にアディクション の「ラ・マムーニア」を置いて二重幅全体にぼかす。発色がしっかりしているので、アイシャドウベースが不要で荷物が減るという利点あり。ブラシは友達からもらった竹宝堂と、ロージーローザのアイシャドウブラシの小さい方を使い分けている。竹宝堂がいいものなのはもちろんなんだけど、ロージーローザが2本セットでたった500円なのに天然の馬毛製であることはもっと知られていいと思う。粉含みが良くて、お値段以上のいいもの。アマゾンでポチれるしDSにもよく売ってて手に入りやすいので、ロージーローザは素晴らしい。

ヒロインメイクのブラウンのリキッドアイライナーでまつ毛根本の隙間を埋めつつ目尻は5mm描く(上げるか下げるか水平かは気分による)過去3年くらい「3mm以上はやりすぎなのでやめましょう」みたいな傾向があったけど、今年はしっかりアイライン引いてもいいらしくて嬉しい。アイライナーはリキッドしか使わない派なんだけど、この1000〜1500円の価格帯の有名どころを一通り使ったところ、やはりヒロインメイクが一番描きやすく、ミスった直後はリカバーもしやすく、でも涙や汗では落ちにくく、それでいてメイク落としですぐ落ちるので、一番いい。(なお、もうちょい予算を出せる場合はUZUが最高に描きやすくて良い)

 

アイメイクの最後にCLIOのG10(指原さんが流行らせたことで有名なあれ)を黒目の上下に指でポンポンと置く。涙袋が存在しない顔なので、偽造を目指す。

 

なおマスカラはしない派。ここを「抜け感」の置き場にしているという言い訳もあるけど、実のところ、単純に、瞬きした時にまつ毛同士が引っかかる感触が苦手なためマスカラを回避している。(……なんだけど、Itzyのリュジンちゃんがメイベリンのマスカラの広告になっているのを見かけて以来、またY2Kっぽくマスカラ盛ろうかなって気持ちがムクムクしてきてる…リュジンちゃんがかっこよかわいすぎる…)

 

遠征時のリップメイクはDiorの無色マキシマ、UVカット効果のある色付きリップ(外でのお直しはこれに頼る)、しっかり色の付く口紅の3本を持参することにしている。寝る前と起きた後にマキシマを塗ってナイトケアと朝の潤いチャージをしておく。メイク時は、今回はUVカット効果があった時代のDiorリップグロウをUV対策に仕込んで、軽くティッシュオフしてから、YSLのルージュピュールクチュールボールドの1968を二度塗り+ティッシュオフした。1968はイエベでもブルベでも似合うらしい。不思議。私は自然なローズピンクに発色している。ティント効果はないのに発色が良く、飲食後でも色残りして、なのに歯紅しづらいところに、値段相応の価値が感じられて気に入っている。それにこの価格帯ともなると絶対荒れない。でも本当にお値段が高い…1本6000円越えはビビるわ…。

それにしても、現行リップグロウからUVカット効果が消えたことで、互換品が見つからずに真剣に困っている。これ使い切ったらどうすればいいのか………。求む!Diorくらいの価格帯で、パケのビジュよくて、UVカットできて、繰り出し式で、色がそこそこ付いててお直しに使えるリップ!(出先でお直しにも使う用途なのでチップタイプとジャータイプは衛生的に嫌)UVカットリップは日本のプチプラが充実してるけど、荒れがちなんで避けたい…。

 

すっごいコスメのこだわり語りが長くなったw

というわけで10:30にホテル発。KLIA2から1への無料シャトルバスに乗って移動し、KLIA1の到着フロアにある有人の荷物預かり所にスーツケースを預けた。便利!!荷物を預けてお支払いするとレシートみたいなのを渡されるが、それを失くすと荷物を引き取れなくなるらしいので注意が必要。

 

◆プトラモスク

KLIAエクスプレスに乗ってプトラジャヤまで行った。切符売り場の自動販売機では、カードでしか買えなかった。プトラジャヤの駅は「プトラジャヤ/サイバージャヤ」と名乗っている。なんか近未来な響きだなと思ったら、IT特区になっているからサイバージャヤと命名された様子。空港近くのエリアにIT特区があるとは、本当にマレーシアはいい位置に空港があるなあと再び感心する。

駅からプトラモスクまでは、乗り場にいたタクシーを使って移動した。メーターはないので、乗る前にいくらなのかを聞く。行きはRM15だった。

プトラモスク。別名ピンクモスク。

色合いがかわいい!!マレーシアに来たら絶対ここは来たいと過去からずっと思っていた!

奥に入るには女性は髪と肌を隠す必要があるので、入り口の近くで臙脂色のローブを貸してもらえる。着ると色合いとシルエットがちょっと「百眼の巨人アーガス」(ウィッシュボーンアッシュ)みたいになれる。

アーガスになって中に入ったら、信者がお祈りをしているのを見れて、とても興味深かった。お祈りコーナーにズラリと扇風機が並んでいて、扇風機の前でお祈りをする形。お祈りの手順が終わったら、信者はそのままダラけた姿勢になって扇風機で涼んでいたので、そのギャップにちょっと笑ってしまったが、それくらい生活に溶け込んだ行為ということなのだろう。

内部の天井が美しい。そしてカーペットの柄と色もかわいい。…………横に伸び伸びになってるちいかわ靴下もかわいい…。なんか…変わってるみたい…顔ッ…。

 

なお地下にトイレがあるが……水で清める式なので紙がなく和式。やはり床一面が水でグッショなので、使うのを諦めた…。あとなんか、トイレ内に壁がなくて水道がずらっと並んだエリアも別途あったんだけど……まさかあれもトイレとして使う信者さんもいるんか……?今回1番のカルチャーショックがプトラモスクの地下だった……勉強になった……。(なお、プトラジャヤ駅の改札外のトイレはわりと綺麗で紙があるので、付近のトイレポイントとしておすすめ)

 

プトラモスクの近くには、タクシー乗り場はない。流しのタクシーを捕まえるしかないよ、と予約者持ちをしている運転手に聞いた。だからマレーシア旅行記でみんなGrab使えって言ってるのか…。Grabの初期登録は電話番号でのSMS受信が必要なので、eSIMを使っていた私は、今更ここで国際通信費用2900円が発生するのもなあ…と大いに渋ったw日本で登録しておくべきだった!

幸いにも、うろうろしてたらたまたまタクシーを捕まえることができた。しかも行きは15RMなのに、その運転手は10RMを提示してきた。すげーー話しかけてくるタイプの運転手で、楽しい時間を過ごせた。「マレーシア初めてなんだけど、セパンにMotoGP見に来たんだー、ロッシはマレーシアで一番人気だね」と言ったら、「ロッシは世界中で一番だよwww」と言われたw確かにそうだったwwいいなあ、こう簡単にMotoGPの話が通じる国は…。運転手いわく、この日は月曜だけど、祝日だった。だから道路が空いているとのこと。知らんかったー!12時ごろのモスクも結構空いていたのだけど、平日の方が多かったりするんだろうか?

 

◆KLセントラル

プトラジャヤ駅からKLIAエクスプレスで終点のKLセントラルに移動した。

小腹が減ったので、駅直結のショッピングモール内をウロウロして、適当に見つけたニョニャ料理の店に入り、コーヒーとカヤトーストを食べた。東南アジア名物で有名なカヤトースト、初めて食べたが、めちゃくちゃおいしいな!!ココナッツとバターの甘じょっぱさがいい。脳汁出る系のおいしさ。今回マレーシアで一番美味しかったのがこれと、金曜の雞排だった(旅で一番美味しかったものとしてパン類選びがち…)

今思えば、カヤジャムを買ってくればよかった……失念してた…。

 

セフォラを見つけたので冷やかしに入ったら、リアーナのフェンティビューティが売ってるのに初めて遭遇した!!テンション上がる!!いつまでたっても日本に進出してくれないので、遭遇したら絶対買おうと思ってた!免税店でシュウの口紅を買ったくせに、ここでも口紅を購入した。く…口紅は消耗品だから……(震え声)スキンケアラインもあって興味を引かれたけど、スーツケースをもう開けたくなかったので液体は買わず!ちな、お値段は全体的になかなかラグジュアリーでかわいくはないです。

 

◆天后宮

KLセントラルから徒歩30分くらいかけて、街歩きを楽しみながら、天后宮に行った。台湾でいつもお詣りしている神々が祀られているから、マレーシア版もお詣りしておきたかったためだ。

中華の文化圏だと亥は日本と違って猪ではなく豚になる

 

干支コーナーが地味によかった。干支の象徴の説明が十二支分ある。例えば午年は「優雅(graceful)」がメインで、「kind, friendly, smart, reliable, liberal, discipline, talented, versatile, adventurous, selfcentered」と書いてある。なんで午年を例に挙げてるんだっつったら推しが午年生まれだからなんですが、とてもニコのイメージに似合ってますぅ。…………でも自分の干支を見たら全然当たってなかったから、これは別に占いというわけではないようだw

 

東南アジアの華僑文化を堪能することができて満足した。

そこまではよかったんだけど……………参拝が終わってから、雨が降る前に最寄りのモノレールの駅に着こうとしたら、全く間に合わず、この旅で最大ド級の大雨に見舞われた。またですか。いつもこうですよね。「今日この後帰るから、乾いた状態を保たせて!」って時に、しょっちゅう大雨が降る(今年5回目)。スニーカーはもちろん完全に水没して足がグジョッた。

Grabを導入しておけば、駅まで歩くとかしなくて済んだんだけども……。つくづく下調べが甘かったと思う。まあ駅にはグッショリして疲れ切って着いた。

 

ペトロナスタインタワー周辺

冷蔵庫のように寒いモノレールで Raja chulanという駅まで行き、そこから徒歩でGoogleマップに従ってペトロナスツインタワーまで到達できた。

aespaちゃんがショパールの広告やってて疲れが癒やされる…

ふもとのショッピングモールの中に入って道に迷った。とりあえずタワーの写真撮影だけしたかったのだけど、あたりまえだけどショッピングモールの中に入ったら撮影できないw

 

ウロウロしてたら、Nando'sがあるのに遭遇したので、小腹を満たしに入ってみた。このチェーン店、ビンダーがインタビューかなんかで好きだと言っていたので、試してみたかった。スマホから注文して支払いはレジでするという方式。注文サイトではメールアドレスを登録しろと促されるので、ちょっと戸惑う(いらんメルマガが来るようになった)

なんか…鶏むねをソテーしたやつに山盛りコールスローがついたものを食べた。肉がやわらかい。味付けはあっさり。多分、これはマイナーなメニューであって、ペリペリチキンってやつがおすすめメニューだったのだと思われる。量が多そうで日和ってしまった。1人だと量の問題がね…。台湾だと基本的に少量だから1人でも色々食べられるんだけど、他の国だとそうは行かない…。

 

食べてる間にツインタワーの撮影のベストポイントをネットで調べたので、スリアKLCCの前の公園に移動して写真だけ撮った。よくMotoGP関係者がマレーシアに到着した日の夜にツインタワーの写真をインスタに上げてるけど、みんなここで写真撮ってたんだなー。

この周辺だけインド系なのか中東系なのか、色黒でマレー系よりも濃い顔立ちの人がやたらめったら多かった。ここには中華系の人は少なかった。(もちろん天后宮は中華系の人が多かった)

 

◆KLIA1

空港には余裕を持って行きたいので、最寄りの地下鉄駅からKLセントラルに行き、KLIAエクスプレスに乗って空港に向かった。モノレールと地下鉄の切符の購入は、現金オンリー。この滞在中、タクシー、切符、サーキット内の飲食、シャトルバスの切符、天后宮でのお賽銭で現金を使った。めちゃ現金が余った。今回の両替は1万円分にしとくべきだった。

自分のフライトは22:50だったけど、19時ごろには空港に着いて、荷物預かり所からスーツケースを引き取っていた。なぜなら、ニコ達が使うフライトを勝手に特定できていたためだwクアラルンプールからドーハ行きの夜のフライトは、マレーシア航空の21時の便たった一つだけだったので、特定余裕でした。

 

出発フロアに向かおうとエレベーターに乗ったら、目の前にMarcVDSのクルー達がいた。よく中継に映る目力すごいデータエンジニアだったし、バックパックにチームロゴが堂々と書かれているのですぐわかった。遠くにジル・ビゴーもいた。

「えーとJALカウンターはどこかしら〜」みたいな顔をして、ドーハ行きのマレーシア航空のカウンター付近を通りすがってみたら、プラマックの人達がいっぱいいた。みんな結構、チームウェアを着てて身バレ上等なんだなあ……と思いつつ、そのカウンター近くのガジェット店を眺めてみたら、Tech3の主にアウグスト側のチームのメカニック男子たちを発見した(私服だった)。が…………ニコいねえ!声をかけようか迷ったけど、ニコがいないと声を掛けづらく、さすがにメカニック達からは顔まで覚えられてなさそうだし、半分くらいがコンタクトしたことない面子だったもんで、遠くから眺めるだけにした。フランス人もそうでない国籍の人も、仲良しで癒された。こういう時もチーム単位で一緒に行動してるなんて、本当に仲良しで、やっぱTech3が好きだな〜(すまんな、写真はないんや、でも本当にいたんや)

 

彼らは早々にイミグレに行っていたので、私もチェックインして出国エリアに入ることにした。ビジネスクラスは窓口が別なので並ばないし、秒で手続きが終わるので本当に快適だな。

この空港は東南アジアのハブ空港として機能しているため非常に大きく、イミグレを通過した後にバスで搭乗口がある棟に移動する必要があった。バスの中にMoony VR46とプラマックのクルーがたくさんいた(…期待すると推しチームとは一緒になれない説ある)

「えーとラウンジはどこかしら〜」みたいな顔をしてドーハ行きの搭乗口の近くに行ってみたのだけど…………驚いたことに、この空港は、手荷物検査を待合エリアの前で行うようになっている。そんな土壇場でやるんだwそこを通過したら搭乗口前の待ち合いエリアで待つだけ。(↑は成田行きの搭乗口の手前の様子。X線検査のレーンがある)私、20種類くらいの空港を使ったことあると思うんだけど、このタイプは国際空港では初めてだった。

というわけで、私はそこから先には進めず、ニコも、他のクルーもそれ以上は見ることはできなかった。チッ……ニコの私服を見たかったぜ…………でも日曜に、きれいに今年の締めのお言葉を頂戴できたから、蛇足はいらなかったんだと思う!その場を離れてラウンジに向かった。キョロキョロしながら行ったり来たりしてるところを、離れたところに座っていたオルガドに見られてしまったw「あのハポネサ、道に迷っているのでは……」と心配してくれたのかも?って思おうw

 

◆マレーシア航空ゴールデンラウンジ

実際、道に迷っていた。ラウンジの場所については、簡単な案内図をチェックイン時にもらっていたのだけど、それがものすごいわかりづらかったのだ…。案内図では、ドーハ行きの便の搭乗口の近くにあって、同じフロアにあるように見えたけど、実は中3階というか2.5階みたいなものが存在していて、ラウンジはそこにある。マレーシアは1階をグラウンドフロアとカウントするし、KLIA2にも中2階があったし、ショッピングモールは現在地が何階なのか表示がないし、建物内がやたら難解だった。案内図を見て自力で辿り着こうとしたら無駄に30分くらい歩き回る羽目になったので、おとなしく案内所で聞いたら、即辿り着けた。

JALビジネスクラスはマレーシア航空ゴールデンラウンジを使える。………今この画像を見て、ワンワールドのロゴの下に青いサファイヤのマークも入っていることに気がついた。ビジネスクラスでなくても、JGC民ならここを使えるらしい。やったー。

