飯編。(下記はピックアップしてるだけで、実際にはさらにたくさん食べてる)
◆澎湖好きな店食べ比べ
台湾は、超大人気の有名店のすぐ近くに、似たような店があることが多い。神保町の二郎の前に用心棒があるように………って思ったら神保町の二郎ってとっくに移転してたんだ…知らなかった…。
えー、とにかく台湾人は似たような店を近くに出す。お気に入りの店の隣の類似店が気になっていたので、今回、2日に分けて食べ比べしてみた。
・外垵刈包 福氣早餐店 vs 三山商号功夫刈包
池澤春菜の台湾本に載っていたのは左下。すぐ売り切れるのも左下。朝イチの次は15時に入荷するらしい。それをツーリング1日目に聞いていたので、2日目は15時に時間合わせて買いに行った。老闆娘に「あんたまた来たわね」みたいに言われて草(1日目に言葉がまったく通じないながら、熱意のかぎり刈包売ってくれ!とアピったので、変な外国人として覚えられたようだ)
老闆娘は、私が帰ろうとしたらわざわざ池澤春菜本を手に店の外に出てきて「黒糖饅は中から黒糖シロップがブッシャーするから気をつけて!」というようなことを恐らく伝えにきてくれた(池澤春菜本にブッシャーすると書いてある)台湾名物、言葉通じないながらの相手への気遣い。
福氣はトロトロの控肉は小さめに切られていて、全体に満遍なくお肉がいる。生地の部分の黒糖の味がしっかりしてる。作りが丁寧で、控肉、ザーサイ、卵焼きがきれいに饅頭に包まれていて、最初から最後まで食べやすい。
で、左上が功夫刈包。こっちの控肉もトロトロだけど、肉がゴロッと丸ごと挟まっている。なので肉を先に食べ終えてしまうと、あとはザーサイサンドを食べるような形になる。いつ行っても作りが粗めで、ザーサイも卵もがダイナミックにはみ出ているので、袋の中にポロポロこぼしがち。
どっちの店も美味しいけど、福氣は甘め寄り、功夫はしょっぱめ寄り。福氣のほうが僅差でおいしいんだけど、功夫でも十分だと思う。実際、私はいつもは功夫刈包の方を食べていた。いつ行っても在庫があるから。外垵に辿り着いた時に在庫があるほうを食べれば十分だと思えるおいしさ。値段はどっちも60元。
馬公から延々とバイク乗って(35kmある)食べられなかったら悲しすぎるので、功夫刈包という副案がいてくれることを、心からありがたく思っている。おかげさまで澎湖に行くたびに、安心して外垵へ刈包を食べに行けている。
福氣では黒糖饅頭(30元)も買った。ふわふわ黒糖風味の生地の中から濃厚な黒糖シロップがとろ〜りと出てくる。
今回、山三には黒糖饅が売ってなかったのだけど、過去に食べた時は外側がカリカリ系で福氣とは違った趣だった。黒糖シロップとろ〜りなのは同じ。黒糖饅頭まで副案用意してくれてるのほんと感謝。
・讃哥焼肉飯 vs 城隍廟前燒肉飯
どっちも馬公市街地中心部にある定食店。お弁当形式で外帯にもしてくれるので便利。
讃哥は17時半まで開店しない。開店したらすぐ、内用も外帯もすごい盛況する。一方で城隍廟前は昼間もやっている。こっちはどちらかといえば外帯が主流っぽく見えた。MotoGPの中継映像を見たかったので、2日連続でそっくりなメニューを外帯してホテルで食べた。
画像右上が城隍廟前の排骨燒肉飯と貢丸湯
右下が讃哥のイカフライ焼肉飯と貢丸湯
一応、2日目は排骨をイカフライ に変えるという微差を出したw値段はどっちもスープ込みで140元。
焼肉飯とは豚ロースを砂糖醤油で焼いたものがライスの上に乗っかっているもの。多分南部の名物だったかと思う(うろおぼ)日本人の口にあいまくる。どっちのお店も美味しかったけど、讃哥のほうが味濃いめで、台湾ぽいスパイスがやや感じられた。城隍廟前のほうがクセがない。
