NOZOTOWN

MotoGP/WSBK/Rebel250/台湾/音楽。Tech3チームマネージャーのニコラス・ゴヨン様を爆推しする。

台湾旅行2022年12月(台北、板橋、高雄)その1

台湾でも10月から隔離期間が撤廃されたので、早速、旅行に行ってきた。私の訪台は2019年の12月以来。長かった長かった……

 

◆今回のスケジュール

1日目の昼過ぎに台北松山空港に到着して1泊。

2日目の朝に高速鉄道台北から高雄に移動して1泊。

3日目の午後に高速鉄道で板橋に移動し、観光後に台北へ行って2泊。

4日目はまるまる台北で過ごして5日目の午後に台北松山から羽田に帰る。

というもの。

高雄行きの航空券がやたらめったら高いので、台北入りにしたのだが、私は高雄のほうが好きだし、今回最大の目的が高雄の鈴鹿サーキットパークなので、こういう日程になっている。

 

羽田空港

行きの羽田空港では特になにも変化はない。コロナ前と違うのはマスク付けっぱなしということくらい。目新しいこととしては、Diorの単独店舗を初めて見た気がする。今調べてみたら、まさに今年10月にオープンしたばかりだったらしい。逆に、TIAT内のシャネルは休業中だった。

値段は見てないが、まあ免税店なら普通に定価の2割引きとかなんだろう。(DiorYSLについては公式通販がサンプルとノベがてんこ盛りでお得だと気が付いたので、もう免税店では買わない……)

 

帰りの羽田空港は、事前にVisit Japanの登録を済ませておけばスムーズ。到着ゲートの近くで青い画面を職員に見せるだけで、あとは過去と同じようにイミグレ通って、スーツケースをピックアップして、税関通って解放される。Visit Japanの事前登録はめんどくさかったけど、登録してない人は台湾で帰りの飛行機に乗る時も、羽田に着いた時もめんどくさそうだった。彼らはどこかに連れてかれていたので、その後どのようになったかはわからないが、台湾の空港内では言語の壁もあるから、よりめんどくさそう。よいこは素直にマイナンバーカード発行して、ワクチン接種して、Visit Japan登録しような!

帰路の目新しいこととしては、スーツケースピックアップの時に、動植物検査犬のビーグルが来て、手荷物を嗅ぎ回る。初めて見た!かわいいんだけど、すごい厳しい目つきをした犬だなあ……と思っていたら、私の荷物を「こいつだ!」とばかりにクンクンクンクンやってくるww手荷物で持ち込んだ、卵焼きの挟まった厚焼餅を嗅ぎ取ったらしい。肉と野菜だけでなく、卵料理(持ち込み可能)にも反応するよう訓練されてるそうで。すごい精度だな……。空港職員に荷物の中身見せなきゃならなくなるので、それがいやな人や、急いでる人は、卵入りの食べ物を持ち帰らない方がよさそう。そうしなかった私は、タロイモチップスだらけの手持ちカバンを見せる羽目になった。

タロイモ禁断症状に苦しんだ3年間だったもんで……

(日本にももっとタロイモを!!!!!日本の企業!タロイモでビジネスチャンスだよ!!)

 

◆旅行中のコロナがらみ

台北松山空港に到着すると、抗原検査キットが配布されていて、2日に1回、自主検査をして陰性なら外出してよいということになっている。「綿棒で鼻ぐりぐり薬を入れたチューブに綿棒を入れる検査のプレートにその薬液を垂らす→15分待ってラインが出るかチェックする」だけの簡単検査なので、そこまで苦にはならない。(付属の説明書は英語と中国語のみ)

 

台湾と日本は、コロナ対策のレベルがほぼ同じだった。公共の場ではみんなマスクを常時つけている。お店やホテルの出入り口に消毒用アルコールが置かれている。飲食店のテーブルに透明な仕切りが設置されている。日本と同じように過ごせばよい。12月現在、野外ではマスクを外してもOKな日本の方が俄然ユルい。日本では至るところで増えているノーマスクの人も、台湾では見なかった。