 

私が入る時に、出ていくポル&付き人と、すぐ近くをすれ違った。ポル終始伏目がちで元気がなさそう……。サイン会の時もそうだけど、イメージとちょっと違った。もっと明るくてテンション高くて騒がしいんだと思ってた。去年から今年に色々あったからかもしれないけど…。ソロ行動のアレマルともすれ違った。堂々のソロ行動!?道に迷わずにもっと早くラウンジに入ってたら、他のライダーも見れたかもしれない…イケルチャンスをまたミスってたか…?ホンダ系の人達は全く見かけなかったので、もしかしたらもっと早い便で移動してたかもしれないけど。

 

というわけでラウンジ内に入ったら、広くてゴージャスだった。何から手をつけたらいいのかってくらい食べ物が多かった。

とりあえずビュッフェから少しづつ取って食べた。普通においしい。パクチーが乗っているミーゴレンがおいしかった。

アルコールは別室でもらえるように隔離されていて、その上でさらに「イスラム教徒にはお出ししません」と注意書きもされていた。これもまたカルチャーショックだった。そういえばKLIA2内のレストランでは、お酒がメニューになかった。過去、マレーシアに長期出張をしていた父いわく、スーパーなどでビール缶を買うと、ムスリムの店員はその缶すら触りたがらないので、酒缶だけいつも自分でレジ袋に詰めていたと言う。本当に規律が厳格なんだなあ…。(ちなみに気になったのでググったところ、消毒用アルコールはセーフとする人が多い様子)

 

◆クアラルンプール〜成田

今回、行きも帰りも窓際の席を取れず、旅情がゼロだった。サーキットも見えなくて残念だ。席に座ってメイク落としシートで顔を拭いて、パックしてるうちに、あっという間に離陸していて、マレーシアさよなら。ビジネスクラスの席だと、プライベート性が高いので、席でメイク落とすのが躊躇なくて助かる。なおメイク落としシートは水クレンジングタイプだと、これだけで洗顔まで兼ねるので便利。私は洗顔専科のものを使っている。

エコノミーの時はメイク落としと歯磨きは空港ラウンジのトイレでやるかな…。ビジネスクラスはユーザーに対しトイレの数が多いので、飛行機のトイレで歯を磨かせてもらえるので助かる。歯ブラシセットも、アメニティとして配布されているのに加えてトイレ内にも置かれていた。手厚い。トイレ内は使い切りマウスウォッシュもあって本当便利。(使い切りマウスウォッシュってめちゃくちゃ便利で好きなんだけど、あんまり普及してなくて値段が割高なのをメーカー様なんとかしてほしい)

離陸直後にお酒とちょっとした軽食が出る。「食べて飲んで大人しく寝ろ!」ということだなと理解。おかげさまで30分くらい寝れた…。

結局、エコノミーでもビジネスでも、私は飛行機では30分くらいしか寝れない体質だと理解できた。……じゃ次からエコノミーでいっか!そしてその分の予算をMotoGPチケットに回すなりホテルに回すなりするのが良さそうだ。

ちなみに4時半ごろに朝ごはんが出た。ラビオリだった。行きのランチと違い、これは洋食率が高いように見えた。

 

定刻で成田に到着したので、帰宅して1時間だけ寝て、それから夜遅くまで仕事した😖がんばってお金稼いでまたニコに会いに行こう❤️

(これを沼と言います)

 

◆セパン遠征民に伝えたい

・暑いけど靴でいこ!!(サンダルだとピットウォークからつまみ出される)

・ポケティたくさん持ってこ!(お腹弱い人ならトイペ1ロール持参がいいかも)

・少しでも観光をするならGrabを日本で事前に登録しとくと無難!(流しのタクシーは非常に少ない)

 

旅行記をたいへん長々と書いたけど、言いたいことをまとめれば上記の通り!!

「セパン MotoGP 海外観戦」って検索する人に届け!

 

◆自分へのお土産品(コスメ抜粋)

化粧品!買わずにはいられないッ!

成田空港の免税店で買ったシュウウエムラジョジョ6部のコラボ品。アルティム8の450mlボトルと、ルージュアンリミテッドの「ビザーマーブル」。

空港免税店でホリデーシーズン限定品があると、めちゃくちゃ得した気分になる。やはり空港はいい…ツイてる…。店員さん曰く、免税店には一部商品が入ってくるとのこと。一味、違うのね。公式サイトで瞬殺されてたビザーマーブルがあったので、トッモへのお土産の分と自分の分を購入ッ!ふるえるぞ土産!燃え尽きるほどヒート!この口紅は黄緑のマーブルの入ったベージュピンクだけど、実際に塗ると黄緑要素は消えて、万人(主にイエベ)に似合う普通のベージュピンクになる。最高に普通ってやつだアア!!

 

アルティム8は、去年セーラームーンのボトルを買ってしまっていたので、ジョジョボトルはスルーする予定だった。とBAさんに言ったら「リニュしたからセラムンの時より濡れた手で使いやすくなってるし、詰め替えできますよ」というセールストークに、いとも容易く陥落して購入。バ、バカな……簡単すぎる……あっけなさすぎる……。ダブル洗顔が不要なので、連泊する旅行に50mlボトル(よくノベとして付けてくれるやつ)を持っていくと、洗顔剤持参しなくて済むので、愛用している。日本のクレンジングは世界一ィィィ!!小ボトルに詰め替えして旅行にも持って行けば、中身については無駄がないのでベネ(良し)!しかし捨てがたいボトルが2つになることはどうしよう…。ボトルは「2本」あったッ!

 

ちなみにジョジョコラボ品では他に、口紅類(web限定色以外)と、6色パレット、ファンデブラシ、ビューラーが免税店にあった。

6色パレットは発売日に公式サイトでポチり済みだった。色物のパケに承太郎がいるのは斬新すぎて購入不可避。イエベ春向きの色が多く入っていて非常に便利。去年のセラムンコラボの時はブルベ用に見えたので、パレットはスルーした。………ということは順番で、来年はブルベ向きになるかな。来年は新劇場版が公開されるので、まどかマギカとコラボしてくれたら私は嬉しいが……どうでしょ。

免税店では、JALカードで決済すると免税価格からさらに10パーオフになるので大変お得だった。

 

一緒に写ってるのは、KLセントラルのセフォラで買ったフェンティビューティのマットなリキッドルージュの、03 C-SUITE HEARTっていう、明るめのくすみピンク。なんだかMcDonald and Gilesみたいな名前が付いてて超かっこいいな(Suite in Cというタイトルの曲がある)

お値段はRM140で、カード会社からは4618円で請求が来ていた。な、なかなかの値段。パケのビジュアルよき。フタのアクリル部分がユニークでかわいい。色味は、在庫の中で最もイエベ春民の許容されそうなものがこれかなあと思って買った。実際に塗ったらそこそこ青みが出て、ドンピシャではなかったけど、これはこれでいい。あんまり日本では見ない欧米セレブっぽい色。

Ririっていう、リアーナの愛称を冠したモーブピンクもあって、それがシグネチャーカラーなのだろう。リアーナの名前付いてるからほしい……と思ったけど、もっとくすみと青みが強く、完全にブルベ用とぱっと見で判別できるレベルだったので諦めた。

使用感は、KATEのリップモンスター・スフレマットと似ている。あれをすごく潤わせてカバー力と発色を上げて落ちにくくして、値段相応にパワーアップさせた感じ。一塗りで素の唇の色が完全に隠れる。カバー力が高い。マットだけど乾燥しない。飲食した後は中心部分は取れるけど、周りはしっかり色が残る。素晴らしい。ただ縦皺が時間経過でかなり目立ってくるので、好き嫌いは出そう。私は使用感が好みだったので、次に遭遇したら別の色を買うかもしれない。

 

いい買い物した!!

 

◆その後

常々…………人間の持っているラッキーとアンラッキーの量って基本一致していて、ラッキーが大きければ、大きいアンラッキーが起きるものだと思っている。

 

今回、パドックツアーでぴったりのタイミングでニコに会えたことは、ちょっと人生の中でもありえないほどのウルトララッキーなことだった。日曜の最後に挨拶できたら最高なんだけどなー、と思ってはいたけど、それを期せずして達成できたことも本当に幸せだし、最推し本人からすごく嬉しい言葉をもらえたんだから、最高オブ最高ですわ。

 

………………で、その最高の代償なのだろう、帰りの高速バスでコロナに感染してました………。(今回のオチ)

 

医師に診断してもらった結果、ぴったり成田からの高速バスの時間に感染した計算。マレーシアでウイルスをブリ撒いてなかった証明だから、そこは本当によかったよ……。

そのうえ潜伏期間の間は幸い、バスから降りて帰宅後は家に引きこもって2日間仕事してただけなので、誰にもうつしてない(母が支援物資を届けに来てくれたが、うつらないで済んだらしい)

私は飛行機に搭乗して軽食を取った後からは家までずっとマスクをつけっぱなしだったけど、それでもダメな時はダメなようだ。睡眠、体温調節、栄養のうち、少なくとも2つが守られた状態でないと、ウイルスに勝てない…‥。

 

熱と、喉痛と、その後の嗅覚ロストが辛かった。感染日から7日経ったら、そこそこ嗅覚は戻ったけど、またなくなる日とかもあって、恐怖を感じた(なおワクチン3回接種済み)。その後さらに1週間ずっと風邪っぽくて鼻声の状態が継続した。結局、発症から2.5週間かけて完治した。

今後の髪の毛の動向に注目中…………。

 

<終>

MotoGP2023 マレーシアGP観戦旅行記(その5)日曜

◆日曜朝、驚きの不運

夜中に悪夢を見て飛び起きたり、早朝に腹痛で起きたりして、体調はなかなかの悪さだった。

出先で体調が万全ではないとやはり不安なので、暑くてトイレの汚いサーキットには行かず、冷房の効いた快適なホテルにこもって中継映像を見てようかと、ギリギリまで迷ったが……。WUPに間に合う時間には完全に復調したので、やっぱり現場に行くことにした。

 

8時半にKLIA2からのシャトルバスに乗り込んだ。ホテルからバス乗り場までは最短ルートで5分かからないからほんと助かる。快適。なお決勝日だというのに、さほどバスは混んでいなかった。普通に座れる。KLIA2からバスでサーキットに行く人は少数派だったのかもしれないし、みんなもっと早く出発しているのかもしれないし…。

 

現地に着いたらWUP見て、ライダーパレードのイケルとバウを見て(SBKライダー2人のパレード参加とか超貴重!)、それから遠ーーくからVIP用ピットウォークを眺めようっと…運が良かったらニコがウロつくのを見れるかもしれないし…距離800mあるけど…。

 

……などと、その午前のプランを考えていたら、車窓には見知らぬ景色。バスがものすごい勢いで遠回りをしていた…。

こんなかんじで、普通なら空港を北上して右手に曲がるのに、右折を無視してまっすぐ北上している。

決勝日は交通規制なのだろうな……。と思った。KLIA2からサーキット行きの通常ルートだと、途中にラウンドアバウトがあって、金土はそこで渋滞していたから、それを避けたのだろうと思った。しかし、なんか高速道路に乗った!そのうえ、高速道路なのに速度が40km/hくらいしか出てなさそうだった。

ここまで東に来ていた。そして南下して右折し、サーキット方面に近付いていったが、突然バスが止まった。さすがにおかしいと思ったのか、英語圏の白人男性が運転手に話しかけていた。(バスの乗客の大半が白人男性だった)その会話の内容はわからなかったけど、近くにいた白人の老夫婦(ビンダーファン)に聞いたら、なんと、運転手は単純に、道に迷っているのだと言う……wwひどいw交通規制でも渋滞回避でもなかった。結局、バス乗客の現地民が運転手の隣に立って携帯を見ながらナビ役をして、サーキットの前の幹線道路に出た。はあ……。

 

………出たのだが、道のど真ん中でバスが立ち往生した。ガス欠である。高速道路なんか乗って遠回りするからだよ!!!!

 

結局、乗客は全員、そのすぐ後ろにいた別のシャトルバスに乗り換えるように促された。片側3車線道路のど真ん中でバスの乗り換えするとか初めてだよw 1時間あればスタンド席に着けるところが、この日はサーキット手前での渋滞もあり、結果まるまる2時間かかった。おい………。運転手はなんか、てへぺろみたいな顔してて草。おいwwww

 

急いでK1スタンド席に向かったけど、WUPもライダーパレードもとっくのとうに終わっており、VIP用ピットウォークもほぼ終わっていて、ボックスのオモテに出てくるニコやメカニックを見ることもできなかった。あーあ……。まあ席が席でボックスから遠すぎるから、諦めはつくが。

ちなみに、バスでサーキット入り口が見えるくらいの距離で、WUPのFM実況を聞こうとしたけど、音はしなかった。サーキットの中じゃなきゃだめか…………。

 

貴重な体験ができた。にしても、マレーシア人の仕事粗いッ!!!(フラグagain)

 

◆Moto3レース〜Moto2レース

シャトルバス運転手が道に迷うとかいうアクシデントに見舞われたが、Moto3のレース以降は完璧に間に合った。

P15から追い上げていたオルガドが序盤でインシデントに巻き込まれて、テンションがダダ落ち。オルガドもよく巻き込まれてる気がする。オリベイラみたいに怪我やリタイヤはしないからマシだが。(カタールではオリベイラは珍しく「巻き込まれ」ではなく「原因」になったようだが)

ファリオリに成績向上の傾向が連続して見られていて、成長の片鱗が感じられたのがよかった。

これはサイティングラップの様子。なので小椋藍は後ろから様子見している。なおMIEがワイルドカード参戦している。

Moto2は、序盤の順位のままで概ね膠着して終わるMoto2でよくあるパターン。その中でも追い上げに定評のある小椋藍が4位まで上がっていて、でも3位がラミレスだったので、どちらも応援したくて歯がゆかった。概ね膠着する展開のMoto2でも追い上げできる傾向がある小椋藍はユニークなライダー。埼玉の星。

最終的に3位はラミレスで、今季初の表彰台を取った。FMの実況音声で「アメリカンレーシングはちょっと考え直した方がいい。でもスキナーが2年契約なんだよね……」みたいなことをレース前から終わりまで、少なくとも3回は言っていたのが印象的…そんな繰り返すか…。

結果、数日後にアメリカンレーシングはスキナーとの契約を破棄してラミレスを来年度のライダーに据えたのだった。 https://www.speedweek.com/moto2/news/216203/Trotz-Vertrag-Skinner-verliert-2024-Platz-an-Ramirez.html

なんともアメリカらしい成果主義アメリカ企業はよくも悪くも本当に数字にシビアであるby米国企業社員。(スキナーはイギリス人でラミレスはスペイン人で、クルーは万国感なのですが…)この記事では、アメリカンレーシングはスキナーの世界選手権でのキャリアを引き続きサポートする予定とあるが、実際どうなったかの続報を見つけられていない。

そういえば、来年のTech3の新人さんがチャンピオンになってました。縁起がいいですね。

 

ところで、私はMoto3からMotoGPのレースの終わりまでずっと同じ席に座って、FM実況を聴きながらアプリのライブタイミングを見つつ、望遠鏡でレースを見るガチ勢スタイル観戦をしていたのだけど、隣にいたロッシTを着たテンション爆アゲなムスリム女性が、何度も「今トップ3誰よ?!」って順位聞いてくるんで笑ったwググれよww

 

MotoGPレース

ニコをさがせ!(難易度:ナイトメア)

正解は

一番左のペトロナスロゴのAの下の、なんかガラガラを引っ張って歩いてる赤い人でした。

 

800mの距離でも識別可能なニコのナイスバディ😊

グリッドにいる間は望遠鏡で「ニコさが」をしたいのだが、観客達がウェーブをしたがるのでめんどくさかったw 1往復なら付き合うけど4往復くらいやらされるのは疲れるわwwやはり海外は観客のノリがいい。疲れるけどw

レーススタートの図。お分かりいただけるだろうか、イケルは足を出すタイミングが他ライダーより早く、出し始めに腿が高く上がっているのである。

 

Moto2同様、ほぼ膠着する展開で、スプリント同様チームメイト同士が同じような成績になっていた。チームメイト同士が同じくらいの位置を走るのって、どう解釈したらいいんだろう。

中上さん痛恨のミスで、順位がイケルの方が上。イケルは完走したけど、まあ残念ながらこの回もポイントは入らなかった。なお、マレーシア人はライダー達が座席の前を通ると大歓声で、大差がついて最後を走るライダーに対しても同様であった。中上さんへの大歓声は最後まですごかった。(イケルにはそうでもなかったので、シンプルにマレーシアでタカ人気なのかも。みんな本当イケルくんも応援してほしい……)

Tech3は2人ともポイントが取れて、10月3連戦からのノーポイント連続がとうとう止まって、よかった…。

 

◆コースウォーク〜撤収作業観覧

レース後は、もてぎや8耐と同じように、グランドスタンド(メインとK1)の観客はコース内に入れてもらえる。(ル・マンではこれはなかった。グランドスタンドが無料席になっていたからである)。

もちろんTech3の前に張ったが、シャッターが降りていた。

表彰式の30分後にはコースから観客が全員追い出されてしまうのだけど、追い出される瞬間になってやっと↑のようにシャッターが開いたので、後ろ髪をひかれまくった…。

 

しかし、退出ルートとして向かう先はK1グランドスタンドではなく、メイングランドスタンドエリア内だった。というわけで、K1のチケットしかない私も、グランドスタンドに入れた。ラッキー!!

