NOZOTOWN

MotoGP/WSBK/Rebel250/台湾/音楽。Tech3チームマネージャーのニコラス・ゴヨン様を爆推しする。

2021MotoGP オーストリアまとめ<3>

長くなったんで3つ目にわけた。

 

◆インタビュー記事pt2

長い記事は後回しにしがちなんだけど、Motosanが一番詳細だし、母国語だからレクオーナの素直な気持ちが表れている印象。一番重要なソースと化した。

 

---

・レース後インタビュー(ソースが同じなんだろう、speedweekはこれの短縮版。内容一部重複)

https://www.motosan.es/motogp/lecuona-nos-reiamos-encima-de-la-moto-hemos-tenido-mucha-tension-con-rossi-y-marini/

 

ークレイジーなレースのまとめ

27「素晴らしかったよぉ。スタートしてす雨が降ると予測してたんだけど、最後の数周だけだったね。嵐が来た時、オレは910あたりにいたよ。先頭のライダーたちはピットレーンに行っちゃったけど、オレは距離を見て、差を詰められないと思ったんだ。彼らは速かったし、あと7周くらいはあれば追いつけたと思うんだけど。最善の選択はこのままトラックを走り続けることだと思ったんだ。でも周回ごとに難しくなっていって、最後2周はバイクに乗れるような状態じゃなかったよ。バイクにブレーキかけたり止めたりすることもできなかった。最後にはスピードも出なくなってた。最終的に、クレイジーなレースだったね」

 

MotoGPクラスで自己ベスト、6位について

27P2にいるのを見た時、とっても嬉しかったよぉ。でもいとも簡単にミスれるような状況でもあった。最終コーナー2つで、レインタイヤに履き替えたライダーたちがオレを抜かして行ったよ。これは当然だよ、彼らの前に出ることは簡単なことじゃなかった。オレとっても嬉しいよ、MotoGPクラスでの自己ベストだもん。すごくリスクを負ったけど、それもいい感じだと思わないとね」

27「今回はオレの自己ベストでレースをフィニッシュする機会となったね。オレのベストな週末だったよ、マネージするのは難しかったよ。来年、オレはこのチームにはいられません。でも集中してチームと一緒に働いたよ全体的に、自分のメンタルを保つことが難しかったけど。チームのみんなはオレを信じてくれてるんだ。あと残るレースは7回、結構あるね」

 

ーロッシやマリーニと表彰台をかけて闘った

27「第一コーナーでロッシさんとマリーニさんと止まった時は、クレイジーだったな。ブレーキも手も使えなかったんだ。ブレーキもアクセルも使えないからバイクを保つのがすごく難しかった。スリックタイヤではオーバーテイクするのが難しいし、こう言う状況ならもっと簡単に転倒しやすくなっちゃう。最後にスリックタイヤでオレたちがフィニッシュできたのは素晴らしいことだったよ。ロッシさんとマリーニさんにもおめでとうって言いたいな、とってもいいバトルができたもんねぇ」

 

ー中上さん

27「オレ中上さんとバトルしてた時に、表彰台を逃したんだと思う。あの時34秒ロスしちゃったんだ。ミックスコンディションでかなり苦戦してたよ。彼をオーバーテイクした時、彼はまたオーバーテイク仕返そうとしていたよ。最終的に、レースも、週末全体もとてもよかったよ。予選でバイクを替えて、とてもよく機能したんだ。オレのチームと家族に感謝してるよ。あと、ソーシャルメディアなどで送ってもらえたサポートのメッセージにもね」

 

ー週末通して満足

27「先週はかなり苦戦した、でも今週はFP1からバイクのセッティングを始められた。バイクはすごくいい感じだったよ。チームとの雰囲気はとってもいいんだ。すごく上手くやってこれたし、オレは来たるシルバストーンでも経験を積むのが楽しみだよお。全体的にいい気分だし、今回も、ワークスの2人にも、Q2にも接近できたんだ、とっても嬉しいよ」

 

ー最終周

27「すっごい難しかったんだよ。あんな風に乗ったことなかったんだよ、多分、ルマンでフラッグトゥフラッグする1周前くらいかなあ、3周くらい雨量がすごく多かったんだけど。バレンティーノとマリーニさんと、テンション上がっちゃって、バイクの上でオレたち笑っちゃったよ。世界の終わりみたいだった、バイクの上で、クレイジーな気分だったよ、第3コーナーでバイクを止めたらもう動かなかったんだ。アレイシをオーバーテイクした時、交差しちゃったんだけど、オレの有利な点として、いつもこういうことがあるんで、技術的に準備ができていたんだ、上手く安全に対処する方法をよく知ってるんだ〜」

 

--

 

予選でバイクを替えてよく機能していたようには見えなかったのだが?ニコさんとの雰囲気がいいように見えなかったのだが?

でも、本人のコメントを信じて解釈すると、

1台目は完全にトラブってて、替えないより2台目のほうがずっとマシだったのだろう。それをささっと用意したメカニックチームすご〜❤️そしてニコさんに慣れ親しんだせいで、気を遣わず正直に振る舞えるようになっちゃったのだろう。堪えきれずナーバスをぶつけていたのをカメラに抜かれたのだなwでも全部終わってみたらはっぴいえんど❤️

ってかんじかな、ああ、スッキリした

 

海外でいろんなファンの意見見るに、

「ポンシャラルさんはフェルナンデスの契約を事前に知っていたけど、スティリアのレース後まで通知はしないようにした説」と

「ポンシャラルさんは契約のことも通知のタイミングもKTMから何も知らされていなかった説」の両方ある。

仮に後者だとすると、ポンシャラルさんはフェルナンデスがMoto2残留すること≒レクオーナペトルッチのコンペになることを信じていた、ということ。ボスがそうなら、レクオーナ/ニコチームの面々だってもちろんそう。だからクルーはみんなレクオーナの残留を信じていたんだと思うんだよねTech3はもともと基本的には若いライダーを育てることをミッションとして来たのだし、ペトルッチが重すぎるのはどうにもならなかったし

そう思うと、めちゃくちゃ哀しい。速さをチラホラ見せ始めて、そりゃ転びまくるけど、それはそのうち直るだろうし、そんなヒヨッコが少しずつ成長していくのを支えていこうとしていたのに……来年はナシだからな、なんて………。言ってみれば、今、世界一レクオーナ推しなのは、ニコチームなんだから。彼らの心情を想像すると切ない考えたくない

 

まあ、私は前者だと思ってるけど。ポンシャラルさんは、さすがに知ってたでしょ??発言の内容的に、私はそう読解している。ただ、クルーにどれくらいその情報が行き渡っていたかは全くわからない。……憶測でしかないけど、スティリアFP4の公式発表まで、知らなかったんじゃないかなレクオーナペトルッチだって知らなかったんだから。

いずれのパターンにしろ、クルーの心情を想像すると、辛いものがある。

だから、レクオーナがニコチームへの信頼の気持ちを表すたびに、私は辛くなる

 

◆おまけ。Tech3オフィシャルから借り。

https://motogp.tech3racing.fr/index.php/en/menu-media-en/pictures/pictures-2021/1106-gp11-austria-red-bull-ring-2021

 

ギーさんがレクオーナ(画像にレクオーナ自身は写ってないけど、ボードがレクオーナ用のやつである)にサインボード出してる!そんな若手メカニックがやるような端仕事を……御大自ら(ほんとTech3って人手ないっていつも言ってるよね…)

f:id:nozoko250:20210821000034j:plain

 

2021MotoGP オーストリアまとめ<2>

長くなったんで3つにわけた。

 

◆インタビュー記事とか

--

・初日のインタビュー。2つソースが同じみたいなので、合体させてみた。

https://www.motosan.es/motogp/iker-lecuona-petronas-por-ahora-no-me-han-llamado/

 

https://www.speedweek.com/motogp/news/179884/Iker-lecuona-(KTM)-Petronas-ist-eine-Moeglichkeit.html

 

 

27「スティリアの天気は一日中変わりやすいんだ。それでもFP2はオレにとっては成功だよ。でも全てに準備しないといけないよね。先週の日曜日は一日中雨だと予測していたんだけど、レースはドライコンディションだった。今週、フラッグトゥフラッグのレースになるかどうかは、まだわかんない。FP2の前にチームと話し合って、ドライ、ウェット、ミックス、全部のコンディションを準備することで同意したんだ。」

 

27FP2では、雨の中ですごく強さを感じられたよ。この雨の中のトレーニングでたくさん勉強できました。どこが滑りやすくて、どこがそうじゃないか、今ならわかるからね。最初の超ウェットな状態の周回で、雨の中のグリップ状態について、いいアイデアを得ることができたよ。こういいう状態で一旦運転をできたことはよかったよ。土曜か日曜に雨が降ったら、どこでプッシュできるかがわかるからね」

 

ペトロナス行きについて

27「今のところ何も知らないよ。可能性があることは確かに知ってるけど、今のところ、ペトロナスから呼ばれてないんで。ペトロナスヤマハ2022年のライダー2人とまだ契約してない、だからオレにチャンスはある。でもこの世界では何があるか、誰にもわからないだからオレは、ただグランプリに集中するよ。今週何が起きるか見てみようね」

 

ーウェットコンディションのFPの重要性

27「今週末の天気がどうなるかわからないよね、嵐かもしれないし、雨かもしれないし、そうでないかも。ドライから始まって雨になるかも。FP2でさっさとスリックタイヤでトラックに出たのは、その時だと思ったからだよ。オレ達、レースでできうる選択のために、タイヤとサーキットを少しでも理解したかったんだ。ウェットでもドライでも対応できるように計画してるよ」

