・発表会後のバーチャルプレカンでのインタビューと思われる。
ー2020年と2021年に使われていたオーリンズのサスペンションの代わりにショーワのもの、同じくブレンボのブレーキの代わりにニッシンのブレーキを使用する。
キャミア「サプライヤー変更の理由は、新しいサプライヤーとの改善できるだけの余地があると感じたからです。ショーワは影でかなりの仕事をしていて、製品を向上させようと努力をしています。グリッドでは、カワサキ以外がオーリンズを使っています。カワサキは去年までは6回の世界チャンピオンを勝ち取ってきましたね。ショーワの品質は疑いようがありません。ニッシンについても同じです。彼らが影で大いに努力していると我々は感じており、それこそが我々が参加してもらいたいと思ったことなのです。初期段階に、我々のライダー2人が最初にテストしたのはショーワのサスペンションです。最初のインプレッションは非常にいいものでしたね。日に日に、得てきたセットアップを改善しています。ショーワには沢山の選択肢があって、我々がテストすべきものはまだまだありますね」
ーレクオーナとビエルヘはWSBKでのデビューを果たすが、既に誰が2022年の強敵となるかを認識している。ホンダは他メーカーとのテストを既に2回完了しているのだ。
7「SBKで最大の強敵は、トプラックとレイだと思うよ。レイは何年も勝ってきたし、トプラックは去年勝ったからね。でも彼らのレベルがものすごく高いってことはオレ達は知ってる。正直言って、グリッド全体を見ると、そのメンツにアルバロも入れる必要があるね、彼はドゥカティに乗るんだから。あとリナルディとチャビも。だってチャビはオレのチームメイトだもんねぇ!強いライダーがいっぱいいるね」
97「オレたちはこのチャンピオンシップでは新人ですが、最後のポルティマオでのテストを参照するに、勝つべき相手は、もちろんトプラックとレイで、アルバロも本当に強かったですよね。彼のレースペースを確認しましたが、確実に彼はやるでしょうね。年々レベルが上がってますし、トップ争いをするライダーが多いですね」
ー現在ウインターテスト中のマシンと2021年のものの違い
97「方向性は明白です。現時点で本当に色々なことをテストしています。良い点としては、イケルと俺がフィードバックしたことは、多かれ少なかれ、先代ライダー達が過去したものと同じだったってことです。彼らは正しい方向性と、俺達が試していることにおいて、仕事をしていました。俺達は自分自身と、バイクへの感触と、それからもちろんラップタイムを向上していきます。両方のバイクを比較すると、新しいバイクは乗りやすいと言えますね。そのポテンシャルを引き出すにはまだ時間が必要ですが、俺達は確実に正しい方向性に向かっています」
ーMotoGPからSBKへの転向、カルロス・チェカに倣って7を選んだことについて
7「オレすっごく嬉しいよ!MotoGPからSBKに変わることは全然違うけど、オレはいっつも同じことを言える、オレがここにいるのは、バイクが好きだからだって。勝ちたいからだ、って。メーカーがオレを信じてくれていると感じられるのが好きだからだ、って。オレにとっては全ての側面においてポジティブだと思うよ。オレのキャリアにとってもすごくポジティブだと思う。子供の頃からSBKを見ていたから、7番を選んだよ。ここにいることができて、オレすっごく幸せだなあー」
→イケルヲタの解説:2021年までのイケルは「チームがオレを信じてくれる」とはよく言っていたが「メーカー(factory)がオレを信じてくれる」と発言したことはほぼない。個別インタビューの動画くらいか。すごく忖度してたけど。KTMがいかに期待してな(以下略)逆説的にTech3がいかにイケルを支えていたかも感じられて、やっぱほっこりしちゃう。2021年のMotoGPパドックで、イケルの味方はマジでニコチームだけだった…身内以外は。
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・2/17、18にポルティマオでHRCだけのプライベートテストをしたらしい
ー2人はここまでヘレスでのテストをしてきたが、初めて他のサーキットでテストをする機会となった。高速、低速、ミディアムそれぞれのコーナー群と、起伏に富んだサーキットである。2人は晴れた天気の中、SBKとチームへの適応と、マシンの改善を続けた。
ビエルヘはいくつかのアイテムと電制を使ったセットアップに挑戦した。テストの2日目は初日より涼しい気候だったが、ロングランを完走した。
97「このトラックでのホンダ機の感触はとてもいいですね。ここまでヘレスでしかテストしてなかったです。最初は、このトラックで過去に走ったことがないような感じがしましたよ。周回を経て、この感じに慣れていき、自信が持てましたし、スピードと流れをより理解できました。とても楽しめましたね。俺達は電制とバイクのジオメトリーに集中して、他のアイテムやセットアップも試してみました。ポジティブだったことの一つは、コーナーの出口ごとに、向上できたことですね、スムーズで、遅れることなく。昨日の完璧な気候と比べると、今日は予測していたより寒かったですが、ロングランをやりました。俺にとってもチームにとっても有用なものでしたね、その間どうなるのか、どんな感じがあるかを確認することは。2日を終えて、大変な量の周回を終えて、多くのデータを集められました、技術者達が次のテストに備えるための手助けになりますね。今回のように続けていく必要があります。正しい方向性でうまくやっていけてますからね」
