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MotoGP/WSBK/Rebel250/台湾/音楽。Tech3チームマネージャーのニコラス・ゴヨン様を爆推しする。

21/12/23 SBK公式 キャミアさんインタビュー記事翻訳

各チームの代表者が今年の振り返りと来年の展望を語る動画と、それを元にしたニュース記事がSBK公式に上がっている。動画はビデオパス民専用のやつ。

以下はそのインタビューが下敷きになった記事の翻訳。

(まあほぼ前回のSpeedweekのインタビューと同じ内容だということに途中で気が付いたけど、せっかく最後まで訳したんでメモ置いときましょ…)

 

チームHRCマネージャーのレオン・キャミアがホンダが2度の表彰台を獲得した2021年を振り返る

https://www.worldsbk.com/en/news/2021/Camier%20We%20know%20the%20areas%20where%20we%20need%20to%20work%20we%20still%20have%20to%20improve%20some%20areas

 

2021MOTUL FIM世界スーパーバイク選手権チャンピオンシップに先立ち、レオン・キャミアがワークスチームのマネージャに任命されたことは大きな変化だった。シーズンの終わりに、バウティスタによって2回表彰台が獲得され、コンストラクターランキング5位となった今季を振り返った。

CBR1000RR-Rでホンダの完全なワークスチームとして復帰した困難な初年度の後、ホンダはレオン・キャミアをチームマネージャーに据えた、表彰台そして優勝に近付くためだ。シーズン半ばのテストは、バウティスタとハスラムと共に、ホンダが大きく進歩した決定的瞬間にあることを明らかにした。

2021年を振り返って

キャミア「2021年、確実に我々にとって改善が見られました。もちろん我々の期待はチャンピオンシップを勝つことと、安定的に優勝争いをすることですが、このプロジェクトが2年目で、全てがコロナ禍の中で行われたということを考慮すると、我々は良い進歩を遂げたと、私は確実に思います、特に今年後半は。我々はシーズン途中に良いテストを実施し、それから最近のレースにはよりよいパッケージで臨めました。その後からアルバロはほぼ全てのレースでトップ5にいたと思います。レオンもポルティマオで表彰台争いをしました。我々は確実に進歩しましたが、まだまだ必要ですね」

 

ーキャミアはSBKライダーとして9回の表彰台を獲得している。テストが2022年のホンダにとってどれだけ助けになるかの期待についても話した。2022年、この日本メーカーは、イケル・レクオーナとチャビ・ビエルヘの完全なルーキー2人のラインナップを選んだ。これは過去2年の、経験豊富なライダーによるラインナップからの、アプローチの変化の印だ。

テストに向けて、キャミアはまだ欠けているもの、パッケージを強くする方法を説明した。

キャミア「ラップタイムには、もちろん欠けています、しかし我々は働きかけるべき分野を理解しており、バイクのいくつかの分野を向上させていく必要があります。電制、エンジン、シャーシなど、基本的かつ全体的な部分に、少しづつですね。我々が改善できる部分を理解していますから、うまくすればこの冬に調整ができて、新しいパーツを供給できるでしょうし、良いテストをして、来年表彰台や優勝に近付けると理解できるでしょう、うまくすればね。

この冬は2人の若いライダーが試される時です、このチャンピオンシップの、バイクにも、タイヤにも、なんの経験もないのです。この点では私が彼らを助けられることがあるでしょう。年初のテストには強力な構成になるでしょうから、彼らが始めるための最高の機会を提供できるよう、できるかぎり最良な形で全てを計画していきますよ」

 

ーホンダは2020年に完全なワークスチームとして復帰した時、バウティスタとハスラムと共に、バイクを開発するための経験値を追求した。3回の表彰台(全てバウティスタによるもの)を獲得した2年間ののち、ホンダはMotoGPレクオーナMoto2のビエルヘと契約することで、アプローチを変えることを決断した。この変化の背景にある思考過程を明かした。

キャミア「2022年に若いライダー2人と変化を起こすことは、主に、新鮮な血を入れるようなことです。このクラスの経験がない若いライダーの方が、新たなパッケージに適応しやすいものです。我々には素晴らしい技術者がおり、競争力のあるバイクを供給できるだけの素晴らしい基礎があります。主な理由としては、我々が彼らのポテンシャルを信じていること、そして年長のライダーがバイクを別物に変えていこうとするよりも、彼ら(ヤング2)が我々のバイクに適応していくことの方が容易であるということです。私は彼らには落ち着いて初めていってほしい、積み上げてゆき、それから少しづつ表彰台を達成していってほしい。彼らに優勝してもらいたい、それは我々の目標になるでしょうが、彼らにとって多数、初めてのコースや状況があるということも理解しています。ですから、彼らが学ぶこと、理解することに時間がかかるでしょう。もちろん、即刻、競争力を持ってもらうことは彼らの大きな課題です。なので年間を通して、良い進歩が見られるといいですね」

 

 

ちなみに記事と動画には差分がある。

・「ラップタイムはまだ欠けてますよね」って言うところでキャミアさんは半笑いである。

こんくらいは笑っちゃっているw

f:id:nozoko250:20211230210539j:plain

・なんで若造2人を選んだか、というところで、「ほかにも、たくさんたくさん理由はありますが」というフォローを入れている。(年寄りより従順そうだから、以外にもいいところがあるんだよー、というフォローに聞こえた。キャミアさんの優しさを勝手に感じた)

・最後に「いつチャンピオンシップを争えるだけの競争力になるのかは、いい質問ですね。答えはわかりませんが、来年だといいですね。まだまだ新しいパッケージです、コロナでテストも開発も制約されていました。今年の終わりにかけて一貫性を持ち始めて、表彰台を達成しました。ですから答えとしては、来年だといいですが、まだこのパッケージは新しいので、開発は進めていかねばなりません」というようなパートがある。(概ね記事前半でカバーされてる)

 

なお動画では2021MotoGPのポルティマオ、バレンシアでの既出映像のレクオーナが映る。対比的に、ハスラムのポルティマオでの走行シーンもある。

 

 

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レクオーナ就任確定後に公開されたキャミアさんのインタビューは、目につく限り全部読んでるはず。

それでも、いまだにわからないのは、

レクオーナとビエルヘって基本的に転倒が多いんだけど、それはいいのか?」

ってこと……

2人ともまだ若いから、こまけえことはいいんだよ!」で本当に済むことなのか、「転倒しないように徹底的に調教するつもりだから大丈夫」なのか、「ウチのマシンなら転びませんよ」なのか、チームのお財布を痛めつけたい真性マゾなのか。どれもしっくりこない。わからん……。



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今日、イケルのストーリーズに蔵出し画像のニコチームがチラ写りしてて、久々にテンション爆上がりしました。ほんと1秒でもイケル+ニコたちの新規絵を見れたら、泣くほど嬉しいよ(てかプレゼントしたレザーつなぎ、みんな着れるんか。革だからサイズ感がシビアなのかと勝手に思ってた)

まだポルティマオとバレンシアの画像、見れてない……www今年中は無理だった。SBK開幕まで無理そう。シーズン始まったら、Tech3への愛をHRCへの愛で上書きできないかと期待している。HRCのクルー全員の役職と名前と顔を確認できる資料希望。名前と顔と仕事が一致すると、一気に愛着湧くから……。…愛着湧いたらまたイケルが移籍するとき、辛いのだろうかw後任ライダーが少しでも応援できそうな人なら、そのままチームを推し続けるんだけど…。

とりあえず私の中のTech3は、2020〜2021シーズンを永遠にループするサザエさん時空の住人になった。