 

ー他メーカーへの乗り換えについて

27「オレは適応が今までも今もできてきたライダーで、その点でずっと、有利なチャンスを得ることができてきたんだ。チャンスさえあれば、バイクの種類が何であったとしても関係なく、挑戦してきた。今はKTMに乗ってる。でももし明日ヤマハとかドゥカティとかなんでも他のバイクに乗るとしたら、オレは適応できるよ。オレのスタイルはバイクに依存するのではなく、自分のライディングに基づいているんだからね。どんなバイクだって適応できるよ」

 

ー今週日曜はドライでのライディングを希望するという。

27「先週は、ドライで苦戦したからウェットレースがよかった。今週はドライがいいな、ウェットなら早い、ドライだとちょっと大変。でもオレ達は前進したし、レベルとしては同じだよ。今のところドライがいいね、もっと向上できると思う」

 

ー彼の目標は今も楽しむことにある

27「オレは楽しもうと思ってます。MotoGP界にいてそう言うことが出来る人はほんのわずかだよね。1番に、楽しむこと。あとヴァレンティーノと走ること、彼の最後の年だから。あとは100パーセント力を出し切ることだね。チームは"スリックタイヤであんまりリスクを冒すな"とオレに言うんだ、そうすると接地してサーキットの特性を掴むことができるからなんだって。ヘルメットをかぶっている時、オレは最大限力を出すよ、それが学ぶためのたった一つの方法だ」

 

  同じインタビューを元にMotosanspeedweekPaddock-GPがそれぞれ記事を上げている。

 

Motosanだけ「SBKのホンダチームレクオーナにオファーを出している」と触れている。マジなの???たしかに現ホンダライダーのバウティスタさんが来季はドカに出戻りするってニュースは出ている。

………私ホンダユーザーだから、ホンダに乗るレクオーナ見れたら、めちゃくちゃ嬉しいけどMotoGPのホンダ機と同じく、CBRでもハードブレーキングが通用するなら、ヤマハより合ってそうに思える。これはこれでいいなあ

SBKのニュース追うのめんどくさと思ってたけど、ホンダと聞いたら別よw私自身にはヤマハサテよりSBKホンダの方が魅力的に聞こえてきたねなんか新天地って感じで、楽しそうだ…………SBKにはニコもTech3もいないけど……まあそこはしゃあない、新しいイケメンおじさまエンジニアをレクオーナの付近で探そうぜ!

(あと、ペトルッチもヤマハサテライト入りをしようとしてるって記事もあるねw若い人にしか興味ないっつってるのにペトルッチはメンタルが鋼。でもペトロナスがセパンレーシングチームから撤退するからそれどころじゃないとか書いてあった)

 

speedweekはどうにもレクオーナヤマハサテライト入りさせたい雰囲気を醸し出す。KTMが叩かれる要素を一つ潰したいんだろね、KTM信者用広報みたいなものだから。ここは来年のヤマハサテライトにはレクオーナ&ガーロフ推し。

 

一方、フランスのメディアPaddock-gpはダリビンの飛び級ヤマハサテライト入りを推してる。

https://www.paddock-gp.com/motogp-autriche-j1-lecuona-ktm-19-vise-petronas-yamaha-mais-ce-sera-sans-petronas/

あとここだけ「ペトロナスがセパンレーシングチームからスポンサーから外れてMoto2/3のチームが消滅するし、最高峰のチームはBスペックと呼ばれる型落ちしか乗れないよ」という、デメリットにも言及している。

レクオーナヤマハサテライトに入れたとしても、ワークススペックのマシン使ってる今より、待遇悪くなるんだなあシャーシが型落ちでもあんまり変わらない、とはヤマハ時代のニコさんの主張ではあるけどエンジンはどうなんだろ?

 

https://the-race.com/motogp/yamaha-rider-situation-latest-vinales-crutchlow-binder-dixon/

上記のいずれよりも、もっと新しい記事。これ見ると、ダリビンとペトロナスは、Moto2昇格で契約済みだったけど、それをMotoGPに流用するだろうと書いてある。よっぽどのことがなければダリビンはほぼ決まりそうだなー。

同じような理由でディクソンも決まるやろな。

 

---

・レース後インタビュー、短い版。

https://www.speedweek.com/motogp/news/180028/Iker-Lecuona-Beste-Leistung-seiner-MotoGP-Karriere.html

27「もっと早く雨が降ると思ってたんだけどな。ふり始めた時はP9だった。先頭集団がピットインするのを見た時、タイムロスをリカバーできないと思ったんだ。あと67周だったら確かにピットインしただろうけど、でもオレにとっては、スリックタイヤを使い続けて途中で挫折するほうがベストな選択肢だったんだ。

状況はどんどん難しくなっていって、最後の2周はほとんどバイクに乗れるような状態じゃなかった。あれ以上ブレーキできるようなもんじゃなかった。オレ達がどうやって上手くやったのか謎だよ。こういう状況だと、シフトダウンする時はリヤブレーキとエンジンブレーキしか使えないものなんだ。バイクは絶えず横に倒れそうになるし、激しくアクセル操作をしないといけない。クレイジーだったよお。2位は目の前だった、集中し続けたよ。こういうコンディションでは、すぐミスをしかねないからね。最後の2つのコーナーで、レインタイヤに履き替えたライダーに抜かされちゃった。これは当然だよ。彼らの前に行くためにできることは、オレにはなにもなかったよ。でも6位はMotoGPクラスでの、オレの最高順位なんだ、とても嬉しいよ。すごくリスクを負ったけど、それもいい感じだと思わないとね」

 

---

 

・来年Tech3はワークス並みの技術支援を受けることができるとKTMCEO談。

https://www.paddock-gp.com/motogp-pierer-pdg-ktm-le-dit-tech3-va-etre-au-meme-niveau-que-le-team-usine/

 

かいつまむと、

KTMは残忍なやり方でフェルナンデスの昇格を通告し、ペトルッチとポンシャラルさんにダメージを与えた。誰も喜ばせなかった。だからKTMはそのかわりにペトルッチにTech3カラーでのダカール参戦を提案している。

・更に、Tech3の技術レベルをワークス同等に進化させたいとCEOが語っている。

・今年からサポートは増やしてるけど、ライトナーさんに面倒を見てもらって、近いうちにワークスと同じレベルにする。

・ドカワークスとプラマックが同じレベルなので、それみたいにしたいんだよね〜by CEO

 

    KTMTech3勢のご機嫌取りを始めてて草。でも、支援を受けれるというならよかったね。リソースなり、情報なり、資金なり、新パーツなり、開発方向への意見提供なり、メディア露出なり……

それがTech3のレガシーメンバーにとっていいことになるなら歓迎する。でも元々のメンバーのよさを潰したり、ワークスからのリソースを偏重したりして、レガシーメンバーが割を食うような目に合わないことを祈ってるけど……信用ならない

 

これはフェルナンデスのご機嫌取りも兼ねていて、「ラウルくん、ワークスから昇格したかったんだって?でもTech3もワークスと同じだからね〜大丈夫だよ〜」ってアピールだよねw

となると、もしかしたら、来年のフェルナンデス担はニコさんじゃなくてベルベーナさんかなセルジオはワークスでビンダー担として、初優勝させてるからね〜大丈夫だよ〜」つって。となるとうーん、ニコさんがガードナー担………うー😔

--

 

佐々木歩夢がダリン・ビンダーと接触、転倒したが、ダリビンに対してなんのペナルティも発生しなかったことに対し、Instagramのストーリーズ(24時間しか表示されない)にレース後に出したコメントの訳(原文は英語)

 

71「あれはいつも通り、ダリンからの馬な動きだったと思う。彼はいつもこういうことをしていて、なんのペナルティも受けない、これについてレースディレクションが何をしているのかわからないよ。あんな動きをすることが許されてるなら、今のMoto3のルールとやらが何なのか、理解できない🤬

(○=原文ではstup.dには鹿を入れて読もう)

 

71「皆さん、メッセージありがとう。過ぎたことだから、もう前に進まなきゃね。ポジティブなことは、今日いいペースがあったということ❤️

 

  なお、レース中、ピットボックスに戻り「オツムが足りない」ジェスチャーをしている姿が中継されていたw

 

このコメントすごく重要だと思うんだけど。もっと重く受け止められるべきだと思うのだけど!24時間で消えるのは残念だから訳をメモっておく。(貼らんけど、キャプ取ったど)

 

ダリビン、この粗さで本当に最高峰に飛び級するのか……来年荒れそう。私はもうMotoGPは見ないかもしれないけど!

