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MotoGP/WSBK/Rebel250/台湾/音楽。Tech3チームマネージャーのニコラス・ゴヨン様を爆推しする。

ICLの手術を受けた体験談

ICL=Implantable Contact Lens=埋め込めるコンタクトレンズ

 

眼球を少し切って、そこからコンタクトレンズを眼球の中に埋めちゃうということ。

 

レーシックに比べると体験談が少ないので、ネットの海に放流しておく。受けようかどうか興味を持っている人の元に届け!

 

ー手術前のスペック

近視を発症して20年ほど。この20年間、メガネとソフトコンタクトで生活していた。コンタクトレンズ1年くらい使える、非使い捨てのものを主に使用。たまにワンデーも併用。手術前の視力は、両目とも0.1未満。健康診断の結果に、「0.1未満」としか書かれていないから細かい数字はわからない。

左目の乱視が強めに出ているので、左目だけ乱視矯正をしていた。乱視用のコンタクトレンズは、向きを正しく入れなきゃいけなくてめんどくさい。あとレンズに少し厚みが出るので、非常に装着感が悪い。これが本当に嫌だった。しかも長年使用していた製品が製造中止になって、後継品は一層、装着感が悪くなった。それを数日使用せずに保存液に放置したら、なんかカビ生えた!コンタクトにカビが生えるとか、愕然としたわ……。そこで非使い捨てコンタクトレンズの使用をやめ、レーシックかICLを検討することに。

 

ーレーシックか?ICLか?

レーシックを受けた上司は絶賛していた。「手術はコンピュータ制御で施術されるから、人間の手元が狂ってミスするなんてことはない」というところが魅力に思えた。しかし「老眼が出始めたタイミングで見えづらくなり始めたからまた手術したい」とも言っていた。数年したら私も老眼が始まる心配が必要かもしれない。何度も手術を受けて、そのたびダウンタイムだの検査だのが発生するのは面倒だ。

 

ICLの身近な経験談1つだけ。若い中国人の同僚が、3年くらい前に日本で手術を受けていた。もうそれだけで私には信頼感がある。情報強者がICLを選んだのだ、という安心感。彼も言っていたのだが、ICLには「可逆性がある」というのが魅力。現実には、「視力が合わないから術後に取り出し手術を受ける」というケースは限りなく少ないようだけど、最悪取り出せるのは間違いない。それにレーシックと違って、角膜を削り取るわけではないというのも安心感がある。同僚は、手術からほんの数日後に仕事に復帰して、その日の午後に目が痛いと言って早退していたのは気になったが……。それ以降は何の問題も出ていないと言っていた。ただ、もうその子は退職しちゃったんで、今の状態は知らないけど。(中国人の転職の早さよ……)

 

表題の通り、私は結局ICLにした。やはりレーシックの、経年でまた視力が落ちる可能性がデメリットだと思ったことが一番大きい。それなら1回の施術額が高くても、長く維持できる方が楽だ。

 

なお日本でのICL手術には、豚のコラーゲンから作られたレンズが使用される。インドではアクリル製らしいが、曇りが出やすいらしい。というわけで私の目の中には豚さんが入っている🐖

 

ーお値段

両目で60万円ちょい。計測の結果、片目の乱視矯正は必要と判断されたため、その分、少し値段が上がっている。乱視なしだと5万円くらい安くなる。

60万、一般市民にとっては決して安くはない。カブ1102台分、って考えるとものすごい高く感じる。でもレブル1台分って考えると、なぜか安く感じる!ふしぎ!(それは私がレブルを使い倒して大満足しているからだ)

レブル1台分で、この手術したら、コンタクトの装着感の悪さだの、コンタクトを着脱する手間だの、ケア用品の手配だの、眼鏡の曇りだの、拭く手間だの………色々なめんどくささから解放されるなんて……プライスレス!!

 

ー事前検査

ICL手術をやっている病院は限られる。眼科ならどこでもやってるわけではない。どこでやってるのかは、ネットで調べた。いくつか検索に引っかかったので、その中からシンプルに、最も自宅から通いやすい病院を選んだ。鵜呑みにするわけではないが、口コミもよかった。

 

初回検査時、ソフトコンタクトは1週間以上付けていなかった。あと検査に備えてアイメイク、コンシーラーはせず、眼鏡で行った。(こういう時マスク生活はいいなって思う)

ICLの「相談」で予約を取ったが、検査時に視力の測定技師から「今日はちょっと相談ですか?もしくは強い意志でICLを受けるつもりで来ましたか?」と聞かれ、「強い意志で受けたい!」と伝えたら、その日のうちに詳細検査まで完遂してもらえた。全部で2時間ほどかかった。角膜の量も調べられる。1回のコンタクト装用時間が長い(over 12時間)から、減ってそうだなーと気になってたんだけど、十分手術を受けられるレベルと言われた。