Tech3のボックス真前の席に座って、ニコとメカニック達による撤収作業を観覧した。大充実ッ…!

こんないいもの、この距離で見せてもらえるなんてっ………セパンって最高じゃん…!!

パーテーションが外されて、奥が見えるようになっていくのがすごく面白かった。天井が高いから、最後の方にはパドック内側まで見えるようになっていた。ライダーに会えているファンの姿が少し見えた。

ニコはなんか、物入れの引き出しを片っ端から開けて閉めて、何かを探していたのか、もしくは中身の揃い方をチェックしているようだった。

↑の最後の画像は、アウグストとパッパがクルーに「じゃ帰るね」みたいに挨拶に来ている図。

 

あとドカワークスが優勝記念のチーム撮影をピットレーンでしているのも見れた。コースウォークの時に、ドカワークスの前にものすごくたくさんファンがいたのに、みんなこれを見ずに帰っちゃったのもったいないな…?マレーシアのファンは諦めが早いw

私は最終のシャトルバスまで余裕があったので、カメラの電池が完全に死ぬまで、ひたすらTech3を撮りまくれて幸せ。

 

……幸せだけど、やっぱ他のファンがクルーと接触してるのを見たら、私も接触したい欲が出るよねぇ…。コース上を歩いてる観客と、作業中のファビアンが会話していて、余ったと思わしきサンペレグリノのペットボトルをあげているし………

 

…………ん?観客??なんでコース上にいるの…??

 

さっきまで無人だったコース内に、人がちらほらと増えていることに気がついた。しかも彼らはVIPパスを首から下げてるわけでもないし、見るからに観客っぽい服装と荷物で、若い人が多くて、なんかコース上で映え写真を撮ろうとしている。こういうことをするのは絶対にVIP客や関係者ではないと推察した。そして、私は思い出したのだ………ここまでにちらほら見られた、マレーシア人達の仕事の粗さを………!wこれらから導き出された私の予想……コースウォーク後にグランドスタンド席側に戻った時のフェンスが、開けっぱなしなのではないか……?圧倒的閃き…!

 

はたして、先ほどコースからスタンド席に向けて歩いてきた出入り口は解放されたまま、ガードマンは消えていたのだった!!!ありがとう、マレーシアのゆるさ!!!!!(フラグ回収)

全力でTech3のボックス前にダッシュした。

 

◆セパンの中心で愛を叫んだオタク(ニコ生pt3)

ちょーーーーど、フェンスの真ん前で作業中のニコに会えた!!(また驚くほどタイミングがいいよね……ニコはボックスの奥の方で作業してるタイミングも長かったのに……運が良すぎる)

(ニコ  ò v ó )「おー、また来たね」

と言われたw何回でも来るぞwww

ライダー2人ともポイント取れてよかったですねッ!とかなんとか伝えた。なんて返して来たかは忘れたが、嬉しそうな反応だった。連続ノーポイント止まったからね!

(ニコ  ò v ó )「うちの服を着ているね」

と言われたので「そう!あなたがくれた、あなたのサイン入りのです!ウキャーー!!(大興奮)」みたいなことを言った覚えがある。まさか最後の最後にまた接触できるとは思っていなかっただけに、興奮しすぎてあんまりよく覚えていないw

ニコは部材の梱包作業を進めながら、「楽しんでくれた?ここの観客はどうだった?人は多かった?海外でのレース観戦はどう?」などと色々聞いてくれた。「人々が日本人より情熱的ですね。席は満席で、チケットはソールドアウトだったそうですよ。でもここは暑くて疲れますね」みたいなことを伝えた。あと、「パッキング作業を見てましたが、1時間くらいでどんどん進みますね、興味深かったです。みんなハードワークしてて、パワフルですごいです!」とかなんとか言った。

(ニコ  ò v ó )「うんうん、そうなんだよ、すごく早くやらないとね…」

と、言いながら、ニコはファビアンと2人でフランス語でコミュニケーションを取りながら部材を一つづつ、いくつも、しまいしまいしていた。力仕事。スタンド席からも見ていたが、近くで見るとまためっちゃかっこよくて最高だった。こんなにいいものがここまで間近で見れるなんて、本当にセパンは最高だ…。

 

なお、作業中に「私は明日の夜に東京に帰るけど、皆さんは今晩出発ですかぁ?」としれっと聞いたところ、同じく月曜の夜にフライトだとのことだった。…………翌日、早めに空港に行くことを目論むw

 

ファビアンとも「力持ちだね〜」とか会話した。ポルチームのデータエンジニアであるギヨーム(元メガネくん)が来たので、キャー、ギヨームだ!初コンタクトだ〜!とか声をかけたところ、ファビアンが「ギギ(ギヨームの愛称)は最後のレースなんだよ」と言うではないか………。聞き間違えたかと思って、「last……??」となっていたら、ギヨームは「僕はこのチームを離れてヨシムラに移籍するんだ」と言う。データエンジニアとして、Moto2時代も経験した、在籍期間の長いクルーであったので、本当に卒業は予想していなかった。という旨を伝えたら、

(ギギ  ´∀`)「でも、人生にはチャレンジが必要な時があるんだよ」

と言った。チャレンジ……それは確かにそう……。彼の新天地でのご多幸をお祈りして、一緒に写真を撮ってもらった。後から気が付いたが、フランスでヨシムラとなるとSERTかも?!8耐に行く機会があれば確認しに行ってみようと思う。というかその確認のためだけに8耐に行きたくなった。

 

あと、私と同じように、コースに侵入した現地のファン二人組が声をかけて来たので会話した。三菱で働くマレーシア人だという。彼らにもやはり、即刻日本人バレして草である。「日本人ならTech3よりナカガミのLCRのファンじゃないの?」と言われたので、「中上もいいが私はTech3が最高に好きだッ!あそこにいるチームマネージャーのニコラが私の1番のアイドルなんだ!」と力説した。(今回、色んな人に「あの人はTech3のチームマネージャーなんだが、」と説明したw)

 

そのような濃ゆいエキサイティングな推し活タイムを過ごしていたら、あっという間に、19時の終バスの時間を気にする時間になった。またニコの仕事を邪魔するのもなんだし、近くに来たタイミングでニコに「もう行かないといけないっす……」と伝えたら……

(ニコ  ò v ó )「次は来年かな?オースティン?」

と聞かれた。ニコには茂木で社名バレしていたので、こういう予想が飛んでくるわけだが、覚えててくれて嬉しいやら恥ずかしいやら。

で、「ザクセンリンクに行くかもしれません。行ってみたいんすよ」と言ったらフランス語で

(ニコ ; ò ◽︎ ó ) 「Vrai ?! Vrai ?!」

と、明らかに「マジ?!」って雰囲気で言っていたwフランス語わからんが、これ絶対「マジ?」って言ってるな…って、その場で感じ取れたww後から調べたらやっぱりReally?って意味の単語だったwフランス人も驚いたらマジ?って言うんだww

いい機会だったので……

「あなたのおかげで世界中いろんなところに行けます。あなたの存在に感謝しています。あなたがいてくれて幸せです」と言った。ニコがこの世界にいてくれることの幸せ!!!ニコという推しがいる幸せ!!!それを最推し本人に伝えることができて最高に嬉しい。そしたら……

 

(ニコ  ò v ó )「君がレースに来てくれて、私は嬉しいよ」

 

もーーーーーさっき最高って書いたけど、それをさらに超えて来たーーーー!!最高を超えて嬉しすぎるじゃないですかァーーー!!!!ただのヲタクの一人が好きでやってることでしかないのに、推しに少しでも喜んでもらえたら、ヲタク冥利に尽きます!

 

(ニコ  ò v ó )「今年は去年よりもいい年だった。けど、もっと良くしたい」

とニコは言った。「絶対そう、絶対できる!私が保証するっ!」と言った。Tech3はもう、ここから上がるしかないですからね…。このセパンの2週間後のバレンシアテストの通り、来年は数々の変化があるので、きっとよくなることが期待される…。

 

最後にまた写真を撮らせてもらった。セルフィーをしたら、私の顔がちょっとだけ入るものになった。ニコの顔メインで撮りたいのもあるけど、ショルダー式のスマホケースをたすき掛けにしていたので、咄嗟にカメラと自分に十分な距離が取れなくて、そういうことになった。パドック内で撮った写真はだいたい全部こうだった。(私自身は一部だけエビデンスとして写ってればよくて、メインは相手の方を綺麗に取ることなので、全く問題がない)

 

そしたら、私があまり写ってなかったことに気がついたニコが……

(ニコ  ò v ó )「撮ってあげる」

と私のスマホを手に取って、タイマーをポチポチとしかけて、撮ってくれたのだった。かっ……感激………!神対応……!リアルガチのスパダリ!!!!(えらい人です)

(ニコ ✌️ò v ó )「ポーズはこれ?」

とポーズのリクまで聞いてくれたwファンサが地下アイドルのように手厚いチーム監督である(えらい人なんです)

せっかくなので、「もう1回👍してくれ」とお願いし、私はニコのサムアップに片手で🫶をしてくっつけた。

そう、これです。

http://blog.esuteru.com/archives/9854251.html

 

いい思い出がまたできた…。

お礼を申し上げて、ぎゅっっっっとハグしてもらった。

(ニコ  ò v ó )「See you in ザクセンリンク!!」

と言って、ニコはボックス内に戻って行った。

これは来年、ザクセン行くやつ確定だw上司に土下座して休み調整してもらうために、なんかいいお土産を買いに行かねばwwと、シャトルバス乗り場へ向かった。

 

これまでの接触でやっと理解できたのだが、ニコはピットウォークの時と、そうでない時とで、キャラが違う。ピットウォークは公の場で、「チームの代表」としての姿を見せているように見える。代表としての威厳を持って、外部の人の前に立っている印象を受ける。映像インタビューとかの時の雰囲気。目つきの鋭さなど、この映像がピットウォークの時の雰囲気に比較的、近いかな(ただ外で眩しいだけかもしれんが)→ https://www.facebook.com/arena4tv/videos/3612403472378398/?mibextid=rS40aB7S9Ucbxw6v

 

一方で、パドック内や、この撤収作業時は「素敵なチームリーダー」「信頼できるかっこいい直属の上司」って感じのキャラだ。接する時にもっと心の距離感が近い。

写真を撮る時にポーズのリクを取ってくれたのは、多分、金曜のピットウォークで「ポーズしてくれ」って私が言ったのをニコが却下したので、改めてやり直してくれたのだと思う。ピットウォークみたいに数多くのファンや、写真家がいるわけではないから、そうしてくれたのだろう…。えっ……優しい……気遣いすごい……本当ファンサ良すぎるんですが……(威厳あるえらい人です)

ほんとSUKI!!!!!!!!!

なお、後から写真をよく見たら、金曜のニコはヒゲなし、日曜のニコはヒゲありだった。1weekで2度おいしい🤤

まだやや時間に余裕があったから、本当にギリギリまでもう少しだけ撤収作業を見ようかとも思ったけど、この最高の気持ちでサーキットを後にすることにした。サーキット内シャトルバスに乗ったら、サーキット内が車で少し渋滞していたので、普通に19時の終バスにはギリギリになった。あぶなっw

サーキット内バスから空港行きバスに乗り換えるバスターミナルで、こんな綺麗なダブルレインボーに遭遇した。

僥倖…!僥倖……!僥倖極まれり!!

ニコありがとう!!Tech3ありがとう!!マレーシアありがとう!!