 

ダリビンの南アフリカ、ディクソンのイギリス、ガーロフさんのアメリカ、ラズなんとかさんのトルコ………ふむふむ……まあ、興行だからね商売だからね

 

レクオーナはスペインだから国籍とかいう後押しゼロなんだよなあ

こんなにがんばってるのに……

 

(こんなにかわいいのに!!)(´・。・`)

 

2021MotoGP オーストリアまとめ<1>

長くなったんで2つにわけた。

 

◆レースまとめ動画

 https://mobile.twitter.com/wearetherace/status/1427995755000655885

雨雲がかわいい…

 

Mini bikersさんのまとめアニメ

 https://losminidrivers.com/2021/08/17/minibikers-2021-austrian-gp/

 

KTM公式の本人コメント

https://www.ktm.com/en-pt/racing/racing-news/binder-rolls-the-dice-in-austria-and-storms-to-second-motogp--vi.html

 

33「本当に怖かった!雨が降り始めたのを見た時、俺は周回ごとに何秒ロスしうるか計算した。他の人がピットインした時、俺は賭けに出ることを決めた。1周目はハードにプッシュできたけど、温度が下がってリヤタイヤがスライドし始めた。それからカーボンブレーキも効かなくなった!今日は誰かが側にいて俺を抱きかかえててくれたんじゃないかな、うわあ、こりゃ終わったぜ、と思った瞬間が数回あったんだよ。今日はKTMレッドブルのホームレースであり、ファンの前だ。賭けに出なきゃいけないって感じがしたのさ。今日勝てたことは、マジでキチってるぜ」

 

88「この結果にがっかりしています、もちろん、でも体の方は大丈夫です。ここでの2週間は簡単なものではなかったし、バイクで最高に快適というわけにはいきませんでした。僕にとっては厳しい日でしたが、同時に、チームメイトのブラッドの優勝は、チームにとって素晴らしいものです。だから彼の2度目のMotoGPクラスでの優勝を祝福します」

 

27  (Tech3側のと同じ、後述)

 

9 困難なレースやった。とくに序盤。バイクを止める余地がなかった。マジで遅かったし、週末通してペースが出とらんかった。ワイにとってマジ厳しい。そうなってた理由がわからんが、速くなるのはワイにはかなりトリッキーやった。それから雨が降ったので、バイクに留まって旗を見るようにした。少なくとも、いくらかポイントは稼げた」

 

コメントの順番、オリベイラDNFなんだからいつもなら一番最後になるはずなのに、今回2個目に並んでんの。ワークスへの忖度感というかサテを軽く扱ってるというかほんといちいち癪だな(イライラばあさん)

 

Tech3公式 レクオーナ本人コメ

https://motogp.tech3racing.fr/index.php/en/news-en/archives-2021/215-gp11-austria-red-bull-ring-2021

 

前日(つーか火曜に出てた)

27「今週はグリップに取り組む必要があると思うよ。レースの間ずっとかなり苦戦していたから。オレ達すごくいいレースをしたけど、働き続けて、向上する必要があるよね。バイクのフィーリングについてはすごくハッピーだよ、ただいくつかの点でより良くしていく必要があって、オレ達は達成できるって、オレ自信あるよ。お天気がどうなるか、待たないとね。雨が降る場合はトップ争いができるって確信してる。ドライコンディションならもう少しやるべきことがあるね、それでもトップに近付いて闘えると思うよ」

 

初日

27「午前はグリップに苦戦しました。理由はわからないけど、ラップタイムを更新できなかった、だからこれについては引き続き取り組む必要があるね。でも午後に雷雨になった時、オレはチームと話し合って、日曜日に同じコンディションになる可能性があるからレースシミュレーションをすることを決めました。だからレインタイヤでトラックに出たんだけど、ずっといい感じで、速くなれました。それからフラッグトゥフラッグをやって、スリックタイヤでトラックの感触を確認しました。多分、日曜の限界点(を把握すること)のために役立つと思うよ。いい感触があったし、向上できるようにしました。チームのみんな、素晴らしい仕事をしてくれて、ありがとぉ!明日もそんな感じでやってこ!」

   レース終盤がまさにこの初日の発言の通りになってて、生中継見てて打ち震えた!!レクオーナ成長した!レクオーナ偉い!

 

2日目

27「今日はハッピーです。先週と比べてレースペースをかなり向上できたんだ。ワークスのバイクとほぼ同じペースに到達できたんだよ。だからとっても満足だよぉ。タイムアタックでは向上できるようにしました。FP3での差はわずかなものでした。トップ10からさほど離されてはなかったです。

予選では、1台目のバイクに技術トラブルが発生したので、乗り換えないといけなかった。それからオレはいくつかミスをしてしまった。だってちょっとナーバスになっちゃってたんだもん。だからオレが理解しているようには上手く乗ることができなかったんだ。でもオレ達はもう(十分なレベルに)到達してるし、ただ明日の天気がどうなるかを待つだけだよ。どういう場合でも、準備はできてます」

   ナーバスな様子が国際映像で中継されてて草w後述。

 

レース日

27「確実に本当に嬉しいですっ、現時点でオレのMotoGPクラスでの最高位だから。クレイジーなレースだったよぉ。今朝はまたバイクに苦戦しちゃったし、レースの前半もそうだったんだ。グリップがかなり落ちているのを感じて、それは雨が降った時にトラックに残ることを決める助けになったよ。5周でリカバーするには差が大きすぎたんだ。だから、オレに失うものは何もないって考えて、トラックに残った。何人かのライダーといいバトルができた。最後のセクターで表彰台は獲れなくなってしまったけど、スリックタイヤでは無理だったよぅ。オレとっても嬉しいし、チームに感謝してるよ、今週末の間もたくさん働いてくれたんだ。あとオレのこと信じてくれた全ての人、特に家族に、多大な感謝を捧げます」

 

ポンシャラルさん

「なんてレースでしょう! スタートグリッドでは雨が降る可能性があることはわかっていましたが、グリッドではほんの少ししか降っておらず、残り10周まで雨が降るかはわかりませんでした。これはドライレースになるな、と僕は思ってましたよ。それから、ほんの少しの雨がどんどん強まって、レースを完全に変えてしまったんです。先頭集団はレインタイヤに替えるためピットインし、優勝したブラッド・ビンダーと、イケルとダニロを含む数名はスリックタイヤでトラックに残りました。前輪ハードのタイヤでこれをやるのは、勇気がいることなんですよ。それにもかかわらず、彼らは頭を下げたまま(運転を続けた)でした。

ブラッド・ビンダーと、KTMがここでまた優勝したことに、心からおめでとうと言いたいです。でも、最終ラップの最後の部分のほんのちょっと前には、2つのKTMが表彰台を取れそうで、その2つ目のKTMとはイケルだったんです。残念ながら、レインタイヤに履き替えたライダーがなんとか彼を捕らえ、イケルは6位でフィニッシュしましたが、これは素晴らしいポジションであり、素晴らしい結果でした。もちろん、このレースのシナリオを見ると少しフラストレーションを感じちゃうけど

でも前向きに考えていきましょう。KTMは良い結果を得て、イケルは6位で、ダニロは12位でフィニッシュして数ポイントを獲得しましたから、KTMTech3にとって素晴らしい週末でした。私たちは断然いい気分で、オーストリアでのレースが大好きですよ!」 

 

 

---

◆公式とかの動画

・初日ラウンドアップ登場。はー、かわい……喋り方とか声が未だに少年じみてて、かわいい。言ってることはMotosanとかの記事で言ってることのサマリーみたいなもの。

https://www.motogp.com/ja/videos/2021/08/13/第11戦オーストリアGP-motogp-クラス-ラウンドアップ/385740

 

・レース後インタビュー。

こっちもやっぱかわいい……言ってることはレース後インタビューのサマリー。

https://www.motogp.com/ja/videos/2021/08/15/第11戦オーストリアGP-motogp-クラス-インタビューコンプレーション/386657

 

 

◆個人の感想

レクオーナP6!ここまで自己ベストP9だったのを更新!ラストラップ、一時は、ギリギリ2位取れるかと思ったよ…(あまりにもドキドキしすぎてApple Watchが心拍数160越えを通知してきて草)しかし雨でも強いドカには勝てなかったか…(何気にミルもいたか)

雨の中スリックタイヤで粘るとかいう、難しいコンディションで、あのレクオーナが転ばなかったのがすごい。一時2位争いをしていたはずのアレイシがいつの間にかP10だったから、多分本当にコケる寸前の路面状況だったんだろう。レクオーナ偉い!レクオーナかわいい!!自己ベスト更新おめでとう!!来季シートが決まってないこの状況での自己ベスト更新P6は、本人とファンを励ます結果だ。

スタートもすごいよかった、序盤に8個もポジションが上がった。でも、中盤にやたらめったらペース落ちてたのがなあー、あれがなければ、マージン作って2位取れてたかもしれない…Tech3機、本当にワークスと同等なの??ライブタイミング見てると、レクオーナペトルッチはやたらペースが上がらないんだよいつも中盤に前の人に付いて行けなくなるのが、気になる

 

レクオーナがいい結果=私は精神的に余裕が出る。

というわけで、

ビンダー2回目の優勝おめ!基本雨が苦手な印象だけど、よくコケなかったな去年もそうだけど、誕生日(8/11だっけ?)付近は調子いいんかね。表彰式はライトナーさんじゃなくてビンダーのクルーチーフのマドリードさんを乗せてあげてほしかったよなあライトナーさん、オリベイラのおかげで今年既に2回目じゃんそういう決まりになってるのかもなあ…(KTMのおじさんたちへの不信感がまた………)

 

オリベイラ、レースは残念だったが、嫁ベイラご懐妊おめ!確かに結婚式の画像見直したら、嫁ベイラはお腹を締め付けないデザインのドレス着てたねヘルメットのスペシャルデザイン的に、男の子の予定なのかな?性別どちらでも、父母どっちに似ても、かわいくて頭のいい子になるだろうな〜、楽しみ。

 