精密な検査のために瞳孔を開くような目薬を複数回差される。それによって、その日はずっと目のピントが合わなくなる。裸眼だと手元が見える。眼鏡だと手元が見えないけど、遠くは見えるという、不思議な状態になる。(大昔、初めて眼鏡を作った時も眼科でこんなかんじの検査をした覚えがある)検査の後は、PCで仕事をすることは不可能。なにしろ、瞳孔が開かれるせいで、光るものや白いものが眩しい。野外では目をまともに開けてられない。快適とは言えない状態なので、検査が終わったら寄り道もせずサッサと帰った。(今になって、サングラスをかければよかったんじゃないかと思ったが、それだと眼鏡かけられないし対策は不可能)

なお事前検査が無料だった。手術翌日と翌週の検査も無料だった。手術費に含まれているとのこと。(どのタイミングから事後検査が有料になるか不明)

 

ちなみに、測定の結果、それまで使っていた眼鏡とコンタクトは過矯正だと言われた。これだと遠視みたいになってしまうって言われた。確かに遠くは見えるけど、スマホを見る時はなんかピント合わないなーとずっと思ってたよ……PC仕事するにあたって、モニターの距離の細かい文字を見るのにはよかったんだけども。

 

ー手術日決定

手術日の時期をおおよそ決めてから、埋め込むコンタクトレンズをその日に合わせて取り寄せると言われた。私はシフト制の仕事のため、その時点で数週間先のスケジュールを決められておらず、すぐには手術日の確定はせず。後日、電話で日程を決めた。この辺、普通のスケジュールの会社員なら楽でしょうね。

 

ー手術前日まで

なにもすることはない!もらった説明リーフレットには「3日前から消毒の点眼をする」と書いてあったが、もうやらなくなったと言われた。あと、数日前からコンタクトの装用を止める病院もあるようだが、私は当日もコンタクトでいいと言われたくらいだ。というわけで、本当に何もせず手術日を迎えるだけ。私の行った病院は、ネットの体験談よりもかなり手間が省かれていた。こんなに楽だと判明していたら、ICLはもっと普及しそう。

 

なお、手術前日に「風呂入れよ!髪洗えよ!爪切ったか?」という注意がある。手術日に入浴禁止になるため。爪を切るのは理由不明。

 

ー手術当日

どすっぴんで行く必要あり。マスク生活でよかったですね。

手術室に入る前に髪をシャワーキャップみたいなやつにまとめる。フラットになる手術椅子に寝て手術を受けたが、髪は頭の上でダンゴにしていったので、邪魔にならずによかったと思う。

 

右目、左目(乱視)の順で手術を受けた。

リラックス効果のために笑気麻酔を渡されたマスク内で吸いながら手術を受ける。それとは別に、目は目薬式の麻酔を受ける。目薬垂らすだけで、目を切られても押されても痛くなくなるなんてすごいな(小並感)

 

どうも私は、元々麻酔に弱い体質のようだった。笑気麻酔が効きすぎて、泥酔しているような状態になった。途中から気持ち悪くなって、麻酔をかなり弱めてもらった。通常は30%らしいが、20%でも効きすぎていたから、多分最後は10%とかになってたんだと思う。ちなみに、私の前に手術を受けたガタイのいい男性は効きが悪くて50%にしたと医師は言っていた

 

そんな状態なので、手術については、「笑気麻酔が気持ち悪いよω`)」しか覚えてない。

光に照らされて眩しいのも、レンズを入れるために目を切られている(はず)のも、レンズを入れるのも、そのレンズを固定するのも、見えてはいたけど、笑気麻酔で感覚が鈍磨して、全部よく覚えていない。目薬麻酔が効いているから、施術中の目自体は、痛さはほとんどない。瞼を器具で固定される時とか、外す時に、目の周りに違和感があったくらい。あとはずっと押されるような感覚。鋭い痛みとかは一切ない。とにかく、私の場合は気持ち悪さの方がしんどかった

施術中の方の目は開いている。(そうでない方はカバーを被せられている)だから医師の作業の一部はぼやっと見えるはずだけど、ほとんど何も見えない。照らしているライトしか見えない。なんか目の中に入れたレンズが、フワッと広がったのが見えたような覚えはある。

 

手術が終わって椅子が上がると、もう裸眼でも遠くが見えた。ただし、視界の端に光の輪が見えてボヤッとしている。手元は全くピントが合わずボヤボヤで、詳細検査をした時と同じように、瞳孔を開く薬を使ったためらしい。白いものと光るものが眩しい。