 

ダブルレインボーって縁起がいいらしい。幸運の予兆らしい。まあ、この時すでに幸運を使い果たして来たところなんだけどw

(もちろん今回の旅行もオチがあります)

 

◆KLIA2ウロウロ

推し活充実で心がいっぱいで、朝ごはん以来水しか飲んでないのに、全くお腹は減っていなかったけど、そのままだと夜中にペコるのが目に見えていたので、この日もKLIA2内で夕飯にした。

奥の方にフードコートがあって、マレーシア料理あり、台湾料理あり、香港料理ありで充実。せっかくなので東南アジアの料理だよな……と、ラクサを食べた。たいていのものを美味しいと言う私でも、これはうーん……不味くはないが…なんだかとっ散らかった味だった。日本の魔改造ラクサを期待しちゃったせいでハマらなかったなー。

ただ、空港の出口よりにたくさんある台湾料理などの店舗よりも、奥のフードコートのほうが価格帯が安い。とはいえせいぜい200〜300円くらいの価格差で、インテリアもおしゃれなので、店舗のほうがおすすめ…。

 

KLIA2には屈臣氏もあるし、スーパーまである!マレーシア土産の定番としてるるぶでお勧めされているBerlysのチョコや、BOAティーが手に入る。助かる!!忙しい人なら、日曜の夜にレース後にここでばら撒き土産だけ買って帰国するような、KL中心部に行かないスケジュールでも十分かも……。

ワシは海外のスーパーで洗剤のパケ見るのが何よりも好きなんぢゃ…

 

ホテルに戻って荷物整理をしたけど、驚くほどスーツケースにぴったりだった。ライダーポスターがシンデレラフィットだったのは感動した。

何から何まで、「ちょうど」「上手く行った」遠征だった。

 

<もうちょっとだけ続くんじゃ>

MotoGP2023 マレーシアGP観戦旅行記(その4)土曜

土日はもう推し達との接触予定は(当初は)なかったし、メイングランドスタンドにはもう入れないので、ユル〜く現場を楽しむことに決めていた。幸いにも、目標は金曜に達成してたので精神的に余裕。

 

◆土曜朝〜FP2〜Q2

朝ごはんは、この日はその場で焼いてるロティ(なんか小麦粉を練って焼いたやつ……粉練り焼き……)を食べた。ロティは土日だけしかやってなかった。あんまり味付いてないんだな〜と思ったら、後から知ったけどカレーをつけて食べるものらしい………….知らずにそのままパンケーキ的に食べた…。

そして懲りずにニョニャ・クイに挑戦している。画像右上の紫色のものは、なんかココナッツミルクと練乳をネッチリと固めたような何かだった。ウーン………ウン…。

 

セッション後にマーシャルがタイヤカスを清掃中の図

当時撮った写真のタイムスタンプを追ったところ、この日は9時半ホテル発で、K1グランドスタンドに10時40分には着席していたらしい。K1グランドスタンドは入り口から一番近いので時短ではある。ちなみに入場は、まずメインゲートで荷物をX線チェックのレーンに乗せて通過し、スタンド席前のゲートではeチケットのQRコードを読ませて入場した。(なので、eチケットの印刷を持参するもよし、スマホ上のキャプ画で済ませるもよし)

イングランドスタンドよりもK1のほうがさらに座席が鳥フンだらけだった。100均の携帯座布団が大活躍。天井はしっかりあるので、ほとんどの席が1日中、日陰になってくれる。暑い国のサーキットならではの配慮で助かる。

ボックスから遠くて、メカニック達は完全に豆粒だけど(でも上の画像にはちゃんとニコは写っている。プリケツの存在感パネエ)、第一コーナーの目の前なのでバイクがゆっくり走るのがよく見える。

見てて思ったけどイケルの足の出し方がKTM時代より早いタイミングで出してるし誰よりも大きい。止めたり曲げたりしにくいバイクなのかなあって思った。


FP2からQ2までフルで見た。Tech3ふたりと、イケルとバウティスタの走行をじっくり見た。バウは8耐にも来ないから、現状、最もレア!大変貴重なSBKチャンピオンの走行を見ることができた。(タイヤがSBKと全く違うので苦戦していた様子)

ちなみに、セパンには茂木のような結果を表示するタワーがないために、どうもライダー達は第一コーナーの横のモニターを見てセッションの最終リザルトを確認しているようだった。

 

なお、この日は、Moto2で赤旗中断が出ており、タイムスケジュールが遅延していて、VIP用ピットウォークは中止になっていた様子。ヒェッ……。

 

◆ランチ

前日に行ったメイングランドスタンド付近には、お店が多数あったので、昼ごはんをそこで食べようと思ったが、そのエリアの前にチケット検問所があるので入れなかった…。ゲートの番人にK1のチケットを見せて、食事のために入りたいと伝えたが、入れてもらえなかった。したがってK1スタンド民は、食べ物もトイレもすごく少ない。K1の裏手の屋台のラインナップにはあまり惹かれず…。やはり一番チケットの値段が高いメイングランドスタンドのほうが、設備が多くて整っている。

グランドスタンド前の検問まで行って、ただ引き返すことになった。しかし、そのおかげで、その手前にある企業ブースで色々なものをゲットできた。

まず、elfのブースでTech3ライダー4人のサイン会があることを確認できた。土曜の全てのセッションが終わった夕方の開催。行くしかない!!

 

そしてホンダマレーシアのインスタフォローで、マレーシア版イカリングをもらえた。嬉しい。マレー語の「Semangat Impian」と書いてある。Dream spiritという意味だそうな。海外でもdreamってキャッチフレーズ使うのね。

ホンダのブース内にはレブルがいて、ホームの気持ちになれた。

出光ではリッチに出光ロゴのかっこいいトートバッグ(↑↑の画像にはほぼ写ってないが…)と、タカのクリアファイルを配布していた。

エネオスもブースがあり、ステッカーを配っていた。茂木のようにいろんなものをプレゼントしていて太っ腹だ。(ル・マンでは見かけなかった。ファンゾーンでやってたのかもしれんが、人が多すぎて近寄るのが大変だったので存じず…)

 

かわいいゆるキャラもいた。

かわいいんだけど、覗き窓が完全に開放されており、がっつり中の人の目が見えてんだよねっ…!wwこの粗さがマレーシア。

KTM/GASGAS/ハスクバーナのブースは、バイク展示とキャンギャルがメインで、Tシャツの販売コーナーがあった。アウグストとポルのGASGAS版Tシャツがある。偉い!ウサギとオオカミのモチーフが対になっているのがいい。襟ぐりがあんまり詰まってなさそうなので、暑い国でも安心。Tech3のロゴが入ってないように見える。やはりライダー達がTech3契約ではなく、メーカー契約なのだなと納得。

GASGASのチームウェアもあったので、一応全部確認させてもらったけど、やっぱりTech3のロゴが入ったものはない。よっていずれも購入に至らず。(徹底的に金を落とす対象が決まっててすまんな…)

 

メインゲート近くの建物に、冷房が効いてるカフェが1ヶ所だけあったのでランチはそこにした。ビーフ、チキン、フィッシュのどれかのセットでRM35なのでやや高い。完全に冷房代…!

魚にしたら、↑のナゲットだった。一番量が少なそうなやつにしたのだが、コスパという面では最弱。周りの人は全員ガッツリとどでかいビーフバーガーを食べていた。ビーフだったらRM35でもコスパ悪くなかったかもしれない。ちなみにチキンだとソーセージホットドッグだった。

いずれにしても冷房は神。

 

◆Moto3予選〜スプリント

スプリントまでK1の席に張り付いた。

期待してなかったけど、案外ニコが撮れていた。豆ニコだけど……。

 

・ニコをさがせ!(難易度:ナイトメア)

 

正解は

一番左のペトロナスロゴのNの下の大股で歩いている赤い人です。

 

セパンインターナショナルサーキットのホームストレートは927.543mあるのだという。

その数字と場内マップから算出するに、私がいたK1スタンド席後方からピットビルの端っこまで800mくらいありそう。

 

800m先からでも推しを判別できるキモヲタっぷり…………………。本当にICLの手術やってよかったな。1年以上経過したけど、何の支障も出てない。最高です。

 

で、スプリント、ノーポイントかー。(今回こそルール把握)

バウは多分、序盤にミスった模様。下位はSBK勢とホンダ勢…。今回はどのチームも、チームメイト同士がほぼみんな同じようなところを走る不思議な展開だった。

この日はFMラジオを忘れたので音声実況を聞けず、いまいち情報不足だった。特にMoto3とMoto2の予選。セパンは場内実況が完全にゼロだった。現場でFMラジオを使うとどこかのテレビ局?の英語音声が聞ける。MotoGP公式ビデオパスの実況とは違う物だった。

 

◆Tech3ライダーサイン会

レース後、トイレで身支度をしてるうちに大雨が…。ポンチョを着て、elfのサイン会に並ぶために軒先で待った。雨は1時間程度で止んだ。レースに被らなくてよかったと言うべきだろう。途中で降ってまたフラッグトゥフラッグになったら推し達には一発逆転チャンスだったかもしれないけど、チャンピオンシップが佳境だったので、そういうサプライズはこの時点では起きなくてよかったのだろう。

 

雨が止み次第、elfブースの前に待機列が作成された。

列の先頭になったw

鍵開け失礼シャスwwフヒヒ…サーセンwwアザマスッwwドゥフフwww

この日もTech3グッズを着ていたので、あからさまに濃ゆいTech3ヲタが鍵開け担当で、ちょっと気恥ずかしい。しかもどうせ日本人バレしてただろうし。わざわざ海外遠征してサイン会先頭になる日本のTech3ヲタって図式………愛が熱苦しいw

で…17:03にライダー4人とマティルドさん、アウグスト父がお車で登場。登場するやいなや、4人のライダーはサイン製造マシーンと化し、ポスターへのサインを高速で量産し始めた…。その様子はなかなかシュールだったwある程度枚数ができて、スタッフ達による写真撮影タイムが終わってから、観客の入場開始となった。

サイン会では、そのサイン入りポスターを頂戴できることに加えて、写真を撮ったりさせてもらえるが、私は自作旗にサインをもらうのみとした。

 

ポル:「これにサインくれ!」と旗を差し出したら、サインしたてのポスターの上にかかってしまい、1枚ダメにしてしまった…。したがって会話内容としては「すいません…すいません…」のみ。

 

アウグスト:「これにサインくれ!このサイン誰が書いたと思います?ニコラ・ゴヨンが書いてくれたんです」と言ったところ「😎へえ〜、彼が」と笑顔を見せてくれた。この時のへえ〜の笑顔は、Tech3インスタのマレーシアフォトダンプの1枚目に収められている。(マティルドさんいいお仕事ありがとうございます🥹)

 

ファリオリ:「やあフィリッポ、これにサインくれ!」と言ったらニコニコだった。グラッチェ!と言ったらさらに笑顔になってかわいい。

 

オルガド:1人だけなぜか銀色のペンを使っていたのが不思議である。チャンピオン争いしているので、「グッドラック」とか言ったら、ニヤリとしてくれた。

戦利品はこう!!!!ポスターの用紙がツヤツヤで、結構大きくて立派。スーツケースの仕切り部分にはさんでうまく持ち帰れた。旗のニコのサインは、アスファルト上で書いてもらったのでポコポコしちゃったwご愛嬌ということで…。

 

マティルドさんはサイン会監視作業で忙しかろうと思い、邪魔せず手だけ振って挨拶をするに留めた。もっと後ろの方にはアウグスト父がいたので、一緒に写真を撮ってもらった。笑顔がかわいいおぢさんなんだわ…。(ライダーとの写真がないのにパッパとの写真は撮ってた奴)

観客は100人を超えていたはずだけど、ライダー着席から、一行がお車で帰って行くまで、なんとたったの13分だった。流れ作業!!ライダーのファンは、非課金だと接触が超短時間なのか…。

 

接触は短いが、映像やインタビューやSNSなど情報供給が豊富なライダー。なにしろ体を張ってバイクに乗っているところが見れる。

現場に行かなきゃ姿がほとんど見れないチームマネージャー。現場で接触できるかどうかは運次第だが、長くチームにいてくれそう。

一長一短だけど、現在はニコ活には人生最高に大満足している。やはり今は毎週コメントが出るのがでかい。毎週末、推しの存在感を感じられるのが嬉しい………。あと、ニコの場合は「Tech3のボルム・レ・ミモザのオフィスのすぐ近くに住んでいる」という情報のおかげで、一生他の仕事やチームに鞍替えしなさそうな安定感がすごいのも魅力。(引っ越さないとは限らんけど)

 

◆KLIA2ウロウロ

サーキットを後にしてシャトルバスでKLIA2に着いたら、お腹ぺこぺこだったので、この日も2階の飲食店で食べて行くことにした。

この日は「Oriental Kopi」という名前のマレーシア料理店。菠蘿油(メロンパンにバター挟んだやつ。別名:香港メロンパン)もあったので、香港要素もあるのか?それともマレーシアは中華系の民族がいるから普通に菠蘿油も食べるのか?よくわからなかった。

チキンの乗ったマレーシアチャーハンにした。写真から想像するものよりどでかい。いい意味でおもてたんと違う!日本のファミレスの1.5倍くらいの量があるので、お腹パンパンになった。上に乗ってる半玉を割ると、黄身がトロ〜〜〜リしてビジュも楽しい。味はピリ辛で美味しい!!結構塩分は強い。

コピというマレーシア特有のコーヒーも飲んだ。練乳とかが入っているらしい。コーヒー牛乳に近いものがある。これもおいしかった!

 

食後、体力に余裕があったので、2階を1周してみた。屈臣氏があった!!コルゲートのホワイトニング鬼強のやつの取り扱いあり。まだル・マンで買ったやつがあるので今回は買わなかった。コスメはラロッシュポゼなどのフランスDS系コスメあり、日本のDSコスメあり(ブランド失念)、メイベリンレブロンなどのどこにでもあるDSコスメあり。画像のWardahっていうのはマレーシアコスメみたい。ぱっと見、ベースメイクに力を入れてそうなラインナップに見える。年中暑い国なのにベースメイクに力を入れるのは、同じく年中蒸し暑い台湾とは違った傾向だ。ちなみに台湾はどうせ汗で流れちゃうのでメイクアップもの、特にベースメイク系は弱いが、その分素肌を綺麗に保つ必要があるようで、スキンケアもの(特にパック)は強い……と私は分析している。

 

今回はElipsのストックを買うつもりだったけど、案外安くなくてスルーしてしまった。瓶入りのやつで、日本(1900円)より400円くらい安いかなあ…程度だった。昔はインドネシアで700円程度の値段で買えたので、マレーシアにも期待してたのだけど…これも円安のせい…?

 

驚き!懐ゲーデイトナUSAが稼働していた!!

1994年のタイトル。ヒェッ……94年て…ビンダーも生まれてない時代やないか……。当然、日本ではもうレアモノになっているらしい。 → https://gazoo.com/column/daily/18/02/03/

ちゃんと「♫デイト〜ナ〜〜」ってあの歌が流れてきて熱い!!

自販機でトークンを購入してプレイできる様子だった。マレーシアの硬貨はRM1未満しか存在しないようだから、そういうシステムになっているのだろう。ゲーセンというよりは子供のグズり解消用スペースというかんじ。こんな日本から遠く離れた空港で、今でも稼働しているデイトナUSAのがんばりがエモい…!

 

<まだ続くんだよね>

MotoGP2023 マレーシアGP観戦旅行記(その3)金曜後半

◆プラクティス

この写真かっこよすぎる…!

カニックの作業と、彼らを監督するニコのかっこよさを見にわざわざマレーシアくんだりまで行っているわけだが、その価値をビンビンに享受できた。

 

シーズン後半戦になってから、ポルかアウグストどっちかはQ2に行けてることが多かったけど、今回は直行も進出もできなかった。暑いコンディションだといまいちかな。メディアからは暑さによるポルの体への負担も大きいと見られているようだし、ニココメからもそう読み取れる。

 

なお、イケルとバウティスタを見ることも、この遠征での棚ボタ目的だったけど、金曜だけはメイングランドスタンドで全力でニコ達を見たので、彼らの画像がない。それでも金曜だけで1000枚近く撮っていたw暑さのために、カメラの電池切れが今までより早いのに、枚数が過去よりも多い。セパンは天井の高さとボックスからの近さによって、撮影がしやすかったので、たくさん撮っちゃった。

 

イングランドスタンドの裏手には、飲食売店がたくさんある。観戦とイベント参加で忙しいことに加え、かなりの蒸し暑さでまったく食欲がなく、ランチにはとりあえず「フラペチーノ」を頼んでみた。RM20。水がRM3で買えることを考えると、飲み物としては結構するな………?と思ったら、こんな500mlくらい入ってそうなドでかいの出てきたwフラペチーノって名前だけど、なんか……カフェモカだった。本当に正しかったのか??「フラペチーノでーす」って言われて渡されたけど??マレーシアではカフェモカのことをフラペチーノって呼ぶのかとも思ったけど……帰りの空港ラウンジでカフェモカを飲んだら、私の知ってるカフェモカだったので……今思えばあやしいなw

 

ちなみに、サーキット内の売店でも空港内のコンビニでも、550mlの水のペットボトルはRM3だったので、セパン・インターナショナルサーキット様は、ル・マン・ブガッティサーキットと比べると、大変良心的な商売をなさっている様子。ただし温度はぬるかったけど…。キンッキンに冷やして欲しいっ……!