 

コロナ除けのせいなのか、外国人観光客がまだ減ったままなせいなのか、飲食店の客が少なくなってた印象。特に内用(店内での飲食)の客。行列のできる有名店の列も、わりと短くなってる。外帯(テイクアウト)は増えてる様子。

私が見た限り、特に顕著だったのは

台北 寧夏夜市の飯團屋(2つある内のものすごい並ぶ方)→行列が激減

・高雄 MRT市議会駅近くの興隆居行列が激減

・高雄 苓雅夜市の水餃大王と南豐魯肉飯内用がやや減り、外帯の行列は果てしなく爆増

・至る所の全聯福利中心精肉コーナーが以前よりも充実した印象。あと建設中の店舗をよく見かけた。(台湾に自炊派が増えてそう)

 

なお阜杭豆漿は今も行列で、平日9時台で、MRT善導寺駅5番出口まで行列できてた。(そこから並んで会計終了まで、40分かかった)

 

台湾高速鉄道(TSR)

今回、初めて利用した。

KKDayで外国人用の乗り放題パスを9000円くらいで事前に購入できる。私は「3日間乗り放題パス」を購入。購入後に送られてくるKKDayからのメールやPDFに書いてあるバウチャーコードみたいなのが重要な様子。駅の有人チケット売り場でそのコードを見せると、紙のパスが貰えて、新幹線の指定席を予約してもらえる。この時も、改札内に入る時も、パスポートが必要。KKDayでの乗り放題パス購入の時に登録したパスポート番号と、実際に提示するパスポートの番号が違うと、多分アウトなんじゃないかなあと思う係員さんがすごい厳密にチェックして控えを取っていた。なお、係員さんとは簡単な英語でやりとりをする。日本語は無理。「どこまで行くのか?今日行くのか?もう乗るのか?」というような質問をされるので、口頭で答える必要がある。目的地だけは、左営=ツォイン、板橋=バンキャオというように、北京語の読み方っぽく言えるようにしておくとよい。うっかり「さえい」とか「いたばし」と言ったら多分通じない。ま、筆談すれば全て解決するのだが。漢字文化は面白いね。

 

乗り放題パス、という名前なので、てっきり自由席に勝手に乗れ、的なものかと思ってたら、乗車のためには、このように有人チケット売り場に行く必要があるので、ちとめんどくさい。なので、台北〜板橋などの中距離ならば、私なら悠遊カードをピッとするだけで乗れるMRTか台鉄か路面バスのどれかを選ぶ。高雄(左営)台北の距離なら、高速鉄道はたった1.5時間で到着するのでとてもいい。(お値段半分くらいの高速バスで移動したこともあるが、高雄ともなると半日くらいかかる。景色はゆっくりと楽しめるが、郊外に出ると、あんまり台湾感がなくて、どこも変わり映えがしなくて、さほど楽しくないんだよね…)

 

なお乗ってみると日本の新幹線とほぼ同じ。川崎重工が技術提供してるとかなんとか。車内の静けさ(車両的にも乗客的にも)も日本くさい。日本の新幹線と同様に、車内販売もある。つまり、日本人にとっては「普通」。目新しさが感じられず、海外旅行だ!!っていうテンションは上がらない。その点は、高速バスか台鉄のほうが風情があっていい。移動時間は倍以上かかるけど。

 

◆ホテル

今回は一人旅ではなく、私と同じく台湾中毒の母連れ。よって1人の時よりもいいホテルに泊まれる!台湾のホテルは1部屋分の値段なので、2人で泊まれば実質半額だからだ。いつも1人だと一泊700010000円を予算としているけど、2人ならその倍の価格の部屋に泊まれるので、オークラに泊まれちゃう。現地のものを食べるために、ホテルの朝ごはんは基本的につけない。