手術後にゴーグルをかける病院もあるみたいだけど、私のところはカバー用のコンタクトレンズを入れてもらった。

 

院内で少し休んで、手術代の会計。60………私の人生で2番めに高いカード一括払いになった1番はレブルを購入した時。あとは、数年前に受けた子宮筋腫の手術も、数十万のカード一括のはずだが、会社の健保がほとんど出してくれたので、いくらだったのか覚えていない。

 

23分で笑気麻酔は切れるという話だったけど、切れたはずでも、その後ずっと吐き気が止まらず。無理せずタクシーで帰った。家で少し吐いて、2時間くらい横になった。子宮筋腫の手術で全身麻酔をした時も、麻酔が切れていく時、めちゃくちゃ気持ち悪くなって、ナースコールを押して大騒ぎしたということを思い出した。(結局、あれも時間経過で治った)本当に合わない体質なんだろう。こう2回も同じようなことが起きては、麻酔が完全にトラウマだ。

 

笑気麻酔の酔いに苦しんでいた間、目の麻酔も切れていて、目の中にゴロゴロ系の痛さがあったのも辛かった。

 

しかし術後3時間経過したら、どっちもケロッと回復。

 

ICLほとんど痛くないよ!」ってネットに書いてあるけど、全く痛くないわけじゃないよ?耐えられる痛さだけどね。

多分、笑気麻酔にダメージを受けない体質の人なら、もっと余裕だったのかも。私は気持ち悪さと目のゴロゴロ痛さに、同時に苦しんで、しんどいという印象が強烈だった。とはいえ、いずれもたった3時間で回復している。

私の周りの近視族がICLを検討し始めてるけど、おすすめかどうかは、麻酔に強い体質かどうかによると答える。そんなの、手術歴がないと知りようがないが。なお笑気麻酔の濃度を弱めてもらった後は、施術中の目を押される感覚を強めに感じたから、ないよりある方が絶対いいんだとは思う。

 

術後は、1時間ごとに

・ベガモックス=除菌 赤い蓋。ちょっと染みる

・サンベタゾン=抗炎症 緑の蓋。ソフトサンティア並みのやさしい付け心地

・ネバナック=痛み止め 黄色い蓋。使う前に振る。粘り気がある(だからこういうネーミング?)

3本の目薬を差す必要あり。

その3本を差す時は、それぞれ時間を置かなくてもいいそうで目の中でチャンポンになるわけだが、別にいいらしい。順番も特に決まってない。

 

なお、当日は「絶対に目に水が入ってはいけない」ので、洗顔と洗髪禁止。シャワーは首から下ならOK

まあ、苦痛に気持ちが疲れ果てたので、私はシャワーも省略した。濡れタオルで顔と体を拭いて、さらにコットンにオイデルミン(拭き取り化粧水)を染ませて拭いた。

ちなみに、子宮筋腫の腹腔鏡手術の時も術後3日ほど、風呂と洗髪が禁止だった。この時に知ったのだが、オイデルミンを染ませたコットンで頭皮を拭くと、少しスッキリするというワザがある。便利。瓶のデザインも可愛いし、オイデルミンさいこー。

ちなみに、腹腔鏡手術の時は、真夏なのに3日ほど風呂洗髪なくても平気だった。普段ならこれはありえない。通常そんなことしたら全身痒くなる。恐らく、あの時は体の中の傷を治すために、体の外側の新陳代謝の速度が落ちてたんじゃないかなんて思う。

 

「目に水が入ってはいけない」のは、確認してないが、感染症予防の観点っぽい。帰り道、大雨じゃなくてよかった。

 

余談。(もともと余談ばっかだ)

麻酔の酔いで具合はイマイチだったが、お腹ぺこぺこだった。胃に優しい、お茶漬けを食べようとしたのだが……。電気ポットからお気に入りのどんぶりにお湯を注いだら、ミチッ……という嫌な音を立てて、ヒビが入った。まだ半年も使ってないのに。このシリーズでマグカップがあったから、いけると思ってたんだが、丼とマグとは仕様が違ったようだ。

こいつ→ https://francfranc.com/products/1101090001454

 

こういう時はいつも、私がその日、消化するべきだったなんらかの不運を、代わりに引き受けて死んでくれたと思うようにしている。「形代」的なやつ東京バビロン的なやつ

 

 

ー手術翌日

目が覚めた直後にスマホの時計を見ようとしたら、まともに数字を読めないほど視界がボヤボヤなのでビビる。手元は前夜とあまり見え方が変わらず、ボヤボヤだった。これは時間経過で改善して、徐々に近くが見えるようになっていった。