全体的に讃哥のほうが味が濃いめ。イカフライは衣部分にしっかり味がついていた。小菜だけは城廟皇前のほうがしっかり味付けではあった。
全く違いが出たのは貢丸湯。完全に讃哥の勝利。全台湾の中でもベストな貢丸湯だった!(貢丸湯ガチ勢)
城隍廟前の貢丸は普通の肉団子風の柔らかめだけど、讃哥の貢丸がブリンブリンに噛みごたえがあった。貢丸はこうでないと!!肉団子とは違うんです!!(なんか肉が裏ごししてあって謎の弾力がある、それが貢丸)
スープ部分も、ダシと味付けが絶妙。入ってる具はどっちの店もレタスとセロリと揚げエシャロットで、全くおなじなのに、全然違う。
貢丸湯ガチ勢の私は今後も営業時間の問題がなければ、がんばって讃哥で食べるつもり。讃哥はエビチャーハン食べたこともあるんだけど、あれもめちゃめちゃ美味しかった。
でも薄味がお好みの人は、城隍廟前のほうが口に合うのかもしれない。
◆台北で行ったところピックアップ
木曜も日曜も滞在4時間弱なので、食事のほかはこんなかんじ
木曜→迪化街、カルフール、林華泰茶行で買い物
日曜→全聯で買い物、足ツボマッサージ、台北地下街Y区でオタク街の空気を楽しむ
足ツボマッサージは、お気に入りの台北駅前の足満足に行ったのだけど……2月に施術してくれたゴッドハンドのおばちゃん先生は、家庭の都合で辞めてしまったそうだ…。他の店舗に行ったとかではなく退職したそうで、悲しすぎる……。
でも今回施術してくれたでっかいゴリ系のおじさん先生も大変お上手で、心地良すぎて、うたた寝した!!毎回どの先生も力加減が上手くて、老闆娘に日本語が通じて、立地よくて最高の店だな!!!
◆台北で食べた物
・梁記雞肉飯
恒例、台北に着いたら空港から直行する先。おいしい。ほんとおいしい。台湾で一番好き。卵、雞肉飯に、小菜は筍、ブロッコリー、甜不辣。全部おいしいッ…!
平日の昼だったので店内が混んでて地元民女性と相席になったのだけど、おもむろに取り出した除菌アルコールをティッシュに染ませ、テーブル上のお箸を拭ったかと思ったら、そのお箸を私に渡してくれた。台湾名物、自然すぎる優しさ。
・稻香石磨腸粉-松江店
行天宮の近くにある腸粉と王子麺の店。具を選んで腸粉か王子麺かを選択する式。(両方のセットがあったらいいのにな…!)今回は腸粉にした。モッチモチでおいしかった。次回は王子麺を食べに行く予定。たぶんジャンクで私の舌に合いそう。
なおセットのスープは塩気が驚くほど薄い。旨みは強い。醤油を大さじ1入れたら極上の一品に化けてくれそうだが…。
・台北Y区のジュース屋さん
世界最高(と信じてる)おいしいスイカジュースが飲める。夏は特においしい。
・根久川味麵點
台北地下街Y区の激うまジュース屋さんの近くの階段から地上に出ると、手芸店とかアクセサリー店があつまってるけど、あの辺にある半露店。日曜の15時ごろだったので他に食事ができるお店が付近に見当たらなく、雨宿りついでに適当に入ったらおいしかった!牛肉麺の乾麺タイプと貢丸湯。牛肉はやわらかく甘じょっぱく味付けされている。貢丸はしいたけの味強めでおいしかった。
なお画像右下は機内食。
チャイナエアラインの機材だったので、お食事もチャイナエアラインのもの。チャイナ、エバーは機内食を2種類から選択できるので嬉しい。照り焼きチーズハンバーグをチョイスしたらおいしかった。
……………行きはJAL、帰りは共同就航便のチャイナエアライン機……というわけで、行きに最後まで見きれなかったブルージャイアントの続きは…見られなかった……………。(フラグ回収)
<完>