その後のMotoEを楽しむ余裕もあった。Tech3のトゥロビッチ初優勝と、エガさんのP3が嬉しい!(レクオーナSBK行くかも説を見て、少しSBKのことを調べたんだけど、エガさんはSBKの中量級カテゴリでヤマハに乗ってんの?!忙しいね…)

 

あと小椋藍、Moto2発のP2おめ!珍しく笑顔で、嬉しかった。チャントラも自己ベスト出して、パルクフェルメと表彰式にお祝いに来てて微笑ましくて可愛い

 

Moto3、歩夢はダリビンに当てられたのにペナなしなんだ……(歩夢がインスタに出したコメント、、お怒りやったぞ。次のエントリーに記載。)マクフィーとゲバラ(かわいい)がダリビンより上でフィニッシュしてくれたから少しは気が晴れたけど。一方、バレンシア人のガルシアが優勝したのは嬉しいな。レクオーナと同じバレンシアの子が活躍するのは嬉しい。来年昇格か、留まってチャンピオン争いかいずれにしても楽しみ。

 

全カテゴリ、満足した!!こんなことはなかなかないw(主に、最推しがよく転ぶという理由でね……)

 

◆おまけ。今週のお気に入りキャプ

・木曜日。髪を切る。猛烈に可愛い……なにこのかわいさ…もうかわいさ世界チャンピオンでいいよもう…(でも先週くらいの長さの方が好きもみあげがほしい…)

f:id:nozoko250:20210817011430j:plain

 

・雨のFP2MotoGPクラスで初めてセッションをP1で終えた!

ドライのFP1とのcombinedのタイムでは下位なんで、予選に対するメリットはないやつ。でも嬉しい!!初めてだもんね!!進歩!!

雨の間、レインタイヤを使ってレースペースでたくさん周回して練習して、ラインが乾いて来てミックスコンディションになってからスリックに履き替えてた。これは乗り換え後の路面の感触を確かめるために、リスクを取りすぎないよう乗ったと本人談。ニコさんの言うことを素直に聞いて実行したね〜。そして、このFP2で学んだ内容がまさに、レースにおいて雨の中のスリックタイヤでの粘り走行に役立ったよね…(つまり、ニコさんの戦略でP6取らせてもらったようなものですね?)

f:id:nozoko250:20210817004316j:plain

というわけでニコチームが2回も映って嬉しい。前髪ちょい長めバージョンのニコさん、イイ……

在宅で仕事しながら見てたけど、FP2はまあ仕事にならなかったw

ニコさんに見とれて中継の時は気付かなかったが、今見直したらギーさんおるな!!

 

Q1ピットイン。本人のコメントの通り、メカトラブルでナーバスになっている図を、国際中継カメラに抜かれたw

f:id:nozoko250:20210817004408j:plain

f:id:nozoko250:20210817004430j:plain

 

ニコさんに向かって「ちーがーうーよ💢」「ありえない!💢」みたいに右手の人差し指を左右に振りながら顔を背けてから、向かい合って首を横に振りながら更に何か言い返していたように見える。あらヤダ険悪!(面白がる奴)

「ぜんぜん〜」みたいに手のひらを横に振るのは反射的に出るジェスチャーだと思うけど、人差し指を振るのは、強い否定や反対の意思を感じる(ぱっと例として思い浮かんだのは、いつだったかのロレンソ。マルケス接触されて順位を落とし、フィニッシュ後のクーリングラップ中にマルケスから握手を求められたのに対して、ロレンソは人差し指を振って拒否してた)

というわけで、レクオーナがクルーチーフに反抗するシーンを初めて見た!初日の各インタビュー内容的に、ニコさん/チームへの信頼がまた強くなっていることが感じられた。その上で、このリアクション。多分、レクオーナはニコさんに心を開きすぎた……感情をぶつけるようになってしまったんだと思う。つまり、生意気になってきたんじゃないの?w(まあ来季契約問題で、精神的余裕もないんだろう)

ニコさんのほうは「ちょ待てよ、聞けよ、落ち着けよ」みたいな感じが手の動きに出てる。最後はレクオーナに気圧されてるように見える!眉毛が険しいのはいつものこと。

 

というわけで、こういう悪い点も、良い点も、週末通してレクオーナにはっきりとした成長実績がいくつも見られて、お姉さん嬉しいわ……

 

ちな、予選後にレクオーナとニコさんがスッキリ仲直りできたかは不明。

今回レース前のグリッドで、珍しくレクオーナがバイクから離れたところに立って待機してたんだよね…(motorsportimages参照)確認できる限り、Moto2の時からいつもバイクに跨って待機してたのに

フィニッシュ後にチームにめちゃ出迎えられるレクオーナの動画を、Tech3インスタで見られる。ニコさんはギーさんと一緒にリヤタイヤを見て肩をすくめ、レクオーナを一瞥しただけで、近寄りもしなかった。いつもニコさんと同じくボックスの奥の方にいるマキシムさん(いつもレクオーナのお尻をたたくストラテジーエンジニア、背がめちゃでかい)は、駆け寄ってヘルメットなでなでしてくれてるのに

去年のアラゴンはニコさんわざわざ奥から速足に出てきてグータッチしてくれてたのに……去年のサンマリノはピットボックスの前でお迎えしてグータッチしてくれてたのにレクオーナが「よくできました」な直後は、早く話しかけたそうにウズウズしてる(ニコかわ!)のに…今回はこれよ。あらヤダ今回のニコさんたら冷たいわ!喧嘩中かしら!

(……多分、その後フィードバックタイムで散々しゃべるから、この時は若いノリのクルー達に譲ったのだ……と思う………けど過去に上手くやった時より、反応がなんか冷たい…。

まあ、42歳と21歳がガチ喧嘩するとは、思わないんだけど…。)

 

・ここだけレクオーナ関連じゃなくてガルソ。本人のインスタで見れるけど、わざわざ貼りたくなるくらいにいい写真、お気に入り。日本語Tシャツも味わい深い。「希望、信頼、感謝、未来」

f:id:nozoko250:20210817003943j:plain

MotoGP2021スティリアまとめ<その3>(レクオーナ去就どうなる?問題)

本当に長くなったので、レクオーナの去就については3つ目に分けた。

 

レクオーナの去就どうなる問題。

---

ペトロナスレクオーナを拾うしかないんじゃね?ってspeedweekの記事(KTMの息がかかりまくり)

https://www.speedweek.com/motogp/news/179724/Wird-Iker-Lecuona-ein-Kandidat-fuer-Petronas-Yamaha.html

内容をかいつまむと

 

VR46はアカデミー生のベッツェッキを入れたい。

ペトロナスMoto2/3の現行ライダーはトップライダーと呼ぶにはまだ早い。

ヤマハ500,000ユーロでフェルナンデスを買い取ろうとした。だからKTMは大急ぎでフェルナンデスを昇格させた。

KTMCEOは、ペトロナスに人が足りない件についてはレクオーナ持ってってええで」と言っている。

ヤマハジャービスさんはMoto2スーパーバイクからひっぱってくると明言している。

でもカワサキで六連覇してるジョナサン・レイがそのポジションを捨てるとは思えない。

ペトロナスはどこかで妥協しないとね

ヤマハのサテライトに相応しいのはもうレクオーナしかいなくない?21歳だよ?

30歳のペトルッチと35歳のドヴィはなかろう。

ドヴィについては、VR46に入るってこともまずない。ドヴィとドゥカティはもう終わった仲なんだ。本人が「またドカに乗る機会は0以下」と言っている。

というわけで、ペトロナスレクオーナおよびギャレット・ガーロフと契約、アプリリアはビニャーレスと契約すればいいんだよ〜

---

 KTM厄介払いとばかりにレクオーナペトロナスに押し付けようとしてて草。まあこれでレクオーナの行き先が決まれば、叩かれる要素が3分の1になるからねえ(でもペトルッチファンとフェルナンデスファンには許してもらえないと思うよお?)

 

---

こっちも「レクオーナペトロナスってアリかもね」みたいな記事。

https://the-race.com/motogp/were-tech3-ktms-sacked-motogp-riders-harshly-ousted/

 

かいつまむと

レクオーナはシーズン始めはあかんかったけどKTMみんなそうだったし、Tech3への改良シャーシの提供が遅かったしね

レクオーナに足りないのはスピードではなく一貫性。コケすぎやぞ。

・コケるのはそのうち治るよ。でもKTMは上手くいくだろう子と添い遂げることより、新しい才能に興味が強いんだね

ペトロナスに空き出たから移籍の可能性出るかも。

ヤマハM1はルーキーでも乗りやすいから、もし移籍できたら彼にとっては完璧だし、来季の大穴になるかもね。

---

     基本、いつもThe Raceレクオーナに優しい(そしてオリベイラに毎週厳しいw今週もオリベイラガチ勢が暴れてて草)

 

◆で、うちのイケルちゃまは来年どこに行きますの??