そして遠いところ。右目ははっきり見える。ただ、眩しすぎて痛い。明るいものや外を見ると、右目の周りの筋肉に鈍痛が走る。心の中のムスカ大佐が「目が!目がー!」と叫ぶ。

左目は、ボヤけが激しい。ただし遠くは見えている。

この日は、よりによって快晴で、日差しの強い朝だった。カーテンを閉めて、サングラスをかけて、モグラのように朝日をやり過ごす。屋外ではサングラスをかけていても目がビリビリ痛むので、日傘も差した。なおこの日も当然、どすっぴん。

 

手術翌日の検診で病院を訪ねる。どこの病院でも翌日検診が必要なようだ。だから、手術を受けるには2連休はほしい。

検査の最初にカバー用コンタクトを外してもらい、それから眼球を見てもらったり、視力や眼圧を診てもらったりした。この検診も、それ以降も、もう痛いイベントは発生しない。

左目がボヤボヤにピントが合わないのは、手術時に使った黒目を広げる薬がまだ効いているせいだと確認してもらった。安心したわ……ズレたりしてないかと不安だったので

先生が、乱視の左目を確認して、その入り方のバッチリさに大満足しているようだった。乱視矯正は角度が大事。先生の反応から、いい仕事したッ!という満足感が伝わってきて、私も嬉しい。

 

この検査以降、3種の目薬を差すタイミングは、13回に減る。洗髪洗顔の許可は出るが、1週間は目薬以外のものが目に入らないよう注意が必要。アイボンとか無論駄目。汗が目に入るからサウナもNG。乱視の方の目を1週間は押さえたり擦ったりしないように注意するよう言われた。バイクは薬が抜けて両目のピントが合って、見え方に慣れれば乗ってもいいようなのだが、うっかりコケて左目を打ってレンズがずれるなんてことになりたくないので、私は1週間は乗らないことにした。

 

なお視力は右1.2、左1.0出ていた。1週間かけてさらに視力が安定するらしいが、すでに生活に支障がないレベルになり、この時点でもう満足。

 

帰宅後は家の中でも眩しいので、ずっとサングラスを着けて過ごす。

手術からおよそ20時間後、左目のボヤけが完全になくなった。見える!!なにこれめっちゃ見える!と感動する。痛さも違和感もない。快適だあああああ!!

一番感動したのは、寝る前に寝室の窓を開けて空気の入れ替えをした時。普段ならメガネもコンタクトもつけてないから何も見えないけど、夜景がはっきり見えて、綺麗で感動した。そしてその見える状態のままで寝れる!ICLやってよかったと実感した。

 

ー手術から2日後

またしても快晴で朝日が刺すように眩しい。

多分、ICLやるなら日差しが弱い冬の方がいい。

部屋の遮光カーテンを開けた一瞬だけ、両目が痛んだけど、その時だけで、もう自然光の明るさには慣れた。光源を直視はできないが、直射日光に当たらなければ問題ない。部屋の中でのサングラスは不要になった。

やっぱり屋外の直射日光は目に刺さるような痛さが両目に走る。外ではサングラスと日傘装備。この痛さは3日で消えた。

ピントは1週間かけて徐々に合っていくらしく、手元が大分見えるようになった。鼻先くらいまではピントが合うので、もう生活に何の支障もない。遠くも、コンタクトがバッチリハマっている時の見え方。家の窓から、今まで気付かなかった遠くの看板とか見えて驚く。

事前に聞いていた通り、明るいもの(電灯とか)を見ると光の輪が見えるようになった。不快ではなく、支障もない。

乱視はバッッッチリ矯正されて、全く気にならなくなった。コンタクトの時よりも綺麗に見える。コンタクトだとずれがちだからね

 

なお、目のゴロゴロ感はこの日、ほぼ完全になくなった。

 

ー手術から3日後

この辺で、ICL手術をしたということを基本的に忘れて生活し始める。寝起きにメガネもかけずに目が見えているのが当たり前になっている。

その状態で洗面所に行くと、自分が裸眼であることに驚く。そしてああ、手術したんだった、と思い出す。

どうでもいいが、寝起きで裸眼で油断し切った状態が、自分の母親にあまりにも瓜二つでビビる。これだけは、その後も慣れていない。コロナで引きこもってる間に、なんか見た目の加齢が進んでいた。それを視力矯正によって目の当たりにした。しょうがないから、たくさんコスメポチっちゃった!(ω)b(ただの浪費の言い訳)

 