ーレクオーナは新しいアイテムをテストするのと同じく、ピレリのタイヤへの適応に集中した。
7「オレはすっごく喜んでるよ、この2日間を通じてとても向上できたからね、オレのバイクの感触についても、バイクの全体的なパフォーマンスについてもね。木曜日はタイヤについて作業して、新しいアイテムもテストしたよ。とても一貫してラップタイムをだせるよう、いい前進ができるようにね。今日の天気はちょっと優しくなくて、寒くて風もあって、アスファルトも昨日よりかなり冷たかったんだ。でも関係なくいい進歩ができたことはよかったね。ヘレスとここは全然違うトラックなんだけど、どっちでもバイクに同じ感触を持てたことはうれしかったな。いい点と、改善すべき点っていうのは、本質的にはどっちのサーキットでも同じだから、これはオレたちの方向性が明確だってことだね。今はヘレスに意識を向けるよ、このやり方で続けていくからね」
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・ポルティマオのテストについて補足記事
https://www.speedweek.com/sbk/news/188242/Honda-Erfreulicher-Superbike-Test-in-Portimao.html
→ここによると
・2/22、23にHRCはヘレスでまたテストするらしい
・タイムは非公表
https://www.speedweek.com/sbk/news/188248/Honda-Test-in-Portimao-Vierge-schneller-als-Lecuona.html
→ここにはホンダはタイムを公表してないけど、「speedweekが有力な情報筋」から得たタイムが書いてある。ビエルヘの方がまだタイムが上。
Combined times Portimão test on 8/9 and 17/18 February
1. Toprak Razgatlioglu (TR), Yamaha, 1:39.616 min
2. Jonathan Rea (GB), Kawasaki, 1:39.851
3. Alvaro Bautista (E), Ducati, 1:40.055
4. Alex Lowes (GB), Kawasaki, 1:40.335
5. Andrea Locatelli (I), Yamaha, 1:40.674
6. Xavier Vierge (E), Honda, 1:40.690
7. Iker Lecuona (E), Honda, 1:40.855
8. Philipp Öttl (D), Ducati, 1:41.061
9. Michael Rinaldi (I), Ducati, 1:41.143
10. Christophe Ponsson (F), Yamaha, 1:42.374
11. Luca Bernardi (I), Ducati, 1:42.961
→「ライバルの1人はチャビ」というのは、ただのチームメイトをヨイショするリップサービスではないのかも。ちなみに一発タイムについてはエースの方が少し劣る(予選が良くない)のは去年のHRCも同じ…
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・おまけ
現地にアーロン・カネットがいたらしく、2人の走行する動画をインスタに上げていた。土日にMoto2とMoto3のテストがあったため、金曜に現地にいた模様。
カネットとイケルはガキ仲間っぽい雰囲気で仲良し。
…と言いつつカネット写ってなくてごめんw(カメラの右側にカネットがいた)
激かわ天使時代からのライダー仲間。
カネットは今年、ポンスレーシングか。チャンピオン争いするんだろうか。
仮にチャンピオンになったとして、あの凄まじいタトゥーで最高峰に上がれるのか。日本のメーカーのワークスは採りたがらなそうに思える。あそこまでいくと日本人は(日本メーカーのエグゼクティブ達は)メーカーの顔に据えたがらなそう。クアルタラロのレベルが限界値か?カネットがその限界点突破したらそれもまた一興。
欧米ではお土産にキーホルダーを買うような感覚でタトゥー入れるから、カネットも大人気なので、海外メーカーは採用しそう。
まあまずはサテライトからか。
…まあまずは今年チャンピオン争いするかどうかかw
(私自身はカネットが最高峰に上がってくれたらいいなあと思っている。私は肌が白くてアングロサクソンの血が強めなスペイン人の顔立ちが好きなんだよね。イケル、ポル、ラミレス、ガルソ、ゲバラetc。イタリア顔が実は全然好きじゃなくて………一番人気ある黄色の人も残念ながら顔立ちは全然好みじゃない。マリーニとブレガはハンサムだと思う。モルさんはイタリアというよりブラジル寄りな印象、かわいい。フランス人は……過去からずっとニコ以外かっこいいと思ったことないなあ…ニコを見た時、こんなかっこいいフランス人いるんだ…ってびっくりしたくらい。あ、去年のGPチャンピオンはイタリア系で、顔も鼻のあたりがはっきりイタリア顔だと思う。好みじゃないwなお私が一番好みなのは昔からイギリス顔と醤油系の日本顔。SBKはキャミアさんはじめイギリス人多くて眼福。というわけで、グリッドにスペイン人、イギリス人、東アジア人が増えてほしいという、ビジュアル重視ルッキズム女の超勝手な願望。)