 

今、最高峰で空きがあるチームはペトロナスだけど、Moto2/3からの昇格者しか考えてない、とラザリさんが公言したってニュース記事は結構前に見た。(それに対して妥協しろやwと上記speedweek、アリじゃね?とThe Race)

アプリリアはビニャーレスでほぼ確定済みに見える、とリンスが語るニュースを見た。

VR46??入れるわけない、よっぽどのことがない限り、イタリア人以外入れないでしょ

というわけで最高峰のシートは実質もう空いてないようなもの。

(ペトロナス……実現したら興味深いけど、私はあまり実現を期待していない。ラザリさんがTech3放出当時のシャーリンを守らなかったのに縁もゆかりもないレクオーナを拾うだろうか?とか思って。この件は当時の状況知らないんだけどさ。タイミングの問題もあったのかもだけど)

 

本人は嫌がってるけど、Moto2に戻って修行し直して欲しいというのが私の本音だよ。

本来2020年にやるはずだったMoto2のチャンピオン争いを、やり直したらいい。今ガードナーがやっていることは、本来レクオーナがやるべきことだった。

(最高峰上がってみない?って2020年度のオファーを、ガードナーは修行を優先して断り、レクオーナAJOのシートを捨ててまでホイホイ誘いに乗ってしまった。結果、今となっては「うさぎと亀」になった。)

公式実況も多くのファンも「レクオーナMoto2戻るやろ……」と、思ってるわけだけど、レクオーナ本人がそれを嫌がっている。

その理由としては、下記のインタビューで話す通り、カレックスシャーシのトラウマで、躊躇しているんじゃないかなあと私は思う。。。

 

ここのインタビューは永久保存版。20204月なんで、コロナでカタール戦が中止になった頃か。

---

https://www.crash.net/motogp/interview/937713/1/exclusive-iker-lecuona-interview

内容抜粋(もし気が向いたら全訳しようと思ってる)

 

2017年はカレックスに乗っててたくさん転んだけど、カレックスだとどうして転んだのかわからないんだ。それってすごく自信を打ち砕くんだよ。ましてや17歳だったらさ。。。

・でもKTM機ではすごく速くなれたんだ〜。

MotoGPに行くのが早すぎるって言われる。同時に、Moto2にはオレよりすごいライダーがいっぱいいるのに、最高峰クラスに上がりたくても行けない人は多いという意見もある。

・でもオレまだ若いからMoto2に戻ってやり直そうと思ったらそうするだけの時間があると思うんだ。

---

 

これを見るに、せっかくMotoGPでトップ10に入るなどで付けてきた自信が、また17歳の頃の状態に戻ったら嫌だと思ってるんじゃないかなあと予想している。

 

とはいえ2017年のMoto2 カレックスシャーシと、現行のものは、全く同じ特性だとは限らなくない?とか私は思ってるんだけど当時と今とでエンジンのメーカーも違うしね?(今はトライアンフ製。当時はホンダだっけ?)

その辺、旧チームメイトのルティ兄さんとロウズ兄さんにご意見受け賜れないものだろうか2人ともMotoGPからのMoto2再挑戦も経験してるわけだし、特にロウズ兄さんはMoto2でカレックスもKTMも経験してるし。

(他のインタビューで、この2人はチームメイト時代、色々教えてくれて優しかったとレクオーナは話していた。ただ、ルティ兄さんは当時、初心者のレクオーナに対して遥かにレベルが高すぎて参考にできなかったとも言っていたw)

 

 

レクオーナ、去年も今年も速くなるポテンシャルをそこそこ見せているんだよね。それでもKTMがもっと未知数の若手を優先して、他のチームもMoto2からの昇格者を優先しているのは、各メーカーはマルケス、ミル、クアルタラロ級の宝くじをMoto2から引き当てたいんだろうなあーと思う。経験者を育てるより、いきなりドッカンと当てたいという。

同様にドルナは速さにプラスして、ロッシ並みのカリスマ性、集客力のある若者を早く打ち出したがってるとも思う。残念ながらこれは急務になってしまったね、、、。(ペトロナスにダリビンの飛び級昇格とかいう特大博打の噂が出てるのは、ドルナがブロンドの白人であるビンダー兄弟をもっと打ち出したいせいなんじゃね?って思う)

でもまあ興行主が何をどうしたって、ロッシさん並みに、1人のライダーに突出して人気が集中することは、もう難しそう。インターネットのおかげで、何もかもが広く浅く、多様性があっても許される世界になったからこれはMotoGPに限らない話。

中継で観客が映ると、絶望的なまでにロッシさんのグッズを身に付けている人だらけだから、すごいよね。ヴァレンティーノ・ロッシは、一ライダーというより、もう「文化」だと思う。来年VR46で走らないことを選んだのは、外野としては単純に残念だ。でもマネージャーとしてパドック内に留まるのなら、それは素敵な選択だと思う。

 

レクオーナの話に戻る。

ポテンシャルがあれどMoto2での優勝未経験という点がマイナスポイントであると、関係者に捉えられているように見える。だから私はレクオーナMoto2で修行し直してほしい。。。表彰台のてっぺんでレクオーナを見たい。見れたら私はもう死んでもいいw

 

でもSBKとかで1からやり直すのも、本人にとっては悪くないと思う。よく知らんのだが、SBKって和気藹々してて、ファミリ〜〜な雰囲気らしいね?末っ子気質で、優しい性格のレクオーナには、殺伐としたMotoGP界よりも向いている気がする。

MotoGP界からSBK界に移籍して成功した人と言うと、アンドレア・ロカテッリがいる。Moto2時代、LecLoc2017年カレックス時代、たびたび同じ辺りの成績で走っていた。非常に紛らわしいから、レクオーナファンとして、ロカテッリのことはやたら印象に残っているw

2018年にLecKTMに乗り換えて成績がドカンと上がったので、LecLocは違う道を歩むことになった。カレックスで同レベルの成績だったLocSBKで成功したというのは、Lecにとっていい参考になりうると思う。

(ただ、私はSBKが全く未知の世界なんで、追うのが大変そうでいやだなあと……めんどくさくてさ…wあとMotoGPと中継日程が被る日があるならいやだよなあ片方に集中したいよ…)

 

いずれにしろ、レクオーナ本人が満足できる進路になることを願ってやまないよ!

レクオーナに幸せになってほしいよ!

推しの幸せがオタの幸せなんだよ!!

でもスペインの中だけで完結する系のチャンピオンシップはやめてほしいけどね!日本から見れない!

 

---

BBAのお説教

切れるべき縁とか、やめるべきこととか、人生には絶対あると思う。

その時、切れるべきとは思ってなくて、失ったことにショックを受けたとしても、後になってから、あの時、決別しておいてよかったって思う対象は、私自身の人生においては、いくつもあった。人間も、習癖も、仕事も、居場所も。

そして縁が切れてぽっかりと空いたスペースに、「新しい何か」が入ってくるんだよね、不思議と。

「新しい何か」が先に来て、その後に自分の意思でスペースを作るのが理想ではあるけど。人生、毎回そう上手くいくものではない。

 

プラスして、悪いことのあとには、いいことしかないってことも、経験上、断言できる。(落ち切ったらそれ以上落ちられない……)

努力と運も必要だったけどね。

 

……はあ、どうしてもレクオーナを見てると、説教おじさんと化しちゃうw私、歳とったなあって思うね…(我、ペドロサ世代)

なんかレクオーナは説教したくなる雰囲気あるんだわ!wその要因がなんなのかはわからない。ああ、かわいいからか!w

側から見てる外野がそうなんだから、ニコさんとか理詰めでレクオーナを説教しまくってそう妄想だけど…(ニコさんのインタビュー、色々読んだけど、自分にも他人にもすごく厳しくストイックで、どエンジニア思考な印象。シンパシー感じる。でも同時にジェントルマンでもあるのが萌える…)

 

---

カレックス乗ってた頃。17歳イケル!

f:id:nozoko250:20210810211847j:plain

Moto2レギュラー初年度。シーズン前のヘレス公式テストで大怪我して、アメリカ戦でやっと初登場した時の姿。超絶かわいい……

 

MotoGP2021スティリアまとめ<その2>(ニュース記事とか)

ぐたぐだ長くなったのでニュース記事を分けた。

それでもクソ長くなってしまったのでさらにもう1個に分けているw

 

◆スティリアGP中にオープンになった興味深い記事とその感想。

---

レクオーナのレース後インタビュー。KTM批判を怖いほど載せないspeedweek…。

https://www.speedweek.com/motogp/news/179723/Iker-Lecuona-(KTM)-Daten-von-Binder-muessen-her.html

 

27「ウォームアップはとってもいい感じだったよ。全体的にウェットコンディションは速くなれるし、自信があるんだ〜。

ドライでは週末ずっと大きな問題があったんだ。オレたちはベースと電子制御系のセットアップを予選1の後に変えたんだけど、それを試す時間がなかった。だからリスクを取るのは難しかった。

レースの最初はいい感じだった。トップ10に留まれるって思ったんだ。でもグリップがなくなっちゃった、だいたい15ラップ後くらいで。電子制御を変えるためにMapping3を使ったんだ。バイクを乗り進めるためにできることはなんでもやったよ。問題は解決できなくて、乗りたいように乗ることはできなかった。」

27(改善の方向性について)今やってるとこ!ブラッド・ビンダーのデータとかを見てるんだ。彼は最終ラップですごく上手くやったよね。改善したバイクで二週目に臨みたいです」

 

     ツイてないよね、WUPだけ雨降って、ドライのセットアップは試せないし。バッチリ雨用のセットアップがキマってたのに、レースでは一滴も降らないとかツイてないよ

 

---

Moto2残留を再三希望していたラウルフェルナンデスは、大人の都合で2022年はTech3に押し込まれるし、本人が完全に不本意そう…(なお本人の不本意さはspeedweekは絶対に報道しませんw)

 

https://m.gpone.com/en/2021/08/08/motogp/raul-fernandez-will-i-be-where-i-want-to-be-in-2022-no.html

 

   結局、この人は大人の言いなりになっちゃったね………

 