この日、手術後初の仕事。PCモニター上の細かい文字が見づらい……まだピントが合わせにくい。でもモニターが眩しかったり目が痛かったりはしないのて、仕事は支障なくできる。術後二日間休んだのは正解だった。(休んだっていうより、たまたま休みのシフトだった)

 

寝る前。ベッドに入っても視界がクリアなことは新鮮だが、手術前の「メガネもコンタクトも外して視界のぼやけた世界に行く」ことは入眠のトリガーになっていたということに気が付いた。はっきり天井や壁が見えてると、眠りモードに入りづらい。これは1週間ばかしで慣れた。

 

1週間後

検診がある。もうこの時点では、痛さも違和感もなにもない。明るいものを見ても目が痛くない。一応、この日までは外出時にサングラスをかけていた。

で、検診での視力検査では両目で2.0出ていた。2.0とか今までの人生ででたことない数値だよ!

先生に眼球を見てもらい、傷がふさがっていることを確認してもらったら、普通の生活に戻る許可が出る。バイクOK、市販の目薬OK、アイメイクOK3種の目薬は、まだ2割くらい残っていたので、なくなるまで13回さして、なくなったらもうささなくてよいということになった。

 

1週間検診の翌日以降

1週間検診を終えたら、晴れて完璧な裸眼生活に入ったという気持ちになる。

裸眼生活になることによって、免許証の「眼鏡等」という条件を解除する必要が出る。

これ、ちゃんと条件を外さないと、罰金取られるみたいで……。バイクはスピード違反だのなんだの、警官に目をつけられやすいので、とっとと解除しておくのが得策だ。

住所と違って警察署では書き換えできず、免許センターに行く必要がある。

ツーリングがてら府中に行ってみようかな?と思ったら、

「府中はnot区民が密集するからいつも混んでる。江東は足立江戸川葛飾の民が密集するからいつも混んでる。それ以外の23区民は大人しく鮫洲に行け」

とネットに書いてあったので、電車で鮫洲運転免許試験場に行った。建物新しいし、空いてるし、本当に鮫洲にしてよかった。平日の12時台に行ったけど、手続きはトータル20分もかからなかった。条件解除は、住所変更の窓口で受け付けてもらえる。簡単な視力検査あり。無料。免許証だけ持っていけばOK

最後、書き換えた免許証を手渡されるとき、係のおじさんに「安全に運転してくださいね」と念を押された。本当にその通りです。末永く、安全に運転したいと思います。

 

ーで、趣味はどうなった?

免許証を書き換えて、即刻サウナツーリングに行った。

明るいところで光の輪が見えるだけで、運転にまったく支障はない。

レンズが風で乾いてカピカピして目が痛くなる恐れがなくなったので、コンタクトで乗るよりずっと快適。

なお、明るいものの周りの光の輪は、3週間以上経っても見えるので、多分今後もずっと見えるのだと思うが、本当に差し障りはない。

 

一番、ICLの良さを実感したのは、やはりスーパー銭湯。レンズがサ室で乾いたり、水分を吸って硬くなったりする不快感がゼロに!!快適だあああぁ!

私は眼鏡でスパ銭に行くことも多かったけど、浴室内で裸眼になって、何も見えなくて困ることもない!

近眼サウナーは絶対ICLやったほうがいいと思った。改めて、本当に価値を感じた。

 

ライブハウスはまだ行ってないからわからんなー。あと夜ツーもしてない。そういう、暗いところでの趣味には結構、影響がありそう。(またそのうち更新するかも。)

 

ーどうでもいい気付き

裸眼なのにメガネを直す癖は、手術後2週間以内にほとんど抜けてた。けど、仕事中とか夢中になってる時はたまに出ちゃうかな

 

ーで、術後のデメリットはあるのか?

今のところない。

ただ、メガネとコンタクトで強めに矯正していたのを、自然な見え方にしてもらったので、ややモニターの細かい文字が見えにくいこともあったりする。これは、もっとひどい場合は、仕事用のメガネを作るべきかなあと思うが、それほどでもないので何もしない。この見え方に慣れてしまったし

 

術後、ドライアイになる人が多いようだが、私はむしろ改善してる。

手術する以前から、目が疲れると眼球が弛んで、まばたきすると不快感が出るという症状があったんだけど、それがあまり出なくなったのが嬉しい。どうも、ものを見やすくなったことで、あまり眼精疲労が起きなくなったようだ。やったね!こういう効果は期待してなかったので、いいオマケが付いてきて嬉しい。

 

ーというわけで

ダラダラ書いたが、やってよかったICL!!

 

近年使っていたメガネとコンタクトの一部。

似たよーなフレーム……

メガネ、愛着があるから、捨てられずにまだ手元に置いてある。