◆Tech3公式 ニココメ翻訳メモ。
・事前
ニコ「アルゼンチンのグランプリに向かうことはとても特別なことです、モータースポーツへの多大な情熱がある国の一つで、MotoGPへの熱意を実感できる場所です。ブラジルやチリやウルグアイなど南アメリカ中からバイクでファンが観戦に訪れます、そしてテルマス・デ・リオ・オンドはバイク好き達の集まりになり、パーティになるのです。レースの面では、アルゼンチンの(コース)レイアウトからなにを期待できるかは本当にわかりませんが、2023年のパッケージとピエラモビリティグループのラインナップがあれば、我々はうまくやれると思っています。残念ながらポル・エスパルガロはアルゼンチンへ移動できませんので、我々は完全にアウグスト・フェルナンデスに集中します、彼はポルティマオで初めてのMotoGPレースで素晴らしいことを成し得たばかりです。彼は強力なレースを通してすでに多くの経験を得て、ポイントを獲得しました。我々は今週、アルゼンチンで彼が何をできるかを見ることを楽しみにしています」
・アメリカGPからポル代役にTech3卒業生(しかもニコ担当)のヨナス・フォルガーが抜擢された件
ニコ「ポルが完全に回復するまで時間を要することは明白です。我々の思いは彼と共にあり、常時連絡を取り合っています。ただ、彼が万全となるまで、ヨナスのテストとMotoGPでの経験は、代役に最適だということになります。我々は数年前に彼といい思い出があります、セパンではプレシーズンテストをしました。彼は素晴らしい人で、彼が戻ってくることを我々は嬉しく思っています」
・土曜
ニコ「アウグスト・フェルナンデスは今日初めてスプリントレースを完走し、いいパフォーマンスをしたと言えます。ルーキーにとって容易な週末ではありませんでした、プラクティス1では路面の状態はミックスで、プラクティス2では転倒があり、それから今朝もまた天候は助けになるようなものではありませんでした。それら全てによって、彼がレースペースに集中することは難しくなっていましたから、彼は今日、スプリントの間にアルゼンチンのレイアウトでのRC16を真に理解したのだと、私は思います。先週のポルティマオと同じように、周回ごとに彼はリズムを向上していましたし、間違いなく明日のレースへの自信を得たでしょう。全体として、チームのために彼は堅実にやりました。あと私は、ブラッド・ビンダーの信じられないような優勝をお祝いしたいです、ピエラモビリティグループ全体にとって驚くべきことをやりましたね」
・日曜
ニコ「ガスガスファクトリーレーシングTech3のライダーであるアウグスト・フェルナンデスにとって、また強力なレースのフィニッシュになりました、MotoGPでは初めてのフルウェットレースでポイントを獲得しました。トップから20秒以下の差でフィニッシュしたのは、このような状況においては彼にとって良い結果です。アウグストはテルマス・デ・リオ・オンドでもまた堅実な週末を過ごし、セッションごとに向上していきました。今もまだ学習段階にあり、全く違ったコンディションの2回のレースから多くの経験値を得ました、素晴らしいチャンピオン達とのバトルの場面もありました、これは彼をこれからもっと良いライダーにしていくことでしょう。彼はチャンピオン達から遥かに離されてるのではないのですから、本当にポジティブな兆候です。我々のルーキーへ、この週末を祝いたいです、チャンピオンシップをとても良く始めることができています。我々は2週間後のテキサスでも、このように仕事を続けていきます」
→あれだな、中身はKTMであってもGASGASのバイクってことになってるから、メーカーを「KTM」って呼称できなくて、「ピエラモビリティグループ」という長ったらしい呼称で呼ばないといけないんだ……。しゃちょーの名前が入ってるのなんかやだなあー。(ホンダユーザーが言うのもなんだけど…)
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◆映像メモ
Elfのニコ動 https://mobile.twitter.com/ELFxRacing/status/1641737751161708546
→ニコ「アウグストに時間を与えたい。簡単に乗れるバイクではないので、1年を通して成長してほしい」と一言出演。
…………時間を与える……ニコが言うと重みがある。過去イケルになにがあったのかをよく理解しているニコが言うとな…。ニコ、アウグストのことを来年以降も起用してやりたいと思って、この言い方なんだろうな。
アコスタがMotoGPテストをシーズン前に予定するくらいには来期の昇格が濃厚な一方、アウグストは来年の契約がまだなく、グイドッティさんからは「来年のことは考えないで今に集中しろ」と言われているそうだ…。(URLメモらなかったが3月ごろにspeed weekに載ってた)
KTMはイケル、ペトルッチ、ガードナー(この人だけは結局マネージャーがやらかしたことが原因だけど)の放出で、世界中からクソ叩かれてきているし、それを反省するようなコメントもたまにはしてるので、今のところ非の打ち所がないアウグストまでも1年で放出するなんて、さすがにしないと思うんだけど…さすがにね?
