アラゴンレース2以降に公開されたメディアのニュース記事。
…しかしレース2の後、イケルのインタビューはあんまりリリースされてない。ビエルヘの方が多い。怪我しててもレース2でイケルよりいい順位だったビエルヘに注目が集まるのは自然…。
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・ひさびさ!Motosanの濃ゆいイケル記事。
ーレクオーナはKTM Tech3との契約更新に失敗し、MotoGPに別れを告げた。このバレンシア人ライダーは、チャビ・ビエルヘと共にWSBKに向かったのだった。2人のライダー達は手を取り合ってホンダで競争するが、このメーカーは昨シーズン、望んだような結果を収穫できなかった。
7「オレにとって、ホンダからワークスチームへのお呼びがかかるってことは、すごい機会だったんだよ。WSBKってMotoGPよりレベルが低いように見えてるかもしれない。スペインではそういう知見があるけど、他の国ではそうではなくて、サーキットが観客でいっぱいだし、SBKも人気があるんだよ。ベテランライダー達と一緒に、若手ライダーが参戦するのって、ポジティブだと言えるよね。これは変化の兆候っていうより、普通なことだとオレは捉えてるけど」
ーまだ若いにも関わらずレクオーナはFIMとCEVで複数のカテゴリーを経験しており、複数のタイヤメーカーを使用する機会があった。
7「実際のところ、全然違うよ。特にそれぞれの動作の仕方が。FIMとCEVそれぞれのMoto2クラスで使ってたダンロップのタイヤは、いっつも同じだった。あの時期ずっと、何も変更がなかったから。エンジンがホンダ製からトライアンフ製になって、リヤが少しワイドになった年も、基本的には同じように動作してた。いつもラバーが同じで、おかげでバイクをいつも同じ感じにしてくれてたんだ。
ミシュランは完全に逆だね。コンスタントに進化してて、しょっちゅう新しいものを試せと言ってくるんだよ。ちょっと驚いちゃうよ。例えば、あるサーキットで左右違う構成のフロントタイヤが供給されて、その操作に慣れなきゃいけないとか。あるいは突然全然違う構成のタイヤになったりとか。継続的な進化だね、ダンロップとは真逆だ。ピレリの場合、まだオレあんまり経験がないんだけど、中間点なんだと思う。予選用タイヤみたいな限定的なタイヤもあるね。オレが最終周まで試してみたものは、それ以上は持たなかった。おもしろいね」
ーチャンピオンシップを始めるにあたっての挑戦の1つは、ここ数年大きな問題を抱えているメーカーで結果を出すことだ。
7「ホンダが勝ちたいっていうのは明らかだし、それがオレ達の仕事だけど、現時点でオレ達はそれをやる立ち位置じゃないんだよね。今シーズン勝てるようにバイクが進化して、オレ達が前の方に行けるだろうとは思う。チームの目標は優勝すること。それがオレ達が集中すべきこと。だけどそのためには働かなきゃだよ」
ーMotoGPではメーカー間の平等さがますます明白になっている。これはSBKでは起きていないことだ。
7「MotoGPでは現存するバイクが同じレベルになるまで長い時間がかかったけど、それが実現されたのは事実だよ。オレが4回のプラクティスで見たところによれば、SBKではもっと違ってる。まだ同じバランスではない」
ーそれでも彼は各メーカーの状況を把握した。
7「現時点で一歩先を行く3つのメーカーがあるって言える。ドゥカティ、カワサキ、ヤマハだね。ここにオレ達が合わせていかなきゃいけない。その上、それらのメーカーそれぞれに勝てるライダーがいる。アルバロと、ジョナサンと、トプラックだ。年間を通じたオレ達の目標は、同じレベルに到達することだよ」
→スペインはMotoGP至上主義でSBKがあんまり人気ないというのがよく伝わってくる…それを知っててよくイケルはSBKを選んだな…。SBKも人気の他国っていうのは、多分英語圏の各国だと思われる。日本は………日本グランプリがないからしょうがないね…。
イケルによるタイヤ3メーカー比較、めちゃくちゃ興味深い。ダンロップの安定性…Moto2ってエンジンについても完全にワンメイクレースだけど、そうすることでライダーの力量を浮き彫りにする…って感じなんだろうか。MotoGPに昇格させるライダーの品定めをするために。まあチームの財力とテクによるところもかなり大きいと思うけど。
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・キャミアさんのspeedweekによる独占インタビュー。「助けにならない」
ー2年間のフラストレーションが溜まるシーズンを経て、アルバロ・バウティスタはホンダへアドバイスを残してドゥカティへと移籍していった。現在のFirebladeではSBKのチャンピオンシップを勝てないと。彼は根本的な問題、とくにジオメトリーに問題があることを指摘していた。
ホンダは2020年に新型のFirebladeを持ち込んでいた。新しいウイングのメカニズムと、強力なエンジンパワーがある。バイクは定常的に最速を叩き出した。しかしステアリングの反応が完璧ではない。ラインを維持できず、グリップに欠け、さらには電制の機能にも欠けているのだ。
