・SBK公式のニュース記事。
ジェームス・トスランドさん(元ニコ担)が27&97を歓迎。(40越えても爽やかイケメンなトスランドさんの画像付き)
記事冒頭、トスランドさんは
・イギリス人ライダー
・SBKで2回チャンピオンになった(2004ドカ/2007ホンダ)
・今のところSBKではホンダ機でチャンピオンになった最後のライダー
・2004年に23歳でチャンピオンになったのがSBKでの最年少チャンピオン記録
と書かれている。
ちなみに、2008〜2009年にMotoGPでTech3に在籍して、ニコさんがデータエンジニアを担当した。(ニコ担ライダーはSBKに関わる人が本当に多い。フォルガーも今年はSBKでBMWのサテライトチームにいた…フォルガー来年どうするのだろう?)
そんな縁があるライダーがレクオーナについてコメントしているのが興味深かったのでコメント部分の訳メモ。
トスランドさん「SBKにとっては、とてもいいと言えますね。この長い間で初めてですからね、完全にフレッシュで前途有望な才能がMotoGPから入ってくるというのは。年長のライダーではなくてね。特にイケル・レクオーナは得てきた才能にも関わらず、運悪くMotoGPのシートを確保できなかったんですから。レクオーナとビエルヘのような、こんな輝かしく若い才能を得られたことは、
絶対にSBKにとっては利益ですよ。ホンダにとって、この2人は戦利品だと、僕は思います」
ーホンダは表彰台は取れているが、優勝はまだしていない。バウティスタ/ハスラムの経験から、レクオーナ/ビエルヘの若さにシフトしたことに関する評価
トスランドさん「ホンダは最高のライダーである2人と共にいた2年間、プロジェクト開始時期特有の問題に苦しんできましたね。彼らは新鮮なリセットをしたいんだと思いますよ。彼らはMotoGP、Moto2から参入してくれるライダーをほしがった。そのレベルを持って、ミッシングリンク(進化過程において連続性の欠けた部分のこと)を見つけ出したいんでしょう。僕は彼らのニュースにとてもエキサイトしましたし、上手く行って欲しいとおもいますよ。トプラック・ラズガットリオグルやジョナサン・レイやスコット・レディングを相手に競うのは、彼らにとっては容易なことではないでしょう。でも、バイクの柔軟性、ブレーキの違い、ピレリのタイヤを、彼らがどれだけ素早く学べるか、好奇心をそそられますね」
ーホンダは失うものはあまりなく、新ラインナップでのSBK経験の欠如は、チームHRCにとっては不利益というより利益として働くだろうと示唆している。
トスランドさん「ホンダは本当に失うものはないでしょう。彼らはすでにアルバロとレオンと共に、経験値を元にした根本(の改善)には挑戦済みです、2人ともSBKとMotoGPで非常にたくさんの経験を得てきました。多分、2人はバイクを無理な方向性に持っていこうとしたんでしょう。レクオーナとビエルヘならバイクに乗って、正しい方向に行けるかもしれません。
バイクをどうしたいのかについて、前もって経験がない状態の新人ライダーは、単純にバイクに乗るだけということができます。もしくは、ガッカリしないようなところから始めることができます。彼らはカワサキワークスとか、ドゥカティワークスとか、ホンダワークスから来るわけではないんですから。彼らはもっといいファクトリーチームから来るわけではありません。彼らは自分自身のためにバイク開発をしているのではなく、バイクの利益のために開発をしています」
→要約すると、「ヤング2名は先入観なく乗れるからマシンがアカンくても大丈夫!多分2人ともバイク側に合わせてくれるよ!慣れればね!」みたいな感じかな………。
しかしネイティブの英語難しいぞ…wイケル語のぬる湯に浸かりすぎたか…ww
今回、こんな熟語初めて聞いたわ…。
teething problems:
歯が生える時の苦しみ、歯生期のむずかり、初期[当初]の困難、発足時[創業時・最初のうち]の苦労[苦しみ]、初期に起こる問題
私は仕事で英語の読み書きを日常的にやってるんだけど、ITの一分野におけるエンジニア同士の機械的なやりとりだから、なかなかこういうお洒落な言い回しは増えない。いい機会なのでSBKで勉強させてもらおう…一生使わないと思うけど…。
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おまけ:トスランドさん担当時代のニコさんとギーさんin2008。2人とも今とほぼ変化なくて草。ニコさん、大きい画像でもあんまり違いないなー。