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◆キャプ
・FP2
アウグスト転倒で転げ回るのを見て嫌な汗をかくニコたち。
………こんなボックスの奥に控えてたら、現場ではどう頑張っても見えなさそうだ。
今気がついたけど「FP2」じゃなくて「P2」って表記になったのな??Pだけだと「position」と混同する。なんでわざわざわかりにくくするの…。
・FP3………じゃなくてP3
アプリリアワークスへのスパイ活動草。
・Tech3のストーリーズ
つまりニコはライダー席の近くやら、ボックスの奥やら、ピットレーンやらをウロウロしているということがわかる。現場でもスタンド席からチラッッとは見れるかもしれない。
金土日と動くニコの供給があってよかった。国際映像もSNSも、去年の映らなさが異常だった……。
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◆気になったニュース(ここだけSBK)
・カタルーニャテストにて…。イケルのお顔がボコスコになってるーッ!!(悲鳴)
https://www.speedweek.com/sbk/news/205999/Iker-Lecuona-(Honda)-Als-waere-er-verpruegelt-worden.html
7「ボクサーみたいでしょー(笑)
足を骨折したかと思ったよ、病院の人もみんな最初はそう思った、足の真ん中が紫色になっちゃってたから。でもすぐに歩けることに気が付いたんだ。無傷じゃないけど大丈夫ではあるよ。問題は、グラベルに最初に転がった後なんだ、バイクがオレの脚に落ちてきて、痛かった…。ほんとに怖かった…。顔のアザはグラベルで5、6回転がったことによるものだね。ヘルメットのバイザーが開いちゃって、砂利が当たったんだ。右目を3針縫う必要があった。
最終的にはテストにも、病院からどこも骨折せず戻ってこれたことにもハッピーだよ。顔がこんなじゃなければ、また乗ってたと思うよ。
バイクにいい感触が持てて、全てがうまく行ってるように感じられた。バイクはよく機能してるよ、アッセンはすごく自信があるね。去年、あそこでSBK初の表彰台を取れたんだ、今年オレ達はもっとポテンシャルが上がってる。表彰台を戦えると思ってるし、トップを狙う準備はできてるよ。新しいパーツは全部いいし、アラゴンでの発見はここで確認できたしね」
→顔が大変なことになってるだけで、あとはどうってことはないということらしい………。でもイケルくんのかわいいかわいいお顔がぁっ………!こんなひどい状態でもテストの感触良好でニッコリ笑顔なの、ほんとけなげでかわいい………。
→しかもボコスコの顔でSBK公式の動画インタビューもちゃんと受けている。
→「日本人技術者に意見を求められている」ということをいつもインタビューで口にするのは、それを誇らしく思っているからだと思われる。かわいい。
・そのカタルーニャサーキットなど、サーキットの安全性向上を訴えるイケル
7「毎年タイヤとバイクは改善されてて、ライダーはもっと速くなれる。MotoGPではエアロダイナミクスもあって、問題をより大きくしちゃうんだ。あっちのバイクはもうちょっと速くて、ライダーのブレーキングは遅くて、カーブの速度がより速い。オレ達の問題はそこまで大きくないけど、バルセロナ(カタルーニャサーキット)の第一コーナーには時速325kmで到達する。もしそれで転倒でもしたら、即刻コースの端まで吹っ飛ばされるよ。多くのコーナーで、壁が近すぎて、すごく危ないよ。こういうサーキットでレースできないって言ってるわけじゃないよ。でも古めのサーキットでは安全性を向上させないといけないのははっきりしてるよね」
ー一部のサーキットではランオフエリアを容易に拡張できる。例えばモストやイモラだが、その一方で拡張が困難なコーナーもある。
7「それははっきりしてる。でもそれが無理なら、オレ達はそこに行けないよ、だってオレ達にとって危ないんだもん。」
ー興味を持つ主催者が並んで待っているようなF1とMotoGPに比べると、SBKのサーキット選択は、自由ではない。
逆のやり方として、バイクの速度を落とすというアプローチもあるが、レクオーナはそれを実現可能だとは思っていない。
7「時速300km以上で走れば、300か350かの違いは感じることができないものだよ。だからMotoGPのエアロダイナミクスがいいと思えないんだ。あれはエモさも伝わらないんだよね。SBKではもっとバトルがあって、レース中の接触も多いんだ。MotoGPではほぼ無理だよね。でもストレートで時速30km落とすべきだとも言えない。バイクと同じようにタイヤも改善されていってるし。ラップタイムの改善はバイクよりタイヤにかかってるんだ。ピレリはタイヤを改善したがってる、ホンダがバイクに対してそうしてるようにね。全メーカーがチャンピオンシップで勝つためにそうする。それを止めることはできないんだよ」
7「バルセロナ(カタルーニャサーキット)含め、多くのトラックに危ないカーブがあるよ。Moto3にはいいよ、Moto2には狭い。そしてMotoGPとSBKにはランオフエリアが狭すぎる、オレ達はすごく速度が速いから。オレは何度も壁にぶつかったことがあるよ。…バイクについては言いたくもないな」
→イケルが口にしたくもない、壁にぶつかったバイクの姿の一例がこれ…無惨……。
にしても、やっぱりイケルのインタビュー記事はダントツで話が面白いな。
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◆個人の感想
・午前のセッションはリアタイ、午後は翌朝に見た。SBKでもそうなんだけど、リアタイでないってだけで、全然集中できないのは不思議だ…。ネタバレは全部、踏まずに済んだ…。
・土曜に本気出すと日曜に本気出さなくなるビンダーかわいい
・フォルガーといえば、ニコのクルーチーフ時代9年の間に、唯一、表彰台を取った担当ライダー。
当時はヤマハだったのだけど、KTM(実質)になってからフォルガーとポルが戻ってくるのはご縁があるのだなあと思う。(Tech3勢がKTM側に推薦したとか?)
こういうことがあると、やはりイケルのカムバを一瞬妄想するけど………Tech3がKTMに乗ってる限りは絶対戻ってこねーんだろーなあーーー…って現実的になってしまい、妄想が捗らない。
Tech3がヤマハを捨てたようにKTM捨ててホンダに乗り換える未来があればワンチャンなきにしもあらず??でもホンダは出光枠が絶対必要なので、ドルナのサテライトをこれ以上増やさない方針がある限りは、elf枠のTech3は無理だろう。考えれば考えるほど無理な理由を無限に思いつくわww
そして 戻ってほしいと思っても戻れないので
ーそのうちカーズは 考えるのをやめた
(ドォーン)