世界最大のバイクメーカーのファクトリー参戦を担当しているホンダレーシングコーポレーションは、SBKにしっかりと取り組んだが、グローバル企業の慣習で進歩は遅れ続けた。
この冬を通じて、新しいライダーであるレクオーナとビエルヘが、より競争的になれるよう、フレームの調整はすべて完了した。この2人がアラゴンの開幕戦で6位、8位、10位(レクオーナ)そして7位、9位、8位(ビエルヘ)を獲得したという事実により、批判の代わりに賞賛を受けることになったが、それは彼らが新人であるという猶予期間によるものだ。同じ結果をバウティスタとハスラムが出していても、激励を受けなかっただろう。
開幕の数日前に、FIMは3クラスすべてにおいて公認される全バイクのリストを公表したが、3月に承認されたばかりのCBR1000RR-R Fireblade SPを気に留めない人は多かった。
HRCのチームマネージャーであるレオン・キャミアはSPEEDWEEK.comとの対一インタビューでこう話した。
キャミア「パフォーマンスに関わらないちょっとした変更しかありません。特に披露すべき点はないですね」
ーエンジンの吸気ダクトを改造し、表面処理、エアボックス、クランクシャフト、フロントブレーキの部品を変更した。シリンダーヘッドに変更がある場合、新しいホモロゲーションを要することになる。
当然、HRCもライダー達も、そして世界中のファン達も、なぜホンダがすべての弱点が根絶されたバイクを持ち込まないのか、疑問に思っている。
キャミア「私にもわかりません。大きな変更には多額のコストを必然的に伴うものです。これがレースに関わりのない日本のホンダの戦略的決定なのでしょう。どの変更も我々への助けにはなりません。エンジン系統とかワークフローとか製品メソッドのためなのでしょうね。
我々は冬の間、いくつか変更をして、バイクはよくなりました。しかし他所も進歩をしている。ウチの新しいライダー達は将来への投資です。誰も彼らが来て早々、前の方で走れるなんて予測してないでしょう。しかし彼らは初めからすぐに上手くやれた。いくつかの分野については彼らと共に問題を解決していけましたし、彼らがまだ勉強中である分野もあります。アルバロが勝てるライダーだということは我々は知っていました。彼が達成したことは最大限のことです。この若いライダー2人は既に彼のリザルトに接近しています。
我々は改善を続けます。ヤマハがワールドタイトルを獲得するのには6年かかりました。そしてトプラックが来た。ルールがとても制約されているので、チームが最適な状態になるまで、全ての完璧な詳細を掴むのには時間がかかりますね」
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◆おまけ アラゴンの週末に見られたインスタストーリーズ名場面。
24時間でこの世から消させない……!
・(7 `・з・´)
このボトル素敵。ほしい。ファングッズとして売ってくれ!金なら出す!!
・SBK公式のクイズ動画(これは元動画は過去ログ遡れば見れるかも)
全問正解してたw笑顔が可愛すぎる………。
・サンドロ・コルテセさん登場
ニュースにもなってたが、怪我から22ヶ月経ち、とうとう引退を確定させて、解説業をする模様。…この進路だと、自国のファンはいいだろうけど、他国のファンはつらいな…。
・かわいすぎるファンサ
幼児にサイン入りのスライダーをあげてほっぺにチューしてもらうの図。イケルのキス顔のかわいさもさることながら、シンプルにこの幼児がプニプニかわいくてほっこり。オッサンにファンサするイケルの姿は過去にもちょいちょい見られて、それもかわいくて大好きなんだが、小さい子へのファンサはもうね……かわいさが二乗される!!
なお幼児、ドカT着てる。ドカファンにも優しいホンダのエース偉い。この子のパッパ(多分…)がロッシさんのグッズ使ってるし、DDな一家なのかも…。海外ファンってDD多い印象。DDだと多分、推しがいなくなってもいつもずっとバイクレースを楽しめると思うし、なにしろ気持ち的にラクだと思う……誰が勝っても嬉しいでしょうし、現場で誰のイベント見ても嬉しいでしょうし…。
推しがいると楽しさ倍増なんだけど、しんどい…2021年がそれ…。今年は去年より気持ちが楽そうと見ている。推しに来年の契約あるし、去年みたいに「ニコのためにもいい結果出してくれ!」という応援ブースターがないし。もう去年みたいに熱狂できないというのは、それはそれで寂しい…。あー、今は「キャミアさんを幸せにしてやって!」っていう応援ブースターがあったか…(スーパーイケメンを3年連続で自チームに持つイケルは有能すぎる)
あ、当たり前だけど、サインが去年までの「#27」から「#7」になってるね。
・他チーム。リナルディさんとこの「チャズぬい」
なんか中継映像に度々このチャズぬいが映りこんでてシュールすぎた…wチャズ・デイビスはSBKドカ勢のコーチに就任したわけだが、アラゴンにはいなかったのかな?今回、映らなかった覚えがある。だから本人の代わりのぬいぐるみ?…ぬいっていうかなんていうか………。「推しぬい」はほしいなあと思ってたけどこういう方向性のぬいは考えてなかった…wwやっぱドゥカティ開発力あるわ…恐るべし…