 

1泊目:オークラ プレステージ台北

安室様とかPerfumeとかが訪台すると泊まるあれです。空港からタクるとき、「オークラ」って言ったら運転手にはまったく通じなかった。しかし漢字表記のメモを見せたら、秒で把握してもらえた。公式のアルファベット表記はOkuraなわけだが、現地民は普通に北京語読み(ダーチャン、みたいな?)をしていて、オークラと読む意識はない模様。「Tech3はテックスリーか、テックトロワか問題」みたいな……。私はビデオパス民なので英語読みが体に染み付いてしまい、即座にトロワと呼称することはできないのだが、イケルが常にトロワ呼称をしていたあたり、恐らくクルーが母国語のトロワ呼称をしているのだろうし、正式名称なのだろうと思っている。ま、私はテックスリー読みとオークラ読みから抜け出せないのだが。

……ものすごく話が脱線したがオークラの話。

「見せてもらおうか、台湾の5つ星の性能とやらを!」というつもりで宿泊してみたのだけど、もうね!最高だった!ドアとか壁とか水回りとかインテリアとか、至る所がクラシックで上品で可愛くて、部屋に入ったらもう、テンション爆上がり。理想のホテル。ホテル・オブ・ホテル。

お風呂に無駄にテレビ付いてたwあとカーテンが電動!ゴージャス〜。

お部屋に用意されていた、ホテル併設ベーカリーで作られている、かの有名なパイナップルケーキもとても美味しかった。クッキー部分はサクサク系でチーズもやや強めで餡はさっぱり甘くて酸味はほんのり。(ちなみに、比較するとサニーヒルズは、クッキー部分がホロホロで、餡の酸味が強めで、繊維がごっそり入っている)

なお、フロントで日本語が通じたり、通じなかったりする(英語オンリーの人もいる)

 

2泊目:高雄 ホテルDua

MRT美麗島駅から徒歩数分。美麗島の駅前の郵便局の真裏。とにかく駅からめちゃ近くて便利。ホテルから一番近い駅の出入り口に、ちゃんと上り下り両方のエスカレーターがあるのがありがたい(どっちかしかない出入り口も結構あるからね…)

駅近ということは、周りにセブンも屈臣氏もあるし、美麗島には美味しい店も夜市もある。近所に全聯が建設中なので、完成したら言うことなし。最高。

ホテル自体もきれいで、照明暗めで、モダンなかんじ。

この画像だと見切れちゃってるけど、なんか枕がやたら巨大だったw

唯一、残念だったことは、過去にあったらしい謎の陽気な金色の仏像?がなくなってたことだ……(このホテル名で旅行記ググるとたくさん写真が出てくる)

 

3泊目、4泊目:台北 レオフーレジデンシーズ

オークラの斜め向かいにあるホテル。今回、高雄泊を挟むにあたり、1泊分の荷物だけをボストンバッグに詰めて、スーツケースはレオフーに預けてから高雄に向かった。レオフーが快く了解してくれたおかげで、荷物が減って助かった。

ここは過去にも宿泊したことがある、超お気に入りのホテル。全部屋にミニキッチン、ドルチェグスト、電子レンジ、ドラム型洗濯機があるのが魅力。洗濯機を回しながら、美味しいコーヒーを淹れ、外帯したものをレンチンして食べつつ、「あたしンち」を見るとかいう、最高に快適な滞在が実現可能。(3年ぶりの台湾だが、今もあたしンち放映されてて安心した。台湾では永遠に放映され続けそう)洗濯できるよう、アメニティとしてアリエールジェルボール1つ提供されるという有能ぶり。(しかも2泊目にも補充してくれてた)

 