 

◆パブリックピットレーンウォーク(ニコ生pt2)

 

18時〜18時半の開催。

ラクティス終了後に少し休憩してから列に並んだ。前回の茂木で理解したとおり、「早めに並ぶ→早く中に入れる→滞在時間が長い」なので、1.5時間くらい並んだ(ピットウォークガチ勢)

パドックツアーに参加していた中国人カップルの彼氏の方が声をかけてきたので、待っている間、情報交換をしたりした。中国のパスポートだとマレーシア入国にはビザが必要だと言ってたな。そんな雑談をしていたのだが………彼はサンダルを履いていたので、入場直前で追い出された。安全上の理由で、靴の着用が必要らしい。そういえばそんな話、8耐で聞いたことあるな……忘れてたわ、あぶねっ……!

 

重要なことなので2回書くね!

 

ピットウォークには靴の着用が必要!!

サンダルだとつまみ出される!

マジでこれ注意な!!

もう今後一生、靴でサーキット行く!!

 

パドックトンネルを抜けて、ピットレーン出口で入場待機をしていたら、ちょうど小椋藍を始めとしたチームアジアのライダーたちが帰ろうと通りがかって行った。小椋くんがんばってねーッ!と叫んだら、振り返って手を振ってくれた。セパンでは79グッズを身につけた日本人ファンの姿を結構見たので、応援してるファン達が日本からたくさん来てることが伝わってるといいなと思う。(日本人ファンは清潔感のあるカバンと靴で判別できる)

入場は茂木と同じくピットレーンの出口側からで、順番に各ボックスを眺めながら、奥の方にあるTech3ボックスを目指して歩いていった。LCRはついたてで仕切られてしまっていた。その後も見に戻らなかったので、イケルのバイクは間近で見れなかった(MotoGPクラスのライダーは全員、同時間帯のサイン会のほうに行っていたので、イケル本人をピットウォークで見ることは期待してなかった)

イケルくん、ボックスが古巣のお隣でよかったね〜。仲良しのマルコスくんのお隣でよかったね〜。

バウティスタのボックス前は、すでにこのようにバイクの展示をしてあったので見ることができた。他のファンが「これSBKのバイクなの?」とメカニックに聞いていた。もちろん中身はMotoGPバイクであるとのこと。でもちゃんとカウルのデザインがSBKのほうと同じデザインにしてあるの偉い!

そういえば、金曜朝イチから熱烈なバウティスタファンの姿が現場で見られた。MotoGPでバウ見れてよかったね〜って、こちらも勝手に嬉しくなった。

 

というわけで、Tech3のボックス前で張り付き開始。

今回、旗を自作して持参した。

なんか…してるみたい、変色っ…。

Amazonで手持ち旗と、アイロンプリント紙をポチって、web上の画質アップツールを使ってチームロゴを印刷した簡単DIY。茂木で知り合ったヲタに自作Tシャツを作った猛者がいたので、なるほど、布モノの自作っていいな!と勉強させてもらった次第。

旗の威力絶大で、アウグスト側チームのストラテジーエンジニア(今年加入の、スキンヘッドの恐らくイタリア人)が気付いて、みんなに声をかけてくれた。あざすw複数クルーが手を振ってくれた。それどころか、エルベ(メカニックのほう)が電話を取り出して「ニコ呼ぶよ!」って言ってくれて、作業中に電話をかけて呼んでくれた…!ありがてえ!!ありがてえ!!ボックスの前を歩いていたら島袋さんにもがんばってください〜と挨拶できた。

 

10分くらいしてニコ登場。夕方なのでサングラスをしていなかった。透明なオリーブ色の目が美しくて、いつも見とれてしまう!(オリーブ?マロン?フランスのパスポートには瞳の色を書く欄があるので、ニコのパスポートはどれなのか、来年本人に聞こうと思う。でも緑みがあるように見えるんだよね…)

というわけで、忙しい中、15分くらいニコを拘束させてもらえた。

 

・日本から直行したの?海外のサーキットはどう?って聞かれた。なんか色々違う……くらいのことしか言えなくて私の説明能力の低さがひどすぎた。

 

・旗見て「自分で作ったの?」というので、いえす、これにサインください!と言ってサインをもろた。このために持ってきましたわww目的パート2達成!!

 

・今週の調子はどうっすか?と聞いたら、

「………( ' へ ' )……( ・᷄ὢ・᷅ )……(´-ω-`)…悪くないね」

という反応だった。眉毛でしゃべっていたwまあ言いたいことはわかる。悪くないけどもっと期待してたんだと思う。私もだ。

 

ここで「そうっすか、幸運をお祈りします」って言ったら

(ニコ ; ò v ó )「…終わり?!」

って、シメだと思われてしまい、英語で咄嗟にどう言えばいいかわからなくて、うーーん(まだ話したいんだけどどう切り出せば…)ってなってたら、隣に来た白人男性のファンが「質問いいですか?」とニコにWPのサスペンションについて聞いていた!おじさん、ナイスパスさんきゅー!!便乗して「私もたくさん質問ありますッ!!」と話を聞かせてもらった。

 

・いつもボックス内でつけているヘッドフォンは音は聞こえてるんですか?と聞いたら

(ニコ  ò v ó )「2チームのトランシーバーの音声が混合しちゃうから、今は音はなくて、耳を守ってるだけなんだ。来年は音声を使う予定だよ」

とのこと。その状態でメカニックとコミュニケーションしているのを見かけますが、どうやってるんですかね?と聞いたら、ただジェスチャーでやってると言う。まじか……。ジェスチャーだけにはとても見えないんだけど??クレしんの書店店員並みかよ……。

 

・よくアレクサンドルと話してるのを見ますが、先生と生徒みたいな感じ?兄弟みたいなかんじですか?と聞いたら、

(ニコ  ò v ó )「ただテクニカルな情報を聞いているだけだよ。私は把握しておく必要があるからね」

とのこと。クルーチーフ歴の長い先生として教えたりしてるのかと思ってたけど、そうではないのだな…。

 

・チームで仲良しなメンバーは誰ですか?エリックですか?と聞いたら

(ニコ  ò v ó )「エリックはいい友達だけど、フランス人はみんな仲良しだよ」

とのこと。他のメカニック達から聞こえない位置にいたのだが、完璧な模範回答っすね。

 

・クルーチーフの仕事が恋しいですか?と聞いた。

(ニコ  ò v ó )「いや。…でもたまにはね。今の仕事は全然ちがうものだからね。人をまとめる人がいなくてはいけない」

みたいなこと言ってたかな。前回のファンレに私の仕事の話を書いたのだけど、それにまつわる話なんかもした。(ちゃんとファンレ読んでくれてることがまた確証取れて嬉しい)

 

・去年あなたが膝を怪我した時にギー・クーロンが代役をしましたが、何かあったらあなたがクルーチーフの代役をしますか?と聞いた

(ニコ  ò v ó )「いや、しない。必要になったら他の人が代役をやるよ」

ときっぱり言っていた。まあマネージャー職は重要だから、そっちを空けられないものな…。

 

・パーソナルな質問をさせてほしい。好きな食べ物は?って言ったら

(ニコ  = ω =)「………特には……パスタとか…ペストリーとか…ピザとか…普通にポピュラーなやつかな…」

炭水化物連打w 45歳であの体つきで、このチョイスは意外としか言いようがない。ささみとブロッコリーとか食ってそうなのに(偏見)

 

・オールタイムで好きなライダーは誰ですか?と聞いた

(ニコ  ò v ó )「昔はドゥーハンのファンだったよ」

とのこと。すごくなんとなくだけど、ニコはドゥーハン派だろうと思ってたので、予想が大当たりして嬉しい。ニコは1978年生まれなので、10代の頃にずっとドゥーハンの活躍を見ていたということになる。(………やっぱTech3の人達ってホンダを敬愛している感じがする。LCRがホンダのサテを抜けようとしてるという噂がずっと囁かれているので、そうなったらTech3がホンダのサテになってほしい。まあ、バイクをまた昔のように常勝マシンにしてもらったうえで、だけど……)

 

・では一緒に仕事したライダーの中では?と聞いた

(ニコ  ò v ó )「クラッチローだね。非常にナイスガイで、速い」

とのこと。これは自然な選択かなと思う。ここ10年でニコが担当したライダーの中で、一番非の打ち所がないと感じる。

 

好きなメシなに?と好きなライダーだれ?はいつか絶対に聞きたい質問だったので、それを今年のうちに達成できたことに感激した。

 

ニコを拘束して色々話してる間、ちょいちょい他のファン達が一緒に写真撮ってくれというのに応えていた。他のファンと推しの絡みを見るのが最高に楽しくて幸せ。あなたはスーパースターですね、と言ったら

(ニコ  ò v ó )「(なぜだかわかるかい?)」

と小声で言うので、「うーん????(激烈ハンサムだから?いやむしろ日本以外ではいつもこうなのか?日本人はジャパニッシュを恥ずかしがって話しかけないから…)」と首を傾げていたら

(ニコ  ò v ó )「(私はシャーリンと働いてたからだよ)」

と、ひそひそと教えてくれた。なるほど、シャーリンの当時のクルーチーフとして、マレーシアでは認知度が高いのか。その日のFP1でも、このように

シャーリンがボックス内に顔を見せに来ていた。この様子はTech3のインスタなどでも見ることができる。シャーリンはSBKに行った後、これまでにもセパンでテストがあった時など、Tech3のボックスを訪れていた。シャーリンは、Tech3がヤマハからKTMに乗り換えたことによる、最大の被害者だと思うのだけど、それでもクルーとは良好な関係であることがわかる。(ちなイケルはSBKに行った後は、ヘレスでMoto3のテストをしている時にボックスを訪れていたがMotoGPクラスは未訪問。ホンダで代役をたくさんやるポジションに収まったので、もう訪問の機会はないだろう)

 

面白かったのは、ニコと写真を撮りたがる現地民ファンが「ジャポネも入れよ!」みたいな感じだったので私も入ったりしたwあと、ニコ待ちしてる間、オフィシャルのおじちゃんが「一緒に写真撮ろう」と声をかけてきたwソロ遠征している日本人女(しかもクルーガチ勢)が珍しいのだろうかwなお私は今回、ものすごく日本人バレしまくった。ジャパニッシュのせいなんだろうけど、やっぱわかりますぅ?w

 

ピットウォークの終わりの時間が近づいてきたので、恒例、最後に写真を撮らせてもらった。

(ニコ  ò v ó )「君のコレクションね」

と言われたので「あなたの顔がすごく好きで……w」とガチンコの本音を言ったwwなんかポーズをとってくれと言ったけど「やだ」って言われたのでwそのまんまの姿を撮った。まあそのまんまでもなんでも、かっこいいからいいよ!!

明日以降はピットウォークもパドックも来れないので、これがあなたに会う最後のチャンスですと言ったら、「じゃ、楽しんでね!」と言われたので、今週と今年全部の幸運を祈ります!と伝えて解放した。その後、ニコはアウグスト父と話してからバックヤードに戻って行った。

 

色々しゃべったけど、実は暑さと低血糖で頭痛が発生しており、脳があんまり回らなくて、ニコからの質問に対して、適切な良い返答をできてなくて反省した。やっぱ暑くても、ちゃんとご飯を食べなきゃだめなのか…?水はかなり飲んでたつもりなんだけど…。

 

エルベ(メカニックのほう)がピットレーン上に出てきて、「なんかモニターとかついてて、ポンシャラルさんが映像見ているあそこ」(名前わからんw)にカバーをかけにきたので、話しかけに行った。ニコを呼び出してくれたお礼に、手元にあったちいかわのチョコをあげようとしたが………デロデロに溶けていることが感触でわかったので、それはやめたwお礼を伝えて一緒に写真を撮ってもらった。挨拶を終えたところで、ちょうどピットウォークが終わった。

なお、エルベがカバーかけた後の、「なんかあそこ」(正式名称存じず)

 

予定では18時30分までだったのだけど、それより5〜6分は遅かったが…。マレーシアは日本ほどカチカチに時間を守らない印象だ。リスバン配布も、ピットレーン入場も、数分早く開始していた。台湾でも見られるような、南国の人ならではの柔軟性を感じる。よく言えばおおらか、悪く言えば仕事が粗い。

 

このマレーシアのおおらかさと粗さが、日曜日は私に超特大のハイとローをもたらすことになるのだった。(フラグ)

 

◆ホテルへの帰路〜夕飯タイム

頭痛に苦しみながら帰路についた…。

サーキットの観客席エリアからKLIA2までは1時間くらいかかる(じゃ、茂木でいいか感)。サーキットは地図上は空港の真横だけど、広いし、道の構造上、回り道するからこうなるみたい。行きと帰りとでルートが違っており、行きは空港の北側、帰りは南側のルートとなる。帰りはバスの中からKLIA2の滑走路を眺めながら帰ることになるので、夜だと照明がキラキラで壮観。飛行機と並走する場面もあったりしてとても良い。バスの右側の席だとそういういい景色が見やすい。

 

頭痛が辛いので、夕飯はまたビニ飯にすることも考えたけど、いいかげん、できたての温かいものが食べたくなったので、「Day one Day one noodle」という台湾料理店に入った。KLIA2の2階の手前の方には、台湾料理店、香港料理店、タイ料理店などいろいろある。カジュアルできれいでオシャレで入りやすい雰囲気があって、日本人も安心。例えると、ららぽーとに入ってる飲食店みたいなカジュアルさと清潔さ。入りやすいね!

担仔麺ともちょっと違う…やわめの麺に、鶏肉そぼろが載ってるヌードルと、雞排のセットを頼んだ。量が、多い!!でもすごく美味しかった。雞排の揚げ方がうまく、サクサク感は本場台湾と同じレベルで美味しかった。鶏ももを使っているのでジューシーで最高(本場台湾と日本のジェネリックは、通常は鶏むねを使う) 味付けはほんのりいい具合に台湾のスパイスを感じる。各地で雞排ばっか食べてる私も、これには超大満足。麺の方もおいしくて、醤油+砂糖で味付けしてそうな日本人に馴染みのある感じで、食べやすくて絶妙。これでRM28.9?!このレベルでこの値段は安すぎって思う!!この店は次にマレーシアに来ることがあればリピしたい。

 

なお、店内ではATCのライダーとスタッフが10人くらいでご飯を食べていて微笑ましかった。やっぱTuneホテルに泊まるなら、空港内で飲食するんだw彼らのところには、ガストで稼働してるようなロボット配膳機が食べ物を持って行っていた。私もワクワクしてロボを待っていたのだが、普通に人間が配膳をしに来た……。えー……(´・ω・`)

 

<まだまだ続く>

MotoGP2023 マレーシアGP観戦旅行記(その2)金曜前半

スケジュール上、金曜がクライマックスのつもりで気合を入れて臨んだ。大変長い。

 

◆金曜朝〜移動〜サーキット到着

ホテルの朝食ビュッフェが無料で付いてくる。無料なだけに、期待してなかったけど、会場は広々しているし、品目が多く、ちゃんとしている。東南アジア料理あり、中華料理あり、その場で調理してくれる卵料理やロティあり、サラダやフルーツや甘いものもあり。4日間、飽きなかった。

ニョニャ・クイがあったので試してみた(2枚目画像左下の白い四角いやつ)。なんか餅米の上に生姜の千切りを載せたやつだった。……………二度と食べれなくて後悔はないな…。

 

朝食会場で他のMotoGPファンの着ている服を見るのが楽しかった。過去同様、ロッシ、バニャイア、アプリリア、レプソル、クアルタラロのTシャツが多く目に入った。まあそれはどこでもそうだけど。それらに加えて、マレーシア企業のRCBや、UMAレーシング、ペトロナス(F1?)のTシャツをよく目にするというお国柄が出ていて楽しかった。あとチャントラも大人気だった(タイからの遠征民もいたのかもしれない?)