怖い世界だね。本人はMoto2チャンピオン獲得に拘っていたみたいだけど、そのポリシーを捨てさせられたのだな。完全に大人の言いなり。これはこれでかわいそう

しかもその煽りを、それなりにやって来たし、若くて未来があるはずのレクオーナが食らう、とかいうのが何より最悪。

KTMのホワイトカラーのおじさん達以外、誰も幸せになってない現場が不幸になってる。KTMドン引き……

 

でもまあ決まったなら仕方ないね。

レクオーナがちょっと物足りなかったこと自体は否めない。

 

来年はニコさんがラウルフェル担当になるかなあ……とても若いスペイン人の担当歴が2(レクオーナと、ヤマハ時代のポル)あるからという超単純な理由でしかないけど。

あとは、現ベルベーナさんチーム側にいるデータエンジニア(メガネくん。その名はギヨーム)Tech3Moto2に自家製シャーシで参戦してた時代、ガードナー担当チームにいたっぽく見える。当時の映像でチラッと見えた。なのでガードナーが現ベルベーナさんチームに行くのかなと予想した。

ベルベーナさんが来季クルーチーフ続投するかは不明。今年はペトルッチと同じ母国語でコミュニケーションを取れるから(それに2019年のTech3KTM乗り換え時に出入りしていたから)、という理由で、ギーさん定年退職後のTech3に、KTMワークスからアサインされている。しかし来年はイタリア人にこだわる理由はなくなる。

Tech3陣営はニコさんギーさんみたいに、Tech3生え抜きのエンジニアをクルーチーフに据えたいと思うのではないかね。ワークスからのリソースを起用し続けるより、ずっとTech3にいる現ストラテジーエンジニア2人のどちらかをそろそろ昇進させたがるのでは。

ただそれをやるとライダー含めてニューフェイスだらけになっちゃうから、来年はないか。現ストラテジーエンジニア(ニコチームのマキシム。よくレクオーナのお尻叩いてるシュッとしたイケメン。と、ベルベーナチームのアレクサンドレ。ソフトな感じのハンサム)2人とも、まだ30代前半で若すぎるかなあ。今のところ経験者のベルベーナさん続投が固いか。

 

---

・フェルナンデスの昇格、ほんとのほんとにFP4の途中でオープンになったらしい。その伝え方は正しくないとレクオーナ

(原文も機械翻訳文も見たけど、冒頭の部分がとても難しかった。いまいちニュアンスが違うかも。冒頭の部分だけ自信ない)

 

https://www.motosan.es/motogp/iker-lecuona-sobre-como-ktm-ha-anunciado-su-despido-no-me-parece-correcto/

 

https://www.paddock-gp.com/motogp-styrie-j2-lecuona-sur-lannonce-raul-fernandez-au-debut-de-la-q1-ce-nest-pas-correct/

こっちはフランス語だけどソースは同じ.ちょっと短い。

 

ーフェルナンデスのTech3入り(=ペトルッチもレクオーナTech3から追い出される)のニュースが知らされましたが

27「シーズンの始めから言われてたことですね。夏には、彼らはオレがダニロのどちらかになるだろうと言ってたはずだけどわかんない。実際には(フェルナンデスと)契約されてたか、既に交渉されてたんだろうと自分は思います、知らんけど。自分自身には、ちゃんとアナウンスされるだろうと言い聞かせていました」

 

ーアナウンスはペトルッチとレクオーナFP4に出て来ようというところで飛び込んできましたね。

27「オレとしては正直、正しいやり方ではないように思えます。そういうことはやるべきでないと思います。このプレスミーティングが遅れたのは、たった今エルベ(ポンシャラル)と、ピット(バイラー)と、マイク(ライトナー)とミーティングしてたからです。この状況について少し説明がありました、既に他所の人たちが話してるようなことを、今更オレ達が話すっていう

でもわかってたなら、このスティリアGPが始まる前にペトルッチとオレに言うべきだったでしょう。でもこんなことになりました。彼らはああいうことをしたし、そうする理由があったんでしょう、これ以上オレに言えることはありません」

 

ー後半戦にあたっては

27「最終的に、今のところ、これまでと同じですね、まだ行き先はあるし。オレの目標ははっきりしてます。求めているのは、楽しむことなんだ。オレは21歳で、MotoGPでスポーツキャリアを終えるってことからは、程遠いでしょ。その一方で、同じように楽しんで生きていけるチャンピオンシップは他にもあるんだ。

全然落ち込んでないよ。これは勉強だとみなして、バイクを楽しむよ、これが一番やりたいことなんだ。今年を楽しんで、オレのチームと一緒に今シーズンを終えるよ。来年もここにいられたらいいなとは思うけど…毎レースに集中して、楽しむよ。お知らせしなきゃいけないことができたらするね。でも今は特にありません」

 

---

   勉強。とてもいい言い方。そう考えられるならレクオーナは大丈夫だと思う。(レクオーナの周りの大人によるメンタル教育がマトモっぽく見える。パッパによるものかコーチによるものか…)

この、わざわざ「オレのチームと一緒に」なんて言い方は「決めたのはKTMであって、Tech3の現場に非はない」って雰囲気がある。ニコとチームのことを信頼してるのが、言葉の隅々からいつも伝わってくる。私もレクオーナとニコチームが好きすぎる泣けてくる。

 

ってかKTMには更にドン引く。木曜のミーティングデーにちゃんと通知してたんだと思ってたけど、してなかったのかよ。なんなら夏休み中に通知してたのかと思ってた(メディアによると7/13にフェルナンデスの契約は完了したと見られている)何無駄に時間稼いでんの?アホなの?死ぬの?

フェルナンデス契約のニュース記事なんか1週間前から余裕で出てたし、公式実況も決まった体で既にFP1の時点で話を進めてたし。周りから伝わってるのに本人達にちゃんと通告しないの感じわるーー。逆に遅くするなら、せめてレース終わるまで1.5日待てなかったの?なんでFP4のタイミングでニュースリリース

ちなみにポンシャラルさん自身は、レース後にいいたかったらしいやっぱ言いなりなんだろうなソース:  https://www.motosan.es/motogp/poncharal-critica-las-formas-en-el-anuncio-del-fichaje-de-fernandez-no-es-la-situacion-ideal/

(びっくりするほど、KTM批判の発言はspeedweek.comには載らないw怖いw北の将軍様かよwww)

 ---

※8/12追記:redditのスレでは「予選の日、ポンシャラルさんはフェルナンデスが契約したことすら知らされてなかった」と読み取ってるみたい。

https://www.reddit.com/r/motogp/comments/p03qnn/raúl_fernández_interview_on_dazn_spain/

ポンシャラルさんは、スティリア決勝の結果を見て来季ラインナップを決めるつもりだったみたい。私は通知のタイミングの話だけ勝手に決められたのだと読み取ってたんだけど、もしこのredditの説が正しいならKTMは本当に酷い。Tech3の今後すら心配になる…まじ逃げて…。

---


嫌がるフェルナンデスを無理矢理昇格させたのも、どうかと思うし。最後の最後で現ライダーへの敬意を欠いた通知の仕方をするし。KTMとかいう道徳観が欠如したメーカー。アンチにすらならんわ。来年そっとフェードアウトしてもう話題にしないレベル。

KTMと私の推しの縁が切れて良かったと思うよ。

 

でも!ニコのことは単体であっても好きだし、オリベイラとビンダーもプライオリティは下がったなりにも好きだ。彼らを応援しても、KTMというメーカー自体のことはもう応援しない。

Tech3を嫌いになる理由はないほぼKTMの言いなりでしょメインスポンサーっていう形だから

なんかそれも、スポンサーではなく、支配者みたいに見えてきた。

 

ひとまず、勇足でKTMのバイク買わなくてよかった!!!!!w金輪際、購入を検討することもない。

(まあ足つき悪いから、運動神経も体力も若さもない人には、そもそも難しいかなあとは思ってた。あとスポーティなモデルしか出てないし。私はレザーのライダースジャケットとエンジニアブーツとジェットヘルを身に付けるようなバイク乗りなので、スポーティなバイクがファッションに合わない!)

 

ーーー

※8/12追記

最終的に、The Raceがフェルナンデス事件の顛末をきれいにまとめてくれてた。これだけ読めば十分だった。しかもここにしかない情報があるので抜粋。

https://the-race.com/motogp/ktms-incredible-move-to-stop-yamaha-grabbing-its-rising-star/

Petrucci was left fuming and Lecuona reportedly in tears, after both were called into KTM’s offices, still in their leathers after qualifying, and officially informed of the news.

 

ニュース(フェルナンデスTech3入り)を公式に通知され、ペトルッチは怒り、レクオーナは涙を浮かべたと伝えられている。2人とも予選の後で、まだレザースーツを着た状態で、KTMのオフィスに呼ばれたのだった。

 

   レクオーナ……泣いちゃったの……超辛いんだけど……これ見て私が泣きそう……

 

やっぱ悲しいよね。公的なインタビューでは大丈夫って言ってても、そりゃ悲しいよね

2016年のMoto2エガーター代役からスタートを切って、そこからは上り調子しか経験してないわけで。21歳、これがライダーキャリアで、初めての大きな挫折だよね……

改めて、その直後のインタビューですぐに「これは勉強だと捉える」と発言できた辺りは、本当に普段から、周りの大人たちの教育がいいものだったんだと確信する。本人の気性も、元々粗くないってのもあるんだろうけど。泣いちゃうほど感情的になってたら、もっと怒りや悲しみに任せた乱暴な発言をする人だっているはずだ。ましてや、たった21歳の若造なら。レクオーナ偉い、レクオーナかわいい……。

 

---

Tech3のレプリカグッズ各種発売されたよ〜

https://www.ktm.com/en-pt/parts---wear/powerwear/products.html

 

   遅いわ!!!!!!!!