あとテレビにはYouTubeアプリが導入されてるので、好きな動画を流しっぱなしにすることもできる。もうこれは家だよ……ガチのレジデンスだよ……。次は買い物、飲食、あとはホテルにこもってYouTube漬けで飲んだくれる、みたいな滞在をしたい。(って常々言ってるけど絶対できない、外に出ちゃう…)

なんか朝ごはんが勝手についてきてた。過去は選択制だったはずだけど。レストラン併設とかではないので、選択した時間帯に、お部屋に朝ごはんを持ってきてくれる。

スケジュールの都合、初日だけ食べた。めっちゃ和食。現地民宿泊者向けチョイスなんだろうなあ。

 

◆天候

台北はずっと小雨が降ったり止んだりしていた。まあ1112月の北部は天気悪いよね……過去も毎回そうだった。昼間の最高気温は16℃とかで、長袖2枚の上にレザーのライダースジャケットを着て適温だった。湿度が高いせいか、日本の刺すような寒さはないけど、それなりに寒い。

一方、高雄は2日間とも晴れだった。最高気温24℃とか。暑くもなく寒くもなく最高の天候。一年中こうだったらいいのにな〜っていう理想の天候。っっぱ南部よ!!!半袖Tシャツに長袖の薄手パーカーを着て適温。

今後、冬は南部だけを攻めることにします。

 

台北松山空港

本当に立地がいい。中山エリアからタクシーで15分とかで着く。桃園みたいにイミグレで死ぬほど並んだりとかもしない。常客証を使う必要もない。松山と高雄のこれが最高に好きで、たまに他の国のイミグレに並ぶと「……やっぱ次は台湾だな」と思っちゃう……(桃園も常客証使えば早いからね!台湾快適すぎ!)

桃園よりも規模が小さい空港なので、メリットは敷地内で道に迷わないこと。(と言っても、松山からは国内線が出ているので、それを把握してないと迷う人もいるかも)デメリットは空港内のお店が少ないこと。Simカードって松山は中華電信しかないんだっけ……?今回、中華電信しか見当たらなかった(台湾大哥大のほうがちょっと安いので、いつもはこっち)

あと、セブンと併設されてたコスメドがなくなって、イートインスペースになっていた。

その一方で新しい店もできていて、前よりちょっと充実していると感じた。

1階にある香港料理を出してる新東陽のお店(ANAのカウンターの前)は、滷味を出すようになっていた。前なかった気がするんだよね。今回はタイミングが合わず無理だったが、次は食べてみたいところ。滷味は煮汁の八角の強さ次第で好みが分かれる八角がそんなに好きでもない私にとっては自分の舌に合うかどうかの博打と化すので、挑戦には勇気が必要w空港内なら外国人向けに八角を手加減してくれてるんじゃないかと期待してる

免税店エリアでは、搭乗口の並びに、來好や誠品生活で売ってるようなオシャレMITグッズのある店舗ができていた。これはとても嬉しい。多分、1人で来たら暇を持て余して財布の紐が緩むやつ。

あとYSLのコスメ専門店と、ジョー・マローンも新しくできてた。値段は見なかった。どうせ外資の化粧品は日本の免税店で買うのが一番安い。円安だし台湾で買うメリット絶対ないっしょ。なにしろYSLは公式が太っ腹で一番満足できるのでおすすめ。YSL公式サイトでボリュプテに推しの名前を刻印してもらうというヲタ活がマジおすすめ。我が家は「♍︎ ニコラス」とか「♑︎ イケル」とかって書いてあるボリュプテが増え続けてるw

あと、その並びの一番奥にトイレが新設されてて、照明とかカッコよかったので入る価値があるw

 

で、チェックインと出国の手続きは、ほぼコロナ前と同じ。チェックイン時にVisit Japanの青い画面を見せるという手順が1つ増えたくらい。カウンターのおねえさんは画面の下の方までチェックしていたので、画面キャプだけでなく、ちゃんとVisit Japanのサイトにアクセスできるようにしておいたほうがいいなと思った。

 

(つづく)