KLIA2とサーキットを結ぶシャトルバスは、ちゃんとこのように看板を出してくれていてわかりやすい。最初すぐに見つからなくてキョドキョドしながらバス乗り場を歩いてたら、「MotoGPあっち!」と職員が乗り場を教えてくれた。服装でヲタバレしてると、こういうメリットがある。

なおチケットは、空港ビル内のカウンターで買える。そこにもちゃんと看板を出してくれている。

チケットは当日のみ有効というわけではなく3日使えるので、「3日分ほしい、往復で」という旨を伝えたら、6枚まとめて売ってくれた。便利!(↑は初日を終えた後の状態)

空港側でもサーキット側でも、バスターミナルのスタッフのおじちゃん達の親切な雰囲気は、3日間いずれも素晴らしかった。私が過去行った国の中で暫定世界一。

 

バスは、サーキット入り口にあるバスターミナルで停まる。(KLセントラルからのシャトルバスなどもここに停まる)そこから敷地内を1周しているシャトルバス(無料)で、メインゲートの近くまで行ける。歩ける距離だけど、暑いのでなるべく直射日光を浴びながら歩くことを避けて、毎回シャトルバスを使って、体力を温存した。

 

◆FP1

金曜は完全に入場無料で観客席まで来れる。驚きの太っ腹。座席も自由なので、「メイングランドスタンド」内のTech3真ん前に張り付いた。

席がボックスから近いッ!!!ズームなしで↑こんな状態!ル・マンより近い!!しかもフェンスがあんまり邪魔にならない!天国!!そしてなにやら天井が高い!ボックス内の写真が撮りやすい!思う存分ニコの写真を撮りまくった。土日はメイングランドスタンドではない席になるので、金曜に本気出す。

ニコーーーー!!!かっこよすぎるぞーーーー!!!!(心の絶叫)

現場の良さを味わいまくり…。この時点で既に、来てよかったなーーって思えた。

 

パドックツアー(ニコ生pt1)

FP1が終わってから待ち合わせし、12時過ぎの昼休みタイムにパドック内に入るというスケジュールになっていた。メールで待ち合わせ場所が指定されており、時間になると、MotoGPプレミアムの使者が看板を掲げている。私は使者が看板を掲げる前に着いてしまい、心配になってウロウロ歩きまわっていたら、使者が見つけて連れて行ってくれた。プレミアムのプラスチックパスを首から下げてなかったらすれ違ってたな………。

参加者ははっきり覚えてないけど10人くらい。アジア人はマレーシア人らしき男性と、中国人カップルと、私。それ以外は英語圏らしき白人。解説は全部英語。正直、Tech3のクルーや、ライダー達を探すので頭がいっぱいで、解説は全く聞いてなかった…w

 

このパドックツアーが、私が今回パドック内に入れる唯一のチャンス。この時点ではピットウォークに参加できるかどうかは不明。なので、どうしてもニコへのファンレを渡すことを第一目標としていた。直接が無理なら、誰かしらチームメンバーに頼めばよいことはル・マンで実証済み。

「ファンレ渡すぞ……すぐに出せるように鞄の上の方に配置しておくぞ………」とゴソゴソやっていたら、なんと、私の背後をイケルがスクーターで通り過ぎていった。気が付いたらイケルはスクーターを降りてスタスタとLCRのボックスに入っていくところだった。他の参加者の邪魔にならないところまで行って呼び止めようとしたら、まったく間に合わなかった……………。今年の8耐といい、縁がないなしかし!!

 

まあでも私はイケルをはじめとして、ライダー達との接触は「必須」ではなく「タイミングがよければぜひ」くらいに思っている。ライダー達のことはそれぞれを自分が心の中で応援していれば、それでいいと思っている。なぜならライダーの応援は誰かしらやってるから。他のファンたちに任せた!ってなってる。他のファンたちは私の分までがんばって!

でもニコ達に対してはそうではない!!ライダーではなく、クルー自身が主役として推されているってパターンって、そんなに多いわけではないと思うからだ。あなた達のヲタクがいまああああああす、しかもフランスから遠く離れた日本にいまあああす私でえええええっす!って伝えたい…。

というわけで、クルーがご飯を食べるホスピタリティ↑の近くにいたら、そこに向かって来るジェロームパスカルに遭遇した。即刻、写真撮ろうぜ!!と声をかけた。ジェロームはポルのチーム、パスカルはアウグストのチームで、それぞれタイヤ&燃料管理人をしている。この2人はボックスの裏手で一緒に作業していることが多い模様だけど、2人でランチに来ているのが微笑ましい。職務が一緒で、いつも一緒なのに、ランチまで一緒に行くのは、本当に良好な仲なのだと思う。

二人と一緒に写真を撮らせてもらい、「ニコどこ?」と聞いたところ、「もうすぐこっちに来るよ、あと15分とかで」とジェロームが言うので「私、このツアーの人たちに着いてかなきゃいけなくて、時間がないんです!ニコに手紙を渡してほしいッ!(必死)」と依頼をしたら快諾してくれた。ありがてえ!!第一目標を達成し、心に余裕が出た。その少し後にはマティルドさんにも会えたので同じく写真を撮らせてもらった。

 

このパドックツアーは、ボックスがずらっと並んでいるのを一番奥のアプリリアワークスの前まで行って、折り返すというルートだった。随所随所で案内人による解説が入る。その解説がされている間に、ライダーやクルーを見つけたら話しかけて写真を撮ったりしてよいという。

 

で、一行がアプリリアワークスの前に移動していくときにTech3の前を通るわけだけど、まさにその瞬間にトーマスとニコがボックス内から出てきた!!!!

 

僥倖っ………!なんという僥倖………!

 

嘘みたいにタイミングがばっちりすぎた。これで私は今年の運を使い果たしたなと思ったww

ファビアンも出てきたのだが、「お前どこにでも現れるなwww」と言われたw「ニコのことが好きすぎるもんでねww」と返しておいた。(言いながらニコ筋をモチモチお触りするとかいうセクハラをはたらいた)

時間がないので、巻きで進行せねばならず、

(ニコ  ò v ó )「元気かい?」

と挨拶してくれるニコに応えながら、一緒にセルフィーを撮らせてもらったり、メカニックボーイズとも挨拶したりしてたんだけど、その間にどうもMotoGPプレミアムの使者が「写真撮りましょうか?」って言ってくれてたみたいで(私全く気付かず…)ニコが

(ニコ  ò v ó )「お願いします、彼女が喜びます」

って頼んでくれてたんだけど………!キャァァァ…‼︎なんというジェントルマンなんだ。スパダリって、このことを言うんだな??めっちゃ好き!!!!

ニコと使者のおかげで、素敵な写真を撮ってもらえた…さいこぉ……。

エリックも出てきたので、クルー4人の写真を撮らせてもらった。4人ともチャーミングないい笑顔で、仲のよさそうな、いいチームの雰囲気がビンビンに出ている写真が撮れた。(一部はSNSに上げた)本当Tech3好きだわ……。

 

時間がないので「運が良ければピットウォークに行けるかもしれないっす、またねー」とニコに伝えて、アプリリアの前で行われていた解説を聞きに戻った。(聞いても興奮のあまり一切頭に入ってこない)そのあとも数分ほど、ニコ達はボックスの付近にいた。どうやらみんなでランチに行くために、アレクサンドルを待っていた様子。デビッドも後から出てきたのだけど、今回も一度も接触できなかったな。接触できない人とは本当にできない説ある。

(というか、ここでニコたちに会えたので、ジェロームに手紙を渡させたのは、お手数かけただけだったwごめんww)

 

使者には「彼らが大好きで、そのために日本から来たので、本当にここに来た甲斐があった、大満足です」と感謝を伝えた。

勝手に大盛り上がりしている私に、中国人カップルが強火ヲタの匂いを嗅ぎ取ったらしく、アウグストがコンテナハウスの前を歩いている画像を見せてきた。話を聞くと、彼らはフィリップアイランドに行ったそうで、そこで撮ったという。フィリップアイランドはパドックパスが3日通しで300ドルで高コスパとのこと。へえ!セパンではパドックパスがないので、このパドックツアーをパドックパスの代わりとして使ったという。私と同じ考え方しとるwww彼らの目当てはマルケスだそうで……最大激戦区やないか…。その後に会った時に聞いたところによると、彼らはこのパドックツアーの最後に粘り尽くして、マルケスとのツーショをゲットしていたらしい。

 

また、私はこのイベント中に、茂木で知り合ったヲタ仲間にたまたま会うことができたし(世界って狭いね?)、Moto2、Moto3の複数のライダー達と写真を撮らせてもらえた。せっかくのプレミアムイベントなので、茂木の時より積極的に声をかけた。えくぼのかわいいラミレスにまた会えた!また今回も話しかけても無言だったけど!他にはモレイラ、スキナー、ロペス、フォッジアに会えた。みんな笑顔で、ポーズとってくれたりしてかわいいな。中でも、ディクソンが、「いいよいいよ、俺が撮るの手伝ってあげるよー」と、スマホ画面の撮影ボタンをポチッと押してくれたのが、強烈に印象深い。速さもあるし、ワイルドハンサム顔だけどユルかわなノリで、魅力があるライダーよな。

 

で………このイベントを楽しみ尽くした私の結論としては、パドックツアーをパドックパスの代用品にすることは到底できないと思った。滞在時間は30分しかない。昼ごはんの時間帯なので、お目当てがたまたまホスピに入ったり出たりするタイミングが合わない限りは会えない。私も中国人カップルも、奇跡だったとしか言えない。クアルタラロ狙いだった人達は会えてなかった様子。MotoGPクラスのライダーで私が見かけたのはイケルの背面、アレイシ、ディジャナントニオだけ。次回の海外遠征があるなら、パドックツアーは使わないと思う。

 

そもそもなんでセットになってる座席がK1固定なんだよ……ってのもある……。メイングランドスタンドにしてくれよ……。ボックスやグリッドの前に張ってニコを見たい……………。

MotoGPプレミアムのチケットは、自由性がやたら低い点を残念に思ったけど、そもそものターゲットが私みたいな「ピンポイントで見たいもののために自力で独断行動する」ようなタイプではないのだろう。「面倒を避けるために海外旅行にツアーで行くタイプ(費用に余裕あり)」が、スペシャルな体験をプラスするために使うものなのだろう。

 

◆パブリックピットレーンウォークのチケット

セパン遠征を検討した4月ごろ、セパンインターナショナルサーキットのオフィシャルに問い合わせた時には、「パブリックピットレーンウォークは木曜を予定しているが、直前に発表されるからニュース等を刮目せよ」と回答をもらっていた(こんな小口の問い合わせなのに、回答までたった1営業日で偉い)その回答よりも先に押さえてあった飛行機は、木曜夕方に到着するので、このイベントは諦める予定だった。

が、実際に直前に通知された結果、金曜の夕方だった。またしても、僥倖だっ……!!

「パブリック」と謳っているが、ル・マンの時のように完全フリーでだれでも参加できるわけではない。グランドスタンド(メインおよびK1を指す)のチケットを持っている人が、15時に配布開始されるリストバンドをもらえたら参加できるというものだった。参加者数が絞られて、カオスにならずに済むからいいね!!

ル・マンしか体験したことのない私には、この1000人限定のリスバンが、観客数に対しどれくらいの割合となるのかがわからなかったので(ル・マンなら獲得は絶対無理ってレベルで人が多い)、とりあえず14時前から並び始めることにした。この時間で、すでに待機列ができていた。

ちなみに、上の画像の通り、同じ時間帯に、メイングランドスタンドチケット保持者のみを対象として、ライダーサイン会用の参加リスバンも100人限定で配布されていた。流石にそっちの方が待機列が長かった。

私のチケットはK1グランドスタンドなので、ライダーサイン会のリスバン獲得権はなく、ピットウォーク一択だった。まあ仮に獲得権があったとしても、普通にニコのいるピットウォークの方に行きますが……。「ピットウォーク来たら呼んでね」なんて最推しから言われたら、行くに決まっとる!!

 

というわけで、待機列に並んだ。昼の一番暑い時間帯に、日向で待たねばならず、まあまあ過酷な時間となった。が、今年の8耐経験者なら、あれよりはだいぶマシだと思えるレベルの暑さ。

これまでのアレルギー反応の反省を元に、今回はアームカバーを忘れずに持参して腕のUVをカットしたので、肌トラブル面積は少なく済んだ(出ないわけではない…)

あと、今回は100均で売ってるらしい「コンパクト座布団」っていう、折りたたみ式のナイロンのクッションがとても役立った。お尻に敷いて地べたに座れば柔らかくて楽。立ちっぱなしより遥かに体力の消耗が少ない。また、セパンのベンチはどこもかしこも鳥フンなどでひどく汚れており、何かを敷かないと座れたもんではなかったので、その点でもコンパクト座布団は本当に役立った。価値のある100円。

 

ちなみに、セパン(というかマレーシア)は座席だけでなく、トイレも非常に汚いことが頻繁に見受けられるので、日本人の並の衛生観念を持つ人なら「忍耐」が必要な場面ばかりとなる。その由来は、イスラム式の作法によるものである…。基本的に床はジャブジャブに水浸しなんよ…。たまにある紙もベッショベショになってたりするんよ……。ベショらせてる水はつまり、彼らが「お清め」に使った水の跳ねなわけで…………………考えたくない…w そもそも彼ら紙の重要度が低いんで、切れてることの方が多いんだけど……(ポケティをたくさんたくさん持参が吉)

今更、ル・マンと茂木のトイレって普通にきれいだったなと思ったし、鈴鹿のトイレはもう住めるレベルだと思う。(ル・マンはファンゾーンのトイレが水浸しだったけど、グランドスタンド裏は、まあOK)台湾のトイレを許容できる私が、マレーシアはしんどかった。我慢ならずトイレを諦めた場面が複数回あった。信教の違いによるカルチャーショックが、自分の中で過去最大。世界って広いね?

ただし、今回の遠征は、そのトイレ事情を補って余りある満足度だった。

 

無事、ピットウォークのリスバンは入手できて、スタンド席にMotoGPクラスのプラクティスを冒頭から見に行くことができた。(なんならプラクティス後でもまだ在庫があった様子)

リスバン、紙製なんだと勘違いして結構ぴっちり手首に巻きつけてしまったけど、実はこれビニール製で、千切ることができず、終わった後になかなか外せなくて苦戦したw

 

<つづく>

MotoGP2023 マレーシアGP観戦旅行記(その1)事前〜木曜

セパンに行ってMotoGPを見てきたので、ニコヲタによる個人のニコ活日記。

◆スケジュール

1日目(木)午前の便で成田からクアラルンプールへ移動。ホテルに行くだけ

2日目(金)サーキット。パドックツアー参加

3日目(土)サーキットで指定席から終日観戦

4日目(日)サーキットで指定席から終日観戦

5日目(月)市内観光。夜の便で帰国

6日目(火)早朝に成田に着いて、午後仕事🤨

 

◆事前手配

今年のル・マン行きを手配した頃に、年間の観戦計画を立て、セパンのチケットもまるまるおさえてあった。この観戦旅行は、JGC修行の一環であったため、計画的にチケットの手配をした。元々は、どちらかといえば、修行がメインの目的になっていた。

 

MotoGPのチケット

公式のプレミアプランを利用した。

https://motogppremier.motogp.com

 

プレミアチケットおよびVIPチケットは、各種存在しているが、私が買ったのは、土日のK1グランドスタンドの席(エリアだけ決まってて、その中で自由に席に座れる)と、パドックツアーという、ドルナの人の案内に着いて回るだけの、パドック見学ツアーがセットになっているチケット。日本円に換算すると47000円ちょいくらいの価格。セパンインターナショナルサーキットの公式サイトでは、3日通しのK1グランドスタンド席を7000円程度で購入できることを考えれば、かなり割高。独占イベントの価値が馬鹿でかいということだ。

日本と違い、VIPチケット以外では、パドック内に入れるチケットの販売はない。中にいたのは、多分関係者のツテでパドックパスを手に入れてる人達なのだろう…。パドックツアーだと、日本のパドックパス個別売り1日3万円と違って、パドック内を自由に行動して推し待ちできるわけではないので、非常に割高。だが純粋に、どんなものなのか体験してみたかったので(=これをニコ活の勝ちパターンとできるのかの確認をしたかったので)、購入に至った。人柱活動。

 

お値段が割高なだけあって、その分、グランプリの数週間前にプラスチック製のパスと粗品が事前に空輸で送られてきた。

粗品MotoGPのロゴ入り保温マグボトルと、ウエストバッグ。このとおり、黒くてメンズ向きのデザイン…。同梱されていたインボイスによれば、これらに20ドル近くかかってるようで……いらんから安くしてほしいわw

プラスチックパスも、座席に入るためのものではなくて、プレミアムイベントのためだけのものだったし、あんま意味ねー!