こんな形でのレクオーナの卒業が判明した今、KTMのプロダクトなんざビタイチ買えるか!!

 

……………でもニコさんとお揃いは物欲をそそるな…w(華麗な手のひら返し)

レクオーナの将来が決まって私の気持ちが落ち着いたらあるいは………………KTMはクソだがTech3はそうじゃない………ぐぬぬぬぬ。クルーの見分けがついて名前と役職を判別できるくらいには、Tech3に愛着湧いちゃったんだよね……

確かあと5年くらいTech3KTMに乗るんだっけ………はあヤマハに戻ってKTMと縁切って欲しい。なんなら本当はスズキかホンダがいい

あーーー私が石油王ならTech3を買い取ってスズキのサテライトになってもらうのに。はあ、石油掘り当てたい……

ただ、KTMTech3にファクトリースペックのバイクを提供していることだけは評価している。今年、新パーツの提供がクソ遅かったことは絶対許さねえけどな!

あとレース後にZIPで高画質画像提供してくれるのが一番評価できるところだったwでも最近ピットボックス内の画像減ってるし、かわいさとニコ度は基本的にMotorsportimages.comの方が高い。

 

ほらかわい〜〜。ほらニコ〜〜。こうやって画像埋め込みさせてくれるのも超使いやすい〜。

 

 

MotoGP 2021 スティリアまとめメモ<その1>

長くなったので2つに分けた。Tech3放出の件は次のエントリーでだらだら書く。

 

◆レースまとめ動画

https://mobile.twitter.com/wearetherace/status/1424461617987784706

 

Mini bikersさんのまとめアニメ

https://losminidrivers.com/2021/08/10/minibikers-2021-styrian-gp/


 

KTM公式の本人コメント

https://www.ktm.com/en-pt/racing/racing-news/brilliant-binder-surges-to-4th-place-at-styrian-motogp--.html

 

33「今日は、(夏休み後の)最初のレースとしてはちょっと混沌としていた!レース1のサイティングラップでは実はほとんど転倒しそうだった。理由はわからないけど、1周目は前輪タイヤに温度が入ってないように感じられた。まるでウェット状態みたいだった。何が起きていたか確認する必要がある。一時、トラックをランオフしてしまい25番手に落ちた。次の周回で赤旗が出るまで45人を抜いた。再スタートはだいぶよくなって、もっと硬い前輪タイヤが必要であったとしても、自信が持てた。これは俺達にとって弱点すぎるんだ。レース中ずっとタイヤの限界まで乗っていたけど、とてもハッピーと言える4位に、順位を上げられるように管理した」

 

26「よい結果であり、ぼくたちは今週末学んだことからの結果にハッピーであると、ぼくは考えます。レース1ではうまく乗れていたのですが、ゆっくりな第3コーナーでフロントを失った理由がわかりません。そこはとてもゆっくりで、ぼくはトラックの中ほどにいて、サバドーリがバイクに衝突しました。ぼくたちが大変混乱状態にしてしまいました。彼が大丈夫であることを祈ります。

2台目のバイクはウェット用のセットアップだったのでセッティングを変え、少しトリッキーでしたが、リスタートで"大丈夫、フィニッシュしよう"と思いました。より落ち着き、より注意して、プッシュしすぎることはしませんでした、あまり最初に接地を失わないようにするためです。

トラックとバイクの感覚を得たら、もっとプッシュできるようになり、周囲のライダーがミスしたので、いくつかポジションを上げられました。前方集団に近付いていき、タイヤの働き方を面白く感じていました。テストだけでなく、今週末のFPとも違っていたんです。

トップ10はいいですね。KTMとぼくのメカニック達全員に感謝します。彼らが大変な作業をしないといけない時、ほんの少しの時間しかなかったのに、素晴らしい仕事をしてくれたからです。ファンの方々にも感謝します、レースを楽しんでくれていたら嬉しいです。」

 

27 (Tech3公式版もKTM版も、珍しく内容が同じだった。後述)

 

9「加速の観点で、困難なレースになるってことは、ワイらにはわかっとった。実際、グループ内に留まることに苦戦した。他の人に近付けるようにやって、最後はイケルを抜かそうとしたけど、ワイドになってしまいポジションをいくつも失ってもうた。このミスは本当に残念や!レースは全部、ストレートでロスするタイムをリカバーするために闘った。来週もまたトライしよう」

 

88「レースをフィニッシュできなかったことを、僕はとても残念に思います。レース2の方が、僕にとっては少しマシでした。より良いラインを見つけることができ、いくつかポジションも上げられました。ブラッドの後方で、タイヤを管理しめ冷静を保っていましたが、それからかなりの振動が始まってしまい、タイヤの問題でリタイヤを余儀なくされました。全ての努力が無駄だったみたいに感じられるから、がっかりしていますよ。今週末はベストな結果にはなりそうもなかったけど、ここでやってきたことを考慮すると、ナイスなトップ10をとることはできたはずでした。手首は日に日に良くなっていて、治療の全ては効果が出ています。上手くいけば、週を通して(治療が進み)シュピールベルクでの次のレースには、ベストな形で間に合うでしょう」

 

Tech3公式 本人コメ

https://motogp.tech3racing.fr/index.php/en/news-en/archives-2021/214-gp10-styria-red-bull-ring-2021

 

前日

27「後半戦を始めるのが待ちきれないよ!しっかり準備した状態でオーストリアに到着するために、夏の間たっくさんトレーニングしてました。レッドブルリングはとても好きだよ、去年このサーキットで2回トップ10入りができたからね。KTMがここでたくさん仕事をしているのも知っているし、オレのお気に入りトラックの1つです。だから前の方に出てまたトップ10を闘えると予想しています」

 

初日

27「全体を通して難しい日でした。ドライコンディションの午前は、バイクにかなり苦戦して、正常に止めることができていなかったんだ。オレたちは到達すべきレベルにありますが、作業を続ける必要もあります。午後は雨で、ドライ用の新しいセットアップを試せなかったから、明日を待たないといけないね。よかったこととしてはここのウェットコンディションでバイクを試せたこと。日曜日にウェットレースになるかもしれないから。オレは雨ではとってもいい感じです。すごく速さを感じられてとってもよかったです、チームに感謝します。あ、(トラックに)戻ってこれて嬉しいです」

 

2日目

27「難しい日でした。新しいセッティングを試して、オレたちは午前中はとても苦労しました。最終的にいい感触になったので、FP3の最後の数分はタイムを向上させるようにしました。でももっと温暖な午後のFP3ではまたすごく苦労してしまいました、理由が本当にわかりません。なんかバイクに問題がある気がするけど、まあよくなるでしょう。明日はレースです。天気をチェックして、何が起きるか見てみよう。でもいつも通りバイクがちゃんと動作して、チームがプッシュしてくれたら、オレたちはいい結果を出せるチャンスがあるとわかってます」

 

レース日

27「困難な日だったよ。今朝のウェットコンディションでは、強さをしっかり感じることができました。オレ、レースは雨になると予想していたんだけど、最終的にはドライだったね。10ラップの後、グリップがもはや全く感じられなくなってしまって、かなりスピンがありました。レース中、苦戦したうえに、ロングラップペナルティまでありました。なんでかはわかんなかった。一つ言えるのは、オレはあんまり嬉しくないってこと。だってオレたちのポテンシャルならもっと前の方でフィニッシュできただろうってわかってたから。でも、今はまだ(後半戦の)1週間目で、あと数日でリカバーする機会があるんだ、だから再スタートだね」

 

ポンシャラルさん (レクオーナへの言及部分だけ。)

赤旗が出た時はガッカリしたよ、イケルがいいスタートを切れていたからね。でも2回目もいいスタートができたね。僕が思うに、イケルはスタートが上手く、1周目の間はハードにプッシュしている。彼は、ステディで、いつもポイント圏内で、いいレースをしたと僕は信じる。彼はP11まで上がったし、P12との差に余裕まであった、残念なことにロングラップペナルティを受けるまではね、あれは我々のレースを台無しにした。ここははみ出しに厳しいトラックだと思うよ、ペナルティを見たのは一度だけではないからね。彼は最終的にP16まで落ちたけど、最終ラップでダニロを抜いた。だから1ポイントは得られた。小さい褒賞ではあるけど、イケルはドライでもウェットでも、力強い週末を過ごしたね、その点で彼に賛辞を送りたい。たった3周を残してP12を逃したことは、まだ少し苦い気分ではあるけどね。」

 

---

◆公式のインタビュー動画

ない!!

レース後インタビュー集、レクオーナの分がない!14位のマリーニと16位のポルは入ってるのに、レクオーナだけまるっと飛ばされてる。なんだよ!!

 

---

◆個人の感想

雨だとやたら輝くレクオーナを堪能できた週。

しかし毎度なんで?「背が大きくて、その分体重が他の人より重いせい」だけでいいのかな?

