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MotoGP/WSBK/Rebel250/台湾/音楽。Tech3チームマネージャーのニコラス・ゴヨン様を爆推しする。

台湾の電動バイクの話

台北や高雄中心地なら電車、バス、地下鉄の公共交通機関が発達しているので移動に問題ないけど、地方や離島ではそうではないので、レンタルバイクがとっても便利で楽しい。台中、花蓮、墾丁、離島とかで使える。この辺なら中心地を離れると交通量がかなり少ないので右側走行初心者でも問題なかった。台北や高雄で借りるのは多分中国語が通じないと難しい。台北は特に海外からの旅行者に貸してくれないって噂。交通量が凄まじくて危ないしね。


台湾では電動バイクが自転車扱いなので、レンタルする時に免許の携行はいらない。原付や車の免許を取ったことのない人でも乗らせてもらえる。ただしヘルメットはここ数年で義務化された。昔はノーヘルOKだったので地方に行くとノーヘルで乗ってる人も見かける。

ノーヘルでもええやろ、って思えるくらいスピードは遅いw最大限ブン回して時速35km出るかなくらい。(下り坂では50出てた)バッテリーのモチを気にして1525あたりで自転車くらいの速度で運転するのがちょうどいい使用方法なんだろう。

1番のネックがそのバッテリー。フル充電のバッテリー1つで40km走行できた。これでバッテリー切れる寸前。大抵のレンタルショップが「お店に来てくれたら無料でバッテリー交換し放題」だと思う。澎湖では一部のセブンイレブンで有料で交換可能だったので、それを利用した。澎湖には主要な観光地の近くに無料の充電所もあるけど、充電にはかなり時間がかかるので旅行者が使いこなすのは現実的ではない。


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澎湖でレンタルしたやつ。ビニール袋の持ち手が見切れている…。そこにスクーターと同じように物入れがあって、ペットボトルの飲み物とかを入れていた。

ホテル近くの店で原付借りる交渉に失敗した(危なっかしい外人には貸さないポリシーのようだった)ので、ホテルのフロントで電動バイク屋を手配してもらった。ので、お店がどこだったのか、なんて名前の店だったかわからない。24時間600元。原付を借りれていたら300元だったので、電動だと倍ね…。


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墾丁大街で見かけたかわいいやつ。この店は使わなかったので値段は知らない。


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で、墾丁では他の店(墾丁哈特佛租車行)でこういう普通の見た目の電動バイクを借りた(またビニール袋が映り込んでいる…いつも飲み物をそこにいれてるの…)。2019年11月の時点で、27時間700元。でも100元負けてくれて600元にしてもらえた。老闆は英語が流暢で、祖母が日本人なので祖父母は福島に移住したと言っていた。ヘルメットのデザイン、ミッキーとミニーどっちがいいかと聞かれ、どっちも好きじゃない…普通のがいい…と言ったら写真の通り、真っ赤なキティのが出てきた…全然普通のじゃないんだけど、それで妥協したwでもとにかく親切で良い店だった。高雄からのバスが停まるバス停の近くなのでかなり利用しやすい。バッテリー変え放題。レンタル時にお店のLINEを登録した。夜に「今日バッテリー交換するかい?来るなら待ってるよ」と連絡してくれた(英語で)。あと日本人が訳しました風の文章で、墾丁、恒春の美味しい店情報も送ってきてくれた。


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電動でない普通の原付バイクのレンタルには日本の免許証と、その中文翻訳の書類が必要になる。中文翻訳はJAFで発行してもらえて、一回発行したら1年有効。あくまで免許を台湾向けに翻訳したものなので、実際に台湾でレンタルバイクに乗る時は日本の免許証そのものの携行が必要。「なくさないように免許証は旅行に持ってかないω・`)」とかすると泣く羽目になる。レンタル時はお店にパスポートを預ける店が結構ある。パスポート携行してない時の数時間のレンタルの時は、ホテルのカードキーで代用させてもらったことがある。最初は結構抵抗あったけど、今は「台湾なんで大丈夫」と思ってる。実際、今のところ困ったことない。


50cc原付でも電動バイクでも、台湾では二人乗りOK。座るスペースは狭いけど、大人2人でちゃんと動いたwヘルメットも人数分貸してくれる。レンタル料は確実に原付の方が安い。ガソリン代を入れても原付のほうが安い。いつかKYMCOに乗ってみたいけど、私が借りた時は普通にヤマハだったな…


電動バイクのメリットは運転中の音が静かなこと。その辺にいる動物さんたちを怖がらせなくて済む。(原付だとリラックスしてる牛さんを警戒モードにさせちゃうのが申し訳なくてな…)反面、見通しの悪い道では音で存在を把握してもらえないことが危険。なので、ウインカーを出すと爆音でアラート音が鳴る仕組みになっているw右左折前の信号待ちの時、大人しく待っている原付に囲まれてピーピー音を鳴らし続けるのは、ちょっと恥ずかしいw


ちなみにちゃんと自転車ライクな電動自転車も存在する。普通の電動自転車ならペダルがあるのでバッテリーが切れたとしても漕いで進めるので安心感あっていい。


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日月潭で借りたやつ(またビニール袋が…)2時間400元。需要も多いのだろう、墾丁や澎湖と比べるとかなり強気の観光地価格…。


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高雄の旗津半島で借りたやつ。これも電動で動いてくれる。1時間300元、やはり都心部から近い観光地の価格。屋根付きなので日差しの強い台湾ではとても快適。


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琉球で借りたやつ。300元。時間はメモ失念。船を降りたらお婆さんがセールスしてきたので着いて行った。なのでお店の名前も場所もわからない。

琉球では免許の翻訳文を忘れまして。おっちゃんが「原付貸してもいいけど、警察にバレたらキミ罰金6000元だよ」とスマホの翻訳機を通して伝えてくれたので大人しく自転車にした。


地方では英語NGのお店も多いけどスマホの翻訳機を使ったり、英語のわかる人をどこからともなく召喚して来てくれたりする。その辺にいるお客さんが翻訳をしてくれることも多い。台湾人のこういう真摯さと優しさが好きすぎる。英語が通じなきゃヤダって場合は事前にGoogleマップで租機車とかで検索して日本語、英語のクチコミがある店を探しておけば概ね安心。基本的に日本語は台北の定番観光地でしか通じないと考える。


原付でも電動バイクでも電動自転車でも、自由に好きなところに行けるのはめちゃめちゃ楽しい!また台湾に行けるようになったら乗りに行きたいなー。