 

なおグランプリ直前の木曜になって「おまえのプラン、アプグレしてやったから金曜夕方にVIPビレッジでのオリベイラとのサンセットレセプションに参加していいよ」とメールで通知が来た。このレセプションとパドックツアーの両方に参加して4万なら、まあアリな値段かなあ…と思う。

しかし、私はパブリックピットウォークと時間が被ってしまったので、レセプションには参加できず!オリベイラとの接触はすごく魅力的だったし、レッドブル時代のTech3グッズにサインをもらいたかったな。しかし招待メールを見てからピットウォークでのニコチャンスを取る決意を固めるまで、数秒とかからなかった。我ながら、ガチガチのニコガチ勢だなと思ってるよ…。

(どうでもいいけど、オリベイラとニコは今年はあんまり髭はやしてないけど、本当は2人とも髭あり版のほうが好きです。イケルは髭なし版のほうが俄然好きです。そこ交換して?)

 

ちなみにVIPプランの、サテライトチームボックス訪問プランは、セパンではRNFで開催されるようになっていた。チームのホームだからか。

来年はスケジュールを調整できそうなら、Tech3のボックス訪問プランのあるグランプリに遠征して、推しにお金を落としたいものだ。(それをやることでドルナではなくチーム側にどれだけ旨みがあるのかはわからないけど…)

 

・ホテル

TuneホテルKLIA2に、木曜夜から月曜朝まで4泊した。

https://www.agoda.com/ja-jp/tune-hotel-klia2-airport-transit-hotel_2/hotel/kuala-lumpur-my.html?cid=1844104&ds=bF%2BMCEPVulblwH0U

 

セパンインターナショナルサーキットは、クアラルンプール国際空港の真横という超絶神立地。グランプリの週末は、ターミナル2とサーキットの間をシャトルバスが運行している。アクセスのよさ大優勝。レース目当ての海外客に便利だし、敷地が広々してて国内の車ユーザーも駐車エリア広いだろうし、公共交通機関も発達してるし、騒音をここに集約させられるから住民にも優しいし………winwinwinwinじゃないか。全世界、空港の隣にサーキット作ればいいと思う。

というわけで、ターミナル2の真前にあるトランジットホテルに宿泊した。↑の画像(空港ビルの廊下からホテルを見た図)の通り、こんなに近い。

ターミナル1内には、マレーシア入国なしで宿泊するタイプのトランジットホテルもあるようなので予約時には注意が必要そう。このホテルはちゃんとマレーシア入国が必要なエリア。出光アジアタレントカップのライダー達が泊まったりする様子。

お値段がリーズナブル。私は半年前に予約して、1泊1万円2千円だった。ル・マンのホテルに1泊3万円払ったことを考えると、激安に感じられる。ちなレースウィークでなければ、このホテルには2000円台から泊まれる日もある模様……。

空港に行けば飲食店もコンビニもあるし、サーキットまでの移動方法も確立されているので、現地のお店や交通事情などは、さほど事前確認もせず、ユルく現地入りできた。海外観戦初心者には安心。

 

でもなんだかんだ、空港からサーキットのゲートまで毎回1時間はかかった。宇都宮泊で、もてぎに行くのと大差ないという事実に驚愕している。

 

・航空券

JGC修行のために、JALビジネスクラスで行くとかいう贅沢をした。どちらかといえば、ビジネスクラスに乗りに行ってFOPを稼ぐことを目的にして、MotoGPは「運が良かったらニコれるかもしれない」程度の期待にとどめておいた。たとえニコれなくても、修行を解脱できるからよいという、負け惜しみを用意して臨むことができた。

 

・持参品

ル・マンとほぼ同じ。新たに買ったのは、5日分のeSIMをiPhone2台分用意したくらい。eSIMはサーキット内で土日にも十分つながったが、マルチキャリアで、一番早いNWに自動で繋がるタイプのものだったため、なんかやたらどこにも繋がらないタイミングとかもあって、それはたまに困った。2種類用意したのに結局どっちも同じキャリアに繋がってたし。

ル・マンとの大きな違いは、暑い国なので上着が不要な点。冬に東南アジアに行くのって、いつも出発時の服装に困るんだけど…今回は11月だというのに今年は日本が暖かいので、Tシャツに薄手のパーカーを羽織って空港〜家を移動するだけで済んだ。

現地での暑さ対策に、夏フェスの必需品、体を拭くひんやりシートを持参した。今年の鈴鹿8耐ほどではなくても、現地はかなり暑かったので、これは本当に持って行ってよかった。

あとはこれまで通り、推しへのファンレを仕込んだ。そして初の試みとして、推し活グッズを仕込んだ!!(金曜編で後述)

 

 

◆木曜 成田空港第2ターミナル〜クアラルンプール国際空港第1ターミナル

今回も例の如く、夜勤明け休に有給を足して連休にさせてもらっての出発。

 

今回はビジネスクラスなので、JGC未達成状態でもサクララウンジを使えた。「カレー内らっきょう」で飲酒するとかいう、くりまんじゅうムーブを朝イチでキメた。

 

くりまんじゅうリスペクトでカレーにしたけど、他にも色々あったので、次回以降はそっちを試すつもり。

 

ラウンジ内は2階建てになってて、2階のダイニングは結構人がいたが、1階のスペースはガラ空きだった。ご飯食べたらすぐ1階に行って飲み物を飲みながらゆっくりするのがよさそうだ。

 

ビジネスクラスのシート。

ボタン一つでフルフラットになってゴロゴロできるので快適。ふかふかスリッパ(国内線ファーストクラスと同じやつ)と、耳栓やアイマスクなどの、アメニティをもらえる。100均グッズを持参しなくて済むので、機内持ち込み荷物が減る。移動中の携行荷物が減れば肩こりが軽減される。というわけで助かります!ここでもらった耳栓とふかふかスリッパは、行きの便では持ち帰り、ホテル内で大活躍させた。いいものだったので帰りの便でももらっとけばよかったかなと、今更後悔した…。

ランチは洋食の牛フィレステーキを選んだ。メゾンカイザーの丸いパンが美味しかった(それ飛行機でなくても食べれるやん)周りの席では和食が人気のようだった。

 

機内エンタメに期待していたが、6月の羽田〜台北松山便で最後まで見れなかったブルージャイアントはもう配信されていなかった。そのかわりウォーリーは配信されてた。あの時…見る順番を逆にするんだった…今年一番の後悔(レンタルしろ)

 

クアラルンプール国際空港(以下KLIA)

JALはターミナル1。どうもフルサービスキャリアが1で、LCCが2の様子。

その1タミ………ひっろい!!降りる順番が早かったので、「日本人達についていけばいいや」ではなく、自分でイミグレを目指して1人でスタスタ歩かねばならなかったのだけど、広すぎる初見の地を半信半疑で進むという、RPGのダンジョン攻略の気分だった。到着ゲートからイミグレまでの間にバスにも乗った。

 

空港や駅やホテルの案内は、マレー語と英語が併記されていた。ぱっと見で全く理解不能で、よく見ると下に英語で併記してあるので、それを見ればいいんだけど、なかなか慣れなかった。マレー語はぱっと見で「これ英語じゃない」と判別できないからだ。フランス語だとè、ドイツ語だとë、スペイン語だとñの存在によって、ぱっと見で「英語脳で読まなくていい」と瞬時に脳が判断して読み飛ばせる。が、マレー語はそういう特殊文字がなくぱっと見で判別できないから、1回脳みそが文字を読み取ってから「私の辞書にありません」とエラーを返してくるという、タイムロスが発生して、脳のパフォーマンスが劣化するなあと感じた。

なおTaxi=Texiみたいな英語似の単語も多数存在するようだった。だからマレーシアの人達は結構楽に英語を習得できてるんじゃないかなと予想。

 

Moony VR46のTシャツを着ているファンがいたから、吸い寄せられるように普通のレーンを使ってしまったが、実はビジネスクラス民は入国審査を優先レーンで受けられるらしい……使ってないし、案内の紙を捨てたので詳細はわからない…。

今回は、入国審査で「ここに来た目的はなんですか?」と聞かれて「MotoGP見に!!😁」と言えた。自然と満面の笑みが出てしまった。係員のお姉さんは「あーMotoGPね(はいはい)」と反応。この日、うじゃうじゃこういう外国人を入国させているのだろう。

前回の海外遠征では、トランジットのヘルシンキ空港で期せずして始まった審査に動揺し、「さ……さいとしーいんぐ……」としか答えられない雑魚だったので、リベンジ達成。

バゲッジクレームで早速、MotoGPの広告に遭遇。テンションが高まる。

ミーティングポイントに至っては、このようにデカデカと映像広告。ビンダーがセンターなんて珍しいなあ……って思ってたら、なんと、マレーシアグランプリのメインビジュアルがこれだった。ビンダーがマレーシアグランプリのどセンター!!激渋人選。理由は不明。(今回も、現地で爆発的に人気があるってわけでもなかった。KTMだと断トツでミラーが人気。私は現レギュラーライダーだとビンダーに一番魅力を感じるんですけどね…)

 

このミーティングポイント周辺に、ATMが3台あるので、クレカのキャッシングで現地通貨を入手可能。マレーシアリンギットも、台湾や香港同様に、両替窓口よりもクレカキャッシングのほうがお得な様子。(逆に、ユーロは日本で両替窓口や銀行を使うほうがお得だそうな)

…………このATMを使う時、どこかのラグビーチームのガチムチ集団とタイミングが被ってしまい、結構長く並ぶ羽目になった…。しかも、列が一番短そうに見えたから並んだはずのATM列の消化が一番遅いとかいうアンラッキー……目測誤った。でもそれでいい。木曜のうちに軽くアンラッキーを消化しておき、翌日以降に備えている(`・ω・´)

 

◆TUNEホテルKLIA2

JALはKLIA1に到着。ホテルはKLIA2隣接。KLIA1と2の間は、成田空港と同じように無料シャトルバスが約10分ごとに運行されている。歩きでは無理そうな距離だった。シャトルバスに乗った時も道路脇にMotoGPの大きな看板が出ていた。さすがペトロナス様という国営企業がスポンサーをするだけあり、宣伝レベルが日本のそれとは全く段違いに感じられた。

隣接ホテルとはいえ、KLIA2ターミナルのビルからホテルまでの通路は、初見ではまったくわからない難易度。ネットでホテル名を検索すると、行き方の説明がたくさん出てくる。その情報のお陰でホテルに到着できた。ちゃんと通路には立て看板も出ていた。1回ホテルに到着して建物の仕組みを理解すれば以降は簡単なんだけど、初見だと中2階の存在に惑わされる。

 

着いて早々、出光アジアタレントカップのロゴの入ったTシャツを着ている少年達を見かけた。本当に泊まってるんだ!!と感動した。

 

ちなみにチェックイン時に外国人観光税?みたいなのを1泊につきRM10支払う必要がある。

ダブルベッドの部屋。

このホテルはLCCの雄、エアアジアによる経営だそうで、つまり安かろうシンプルかろうです。アメニティ類が最低限に絞られており、壁もそこそこ薄いし、シャワーの水圧が弱い。事前に調べてあったので、色々持参した。少なくとも、ティッシュ(部屋にトイペはあるが箱ティがない)、スリッパ(飛行機でもらったやつ)、マイ歯ブラシセット、耳栓は必須。

部屋にコップが存在しないので、うがい用に紙コップを持っていけばよかったと思う。(ペットボトルの水を使ったから、なくてもまあ大丈夫ではあった)

 

耳栓が本当に必須。なぜなら、ホテルの前の木に凄まじい量のトリが居住しているらしく、チュンチュンピーピーと24時間、ものすっっっっっごいうるさいw知らなかった…トリって夜中でも起きてるんだ…。さえずるなっ……!入り口もフロントも廊下もずっとチュンチュン聞こえていたので、部屋の位置の問題ではなく、このホテル全体の問題と思われる…。

 

そういえばテレビが映らなかった。初日になんとかしようと色々操作してみたがだめだったので、時間の無駄だと思って、そのまま放置してしまった。部屋ではiPadでひたすらK-POPかけてた…ちょっとでも異国感出るかなと思ってw

 

色々書いたけど、MotoGP開催中に、サーキットと空港からのアクセス抜群の場所に1泊1万2千円(しかも朝食無料)で泊まれるんだから、すべて許されるよ!!!しかも毎日ペットボトルの水を2本もらえるのが助かる。

 

「清掃は3日に1回な」と通知されている。確かにシャワールームの排水溝に、日に日に抜け毛が溜まっていっていた。アメニティ補充とタオル交換とベッドメイキングとゴミ捨ては、毎日してくれていたので、基本的には特に問題なかった。日曜に1回、トイペの補充を忘れ去られたときは絶句したけど……(翌朝、清掃員が通りかかった時に新しいやつをもらった)「トイペ切れたらWhat's upで呼び出してね」って部屋の案内に書いてあったけど、平均的な日本人はWhat's up使ってないのよ…

 

すっっっごい当たり前だけど、このホテルのシャワー室には湯船がない。

湯船という発想が完全に欠落していて、無駄にかさばる入浴剤を持って来てしまったwそのまま持ち帰って次回の旅行のお楽しみにした。

ホテルからのお知らせに、MotoGP開催中はホテルからのシャトルバス無料だよ、って書いてあるけど、金曜の朝に聞いたらすでに予約でいっぱいと言われた。埋まるの早いよ…。それはそうと、使われている写真がアウグスト!!!知らない国に初めて着いて、疲れてて、心細い時に、予期しないところでTech3要素が目に入ったから、すごく気持ちが軽くなって、翌日以降が楽しみになった。

しかし、そこはクアルタラロとかマルケスとかじゃないのか。ビンダーをセンターに据えるメインビジュアルといい、チョイスが単に「ファンが大量なライダー」ではないところに好感が持てる。

 

この日は疲れて外食しにいく気になれず、KLIA2内のファミマで買っておいたおにぎりを夕飯にした。買う時に、おそらく「おにぎり温めますか」と聞かれていた。マレーシアの人もおにぎりを温めるのか…。

パワーオニギリ……いや…オニギリじゃない……これは…オニギラズだ…。

 

<以降、長々と続く>

MotoGP2023バレンシアまとめメモ(含2024テスト)

◆Tech3公式 ニココメ翻訳メモ。

 

・事前

https://motogp.tech3racing.fr/index.php/newsgp2023/valencia-gp-2023/motogp-set-to-roar-one-last-time-in-valencia-as-exciting-2023-season-will-draw-to-an-end