レースは、スタートはいいよね、概ね毎回。でも今回は5周すぎたあたりから明らかにトップスピードの数値が他の人達より出てなくて、何かトラブってるなあと、心配してライブタイミングを見てた。タイヤがあかんかったのか。

でもそのまま、ロングラップペナルティも消化したうえで、最終的にポイント圏内に入れたから、レクオーナはすごく頑張った!!満足した。レースで雨が降ったらもっといい結果になったんだろうなあとは思うけどね

 

*そういえば、FP4で「フェルナンデス昇格確定」ニュースが出た時、丁度レクオーナがコケるとかいうシュール展開だったんだけど、1人でバイク起こせてた…!いままで1人で起こせてるところ、見たことなかった。これまではバイク起こしたい時は「ちょ……だれか来て…( 27 ;´  Д ` )🤚」ってやってた。イケル……成長したなあ……って、のんきなこと思いながら見てたw


ポンシャラルさんのコメント、やたら優しい。

私には響いたよ……

多分、ポンシャラルさんは、アッセンでインタビューを受けていた通り、本当はレクオーナペトルッチを続投させたいんだと思う。今のところ、見所と伸び代があるのはレクオーナだし、Tech3は若手ライダーを育てる所として機能してきた歴史を考えれば、21歳のレクオーナを来年も育てたいんだと思う。で、ベターな行き先を本人が決めてから、Tech3を卒業させたいんだと思う、ヤマハ時代までの過去のライダー達がそうだったように。

でもKTMの人事権に、Tech3は逆らえない。

だからせめて本人の自信を削がないように、レクオーナが未来を掴めるように、この子は出来る子なんだって見てる人に言いたいから、優しいコメントをしてるんじゃないかな。

だって前半戦だったら、15位では残念だともっと厳しく言っていたはずだ。あれも、今思えば、KTMに残留を考えさせるだけのエビデンスが必要だったから、厳しいことを言っていたんだと思う。

 

ま、単純にKTM5人全員に去年レベルの勢いがなかったせいで相対的に評価が甘いだけなのかもしれんけど。でも私個人は「Tech3は本当ならレクオーナを残留させたい説」を推すね!

この説だと、ポンシャラルさん(しかもニコチーム)はシャーリンに次ぐ「不本意なライダーの放出」を経験することになるが……


 

◆おまけ。今週のお気に入りキャプ。よく映ったんで沢山ある。

・木曜日朝。レクオーナと、その後部座席で爆睡する歩夢。(この後、歩夢の寝顔のドアップがあったw)和むわ

 f:id:nozoko250:20210809191700j:plain

 

・雨のFP2。雨専レクオーナが頑張ってる映像を真剣に見てるニコチームの面々。ゴルカ兄がイケル椅子でリラックスしてて草。

 f:id:nozoko250:20210809191804j:plain

 

・雨のWUPのインスタ。ずっとP5以内維持でP1になる場面も何度かあった!レクオーナ偉い!レクオーナかわいい!

本人満足げ。しかしニコさんがいつも通りバインダー持ってるからグータッチに失敗wバインダータッチとかいう珍しいやつしてたw

 f:id:nozoko250:20210809191834j:plain

ねぎらって!褒めて!> ( 27 *´  ν ` )🤜 📂😷<あー、はいはい

 

・雨のWUP中継エンディング部分。ニコさんと話し合う姿が長めに映って嬉しかったわああ。

 f:id:nozoko250:20210809191946j:plain

 

・レース赤旗中断中。WPの技術者(多分)と笑顔全開で談笑してたけど、戦闘モードでアドレナリン出てる雰囲気がどことなくあった。

 f:id:nozoko250:20210809192212j:plain 

2021 MOTOSAN記事抜粋集(レクオーナはMoto2に戻らない説etc)

ポンシャラルさんの言うこと(既存ライダーにプライオリティがある。オーストリアの前にはアナウンスできるかも)を信じてたけど、

KTMはラウルフェルナンデスと既に契約してTech3入りを進めてると見られている。一応Moto2チャンピオン取れるかどうかの確定を待ってアナウンスするけど」

という記事が大手メディア(speedweekmortersports.comなど)で出始めちゃった。

もう8月だよ!決めるなら決めるで早くアナウンスしてほしいんだけど!そしたら全力でKTMアンチになるから!ww

 

スペインメディアってなんとなくあんまり好みのサイトを見つけられなくて見てなかった。サイトデザインがどこもよくない印象でな…(シンプル見やすいspeedweekと、オシャなThe Raceが好み)

でもレクオーナが母国語で話すわけだから、他のメディアより素直なコメントが聞けるわけで、見るべきだった。

というわけで、MOTOSANもチェックすることにした。

https://www.motosan.es/articulos/motogp/

 

で、ザクセンリンクでのインタビューで、衝撃のコメントが…………

https://www.motosan.es/motogp/lecuona-volver-a-moto2-si-no-me-quedo-en-motogp-muy-probablemente-me-iria-de-este-campeonato/

 

27Moto2には戻りたくありません。来年、最高峰のシートを得られないなら、100%とは言いませんけど、このチャンピオンシップを離脱すると思います。Moto2には戻らないでしょう」

 

  →レクオーナまじかよ………本人の口からそれが出たら……Moto2の強豪チームのシートの空き状況はもう気にしなくていいね

なんかレクオーナSBKに行かせたい謎の勢力が海外コミュでちらほら見かけられたんだけど、こういう発言があったせいなのね。で、レクオーナがトレーニングに使用しているSSBMW機だということで、BMWのチームとかどうっすか!みたいな意見を目にした。本人のSNS見てると、いつもSBKの人とトレーニングしてるなあとは思ってた。

 

https://www.motosan.es/motogp/iker-lecuona-confiado-por-su-futuro-en-motogp-tendre-sitio-aqui-o-en-otro-equipo/

こっちは、最高峰で別チームに行く余地がある、というようなこと言っている。うーん、アプリリア2018年チームメイトのロウズ兄さんのこと覚えてる??

ペトロナスはねえ……(ビニャーレスの席にはモルビデリで、ペトロナス1席空くと思ってる。もしロッシさんがドカVR46で兄弟チームを本当にするなら、ペトロナス空き2つ??)ヤマハそもそもレクオーナに興味なさそうだし、前回エントリーの通り、現レクオーナ担のニコさんがポル期に「アグレッシブなライダーにヤマハは合わない」と認めていたからねえ……皮肉な話だけど、詳細な参考情報を持つ人が身近にいるのは、ラッキーだとも言える

 

ペトルッチの「ザクセンでアレマルとワイをこかしたのお前のせいやぞ」に対するコメント。

アッセン初日のインタビュー。大人の対応、レクオーナ(21)

https://www.motosan.es/motogp/lecuona-petrucci-me-tome-a-broma-lo-lei-no-puedes-culpar-a-alguien-cuando-no-te-has-tocado-con-el/

27「彼が言うこと全てについて、彼がとても正しいとは思いません。オレの目標は走り出して先頭集団に追い付くまでオーバーテイクを始めることです、そこからはるかに離れたところからスタートですから。自分のリズムがありました。彼に追い付きオーバーテイクを始めましたが、マージンはありました。接触してないし、彼の走りをダメにするようなこともしてませんよ。いつもマージンを十分にしてたんです、彼はチームメイトですから、注意しなくてはいけませんでした。アグレッシブにオーバーテイクしましたが、そのアグレッシブさはバイクに乗っていたらアグレッシブにオーバーテイクせざるを得ません、でもおかしなことをしないよう常に余地を持った上で、です。」

27「転倒については、あれ読んで冗談かと思いましたよ接触してない人のせいにするなんて。何もしてないですよ、彼らどっちもオレとは接触してませんし、オレがカーブでコケてないんだから。知りませんよ。彼にもう一度見直させた方がいいんじゃないですか。マジで、もし誰かを責めるとするなら、オレの前でブレーキングした人ってことになりますよね。オレが前にいて、誰とも接触していない、言えることはそれだけです」

27「オレとしてはペトルッチと特に問題があるわけではないです。彼が話したいと言うならそうするでしょう。嬉しいことにオレには何の非もありませんから。オレは、あれはジョークなんだと捉えましたよ。話題は変わるんですけど、今日ホスピタリティにランチしに行ったんです。そしたらペトルッチがテーブルにいたんで、挨拶をしました。ま、そんな感じです」

 

 

・アッセンレース後のコメント、ここが一番詳しい。色んなインタビューのまとめしてる。

https://www.motosan.es/motogp/lecuona-la-caida-fue-fallo-mio-al-100-un-error-de-novato/

27「ポジティブでいようとしてるけど、簡単なことじゃないね」

 

   →ザクセン〜アッセンあたりの時期、周りが色々来季の去就について議論しているにもかかわらず、マネさんはまったく契約の情報をレクオーナ本人に開示しなかったらしい。で、レースに集中させたと。……夏休み前まではそれが正解だと思うけど、それが8月も続くなら、逆に不安になる

 

---

おまけ:暇を持て余した公式の、腕上がりに関する動画。

https://www.motogp.com/ja/videos/2021/07/30/腕上がりの症状とは/379600

f:id:nozoko250:20210801153012j:plain

 

レクオーナかわいい……………とろんとした目で(元々だ)、お医者さんのなすがままに手術跡もみもみされてる!!

これは「飼い主の手の上で仰向けになってエサをかじるハムスター」「大人しく温泉入ってるカピバラ」「寝落ちしそうでしない豆柴」などと同じ系統の動画として、心を落ち着けたい時に見るわあ……。表情がいんだわ、表情が。目がウルウルなの……🥺