 

ニコ「シーズンで最も期待の高まる瞬間がやって来ます。2023MotoGP世界選手権の最終ラウンドのために、グランプレミオ・デラ・コミュニタート・デ・バレンシアに向かっています。とうとう二輪レースで最高の栄冠の行方が確定する場所です。GASGASファクトリーレーシングTech3においては、様々なことがあった今シーズンを幸せに締め括れるようにトライします。アウグスト・フェルナンデスは今シーズン全体を通して、コンスタントな成長を見せて来ました、特にル・マンでのP4ですが、シーズン後半でもそのようなレースを追い求めています。バレンシアは昨シーズン彼が表彰台を獲得した場所であり、彼がMotoGPでGASGAS RC16を初めて試した場所でもあるので、その場所になるかもしれません。今週末は良いパフォーマンスを出すため、全てが結集されます。もう一方のポル・エスパルガロは、直近でポイントを獲得を逃していましたが、ハイパフォーマンスでGASGASでの旅を終えることを目指しています。彼はバイクに苦戦していて、身体の状態は100%ではないことを我々は把握していますが、バレンシアは左回りが少ないサーキットで、11月のフレッシュなコンディションは、我々とのシーズンを最高で終える助けになるでしょう。2023年シーズンの最終ラウンドのショーを始めましょう!」

 

・土曜

https://motogp.tech3racing.fr/index.php/newsgp2023/valencia-gp-2023/second-tissot-sprint-top-10-in-a-row-for-fernandez-espargaro-takes-14th-in-final-saturday-of-2023

 

ニコ「バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットでは、色々なことの起きた土曜となりました。我々の競技としては、非常にポジティブなことでした。チームにお祝いを述べたいです、なぜなら金曜日は困難で、かなり遅れを取っていたからです。今日はアウグスト・フェルナンデスと共に、大きな前進ができました。彼はQ1で強力でしたが、僅差でQ2進出を逃しました、それは残念でしたが、P13からのスタートになりますので悪くないですね。スプリントではいいスタートを切り、数人のライダーを抜かし、強力なペースのおかげで、土曜日に2回連続でトップ10入りを果たしました。2023年全体を考慮すれば、アウグストの土曜の進歩は非常に感銘的でしたので、我々は本当に嬉しく思っています。ガレージのもう一方について、今日はもう少し更に厳しい日のようでしたが、ポル・エスパルガロはスプリントが終盤に向かうにつれ、速いラップタイムで乗っていましたので、スタートでルカ・マリーニの後ろでスタックして時間をロスしたことが残念です。最終的に彼は14位でフィニッシュしましたが、彼は機嫌が良く、ほとんど家にいるような感じです。仕事に戻ってシーズン最後のレースの準備をしましょう、我々全員もまた、もっといい結末を欲しているのですから」

 

・日曜

https://motogp.tech3racing.fr/index.php/newsgp2023/valencia-gp-2023/merci-pol-hard-fought-p14-for-espargaro-on-his-final-race-with-gasgas-factory-racing-tech3

 

ニコ「今日の悲喜交々の気持ちは、我々が2023シーズンを終える方法として求めていたものではありませんでした。アウグスト・フェルナンデスのホームレースには、もっと期待していました。しかしスタートでミスがあり、P13から大きく順位を落としました。その後、転倒しました。というわけで彼のルーキーシーズンの締めくくり方としては残念なものになりました。ポル・エスパルガロも転倒に苦しみましたが、彼はとても自分のバイクでガレージに戻って来たがっていたんだと思います、我々との最後のレースでしたから。だから彼は壊れたバイクで戻ってきました、それも2ポイントを取って。彼にとって、エモーショナルな結末でした。

全体として、GASGASファクトリーレーシングTech3にとっては、トリッキーなシーズンになりました。アウグストは高いポテンシャルを見せましたが、今はそれをリザルトに反映させて証明する必要があります。彼が来年もっと強くなることを我々は確信しています。ポルティマオでのポルの転倒がシーズン中の彼の機会を台無しにして、本当に厳しいシーズンでしたが、彼は戻って来て、彼にできる全てのことをやり遂げました。我々が予測していたシーズンはこうではなかったのですが、それはそれです。チーム全員の今年の仕事に感謝します、長く、燃え尽きたシーズンでしたが、全員が素晴らしい仕事をしました。2024年にフォーカスする時です!」

 

・テスト

https://motogp.tech3racing.fr/index.php/newsgp2023/valencia-gp-2023/acosta-makes-impressive-motogp-debuts-in-valencia-fernandez-rolls-on-with-2024-testing-plan

 

ニコ「GASGASファクトリーレーシングTech3チームにとって、2023年でトラックに出る最後の日でしたが、2024年の最初の日でもありました!二度の世界チャンピオンであるペドロ・アコスタが我々の部隊に加入し、GASGASバイクに初めて乗るという、ピエラモビリティグループ全体にとって大変重要な1日でした。彼がMoto2で信じられないようなシーズンを送ったすぐ後ですから、全員がこの時を待ちわびていました。ルーキーが初めてMotoGPバイクに乗るのを見ることは、いつも素敵な瞬間で、彼らがそのパワー、カーボンブレーキ、デバイスなどを体験した後のリアクションを見るのは興味深いものです。主なターゲットは、全てを試してみることでした、ペドロは全体的に1日楽しんでいたと思いますので、我々にとってもとてもポジティブです。その隣の、アウグスト・フェルナンデスはいくつか別のアイテムをテストしました。特に、シーズン中に試す機会のなかったエアロパーツです。これらは彼が速いペースで乗りつつ、もっと快適になるための助けになりました。それが我々のターゲットの一つでしたので、ポジティブでしたね。彼は他にも電制いくつか試して、どれも上手くいっていました。

さて、ライダーもチームも全員、冬休みを十分に取り、次のシーズンにできる限り準備をする時です。今シーズン、我々を応援してくださった皆さんに感謝します、2024年に会いましょう!」

 

 

→はーい、来年も応援しまぁす╰(*´︶`*)╯♡

 

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◆気になったニュース

・これイケルとビエルヘはサンクスデー呼ばれないやつ??

https://www.honda.co.jp/motorsports/hrtd/2023/

 

追加まだか追加まだかと、数日ごとに見てるんだけど……現時点で1週間きったというのにラインナップに上がっていない。29日にインドネシアでのホンダのイベントに出るらしいので、アジアに来るついでにサンクスデーにも出るんじゃないかと思ってたけど…。(同じイベントに出るモトクロスのライダーはサンクスデーにも来る)

何よりも、来年もチームアジア続投の古里太陽くんがなぜかいないのが不可解。日本に帰国してるタイミングだと思うんだけど……。

3人とも、書いてないだけで実は来るのかもしれない?もしくはマルケスとF1勢のギャラで予算使い果たして、本当にカットされたか?だとしたらSBK勢ゼロって……日本人SBK見てないと思われてる?!いやいや……

 

ま、来る来ないいずれにしても、私は仕事なんで今年は行かないんですが………。

 

→12/2追記。

イケルとビエルヘ、ジャカルタから成田に来て、ホンダのパーティには出たみたいだけど、そのままサンクスデーには出演せずに帰国してた……….。そして出演者は、土壇場で太陽君とマリオ・アジが入れ替えになった模様。……ライダーのファンってほんと大変だね…………。

 

→12/3追記

理解できた、SBK勢ゼロの理由は、12/4〜6にポルティマオとヘレスでテストがあるためだった!そりゃしょうがないな…納得できた〜

https://www.worldsbk.com/en/news/2023/OFFSEASON%20TESTING%20when%20and%20where%20will%20teams%20test

 

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◆画像

・ニコをさがせ!(難易度:⭐︎)

MotoGP公式がインスタに上げてた、年間表彰式イベントの様子。2020〜2022は関係者のみのプレカン会場で行われて、映像が公式ビデオパスで生中継されていたが、今回はファンの入れるエリアで公開の表彰式が行われ、インスタで中継されていた模様。

スペイン語と英語どっちでスピーチする?」と聞かれてスペイン語を選んでちょっと話し始めた後に「やっぱ英語でw」と言い直すアウグストが興味深い。チームが見ているから英語に選び直した可能性をやや感じる。もしくは、スピーチ内容のカンペを英語で暗記してたか。…Tech3のクルーはスペイン語も大体わかるだろうから、カンペ説を推すw

 

・火曜のテスト。みんなの左胸と腕に注目…

赤テープでスポンサーが消されている。

胸にロゴの入るスポンサーはでかいスポンサーなわけだけど(つーかTech3のスポンサーって極少数なんだけど…)、これ……なんとelfが消されているのだ…。アコスタの新品ピカピカのGASGASレザースーツにも、elfのロゴはない。というわけで2024年はTech3のスポンサーからelfが外れるようだ…。

MotoGP全体として、2024年はバイオ燃料を導入することになっており、それはバレンシアテストの時点で使用開始されていたのだが、elfはその基準に沿った開発をできなかったのかもしれない。バイオ燃料に関連するニュースは全部読み飛ばしていたから、このelfの話題について存じない…探すか…。

ついでに2021年にペトルッチが告発していた「ワークスほどのパフォーマンスが出ないelfの燃料」の問題にも、明確に終わりが来たということになるのだろう(ただし、ペトルッチの発言を最後に、同じ問題への言及を私は見なかったので、実はアップデートされて改善していた可能性がなくはない)

もしTech3もKTMワークスと同じ燃料を使えるのなら、来年度はアウグストのトップスピードが今年より上がる可能性がある。テスト中に全員がタイム出しをしてたわけではないと思うけど、アウグストの順位はP14だったので、ひとまず悪くなさそう。新燃料によって、他のメーカーでも違いが出そうで楽しみ。

 

正直、elfがTech3のスポンサーから外れるのは寂しいんだけど…。フランスのチームに、フランスのオイルメーカーが付いてて、ロゴもトリコロールカラーっていうのが、シンプルに素敵だったので…。ニコが言ってた通り本当に来年、レプリカウェアが発売されるなら、そこにelfロゴが入らないのか……ちょっと味気ないなあ……(いずれにしても絶対買うけど)

 

なお、テスト映像では、ニコが実況席を訪れて、実況のマットとルイスからの音声インタビューを実に20分も受けるという場面があり、ニコヲタ歓喜。近いうちに全文書き起こしと対訳をしたいと思う。(インタビュー前半のニコボイスがちっっっさくて苦戦必至)

 

→12/2追記

後日、MotulがGASGAS Tech3のスポンサーなることが発表された。Motulもフランス企業なので納得。 Motulさんは過去からクルーチーフのインタビュー映像をよく公開してくれていたので、来年からニコたちの映像をたくさんリリースしてくれることを期待している。

あ、でもやっぱりTech3はワークスと別の燃料になるってことか…

→Moto3とMotoEもMotulがスポンサーするらしい https://motogp.tech3racing.fr/index.php/newsgp2023/annonce-2024/motul-rejoins-forces-with-tech3-team-in-a-multi-year-partnership

 

 

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◆個人の感想

・これって………チームチャンピオンシップ、3年連続最下位……ってコト?!

Tech3が11位。10位のLCRとは11ポイント差。

10月の3連戦の完全ノーポイントと、前半戦のポル不在が響いたと思う。むしろ、そのわりには善戦したのでは…………。来年は、アウグストの2年目に期待。基本的には土曜より日曜がよい(今回はまさかの逆だったが…)ことが多く、高い学習能力の持ち主であるいうことは、1年目より2年目の方がいいと思われる。期待。

しかも来年、超大型新人がTech3に来るし…期待。

 

ニコもセパンで挨拶した時、「来年はもっとよくしたい」と言ってたし、大期待!!

 

・今年はローラさんがおしごと頑張っていたので、Tech3のSNSが充実して、クルーネタの供給も多くて楽しかった。

ここ数日でアップされた内容によれば、アウグストチームから、データエンジニアの島袋さんがヤマハワークスに移籍。タイヤ&燃料管理人のパスカルもチームを離れるらしい(個人のインスタに「最後のGP」って書いていた…)。

あと、セパンでたまたま会話できたのだが、ポルチーム(来年度のアコスタチームのベース)からデータエンジニアのギヨームも卒業。島袋さんは今年だけのKTM契約だったものと予想するが、他2人はMoto2チーム経験者でTech3歴の長いフランス人メンバー…。

エンジニアが2人辞めているのが気になるし、もっと言うと、ここ3年間、毎年エンジニア枠から離脱者が出ているのが気になる。2021年いっぱいでマキシムとキリアンも辞めた時も、すごくショックだった(しかもそれに開幕までまったく気が付かなかったという)。ニコはチームマネージャーに昇進するという形でエンジニア職ではなくなった。現職でエンジニア職を継続している生え抜きTech3メンバーは、今確認できている限り、クルーチーフのアレクサンドルだけになっている。

Tech3契約のエンジニア………育ってるのかな…?Moto3から昇進してくるかな…?

 

……お気に入りクルーが卒業するとショックを受けるけど、いつかニコが茂木で「やあニコヲタ、俺今年で辞めっからさ!いままでメルシーな!」とかいきなり言ってきたら、私多分倒れるわ………想像するだけで落ち込む。視界がモノクロになる〜。でも何も言わずにやめられるのはもっとやだ〜。(最近、推し武道56話読んだので、最推しが引退する時のことを想像して不安に駆られてしまうんだよね……)

私が醜態をさらさないためにも、ニコはマジでポンシャラルさんみたいに一生Tech3にいて…たのむ……そんで生え抜きメンバーたちを守って……。

 

ところでお気に入りクルーといえば、過去にTech3で広報をやっていたマリアさんは2022年からRNFに移籍されて、今年いっぱいでRNFからご卒業された様子。(なおRNFというチームはバレンシアテストでは消えていて、アプリリアレーシングを名乗っていた。speedweekによれば新しいスポンサーがついてメカニックも全員移籍できる見込みの様子) マリアさんの次の行き先はまだ不明だけど、SBKの可能性がありそげな雰囲気を感じる。いつか機会があればマリアさんに、あなたがTech3にいた時の仕事が好きだったと伝えたい…。

 →その後追記

  別に全然やめてなかったw看板の変わった同じチームで同じ職務みたいw止める風の雰囲気を醸し出してたのは、ただ単に業界10周年を振り返ってしみじみしていただけみたいwよかったじゃんww

 

MotoGPの映像を見る様々な方法のうち、公式ビデオパスが至高である理由は、バレンシアテストの生中継がビデオパス限定で配信されることだと思っている。

移籍するライダーがテスト用のレアなレザースーツ着てる姿がよき。クルーチーフがたくさん映る機会なのも最高。勿論もうニコはクルーチーフじゃないし、本人も会話した感触、もう戻らないつもりでいるようだったが、ニコが関係なくても、私は広くエンジニア職に興味があるから、クルーチーフには引き続き注目している。そういや今年まだクルーチーフ一覧が出てない。レプソルのライダー確定がギリギリだったからか。(マリーニさんならイケル即却下もしょうがないなって納得した。適任すぎる)

 

日が暮れて、ライダーが徐々に走行をやめて撤収して行き、1年が終わる雰囲気も、味わい深くて好き…………。

 

楽しい1年でした…。

 

ニコの新米チームマネージャーイヤーを楽しみ尽くした。チームも、3年連続最下位とはいえ、過去2年より安定してたんで、楽しく見られた。なにしろ、現場で推し本人とクルーに会えて、顔を覚えてもらえたし…(ニコには職まで覚えられてて草w)

開幕までの空白の4ヶ月間、もっと英語の勉強を頑張りたいと思います。